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6 流されていく関係 ※
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「よう! おはよ」
「……おはよ」
マンションの入り口前に立ち、昨日の事なんて何もなかった、みたいな顔をして挨拶をしてくる秋坂君の横に並んで一緒に学校へ向かう。
こっちはあの後、夕飯も喉を通ら、睡眠も碌に取れずに心身共にヘロヘロやというのに、元凶の秋坂君はなんら変わらずにいつも通りやった。
顔が引き攣りそうになる僕とは違いニコニコと普段通りの表情で話しかけて、学校へ着けば仲の良いクラスメイトと騒いで僕へは一切干渉して来ない。だけど昼食の時間になると当然の顔で僕と一緒に食べ、そして今も、肩を並べて下校している。
寸分たがわずいつも通りで、今日一日、息をするだけで肩がこる程に緊張して過ごしていた僕とは大違いだ。
昨日の事なんて欠片も話題にすら上がらないし、僕が意識し過ぎみたいで恥ずかしい。もしかしたら、秋坂君も昨日の事を後悔していて、なかった事にしたいのかも……。
それならそれで、こっちも気を張らずにすみ――。
「――いいか?」
「え?」
「え、じゃねぇし。聞いてなかったのかよ」
つい、考え込んでしまっていて秋坂君の話を聞いてなかったらしい。不機嫌な声に顔を向けると、ムスッとした秋坂君が僕を見ていて、慌てて「ご、ごめん」と謝る。
「だから、今日も加嶋の家に行っていいか? って聞いてんの」
「え? ぁ……ええぇ!?」
あと少しで僕の住むマンションが見える、ってところで足を止めた僕と一緒に秋坂君も足を止める。
僕より少し高い所から突き刺さる視線が居心地悪くて、忙しなく泳いでしまう目線のせいか眩暈がして来た。
「昨日、勉強出来なかっただろ。だから……」
ムスッとした表情のまま秋坂君はそう言うけど、何をどうしたら今日もまた家に来る、なんて考えになるのか。
(そもそも、勉強出来なかったのは秋坂君のせいやないか……)
僕からしたら、気まずい以外の何ものでもないから勘弁して欲しい。
どう言えば角が立たずにお断り出来るのか。それを模索して「あ……」とか、「えっと……」と、狼狽えるだけで煮え切らない僕の態度が気に入らなかったのか、秋坂君が徐に僕の手首を掴んで歩き出した。
「わっ! あ、秋坂君!?」
「昨日みたいな事はしない。勉強するだけなんだからいいだろ?」
秋坂君がズンズンと大股で歩くから、掴まれている僕は逃げられないし引っ張られて小走り状態だ。
いつも以上に強引な秋坂君に出そうになる溜息を飲み込んで、代わりに勉強だけってホンマに? ホンマに昨日みたいな事しない? って言葉が喉から出そうになる。
けど、そんな問い詰めるような事を言える訳もなく、僕の口から出たのは「ホンマに?」という短い短文だけやった。
「ホンマに」
僕の言葉をマネて返事をした秋坂君は、それ以上何も言わず僕の手を引くから、僕も何も言えず、マンションの前に着くまで二人とも無言やった。
「で、いいよな?」
僕の家に行くのは決定、というようにマンションのエントランス前まで来た秋坂君が、僕の手首は離さないままオートロックの操作盤を指さす。
僕の意見を聞いているようで聞いていない秋坂君に、ついに耐えきれなくなった溜息を吐いてオートロックを解除する。
秋坂君は「昨日みたいな事はしない」と、そう言い切った訳だし、ここで変に突っぱねる方が昨日の事を引きずってるみたいで気まずい気がする。
そんな言い訳を脳内でして、面倒くさくなって考える事を放棄したのを覆い隠して、秋坂君にまた手を引かれてマンションの中へと入った。
秋坂君は、確かに「昨日みたいな事はしない」と言った。だから、僕は家に招くという決断をしたというのに!!
