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10話 エンの悔しさとイラの感謝
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「悔しい、悔しい、悔しい、悔しい!!」
イラが死にそうな目にあったというのに、僕は何もできなかった……
イラに浴びせられた毒を解毒する回復魔法の力はユーリスに及ばず――
九頭巨大毒蛇を倒す力も、ドラグラとオムガに及ばなかった。
きっと、記憶を失う前、僕にとってイラは特別な人だったのだろう……
イラがドラグラに抱きしめられた時――
正直、嫉妬の想いが湧いて出てきた。
でも、今の僕にはそれを止める権利もないと思った。
本当は僕ががイラを幸せにしたいのに……
だから、このままじゃいけない。
僕はどんな敵からもイラを護れるくらい強くならないといけない。
心からそう思った。
「ハザンさん、僕に訓練してくれませんか?」
僕はギルドマスターのハザンさんに深々と頭を下げてお願いした。
「いや、お主はすでに勇者だ。記憶を失ってさえいなければ、ここにいる誰よりも強いはず。まあ、上手く力を出せない悔しさはわからんでもないが……」
「僕も最初はそれでいいと思っていました……。でも、それではダメだとわかりました。目の前で大切な人が命を奪われそうになっている時に、今は記憶を失っているから仕方がないとは、どうしても思えなかったんです――」
実際に、僕はイラを護れなかった。
「そうか……。――では、こうしよう。お主が護りたい者の中に、ミリアンナを入れてもらえんか? そうすれば、ワシはお主の訓練に喜んで付き合おう」
「ミリアンナをですか? はい、ミリアンナは大切な仲間ですから、もし何かあれば、当然、護らせていただきます」
「ふむ。であれば、断る理由はあるまい。お主がここにいる間、ワシはお主の訓練に付き合おう」
「ありがとうございます!」
僕はそう言って、また深々とお辞儀をした。
◇
「最近、エンはずっと訓練してるね……」
「そのようですね」
エンの訓練の様子を、私は遠目からドラグラと一緒に見ている。
「元々、憤怒の魔王の根城に一人で乗り込んで来るくらい強いんだから、そんなに訓練する必要ないんじゃないかなぁ……」
――元気になったら、城下街で一緒にデートがしたかった。
「直ぐにでも強くなりたい理由ができたのでしょう……」
「そうなの?」
「まあ、これ以上は敵に塩を送ることになりますので、敢えて言いませんが――」
そう言って、ドラグラが微笑している。
「そっか……」
よく分からないけど、エンにも考えがあるということよね――
◇
「旅立つ前に、お主には伝えておかなければならないことがある」
「はい、改まってどうされたんですか?」
魔王討伐に旅立つ前日、ハザンから話があると言われたので、私はギルドマスターの部屋に来ていた。
「今日呼んだのは他でもない、先代の憤怒の魔王ラースについてなんじゃが――」
「やはり、気づいておられたのですね……」
「ラースとは腐れ縁でな……。お主の目が、ラースの目とそっくりじゃったから、本当は初めて会った日から気づいておった」
「そうだったのですね」
魔王であることを気づかれているのかもしれないとは思っていたが、まさか、最初から気がつかれているとは思わなかった。
「ドラグラから、ラースがお主の母親であったということは聞いておるな――」
「はい、聞いています」
「当時、ワシが勇者をしていた時、ラースもお主と同じように、他の魔王の討伐を密かに進めておった」
「え? お母さんも魔王討伐をしていたの?!」
そこまではドラグラからも聞いていなかった……
「そうじゃ。それ故、他の魔王を倒すため一緒に手を組んだこともある」
――なるほど、それでハザンは私が元憤怒の魔王と分かっていながらも、ギルドに迎えてくれていたのか……
「そして、何故、ドラグラがお主にそのことを伝えられなかったのかなのじゃが――。実は、ラースが強欲の魔王に殺されたからなんじゃ……」
「お母さんは強欲の魔王に殺された――」
私がそう言うと、ハザンは静かに頷いた。
「おそらくドラグラは、お主が母親と同じ道をたどってしまうのを危惧して言えなかったのであろう……」
「はい、私もそう思います……」
ドラグラが私のお母さんに特別な想いを抱いていたのは、何となく雰囲気でわかっていた。
「これは、ワシからのお願いなんじゃが――。お主が他の魔王を倒すことは応援する。しかし、どうか自分の命だけは最優先して守ってほしい……」
「わかりました……。肝に銘じておきます――」
かつての私は、私の命は私だけの命だと思い、自ら命を絶ってしまった。
でも、この世界に来て、私は気がついた……
私の命は私だけのものではないと――
◇
「エン、ありがとね……」
「え?」
急に感謝を述べたので、エンが戸惑っている。
私達は魔王討伐のため、馬車に乗りながら次の目的地へと移動をしていた。
ミリアンナも一緒に乗っているが今は眠っている。
「私の意識を取り戻してくれて――」
「あ、うん……。でも、ごめん、そのことも覚えていないんだ……」
エンが申し訳なさそうに言った。
「ううん、エンが気にすることじゃないよ。助けてもらったのは私だから――。その変わり、エンの記憶は私が絶対に取り戻してみせるわ……」
「ありがとう……。でも、絶対に無茶だけはしないでね……」
「うん、分かってる。私の身体は私だけのものじゃないんだよね……」
私がそう言うと、エンはニッコリと微笑んだ。
「私、エンのお陰で大切なものを見つけられたんだ……。だから、今後も何回でも言うよ、ありがとうって――」
私がそう言うと、エンはあからさまに照れていた。
かわいい……
「これからもよろしくね」
「こちらこそ、よろしく」
お互いにそう言った後、私がエンの肩に身を寄せると、エンも優しく私を抱き寄せてくれた。
