70 / 246
ファルスの危機
70.爆発は男のロマン?
しおりを挟む
外壁の外にいるのはオレとジン、パッシー、ポックル、それからクマだけだ。
他の人たちは外壁の上で待機してもらってる。
オレたちで対処しきれなかったコックローチの対応をしてもらうつもりだ。
大半のギルド員や騎士、貴族がいないおかげでオレの作戦のクマの了承だけで他から反対もなく実行されることになった。
クマがギルドマスターなのは分かってたけど思った以上に頼りにされているのかも。
大半の戦力がいないおかげでピンチなのにそのおかげでオレの作戦がスムーズに行なわれるとは皮肉だな。
コックローチが来る前に準備を終わらせないといけない。
今回の作戦は大規模でオレ一人じゃ無理なので使い魔3匹とクマに協力してもらう。
「ソラ、ホントに大丈夫か。おまえの言ってることはほとんどワシにはわからんぞ。」
クマは単に他に良い案がないからオレの案にのっただけみたいだから不安なんだろ。
「大丈夫なはずだ。それに代わりの案はないんだろ?」
「まぁ、そうなんだがな。不安なんだよ。この作戦にこの街の命運がかかっているからな。」
「オレもこの街に守りたい人がいるから下手なことはしないよ。」
「クマ安心しろ。ソラはこう見えてやるときはやるぞ。」
「ブヒブヒ」(めったに見せない本気だな)
(ダイジョウブダヨ)
ジンとパッシーには褒められてる気がしない。
やっぱりオレの味方はポックルだけだ。
「時間が無いし準備しますか。」
オレは《プログラム・結界》を使って横の長さが1キロ近いL字の結界を作る。
一面はオレたちの前を塞ぎもう一面が天井になる形だ。
続いてポックルにL字の結界の左右を《土魔法》で作った壁で塞がせる。
さらに《植物魔法》を使って粉末状の植物の種を大量に壁の内側にどんどん作ってもらう。
ジンには《風魔法》で壁の内部に植物の種を満遍なく拡散してもらいさらに徐々に外にも広げてさせる。
植物の種が霧状に壁の外にまで広がっていく。
これで準備の第一段階が終了した。
オレは次の準備に備えてポーションを飲んで回復しておく。
つづきはコックローチが現われてからだ。
それから10分も経たずにコックローチの大群が現われた。
草原一面がGで埋め尽くされている。
「予想より多い気がする。」
「ソラ、オレも何か心配になってきたぞ。」
珍しくジンが弱気だな。
まぁ、ジンは1対多には向いてないからな
「おいおい二人とも不安になるこというな。」
「クマここまできたら覚悟を決めるしかないぞ。」
ジンはクマに言いつつ自分に言い聞かせてるのかもな。
「分かってるよ。あの壁の中に誘導すればいいんだな。」
クマが威圧を使ってコックローチを壁の外にいかないように誘導してくれる。
たださすがに草原を埋め尽くすほどのコックローツ全部を誘導することは無理だった。
「チィ、やっぱ全部は無理だ。」
誘導しきれなかったヤツは後方の外壁にいる人たちに任せるしかない。
「クマ、十分だよ。誘導できなかったヤツは全体の1割以下だ。」
「それでも500匹くらいいるぞ。」
「全体の9割を5人で殲滅するんだ十分出来過ぎだよ。」
コックローチが壁の内側で溢れかえって気持ち悪い。
さて最終段階の準備だ。
ポックルに引き続き《植物魔法》で細かい種をさらに作ってもらい、それをジンの《風魔法》でコックローチ全体に拡散してもらう。
オレは《プログラム・物質化》でツブテを大量に作り出す。
これで準備は整った。
「パッシー仕上げだ。」
今回の仕上げはパッシーの《火魔法》だ。
みなさん気づいているとは思うが今回の作戦は粉塵爆発とその衝撃を利用したツブテによるコックローチの一網打尽だ。
カウントダウンを開始する。
すると全員が耳を保護し身を屈める。
「3、2,1。パッシーやれ。」
パッシーが《火魔法》で壁の内側に火種を作った。
すると火種が一瞬で燃え広がると鼓膜が破れるかと思うほどの爆発音が響き地面を揺らした。
他の人たちは外壁の上で待機してもらってる。
