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第三十七話 祭りに祭られ舞を舞う
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~祭りの日 当日の朝~
桜木 そう言えば、お祭りって具体的にどんな感じなの?
宿主 本来なら、観光客を呼んで屋台というものを出店して、祭られる神の使いのお神輿を閲覧するというものよ。
桜木 その屋台というのは?
宿主 まあ、対価を支払う代わりに観光客へお料理やちょっとした遊びを提供するものなのだけど、ここ数年は戦争の影響で昔の常連さんも来なくなってしまってね。
桜木 対価か…私達、対価と呼べるものはほとんど持っていないのだけど、よかったら何か、稼ぎ方を教えてくれない?
宿主 いや、おそらくその必要はないわ。お客がいなくなってから屋台の店舗数は外部からの出店を含めて大きく減った影響で、今では村の形式的な恒例行事として出店する任意の人たちが無料でお料理を提供する方針になっているはずなの。いわば、たくさん作ったお料理をお隣さんに持っていくといったような感覚ね。
桜木 その感覚がまずわからないけど…でも、とりあえず何かがいるわけではないのね。
宿主 そうね。その店主にこれくださいー、みたいなことを言えば基本的には了承してくれると思うわ。
桜木 基本的には…?
宿主 まあ、実際に行ってみればわかるわ。
桜木 何それこわ…w
~~~~~
萩原 見て!あそこの屋台美味しそう!
百鬼 おー!いこいこー!
相馬 でもどうやってもらうんだ?
萩原 ふふーん、それは鈴音に聞いたから平気平気ー。
そういうと千聖は屋台店主のもとへ向かった。
店主 いらっしゃーい!
萩原 すみません!これ3つください!
店主 ほう…
店主は3人を目を細めて眺め始めた。
萩原 (あれ、思ったより反応が違う…)
百鬼 あれ、これまずい奴じゃないの…?(小声)
店主 君たち、この店にはチャレンジメニューってのがあるんだが、是非、やってみないか?
相馬 なんだそれ!面白そう!やろうぜ!!
宿主 そうね、任意で屋台を出す人の中には、面白半分でチャレンジメニューを出す店もあるから、基本的にはそれはスルーすることをお勧めするわ。
桜木 それは何で?
宿主 単純に、量がおかしいからねw
桜木 まあ、私はやらないから大丈夫だと思うけど、
店主 ちなみに、俺はお向かいさんとは違ってきた奴全員にこの話を持ち掛けるわけじゃない。見込みのある奴だけだ、特に嬢ちゃん。
そう言うと店主はみなもを指さした。
百鬼 私!?
店主 イメージとしてはこのぐらいだが、改めて挑戦するかどうかは3人で決めてくれ。
そう言うと店主は机の上に置かれていたサンプルを持ってきてそれを見せた。
萩原 ほー、これはいい試合になりそうだなー!
相馬 俺はやるぜ!
百鬼 じゃあみんなやるってことね!それじゃあ、お願いします!!
店主 あいよー!ちょっと待っときな!
岩田 すみません。ここは何の屋台なんですか。
店主 お客さん、金魚すくいを知らないのかい?こりゃたまげたなwまあ飼いどころがなきゃ知らないのも無理はないか。同大、一回挑戦してみるか?
岩田 採れた魚はどうすればいいんですか。
店主 戻すもよし、持っていくのも良しだ。
岩田 なら、食料として持っていくのもありってことですか?
店主 何言ってんだいw金魚は食用じゃねーよw
岩田 そうなんですか。
店主 まあそう言わず、一回やってみ?な?
岩田 じゃあ、一回だけ。
店主 じゃあこれ持って。
岩田 これでとるんですか?
店主は隅に置いていたポイを取り出し、それを進に渡した。
店主 おっと、気をつけな。それはすぐに破けちまうから、とるときは慎重にとるんだぞ?
