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言葉わかるのに意味わからない
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第1話 「正しい言葉しかしゃべれない職場」
「今日も共有、ありがとう。」
「はい、こちらこそ共有ありがとうございます。」
朝の会議。
まるで合図のように、全員が同じ言葉を交わす。
広告代理店の会議室には、笑顔と相づちと、マイルドな承認が満ちている。
誰も怒らないし、誰も傷つけない。
なのに、美空はいつも息苦しかった。
「昨日のプレゼン、すごく“建設的”でしたね」
「“学び”多かったです」
「“気づき”ありましたね」
言葉のなかに、何も入っていない。
すべての発言が、どこにも刺さらず、誰にも届かない。
ただ空気をやわらかく保つために、音を発しているだけ。
美空はメモをとるふりをして、ノートに小さく書いた。
> “建設的って、どういう意味?”
上司の中谷がにこやかに言う。
「じゃあ、美空さんの案、もうちょっと“ブラッシュアップ”してみようか。全体のトーンを“ポジティブ”にね」
「……はい。」
「無理しない範囲で、“前向きに”やってもらえれば」
“前向きに”。
“無理しない範囲で”。
どちらも優しい言葉なのに、美空の胸の奥に重く沈んでいく。
——何を、どうすればいいんですか?
その問いを喉まで出しかけて、やめた。
「空気が読めない」と言われるのが怖かった。
正しい言葉しか存在しない場所では、“わからない”と口にすることが、最大の不正解になる。
休憩室では、先輩がコーヒー片手に笑っていた。
「美空ちゃん、ちょっと頑張りすぎなんじゃない? もうちょっと“力抜いていこ”」
「……そうですね」
「うんうん、“いい感じ”でやってこう!」
“いい感じ”って、何?
美空は笑顔をつくりながら、心の中でつぶやいた。
その瞬間、言葉の表面だけが軽やかに飛び交い、意味が音の外へ逃げていくのを感じた。
夜。
オフィスの明かりが減り、誰もいないコピー機の音だけが響く。
残っていた同僚の田島が、美空のデスクに顔を出した。
「今日も遅いね」
「ちょっと資料整理を……」
「偉いなぁ。ほんと、意識高い」
彼は笑って去っていった。
美空は、胸の奥で小さくため息をついた。
“偉いなぁ”という言葉が、どうしてこんなに疲れるのだろう。
帰り道、コンビニのレジで「温めますか?」と聞かれた。
「はい」と答えた自分の声が、やけに空っぽに聞こえた。
意味を持たない返事を繰り返すうちに、自分の言葉まで“表面的”になっていくようだった。
翌朝。
会議の途中で、上司が美空に尋ねた。
「昨日の修正案、どう思う?」
美空は一瞬迷って、正直に答えた。
「……これ、前のほうが伝わると思います」
会議室に、わずかな静寂が落ちた。
すぐに誰かが笑って空気を戻した。
「美空ちゃんって、ちょっと“言い方キツい”よね」
笑い声。
軽い空気。
けれどその瞬間、美空はようやく、意味を持って言葉を発していた。
誰にも理解されなかったとしても。
——言葉わかるのに、意味わからない。
そう感じていた日々の中で、初めて“意味”を伝えようとした日だった。
第2話 「心配してるって、どういう意味ですか?」
深夜、オフィスに残っているのはもう二人だけだった。
プリンターの低い唸りと、蛍光灯の微かな音。
美空は資料の修正を終えたあと、目を閉じた。
肩の奥が、硬くなっている。
「もうこんな時間か……」
後ろから田島の声。
温和で、いつも誰にでも調子を合わせられる人。
部署では「気が利く」と評判だ。
「美空さん、帰らないの?」
「あと少しで終わります」