オレたちで対処しきれなかったコックローチの対応をしてもらうつもりだ。
大半のギルド員や騎士、貴族がいないおかげでオレの作戦のクマの了承だけで他から反対もなく実行されることになった。
クマがギルドマスターなのは分かってたけど思った以上に頼りにされているのかも。
大半の戦力がいないおかげでピンチなのにそのおかげでオレの作戦がスムーズに行なわれるとは皮肉だな。
コックローチが来る前に準備を終わらせないといけない。
今回の作戦は大規模でオレ一人じゃ無理なので使い魔3匹とクマに協力してもらう。
「ソラ、ホントに大丈夫か。おまえの言ってることはほとんどワシにはわからんぞ。」
クマは単に他に良い案がないからオレの案にのっただけみたいだから不安なんだろ。
「大丈夫なはずだ。それに代わりの案はないんだろ?」
「まぁ、そうなんだがな。不安なんだよ。この作戦にこの街の命運がかかっているからな。」
「オレもこの街に守りたい人がいるから下手なことはしないよ。」
「クマ安心しろ。ソラはこう見えてやるときはやるぞ。」
「ブヒブヒ」(めったに見せない本気だな)
(ダイジョウブダヨ)
ジンとパッシーには褒められてる気がしない。
やっぱりオレの味方はポックルだけだ。
「時間が無いし準備しますか。」
オレは《プログラム・結界》を使って横の長さが1キロ近いL字の結界を作る。
一面はオレたちの前を塞ぎもう一面が天井になる形だ。
続いてポックルにL字の結界の左右を《土魔法》で作った壁で塞がせる。
さらに《植物魔法》を使って粉末状の植物の種を大量に壁の内側にどんどん作ってもらう。
ジンには《風魔法》で壁の内部に植物の種を満遍なく拡散してもらいさらに徐々に外にも広げてさせる。
植物の種が霧状に壁の外にまで広がっていく。
これで準備の第一段階が終了した。
オレは次の準備に備えてポーションを飲んで回復しておく。
つづきはコックローチが現われてからだ。
それから10分も経たずにコックローチの大群が現われた。
草原一面がGで埋め尽くされている。
「予想より多い気がする。」
「ソラ、オレも何か心配になってきたぞ。」
珍しくジンが弱気だな。
まぁ、ジンは1対多には向いてないからな
「おいおい二人とも不安になるこというな。」
「クマここまできたら覚悟を決めるしかないぞ。」
ジンはクマに言いつつ自分に言い聞かせてるのかもな。
「分かってるよ。あの壁の中に誘導すればいいんだな。」
クマが威圧を使ってコックローチを壁の外にいかないように誘導してくれる。
たださすがに草原を埋め尽くすほどのコックローツ全部を誘導することは無理だった。
「チィ、やっぱ全部は無理だ。」
誘導しきれなかったヤツは後方の外壁にいる人たちに任せるしかない。
「クマ、十分だよ。誘導できなかったヤツは全体の1割以下だ。」
「それでも500匹くらいいるぞ。」
「全体の9割を5人で殲滅するんだ十分出来過ぎだよ。」
コックローチが壁の内側で溢れかえって気持ち悪い。
さて最終段階の準備だ。
ポックルに引き続き《植物魔法》で細かい種をさらに作ってもらい、それをジンの《風魔法》でコックローチ全体に拡散してもらう。
オレは《プログラム・物質化》でツブテを大量に作り出す。
これで準備は整った。
「パッシー仕上げだ。」
今回の仕上げはパッシーの《火魔法》だ。
みなさん気づいているとは思うが今回の作戦は粉塵爆発とその衝撃を利用したツブテによるコックローチの一網打尽だ。
カウントダウンを開始する。
すると全員が耳を保護し身を屈める。
「3、2,1。パッシーやれ。」
パッシーが《火魔法》で壁の内側に火種を作った。
すると火種が一瞬で燃え広がると鼓膜が破れるかと思うほどの爆発音が響き地面を揺らした。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
259
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる