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第二十三話 同じ境遇の少女
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~数時間後~
岩田 さて、そろそろ夕暮れか。休憩含めないで5、6時間ぐらい歩いたか。そろそろ寝床を見つけたいかな。
相馬 お、おれの出番が来たかー!
瞬太は進を見て意気揚々と聞いた。
葉月 そうだね。条件どうするー?
桜木 水辺は今までなかったけれど、一応探してもらえるとありがたいかもね。
灰白 なんだろうな、火を起こしても問題ないところかな。
萩原 川があったら魚採れるんだどねー。
相馬・百鬼 (魚…!!)
相馬 川探してくるわ!
錫谷 あ、おいまて!
百鬼 行ってしまいましたな~。
みなもはニヤ付きながらそう言った。
桜木 まあ、もしダメそうだったら改めて探してもらえばいいでしょう。
灰白 ここ、戻ってこれるかな…
葉月 あ…w
錫谷 探す時間も含めて数分で戻ってくるでしょ。まあ待ってみよう。
相馬 見つけたよー!
萩原 早!
錫谷 まあまあ、こいつにあんま期待するなよ。
桜木 まあ、そうね…
相馬 見てみて!川じゃないんだけどさ…
葉月 川じゃないんかい!
相馬 村を見つけました!ぱちぱちー!
そういうと瞬太は1人で拍手をし始めた。
錫谷 は?この辺に村なんてないはずなんだけど…
灰白 勇紀が来た時より後にできた集落とか?
錫谷 そっか、その可能性もあるのか。どうする?
葉月 まあ行ってみましょうよ!
百鬼 いいねー!案内してー!
相馬 任せろ!
桜木 みんな、一応なんだけど聞いてくれない?
灰白 はいはいー?
岩田 村のことなら、俺は油断はしないから大丈夫だぞ?
萩原 え、進どういうこと?
岩田 その村が勇紀達が住んでいた村と同じで平和とは限らないだろってことだ。
萩原 あ…まあそんなの私もわかってたけど、一応ね?
桜木 まあそれもそうなんだけど進、それにみんなも、人に出会いそうなときは必ず装備を着てから近づいてって言おうとしたの。あると無いとで多少なりとも変わると思うからさ。
葉月 そのことなら心配ご無用!
百鬼 元からつけてるぞー!
桜木 いやまあそうなんだけどさ。
鈴音は少し呆れながらそう言った。
灰白 でも鈴音の言う通りだね。みんなも警戒しながら行こうか。
錫谷 だな。
~村…?~
葉月 …!
百鬼 なるほど…
萩原 え、え?
ついた村は酷く荒れ果て、生気を失った建物の破片が様々なところに散らばっていた。
錫谷 やられたっぽいな。おそらく争滅隊だろ。
相馬 あれぇ、ちゃんとした村だと思ったんだけどな…
錫谷 でも、この感じ近いよ。
灰白 なんでわかるの?
錫谷 建物の感じから、何個かわかることがある。まずはこの建物が散乱してる状態。これは団体の中に風使いがいる可能性が高い。しかもランクは5より上だと思った方がいいね。相当強い火力を持ってるよ。
葉月 それで、近いっていうのはなんでわかったの?
錫谷 それはこの遺体にあるね。肌艶がある。奴らがここにいたのは多分過去3日間のうちのいつしかってところかな。
岩田 昨日って可能性もあるわけか。
灰白 つらいけど、悔やんでも仕方ないよ。今夜はここにお邪魔させてもらおう。幸い全ての建物がなくなったわけじゃないし。
葉月 おっけー。じゃあ鈴音と千聖は寝られそうな場所の確保をお願い。自分たちはそれぞれ分かれて、生き残ってる人がいないかの確認をしよう。相馬はみんなの中心の位置にいて!
相馬 いいけどなんでー?
灰白 何かあったとき、相馬が1番早く動けるでしょ?
葉月 そう言うこと!
相馬 なるほど!任せろ!
瞬太は笑顔で変なポーズをとってグッドサインをした。
萩原 ぶふっw
錫谷 …じゃあ俺はあっちの方を見てくる。
岩田 おう。
灰白 こういう時の瞬太は頼もしいね。
葉月 そうだね!