「無理しないで。大丈夫?」
“だいじょうぶ”。
その言葉を聞いた瞬間、美空は手を止めた。
「……何が、ですか?」
「え?」
「“大丈夫”って、何を指してるんですか?」
田島は一瞬戸惑い、笑ってごまかした。
「えーと……ほら、疲れてるかなと思って」
「疲れてます。でも、仕事だから」
「そういう意味じゃなくて、うん、なんか心配で」
“心配”。
それもまた、やさしい音でできた言葉だった。
でもその“やさしさ”の中には、何も入っていないように思えた。
美空は、彼の視線を避けながら言った。
「田島さん、いつも“優しい”ですけど、何を思ってるのか、わからないです」
「え……?」
「“大丈夫?”とか、“無理しないで”とか。
言われると、いつも、自分の何を見てそう言ってるのか考えてしまうんです」
田島は黙った。
空調の音が少し大きく聞こえた。
「……別に、変な意味じゃないんだよ」
「そうですね。きっと“変な意味”なんて、どこにもないんだと思います」
美空は笑った。
少し哀しい笑みだった。
正しい言葉しか通用しない場所では、“変な意味”が最初から禁止されている。
でも、そのせいで本当の“意味”まで消えていた。
田島は鞄を持ち、少しだけ間を置いて言った。
「……気にさせたなら、ごめん」
「いえ。私が、言葉に過敏なだけです」
二人のあいだに、透明な壁ができた。
破れないまま、静かに夜が終わった。
翌週、美空はプロジェクトの打ち合わせで発言を控えるようになった。
誰かが「この案件、難しいね」と言えば、彼女は「そうですね」とだけ答えた。
意味のない応答のほうが、衝突が少ない。
平和でいられる。
けれど、その“平和”はなぜか彼女を冷たくしていった。
仕事帰り、街角のカフェで一人になったとき、スマホが震えた。
〈今日も遅くまで頑張ってたね。無理しないで〉
田島からのメッセージ。
美空は少し指を動かしかけて、打つのをやめた。
> “無理しないで”の先に、何があるんですか?
その言葉を送信する代わりに、
“ありがとう”だけ打って、送信した。
画面の光が消え、夜の街の音が戻る。
ふと、美空は思った。
——“ありがとう”を使うたびに、自分の声が遠くなる。
でも、何も言わないと、人とのつながりが消えてしまう。
彼女はコーヒーを飲み干した。
カップの底に残った泡が、薄く波打っていた。
意味を持たない言葉たちが、自分の中でも泡のように消えていく。
> 言葉は届いている。
でも、何ひとつ伝わっていない。
静かな夜風が吹いた。
それでも彼女は、まだ言葉を信じようとしていた。
第3話 「沈黙のほうが伝わる日」
辞表を出したのは、春のはじまりだった。
理由は特に書かなかった。
上司の中谷は、「そっか、次も“前向き”に頑張ってね」と笑った。
それが最後の会話だった。
家に戻っても、急に時間が増えた。
何も予定のない昼。
窓から射す光が、やけに強く感じられる。
スマホにはまだ仕事用のグループチャットが残っていた。
〈ありがとう〉
〈おつかれさまでした!〉
〈新天地でも頑張ってください〉
どれも正しい言葉だった。
でも、どの文字を見ても、美空の胸は動かなかった。
しばらくして、上司の中谷から個別メッセージが届いた。
〈応援してるよ〉
“応援”。
優しいはずなのに、もう、響かない。
彼がどんな気持ちで書いたのか、考える気力もなかった。
その夜、美空はスマホを伏せて、照明を落とした。
カーテンのすきまから、春の風が入ってくる。
静けさの中で、初めて呼吸が深くなった。
——言葉がないのに、少しだけ生きてる感じがする。
翌日。
玄関のチャイムが鳴った。
ドアの向こうに立っていたのは、同僚の佐和子だった。
会社で一番“空気が読める人”と呼ばれていた女性だ。