「あ、んんっ! ぅ、嘘つきぃ、っ!!」
最初のうちは昨日と違い、秋坂君は僕と一緒に問題集を解いていた。
だから、少し不安だった気持ちも解れて安心していたし、『恋人ごっこ』なんだとしても一緒に勉強が出来る友人みたいな関係になれるのかもしれない、って可能性に内心少し喜んでたのに……なのに、三十分もしないうちに秋坂君は急に背後から僕に抱き着きキスをして来た。
そこからは口内を舌でまさぐられて、無理やりズボンの中に手を入れられて、昨日みたいに……。
「っ……んぅ、やめっ……しない、言うたやない、かぁ!」
「加嶋が何度もチラチラ見て来るからだろ。あんな顔で見られて我慢なんて出来る訳ないじゃん」
確かにチラチラ見てしまっていたのは認めるけど、それは秋坂君が昨日あんな事するから……。「しない」っていう言葉を信用しなかった訳やないけど、どうしても気になってしまうんはしゃぁないやん。
だから、あんな顔、とか言われても意味が分からんし、それがこうなる理由も分からん!
「あ、っ……ぅっ、あかんっ、ってぇ」
嫌だけど、秋坂君に背後から抱きかかえられ、いたずらに性器を扱かれて先を擦られる度にビクビクと体が震えて、悔しいけど気持ちいい。しかも、時たまされるキスも気持ち良くて、舌を吸われたり甘噛みされるとゾクゾクしたものが背筋を駆け上がって来る。
これでも一応、抵抗はした。だけど、僕の抵抗なんて軽々といなされるし、抵抗すればするほど激しく下半身を刺激されるから抵抗する力が抜けてしまって結果、秋坂君のいいようにされてしまっている。
(あかん、このままやったら……)
昨日は、秋坂君も一緒やったから耐えられたけど、今のままでは一人で、しかも秋坂君に見られながらイク事になる。
(そんなん、恥ずかし過ぎで死んでまうやん!!)
それだけは回避したい。秋坂君の暴挙を止める事が出来ないなら、せめて昨日みたいに一緒にイッてくれ、と背後の秋坂君のズボンに手を伸ばす。
「一人は、いやや……あッン……秋坂君も、一緒が……ええ」
力が入らない手で、なんとかして秋坂君のズボンのホックを外しズボンの中へと手を差し込もうとした所で、秋坂君の動きが止まっている事に気が付いた。
あれだけ止めて、って言っても止めてくれなかったのに、どうしたんや? と、秋坂君へと振り返った瞬間、秋坂君の膝の上に乗っていた僕の体が前に押し倒されて下着が膝までずり下ろされる。
「ひぃやぁ!! ちょっ! な、何!?」
慌てて手を付いて体を起こそうとするけど、それよりも先に腰を掴まれ、裸のお尻を付き出すかのような恥ずかしい体勢にされてしまう。
下半身のとんでもない所にまでヒヤリと感じる空気の感触に、焦りと同時に顔が熱くなる。
「あ、や……こ、これッ」
「逃げんなよ。一緒が良いんだろ?」
普段よりも低く掠れた秋坂君の声がすぐ背後から聞こえ、耳の裏をくすぐられたみたいにゾクリとする。
「脚、ちゃんと閉めとけよ」
秋坂君がそう言うと、僕の閉じた股下に熱くて固いモノ……秋坂君の、ガチガチに勃起した性器が挟み込まれ、僕の性器に擦り付け始めた。
秋坂君の性器が動くたびに僕の裏筋が刺激され、膝を付いた足が震える。
「ふっ、ん、ん……んぁっ、あ……ッ」
「これ……はぁ……マジでやってるみてぇ」
僕のお尻に音が鳴るほど腰を打ち付けられて、秋坂君が言うように本当にセックスしているみたいな気分にさせられる。思いがけずもゾクゾクとした興奮が這い上がって来て上擦った声が出そうになり下唇を噛む。
「ん……んぅ、ふ、う、んぅ」
「あ~、俺……そろそろかもっ……は、加嶋は?」
「っぁ……僕、も……ン、ふ……くッンン!」
秋坂君の手に僕達の性器の先が擦り合わされるように握られて、強い快感に足の震えが大きくなってくる。