岩田 分かりました。
そう言うと進は身時の中にポイを入れ、金魚が真上に来た瞬間、勢いよく持ち上げようとした。
店主 あ…
岩田 破けちゃいました…
店主 ほんとに初めてなんだな!?見てきた中でも最高かってぐらいの下手っぴだったぞ!w
岩田 すみません、もう一回だけお願いします。
店主 お、そのいきよ!はい頑張って!
岩田 …
進は先ほどよりも真剣に、慎重に機会をうかがっていた。
店主 (真上にあげちゃ、そりゃとれるもんも無理やしなあ…)
岩田 あ…
店主 おー、残念!
岩田 もう一回お願いします。
店主 もちろん!(これはハマったぞ…!)
店主は進の下手っぷりに、進は1人金魚との戦いにそれぞれ夢中になっていった。
桜木 すみません、これ1つください。
店主 はいよー。好きなもんとってってなー!
鈴音はりんご飴を手に取ってから、少しの間静止した。
桜木 えっと、これってどうやって食べたらいいですか?
店主 おっと、りんご飴初めてか?俺はあんま汚れ気にしないからそのまま齧り付くけど、お嬢ちゃんならそうはいかねえよな。んー、お、じゃあこれやるよ!これで口を拭きながら食べな!
そう言うと店主は手製のタオルを鈴音に渡した。
桜木 ふかふか…!
鈴音は小声で素直な感想が漏れていた。
店主 まあ、趣味が手芸とお菓子作りなもんでね…
そう言うと店主は少し照れ臭そうに笑った。
桜木 え、これ美味しい!
店主 そう!?ならよかった!!
桜木 この食べ物って、どこで採れるんですか?
店主 この辺から少し歩くと、私有地の果樹園があってね、そこからいただいてるんだよ!
桜木 へええ!
店主 あとはそこに秘密のひと手間と、特製の飴をかけて完成さ!
桜木 ぜひ私も作ってみたいです!
店主 …!本当か!?んー、どうせ人も来ないしな…(小声)やってみるか?
桜木 はい!
店主 おし!じゃあこっち来てな!
店主 よいしょお!
店主は3人の前に通常の数倍以上ある量の料理を差し出した。
相馬 やっばー!くそでけえ!!w
百鬼 美味しそー!!
萩原 どうせやるなら、だれが一番早く食べきれるか勝負ね!
百鬼 乗った!
相馬 やってやるわ!w
店主 さあ、時間は30分!食べきれるかな!?よーい、スタート!!
百鬼 気合い入れてくぞー!!
灰白 うわっ!見て!!
葉月 灯請!?
錫谷 あれか!?
時太の指さした先には、神輿に担がれた灯請がいた。
天宮 やっべー!すげえ楽しい!!w
その時、どこからともなく音楽が流れ始め、灯請はそれを聞くなり表情を一転させた。
天宮 (ここで舞を踊り始める!練習はめっちゃしたけど、緊張するな…)
葉月 灯請…(なんていうか…すごくきれい…!)
灰白 あれ凄くない!?
天宮 (足のふむ位置と、手の高さを意識…!)
錫谷 あれが襲ってきた集団を返り討ちにしたやつか…
村の人 灯請いいぞー!!
村の人 あれ初めてだろ?よくやってるよw
村の人 私あんなとこ立ったら恐怖で固まっちゃうよw
葉月 …!(村の人にとって灯請はきっと、神の使いとしてでなくて、1人の村の子として見てくれてる…灯請も、それをわかって尚、自分たちと一緒に旅がしたいのか…)
彩里は、灯請の強い思いを再び認識させられていた。
灰白 みんなから慕われてるってわけでもないんだね。
時太は周りを見渡した後、つぶやくようにそう言った。
錫谷 幼稚園児のお遊戯会を見に来てるような、そんなあったけえ目をしてるよ。
天宮 (覚悟はできた。だからこそこの一夜だけでも、俺はこの村で輝きたい!)
灯請は徐々に場の空気に慣れていき、自然と出た笑顔で舞を舞う。
灰白 俺たちも、もっとこのお祭りを楽しもう!
葉月 そうだね!