桜木 ごめんなさい。使わせていただきます。
鈴音は倒壊の危険性が一番低そうな家の中に入り、黙祷をしたのちにそうつぶやいた。
萩原 …じゃあ、私みんなを呼んでくるね。
桜木 うん。よろしくね。
千聖は気まずそうに小走りで家の外に出た。
桜木 ここにいた人たちは、どんなにつらい思いをしたのかな。私にはわからないけど、安らかに眠ってくれることを祈るしかないわね…
??? いやー、先にやられたくさいなー…
その時、鈴音はどこからともなく現れた少女と目が合った。
桜木 え…どちら様?
??? あっ…やらかしたかな?
桜木 やらかした…?
その時鈴音には最悪の事態が頭をよぎった。
桜木 (まさか、ここを襲った人!?)えっと、どのようなご用件で…?
鈴音はバッグから少し離れた位置にいたため、少しでも時間を稼いで彩里達の合流を図った。
??? いやーごめんね?あなたに用はないんだー。あいや、用はあるわ!ここの村の生き残りなら殺していかないと!
桜木 (やっぱり…!)
鈴音は脳裏によぎった最悪のパターンが当たってしまい、その場から動けなくなってしまった。
??? ってか君何歳―?自分と近い気がするんだけどー!
桜木 …!あ、そうね、折角だし少しお話ししましょう。私は鈴音っていうの。年齢は15歳。趣味はお料理と歌を歌うこと。…そっちは?
鈴音は動揺を隠そうと必死に言葉を並べた。
??? えーすごーい!自分も15歳だよー!一緒だねー!うれしいなぁ!趣味は歌うことかぁ!自分も好きだよ?お歌を歌うのっ!
その少女はどこか不気味な笑い方をしながら嬉しそうに答えた。
??? んー!いいね君!殺す気なくなっちゃうよぉ!!
桜木 そう?私的にはそっちのほうが嬉しいかなー…あはは。
??? そうだねそうだよねぇ。自分もそういうよ。鈴音の立場だったらさー!でもねでもね!聞いてよ!自分もそっちの立場だったの!
桜木 そ、そうなの…
??? むかつくよね!自分だったらこんなことしないのにって、でも今は違う。私は周りにとらわれない力を手に入れたから!!
桜木 よかったね…
??? んで、1ついい?
少女は突然真剣な顔で鈴音を直視した。
桜木 !?…何?
??? 鈴音さ、自分に対して警戒してないの?してないわけないよね?
桜木 …どうしてそんなこと聞くの?
??? じゃあなんで、能力を使って自分に挑まないの。
桜木 !!(まずい!)
??? …もしそうなら鈴音、自分と一緒に来ない?鈴音もほんとはこの世界が憎いんじゃない?自分と一緒でさ。
桜木 わ、私は平和な日々が送れるならそれでいいわ。
??? じゃあ、賛成ってことね!
桜木 いや…は?
??? だって、こんな世界にしたあの戦争を終わらせれば平和は訪れるよ?
桜木 いやそれはそうだけど、なんで賛成ってことになってるの?私は無害な人達を殺すような人について行くつもりはないわ…
??? ふぅん。無害な人、か。この現状だけ見れば、そう思っちゃうかぁ。そうだよねぇ。
桜木 …この人たちは、あなたに何をしたの…?
??? 自分はこの通り五体満足!時間が経ってるからね!ただ、死ぬよりつらい思いを刻んできたのがこいつらだよ。ふんっ!
そう言った少女は、出入り口付近にいた遺体をもの凄い勢いで吹き飛ばした。
桜木 ちょ、何してんのよ!
鈴音はその時少女に出会ってから初めての大声を出した。
??? …!いい声出すじゃん。教えてあげるよ。自分は家族に、こいつらに苦しめられ続けた。“無能力者家系に生きてる意味はない”ってね。
桜木 …!!!