背後からは、秋坂君の切羽詰まったような荒い呼吸音が聞こえて、それに煽られるように快感がどんどん膨らんで、今にも達してしまいそうなほど気持ち良くて爪先に力が入る。
「加嶋ッ……っ!」
「んぁッ、んんぅ!!」
秋坂君の早くなる腰の動きと手に扱かれ、あっけなく弾けた絶頂に、僕は漏れそうになる声を手で押さえ秋坂君の手の中で精を吐き出した。
「……おはよ」
マンションの入り口前に立ち、昨日の事なんて何もなかった、みたいな顔をして挨拶をしてくる秋坂君の横に並んで一緒に学校へ向かう。
こっちはあの後、夕飯も喉を通ら、睡眠も碌に取れずに心身共にヘロヘロやというのに、元凶の秋坂君はなんら変わらずにいつも通りやった。
顔が引き攣りそうになる僕とは違いニコニコと普段通りの表情で話しかけて、学校へ着けば仲の良いクラスメイトと騒いで僕へは一切干渉して来ない。だけど昼食の時間になると当然の顔で僕と一緒に食べ、そして今も、肩を並べて下校している。
寸分たがわずいつも通りで、今日一日、息をするだけで肩がこる程に緊張して過ごしていた僕とは大違いだ。
昨日の事なんて欠片も話題にすら上がらないし、僕が意識し過ぎみたいで恥ずかしい。もしかしたら、秋坂君も昨日の事を後悔していて、なかった事にしたいのかも……。
それならそれで、こっちも気を張らずにすみ――。
「――いいか?」
「え?」
「え、じゃねぇし。聞いてなかったのかよ」
つい、考え込んでしまっていて秋坂君の話を聞いてなかったらしい。不機嫌な声に顔を向けると、ムスッとした秋坂君が僕を見ていて、慌てて「ご、ごめん」と謝る。
「だから、今日も加嶋の家に行っていいか? って聞いてんの」
「え? ぁ……ええぇ!?」
あと少しで僕の住むマンションが見える、ってところで足を止めた僕と一緒に秋坂君も足を止める。
僕より少し高い所から突き刺さる視線が居心地悪くて、忙しなく泳いでしまう目線のせいか眩暈がして来た。
「昨日、勉強出来なかっただろ。だから……」
ムスッとした表情のまま秋坂君はそう言うけど、何をどうしたら今日もまた家に来る、なんて考えになるのか。
(そもそも、勉強出来なかったのは秋坂君のせいやないか……)
僕からしたら、気まずい以外の何ものでもないから勘弁して欲しい。
どう言えば角が立たずにお断り出来るのか。それを模索して「あ……」とか、「えっと……」と、狼狽えるだけで煮え切らない僕の態度が気に入らなかったのか、秋坂君が徐に僕の手首を掴んで歩き出した。
「わっ! あ、秋坂君!?」
「昨日みたいな事はしない。勉強するだけなんだからいいだろ?」
秋坂君がズンズンと大股で歩くから、掴まれている僕は逃げられないし引っ張られて小走り状態だ。
いつも以上に強引な秋坂君に出そうになる溜息を飲み込んで、代わりに勉強だけってホンマに? ホンマに昨日みたいな事しない? って言葉が喉から出そうになる。
けど、そんな問い詰めるような事を言える訳もなく、僕の口から出たのは「ホンマに?」という短い短文だけやった。
「ホンマに」
僕の言葉をマネて返事をした秋坂君は、それ以上何も言わず僕の手を引くから、僕も何も言えず、マンションの前に着くまで二人とも無言やった。
「で、いいよな?」
僕の家に行くのは決定、というようにマンションのエントランス前まで来た秋坂君が、僕の手首は離さないままオートロックの操作盤を指さす。
僕の意見を聞いているようで聞いていない秋坂君に、ついに耐えきれなくなった溜息を吐いてオートロックを解除する。
秋坂君は「昨日みたいな事はしない」と、そう言い切った訳だし、ここで変に突っぱねる方が昨日の事を引きずってるみたいで気まずい気がする。
そんな言い訳を脳内でして、面倒くさくなって考える事を放棄したのを覆い隠して、秋坂君にまた手を引かれてマンションの中へと入った。
秋坂君は、確かに「昨日みたいな事はしない」と言った。だから、僕は家に招くという決断をしたというのに!!