錫谷 じゃあ、向こうの方にも行ってみよう。
3人はそうしてその場から離れ、少しして、神輿も逆方向へ移動していった。
桜木 そう言えば、お祭りって具体的にどんな感じなの?
宿主 本来なら、観光客を呼んで屋台というものを出店して、祭られる神の使いのお神輿を閲覧するというものよ。
桜木 その屋台というのは?
宿主 まあ、対価を支払う代わりに観光客へお料理やちょっとした遊びを提供するものなのだけど、ここ数年は戦争の影響で昔の常連さんも来なくなってしまってね。
桜木 対価か…私達、対価と呼べるものはほとんど持っていないのだけど、よかったら何か、稼ぎ方を教えてくれない?
宿主 いや、おそらくその必要はないわ。お客がいなくなってから屋台の店舗数は外部からの出店を含めて大きく減った影響で、今では村の形式的な恒例行事として出店する任意の人たちが無料でお料理を提供する方針になっているはずなの。いわば、たくさん作ったお料理をお隣さんに持っていくといったような感覚ね。
桜木 その感覚がまずわからないけど…でも、とりあえず何かがいるわけではないのね。
宿主 そうね。その店主にこれくださいー、みたいなことを言えば基本的には了承してくれると思うわ。
桜木 基本的には…?
宿主 まあ、実際に行ってみればわかるわ。
桜木 何それこわ…w
~~~~~
萩原 見て!あそこの屋台美味しそう!
百鬼 おー!いこいこー!
相馬 でもどうやってもらうんだ?
萩原 ふふーん、それは鈴音に聞いたから平気平気ー。
そういうと千聖は屋台店主のもとへ向かった。
店主 いらっしゃーい!
萩原 すみません!これ3つください!
店主 ほう…
店主は3人を目を細めて眺め始めた。
萩原 (あれ、思ったより反応が違う…)
百鬼 あれ、これまずい奴じゃないの…?(小声)
店主 君たち、この店にはチャレンジメニューってのがあるんだが、是非、やってみないか?
相馬 なんだそれ!面白そう!やろうぜ!!
宿主 そうね、任意で屋台を出す人の中には、面白半分でチャレンジメニューを出す店もあるから、基本的にはそれはスルーすることをお勧めするわ。
桜木 それは何で?
宿主 単純に、量がおかしいからねw
桜木 まあ、私はやらないから大丈夫だと思うけど、
店主 ちなみに、俺はお向かいさんとは違ってきた奴全員にこの話を持ち掛けるわけじゃない。見込みのある奴だけだ、特に嬢ちゃん。
そう言うと店主はみなもを指さした。
百鬼 私!?
店主 イメージとしてはこのぐらいだが、改めて挑戦するかどうかは3人で決めてくれ。
そう言うと店主は机の上に置かれていたサンプルを持ってきてそれを見せた。
萩原 ほー、これはいい試合になりそうだなー!
相馬 俺はやるぜ!
百鬼 じゃあみんなやるってことね!それじゃあ、お願いします!!
店主 あいよー!ちょっと待っときな!
岩田 すみません。ここは何の屋台なんですか。
店主 お客さん、金魚すくいを知らないのかい?こりゃたまげたなwまあ飼いどころがなきゃ知らないのも無理はないか。同大、一回挑戦してみるか?
岩田 採れた魚はどうすればいいんですか。
店主 戻すもよし、持っていくのも良しだ。
岩田 なら、食料として持っていくのもありってことですか?
店主 何言ってんだいw金魚は食用じゃねーよw
岩田 そうなんですか。
店主 まあそう言わず、一回やってみ?な?
岩田 じゃあ、一回だけ。
店主 じゃあこれ持って。
岩田 これでとるんですか?
店主は隅に置いていたポイを取り出し、それを進に渡した。
店主 おっと、気をつけな。それはすぐに破けちまうから、とるときは慎重にとるんだぞ?