その時鈴音は遠い昔の記憶を思い出した。忘れかけてすらいた、千聖とのみじめな幼少期の最悪な思い出を。
??? ねえ、いま家系って言ったでしょ?おかしくない?自分は無能力者の家系に生まれたはずなのに家族からも苦しめられた
鈴音は何か決心した様子で少女にそう言った。
岩田 さて、そろそろ夕暮れか。休憩含めないで5、6時間ぐらい歩いたか。そろそろ寝床を見つけたいかな。
相馬 お、おれの出番が来たかー!
瞬太は進を見て意気揚々と聞いた。
葉月 そうだね。条件どうするー?
桜木 水辺は今までなかったけれど、一応探してもらえるとありがたいかもね。
灰白 なんだろうな、火を起こしても問題ないところかな。
萩原 川があったら魚採れるんだどねー。
相馬・百鬼 (魚…!!)
相馬 川探してくるわ!
錫谷 あ、おいまて!
百鬼 行ってしまいましたな~。
みなもはニヤ付きながらそう言った。
桜木 まあ、もしダメそうだったら改めて探してもらえばいいでしょう。
灰白 ここ、戻ってこれるかな…
葉月 あ…w
錫谷 探す時間も含めて数分で戻ってくるでしょ。まあ待ってみよう。
相馬 見つけたよー!
萩原 早!
錫谷 まあまあ、こいつにあんま期待するなよ。
桜木 まあ、そうね…
相馬 見てみて!川じゃないんだけどさ…
葉月 川じゃないんかい!
相馬 村を見つけました!ぱちぱちー!
そういうと瞬太は1人で拍手をし始めた。
錫谷 は?この辺に村なんてないはずなんだけど…
灰白 勇紀が来た時より後にできた集落とか?
錫谷 そっか、その可能性もあるのか。どうする?
葉月 まあ行ってみましょうよ!
百鬼 いいねー!案内してー!
相馬 任せろ!
桜木 みんな、一応なんだけど聞いてくれない?
灰白 はいはいー?
岩田 村のことなら、俺は油断はしないから大丈夫だぞ?
萩原 え、進どういうこと?
岩田 その村が勇紀達が住んでいた村と同じで平和とは限らないだろってことだ。
萩原 あ…まあそんなの私もわかってたけど、一応ね?
桜木 まあそれもそうなんだけど進、それにみんなも、人に出会いそうなときは必ず装備を着てから近づいてって言おうとしたの。あると無いとで多少なりとも変わると思うからさ。
葉月 そのことなら心配ご無用!
百鬼 元からつけてるぞー!
桜木 いやまあそうなんだけどさ。
鈴音は少し呆れながらそう言った。
灰白 でも鈴音の言う通りだね。みんなも警戒しながら行こうか。
錫谷 だな。
~村…?~
葉月 …!
百鬼 なるほど…
萩原 え、え?
ついた村は酷く荒れ果て、生気を失った建物の破片が様々なところに散らばっていた。
錫谷 やられたっぽいな。おそらく争滅隊だろ。
相馬 あれぇ、ちゃんとした村だと思ったんだけどな…
錫谷 でも、この感じ近いよ。
灰白 なんでわかるの?
錫谷 建物の感じから、何個かわかることがある。まずはこの建物が散乱してる状態。これは団体の中に風使いがいる可能性が高い。しかもランクは5より上だと思った方がいいね。相当強い火力を持ってるよ。
葉月 それで、近いっていうのはなんでわかったの?
錫谷 それはこの遺体にあるね。肌艶がある。奴らがここにいたのは多分過去3日間のうちのいつしかってところかな。
岩田 昨日って可能性もあるわけか。
灰白 つらいけど、悔やんでも仕方ないよ。今夜はここにお邪魔させてもらおう。幸い全ての建物がなくなったわけじゃないし。
葉月 おっけー。じゃあ鈴音と千聖は寝られそうな場所の確保をお願い。自分たちはそれぞれ分かれて、生き残ってる人がいないかの確認をしよう。相馬はみんなの中心の位置にいて!
相馬 いいけどなんでー?
灰白 何かあったとき、相馬が1番早く動けるでしょ?
葉月 そう言うこと!
相馬 なるほど!任せろ!