「あ、んんっ! ぅ、嘘つきぃ、っ!!」
最初のうちは昨日と違い、秋坂君は僕と一緒に問題集を解いていた。
だから、少し不安だった気持ちも解れて安心していたし、『恋人ごっこ』なんだとしても一緒に勉強が出来る友人みたいな関係になれるのかもしれない、って可能性に内心少し喜んでたのに……なのに、三十分もしないうちに秋坂君は急に背後から僕に抱き着きキスをして来た。
そこからは口内を舌でまさぐられて、無理やりズボンの中に手を入れられて、昨日みたいに……。
「っ……んぅ、やめっ……しない、言うたやない、かぁ!」
「加嶋が何度もチラチラ見て来るからだろ。あんな顔で見られて我慢なんて出来る訳ないじゃん」
確かにチラチラ見てしまっていたのは認めるけど、それは秋坂君が昨日あんな事するから……。「しない」っていう言葉を信用しなかった訳やないけど、どうしても気になってしまうんはしゃぁないやん。
だから、あんな顔、とか言われても意味が分からんし、それがこうなる理由も分からん!
「あ、っ……ぅっ、あかんっ、ってぇ」
嫌だけど、秋坂君に背後から抱きかかえられ、いたずらに性器を扱かれて先を擦られる度にビクビクと体が震えて、悔しいけど気持ちいい。しかも、時たまされるキスも気持ち良くて、舌を吸われたり甘噛みされるとゾクゾクしたものが背筋を駆け上がって来る。
これでも一応、抵抗はした。だけど、僕の抵抗なんて軽々といなされるし、抵抗すればするほど激しく下半身を刺激されるから抵抗する力が抜けてしまって結果、秋坂君のいいようにされてしまっている。
(あかん、このままやったら……)
昨日は、秋坂君も一緒やったから耐えられたけど、今のままでは一人で、しかも秋坂君に見られながらイク事になる。
(そんなん、恥ずかし過ぎで死んでまうやん!!)
それだけは回避したい。秋坂君の暴挙を止める事が出来ないなら、せめて昨日みたいに一緒にイッてくれ、と背後の秋坂君のズボンに手を伸ばす。
「一人は、いやや……あッン……秋坂君も、一緒が……ええ」
力が入らない手で、なんとかして秋坂君のズボンのホックを外しズボンの中へと手を差し込もうとした所で、秋坂君の動きが止まっている事に気が付いた。
あれだけ止めて、って言っても止めてくれなかったのに、どうしたんや? と、秋坂君へと振り返った瞬間、秋坂君の膝の上に乗っていた僕の体が前に押し倒されて下着が膝までずり下ろされる。
「ひぃやぁ!! ちょっ! な、何!?」
慌てて手を付いて体を起こそうとするけど、それよりも先に腰を掴まれ、裸のお尻を付き出すかのような恥ずかしい体勢にされてしまう。
下半身のとんでもない所にまでヒヤリと感じる空気の感触に、焦りと同時に顔が熱くなる。
「あ、や……こ、これッ」
「逃げんなよ。一緒が良いんだろ?」
普段よりも低く掠れた秋坂君の声がすぐ背後から聞こえ、耳の裏をくすぐられたみたいにゾクリとする。
「脚、ちゃんと閉めとけよ」
秋坂君がそう言うと、僕の閉じた股下に熱くて固いモノ……秋坂君の、ガチガチに勃起した性器が挟み込まれ、僕の性器に擦り付け始めた。
秋坂君の性器が動くたびに僕の裏筋が刺激され、膝を付いた足が震える。
「ふっ、ん、ん……んぁっ、あ……ッ」
「これ……はぁ……マジでやってるみてぇ」
僕のお尻に音が鳴るほど腰を打ち付けられて、秋坂君が言うように本当にセックスしているみたいな気分にさせられる。思いがけずもゾクゾクとした興奮が這い上がって来て上擦った声が出そうになり下唇を噛む。
「ん……んぅ、ふ、う、んぅ」
「あ~、俺……そろそろかもっ……は、加嶋は?」
「っぁ……僕、も……ン、ふ……くッンン!」
秋坂君の手に僕達の性器の先が擦り合わされるように握られて、強い快感に足の震えが大きくなってくる。
背後からは、秋坂君の切羽詰まったような荒い呼吸音が聞こえて、それに煽られるように快感がどんどん膨らんで、今にも達してしまいそうなほど気持ち良くて爪先に力が入る。
「加嶋ッ……っ!」
「んぁッ、んんぅ!!」
秋坂君の早くなる腰の動きと手に扱かれ、あっけなく弾けた絶頂に、僕は漏れそうになる声を手で押さえ秋坂君の手の中で精を吐き出した。
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