今までも、これからも、ずっと、エンと一緒にいられますように――
イラが死にそうな目にあったというのに、僕は何もできなかった……
イラに浴びせられた毒を解毒する回復魔法の力はユーリスに及ばず――
九頭巨大毒蛇を倒す力も、ドラグラとオムガに及ばなかった。
きっと、記憶を失う前、僕にとってイラは特別な人だったのだろう……
イラがドラグラに抱きしめられた時――
正直、嫉妬の想いが湧いて出てきた。
でも、今の僕にはそれを止める権利もないと思った。
本当は僕ががイラを幸せにしたいのに……
だから、このままじゃいけない。
僕はどんな敵からもイラを護れるくらい強くならないといけない。
心からそう思った。
「ハザンさん、僕に訓練してくれませんか?」
僕はギルドマスターのハザンさんに深々と頭を下げてお願いした。
「いや、お主はすでに勇者だ。記憶を失ってさえいなければ、ここにいる誰よりも強いはず。まあ、上手く力を出せない悔しさはわからんでもないが……」
「僕も最初はそれでいいと思っていました……。でも、それではダメだとわかりました。目の前で大切な人が命を奪われそうになっている時に、今は記憶を失っているから仕方がないとは、どうしても思えなかったんです――」
実際に、僕はイラを護れなかった。
「そうか……。――では、こうしよう。お主が護りたい者の中に、ミリアンナを入れてもらえんか? そうすれば、ワシはお主の訓練に喜んで付き合おう」
「ミリアンナをですか? はい、ミリアンナは大切な仲間ですから、もし何かあれば、当然、護らせていただきます」
「ふむ。であれば、断る理由はあるまい。お主がここにいる間、ワシはお主の訓練に付き合おう」
「ありがとうございます!」
僕はそう言って、また深々とお辞儀をした。
◇
「最近、エンはずっと訓練してるね……」
「そのようですね」
エンの訓練の様子を、私は遠目からドラグラと一緒に見ている。
「元々、憤怒の魔王の根城に一人で乗り込んで来るくらい強いんだから、そんなに訓練する必要ないんじゃないかなぁ……」
――元気になったら、城下街で一緒にデートがしたかった。
「直ぐにでも強くなりたい理由ができたのでしょう……」
「そうなの?」
「まあ、これ以上は敵に塩を送ることになりますので、敢えて言いませんが――」
そう言って、ドラグラが微笑している。
「そっか……」
よく分からないけど、エンにも考えがあるということよね――
◇
「旅立つ前に、お主には伝えておかなければならないことがある」
「はい、改まってどうされたんですか?」
魔王討伐に旅立つ前日、ハザンから話があると言われたので、私はギルドマスターの部屋に来ていた。
「今日呼んだのは他でもない、先代の憤怒の魔王ラースについてなんじゃが――」
「やはり、気づいておられたのですね……」
「ラースとは腐れ縁でな……。お主の目が、ラースの目とそっくりじゃったから、本当は初めて会った日から気づいておった」
「そうだったのですね」
魔王であることを気づかれているのかもしれないとは思っていたが、まさか、最初から気がつかれているとは思わなかった。
「ドラグラから、ラースがお主の母親であったということは聞いておるな――」
「はい、聞いています」
「当時、ワシが勇者をしていた時、ラースもお主と同じように、他の魔王の討伐を密かに進めておった」
「え? お母さんも魔王討伐をしていたの?!」
そこまではドラグラからも聞いていなかった……
「そうじゃ。それ故、他の魔王を倒すため一緒に手を組んだこともある」
――なるほど、それでハザンは私が元憤怒の魔王と分かっていながらも、ギルドに迎えてくれていたのか……
「そして、何故、ドラグラがお主にそのことを伝えられなかったのかなのじゃが――。実は、ラースが強欲の魔王に殺されたからなんじゃ……」
「お母さんは強欲の魔王に殺された――」
私がそう言うと、ハザンは静かに頷いた。
「おそらくドラグラは、お主が母親と同じ道をたどってしまうのを危惧して言えなかったのであろう……」
「はい、私もそう思います……」
ドラグラが私のお母さんに特別な想いを抱いていたのは、何となく雰囲気でわかっていた。
「これは、ワシからのお願いなんじゃが――。お主が他の魔王を倒すことは応援する。しかし、どうか自分の命だけは最優先して守ってほしい……」
「わかりました……。肝に銘じておきます――」
かつての私は、私の命は私だけの命だと思い、自ら命を絶ってしまった。
でも、この世界に来て、私は気がついた……
私の命は私だけのものではないと――
◇
「エン、ありがとね……」
「え?」
急に感謝を述べたので、エンが戸惑っている。
私達は魔王討伐のため、馬車に乗りながら次の目的地へと移動をしていた。
ミリアンナも一緒に乗っているが今は眠っている。
「私の意識を取り戻してくれて――」
「あ、うん……。でも、ごめん、そのことも覚えていないんだ……」
エンが申し訳なさそうに言った。
「ううん、エンが気にすることじゃないよ。助けてもらったのは私だから――。その変わり、エンの記憶は私が絶対に取り戻してみせるわ……」
「ありがとう……。でも、絶対に無茶だけはしないでね……」
「うん、分かってる。私の身体は私だけのものじゃないんだよね……」
私がそう言うと、エンはニッコリと微笑んだ。
「私、エンのお陰で大切なものを見つけられたんだ……。だから、今後も何回でも言うよ、ありがとうって――」
私がそう言うと、エンはあからさまに照れていた。
かわいい……
「これからもよろしくね」
「こちらこそ、よろしく」
お互いにそう言った後、私がエンの肩に身を寄せると、エンも優しく私を抱き寄せてくれた。
今までも、これからも、ずっと、エンと一緒にいられますように――
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