学校転移﹣ひとりぼっちの挑戦者﹣

空碧

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57話 泉の祝福③

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「校舎の屋上から見たらはっきりと分かるんだが、森の中に防壁を建ててその中に農園を作ったんだ。今後必要なものがあれば、引き続き作物を増やそうとは思うが、それをするにはまずは人手が必要になる。従魔という存在があるらしいから、知能のある魔物を従えるのもいいかもしれないが、出来れば忠実なものが欲しいから、ゴーレムとかを作れないか魔法で試してみようとも思う」
「うん、俺に言われても何が何だか分からんのよ」
「まぁ、魔法を使えるようになったら意識することを今のうちに考えておいたらいいってことだ。できるものはイメージ次第で増えていく。例えば、火の魔法ならお前の好きなタバコの火にもなるし、攻撃の魔法にもなる。焚き火の火種にもなれば、もしかしたら癒しの魔法も使えるかもしれない。
考えてもみろ、不死鳥はその身に聖なる炎を宿しているが、あれは傷を受けても癒すことができるし、不死鳥の涙は万能薬とも言われている程だ。
 まぁ、これは伝説上の話だが…それでも、イメージはしやすいだろ?」
「まぁ、確かに…?でも、俺が使える魔法って確か水と土じゃなかったか?」
「ああ、でももしかしたら別の適性があるかもしれない。SPを使ってスキル獲得ができるが、その中に属性魔法があれば更に獲得もできる。
それに、水だってイメージ的には癒しのイメージがある。基本的に癒しは聖か治癒らしいけど、イメージでできるかもな。土は防御向きではあるけど、鉄とかも土魔法だろうし、銃弾の再現もできるだろう」
「ああ、なるほど…たしかに、FPS好きだし勤務先の人にこの前狩猟の手伝いに行かせてもらったから、それだとイメージしやすいかも。魔法ってどうやって使うんだ?」
「簡単に言えば、魔力に対して、
"属性の提示"と
"構成の指示"を行うことによって魔法が発現する。
例を上げてみよう、水魔法を作るとしたら、今回は分かりやすいように属性も外で構築するが、
まず体内の魔力を指先へ動かし、魔力を水の魔力へ変換する」

相川は魔力に色を与えてより分かりやすいように、健太へそれを見せた。

「で、この水の魔力となったものに対して、玉の形状を指示する。
そうすると、水の玉が発現する。から、攻撃魔法にするなら、例えばこれに対して回転を掛けたりするだろ?」
「ふむ」
「で、あとはこの手のひらから、木に対して発射するイメージを指示する。
そうすることで攻撃となる」
「なるほど…結局はその魔力?に対して最初から最後まで指示を出さないとってことか」
「おう。で、こっからは応用だが、魔法に対して名称を作っておくと、名称にイメージが定着するから、魔力が勝手に変化してくれる。
それを使うことによって…【水玉】
こういう感じで、名称を出すだけで魔法が発動するようになる」
「へぇ、これは便利だな」
「だからまぁ、発動と名称、これらを考えていれば良い」
「分かった。後で魔力の使い方も教えてくれないか?」
「ああ、分かった」
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