岩田 分かりました。
そう言うと進は身時の中にポイを入れ、金魚が真上に来た瞬間、勢いよく持ち上げようとした。
店主 あ…
岩田 破けちゃいました…
店主 ほんとに初めてなんだな!?見てきた中でも最高かってぐらいの下手っぴだったぞ!w
岩田 すみません、もう一回だけお願いします。
店主 お、そのいきよ!はい頑張って!
岩田 …
進は先ほどよりも真剣に、慎重に機会をうかがっていた。
店主 (真上にあげちゃ、そりゃとれるもんも無理やしなあ…)
岩田 あ…
店主 おー、残念!
岩田 もう一回お願いします。
店主 もちろん!(これはハマったぞ…!)
店主は進の下手っぷりに、進は1人金魚との戦いにそれぞれ夢中になっていった。
桜木 すみません、これ1つください。
店主 はいよー。好きなもんとってってなー!
鈴音はりんご飴を手に取ってから、少しの間静止した。
桜木 えっと、これってどうやって食べたらいいですか?
店主 おっと、りんご飴初めてか?俺はあんま汚れ気にしないからそのまま齧り付くけど、お嬢ちゃんならそうはいかねえよな。んー、お、じゃあこれやるよ!これで口を拭きながら食べな!
そう言うと店主は手製のタオルを鈴音に渡した。
桜木 ふかふか…!
鈴音は小声で素直な感想が漏れていた。
店主 まあ、趣味が手芸とお菓子作りなもんでね…
そう言うと店主は少し照れ臭そうに笑った。
桜木 え、これ美味しい!
店主 そう!?ならよかった!!
桜木 この食べ物って、どこで採れるんですか?
店主 この辺から少し歩くと、私有地の果樹園があってね、そこからいただいてるんだよ!
桜木 へええ!
店主 あとはそこに秘密のひと手間と、特製の飴をかけて完成さ!
桜木 ぜひ私も作ってみたいです!
店主 …!本当か!?んー、どうせ人も来ないしな…(小声)やってみるか?
桜木 はい!
店主 おし!じゃあこっち来てな!
店主 よいしょお!
店主は3人の前に通常の数倍以上ある量の料理を差し出した。
相馬 やっばー!くそでけえ!!w
百鬼 美味しそー!!
萩原 どうせやるなら、だれが一番早く食べきれるか勝負ね!
百鬼 乗った!
相馬 やってやるわ!w
店主 さあ、時間は30分!食べきれるかな!?よーい、スタート!!
百鬼 気合い入れてくぞー!!
灰白 うわっ!見て!!
葉月 灯請!?
錫谷 あれか!?
時太の指さした先には、神輿に担がれた灯請がいた。
天宮 やっべー!すげえ楽しい!!w
その時、どこからともなく音楽が流れ始め、灯請はそれを聞くなり表情を一転させた。
天宮 (ここで舞を踊り始める!練習はめっちゃしたけど、緊張するな…)
葉月 灯請…(なんていうか…すごくきれい…!)
灰白 あれ凄くない!?
天宮 (足のふむ位置と、手の高さを意識…!)
錫谷 あれが襲ってきた集団を返り討ちにしたやつか…
村の人 灯請いいぞー!!
村の人 あれ初めてだろ?よくやってるよw
村の人 私あんなとこ立ったら恐怖で固まっちゃうよw
葉月 …!(村の人にとって灯請はきっと、神の使いとしてでなくて、1人の村の子として見てくれてる…灯請も、それをわかって尚、自分たちと一緒に旅がしたいのか…)
彩里は、灯請の強い思いを再び認識させられていた。
灰白 みんなから慕われてるってわけでもないんだね。
時太は周りを見渡した後、つぶやくようにそう言った。
錫谷 幼稚園児のお遊戯会を見に来てるような、そんなあったけえ目をしてるよ。
天宮 (覚悟はできた。だからこそこの一夜だけでも、俺はこの村で輝きたい!)
灯請は徐々に場の空気に慣れていき、自然と出た笑顔で舞を舞う。
灰白 俺たちも、もっとこのお祭りを楽しもう!
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