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古代の迷宮

105.エンシェントエルフの指輪は何処?

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結論から言うと≪機関銃≫はとんでもない威力を発揮した。

一発一発の規模は小さいが貫通力は≪雷炎の矢≫に匹敵するかもしれない。

まぁ、≪雷炎の矢≫は貯めを増やせばその分威力が上がるから一概には言えないのだけれどね。

ハイオーガの皮膚を破るだけじゃなく骨と筋肉を貫通して背中から突き抜けていた。

用心のために≪プログラム・条件≫でオレたちの周囲1メートル以内に入った弾丸を魔力に戻すようにしていてよかった。

もしジンに当たっていたらと思うとゾっとする。

まぁ、誰も怪我することなく討伐できてよかった、よかった。

「ソ~ラ~~、ハイオーガは俺が仕留めるつもりだったのに!」

うん、何となくジンには文句を言われるとは思ったんだよな。

「ごめんな、ちょっと予想より高威力になってしまったんだよ。もう一回行くか?」

なんか命がけの戦いのはずなのに意外とあっさり討伐してしまって、ゲームセンターでゲームで戦う感覚でジンにもう一戦するか確認してしまった。

「当たり前だぞ。」

即答ですか・・・。

もう一戦する前に忘れずに宝箱の中身を確認しておく。

宝箱の中にはジンにぴったりな斧が入っていた。


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・鬼殺し
古の時代に鬼を無数に葬ったと言われる斧
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「ジンこの斧を使うか?」

ジンは俺から斧を受け取って確認している。

「うん、オレが使うぞ。ちょっとだけ体に慣らすから待つんだぞ。」

ジンは両手に斧を持って戦闘の時と変わらぬハイスピードで其処ら中を縦横無尽に駆け回りながら素振りをしている。

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ジンは双戦斧術LV1を獲得しました。
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何となくスキル獲得するんじゃないかと思ってましたよ。



その後ジンは一人でハイオーガを倒していた。

最初から≪鬼神化≫≪魔闘気(風雷)≫を使いハイオーガに雷神ジンの名前に負けぬスピードで接近する。

そう言えばさっき鬼神化を使う暇がなかったな。

ハイオーガに接近しても≪幻影≫≪偽気配≫≪天駆≫に持ち前のハイスピードを合わせて翻弄している。

終いにはジンが分身して見え始めた。

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ジンは≪分身≫LV1を獲得しました。
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あ、スキルを獲得するんですね。

もうジンがスキルをすぐに獲得することが当たり前になったな。

止めは≪魔闘気刃(風雷)≫を使った左右両手の斧であの太い首を首チョンパしてたよ。

あれは一瞬自分の首を撫でちゃったね。



「あ~、楽しかった。ハイオーガはなかなか倒しがいのある奴だったぞ!」

ジンの機嫌が直ってよかったよ。

ただ、ハイオーガと単独で戦って楽しいなんて感想言うのはジンくらいだと俺は思うよ。

さてさて宝箱はポックルに開けてもらおう。

「ポックル宝箱の中身を確認してくれ。」

(ワカッタ)

ポックルが≪植物魔法≫で出したツタで宝箱を開けてくれる。

中には木の実が入っていた。

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・再生の木の実
部位欠損以外の傷害を完全に治す木の実
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あ、けっこうとんでもない回復アイテムを手に入れたな。

「ソラ、目的のものは手に入ったのか?」

そうエンシェントエルフの指輪をまだ手入れてないんだよな。

まぁ、その答えはすでに地図アプリが教えてくれてるんだよね。
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