誰にも言えない初恋

山本未来

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母の心の病

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僕の母親は、心の病におかされている

高校生になる前位にだんだんその病について

理解出来るようになって来た


いつもは普通に家事などが出来るけど

些細な事で病気が悪化して

不安定になり、物を投げたり

大声で怒鳴ったり

死にたいって泣き続けたり


そうなると台所の洗い物も山積み

洗濯もたまり放題


全く何も出来なくなり、ずっと寝ているだけ

そしてそんな自分を責め

泣き出す

そんな辛い毎日


僕が小学生の時は、給食があったから

まだ良かったけど、中学生の時はお弁当も

作れる状態ではなかったから

ほとんど毎日パンを買って

持つて行くしかなかった


朝も自分で起きて勝手に学校に行く状態

だから僕はお母さんは怠けていると

思っていたし何度も喧嘩になった


でも僕が怒るとますます状態が悪くなるので

諦めるしかなかった


高校受験の前が一番状態が不安定で

僕も思春期で反発ばかりしていたし

母も泣いてばかりだし

家に居るのも勉強するのも嫌で

あの頃が一番最悪で

なんとか私立の高校に

入学出来た事が奇跡みたいな状態だった


その頃母が精神科に入院し

うつ病について父から説明され

病気で不安定になっているから

仕方ないと教えられた


でもまだ中学生の僕には

理解出来ない事ばかりで

母が入院している間の方が

家の中が平和で落ちついている感じで

母が帰って来ることがとても怖いというか

不安だった



薬を飲んで少し安定してきたら

また家事や外出は出来るようにはなったけど

いつまた不安定になるんだろうと

気を使ったり不安になる毎日を過ごしていた



もちろん母が、うつ病と言う事は

家族以外誰も知らないし

誰にも相談出来ないし

親友にも言えずに

普通に毎日を過ごしていたけど

心の中はいつも不安でいっぱいだった


だから、たまにあの人に偶然会ったりすると

心が元気になると言うか希望を持つ事が

出来るというかあの人にはなぜか

不思議な力が備わっているかのように

僕を元気にしてくれる源みたいな感じだった


たまにしか会わないけど

会えたら本当に嬉しかった

この気持ちが何なのかは

僕にはまだ分からなかった



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