瞬太は笑顔で変なポーズをとってグッドサインをした。
萩原 ぶふっw
錫谷 …じゃあ俺はあっちの方を見てくる。
岩田 おう。
灰白 こういう時の瞬太は頼もしいね。
葉月 そうだね!
桜木 ごめんなさい。使わせていただきます。
鈴音は倒壊の危険性が一番低そうな家の中に入り、黙祷をしたのちにそうつぶやいた。
萩原 …じゃあ、私みんなを呼んでくるね。
桜木 うん。よろしくね。
千聖は気まずそうに小走りで家の外に出た。
桜木 ここにいた人たちは、どんなにつらい思いをしたのかな。私にはわからないけど、安らかに眠ってくれることを祈るしかないわね…
??? いやー、先にやられたくさいなー…
その時、鈴音はどこからともなく現れた少女と目が合った。
桜木 え…どちら様?
??? あっ…やらかしたかな?
桜木 やらかした…?
その時鈴音には最悪の事態が頭をよぎった。
桜木 (まさか、ここを襲った人!?)えっと、どのようなご用件で…?
鈴音はバッグから少し離れた位置にいたため、少しでも時間を稼いで彩里達の合流を図った。
??? いやーごめんね?あなたに用はないんだー。あいや、用はあるわ!ここの村の生き残りなら殺していかないと!
桜木 (やっぱり…!)
鈴音は脳裏によぎった最悪のパターンが当たってしまい、その場から動けなくなってしまった。
??? ってか君何歳―?自分と近い気がするんだけどー!
桜木 …!あ、そうね、折角だし少しお話ししましょう。私は鈴音っていうの。年齢は15歳。趣味はお料理と歌を歌うこと。…そっちは?
鈴音は動揺を隠そうと必死に言葉を並べた。
??? えーすごーい!自分も15歳だよー!一緒だねー!うれしいなぁ!趣味は歌うことかぁ!自分も好きだよ?お歌を歌うのっ!
その少女はどこか不気味な笑い方をしながら嬉しそうに答えた。
??? んー!いいね君!殺す気なくなっちゃうよぉ!!
桜木 そう?私的にはそっちのほうが嬉しいかなー…あはは。
??? そうだねそうだよねぇ。自分もそういうよ。鈴音の立場だったらさー!でもねでもね!聞いてよ!自分もそっちの立場だったの!
桜木 そ、そうなの…
??? むかつくよね!自分だったらこんなことしないのにって、でも今は違う。私は周りにとらわれない力を手に入れたから!!
桜木 よかったね…
??? んで、1ついい?
少女は突然真剣な顔で鈴音を直視した。
桜木 !?…何?
??? 鈴音さ、自分に対して警戒してないの?してないわけないよね?
桜木 …どうしてそんなこと聞くの?
??? じゃあなんで、能力を使って自分に挑まないの。
桜木 !!(まずい!)
??? …もしそうなら鈴音、自分と一緒に来ない?鈴音もほんとはこの世界が憎いんじゃない?自分と一緒でさ。
桜木 わ、私は平和な日々が送れるならそれでいいわ。
??? じゃあ、賛成ってことね!
桜木 いや…は?
??? だって、こんな世界にしたあの戦争を終わらせれば平和は訪れるよ?
桜木 いやそれはそうだけど、なんで賛成ってことになってるの?私は無害な人達を殺すような人について行くつもりはないわ…
??? ふぅん。無害な人、か。この現状だけ見れば、そう思っちゃうかぁ。そうだよねぇ。
桜木 …この人たちは、あなたに何をしたの…?
??? 自分はこの通り五体満足!時間が経ってるからね!ただ、死ぬよりつらい思いを刻んできたのがこいつらだよ。ふんっ!
そう言った少女は、出入り口付近にいた遺体をもの凄い勢いで吹き飛ばした。
桜木 ちょ、何してんのよ!
鈴音はその時少女に出会ってから初めての大声を出した。
??? …!いい声出すじゃん。教えてあげるよ。自分は家族に、こいつらに苦しめられ続けた。“無能力者家系に生きてる意味はない”ってね。
桜木 …!!!
その時鈴音は遠い昔の記憶を思い出した。忘れかけてすらいた、千聖とのみじめな幼少期の最悪な思い出を。
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