「近くまで来たから」
「……ありがとう」
佐和子は手にコンビニの紙袋を持っていた。
中には温かい肉まんが二つ。
「言葉いらないでしょ、こういうとき」
そう言って笑い、ソファに腰を下ろした。
ふたりはしばらく黙って、肉まんを半分ずつ食べた。
蒸気のにおいが部屋に広がる。
会話はない。
でも、妙に心が落ち着いていく。
佐和子が口の端にソースをつけているのを見て、美空は少し笑った。
「なに?」
「いえ……」
その「いえ」に、たくさんの意味が詰まっていた。
佐和子は紙袋を折りたたみながら言った。
「職場、いまも“いい感じ”で回ってるよ」
「……“いい感じ”って、なんですかね」
「うーん、何も起きないってことかな」
ふたりはまた黙った。
その沈黙が、言葉よりもずっと正直だった。
夕暮れ、佐和子が帰ったあと、美空はノートを開いた。
会社で使っていたメモ帳の最後のページ。
そこに、少しだけ言葉を書き残した。
> 「“伝える”って、時と場合によっては、“話す”こととは限らない」
窓の外で、風がカーテンを揺らす。
その音を聞きながら、美空は目を閉じた。
言葉を失っても、人はつながれる。
沈黙の中に、ようやく“意味”があった。
> 言葉わかるのに、意味わからない。
でも、意味わかるときは、たいてい言葉がない。
―完―
「今日も共有、ありがとう。」
「はい、こちらこそ共有ありがとうございます。」
朝の会議。
まるで合図のように、全員が同じ言葉を交わす。
広告代理店の会議室には、笑顔と相づちと、マイルドな承認が満ちている。
誰も怒らないし、誰も傷つけない。
なのに、美空はいつも息苦しかった。
「昨日のプレゼン、すごく“建設的”でしたね」
「“学び”多かったです」
「“気づき”ありましたね」
言葉のなかに、何も入っていない。
すべての発言が、どこにも刺さらず、誰にも届かない。
ただ空気をやわらかく保つために、音を発しているだけ。
美空はメモをとるふりをして、ノートに小さく書いた。
> “建設的って、どういう意味?”
上司の中谷がにこやかに言う。
「じゃあ、美空さんの案、もうちょっと“ブラッシュアップ”してみようか。全体のトーンを“ポジティブ”にね」
「……はい。」
「無理しない範囲で、“前向きに”やってもらえれば」
“前向きに”。
“無理しない範囲で”。
どちらも優しい言葉なのに、美空の胸の奥に重く沈んでいく。
——何を、どうすればいいんですか?
その問いを喉まで出しかけて、やめた。
「空気が読めない」と言われるのが怖かった。
正しい言葉しか存在しない場所では、“わからない”と口にすることが、最大の不正解になる。
休憩室では、先輩がコーヒー片手に笑っていた。
「美空ちゃん、ちょっと頑張りすぎなんじゃない? もうちょっと“力抜いていこ”」
「……そうですね」
「うんうん、“いい感じ”でやってこう!」
“いい感じ”って、何?
美空は笑顔をつくりながら、心の中でつぶやいた。
その瞬間、言葉の表面だけが軽やかに飛び交い、意味が音の外へ逃げていくのを感じた。
夜。
オフィスの明かりが減り、誰もいないコピー機の音だけが響く。
残っていた同僚の田島が、美空のデスクに顔を出した。
「今日も遅いね」
「ちょっと資料整理を……」
「偉いなぁ。ほんと、意識高い」
彼は笑って去っていった。
美空は、胸の奥で小さくため息をついた。
“偉いなぁ”という言葉が、どうしてこんなに疲れるのだろう。
帰り道、コンビニのレジで「温めますか?」と聞かれた。
「はい」と答えた自分の声が、やけに空っぽに聞こえた。
意味を持たない返事を繰り返すうちに、自分の言葉まで“表面的”になっていくようだった。
翌朝。
会議の途中で、上司が美空に尋ねた。
「昨日の修正案、どう思う?」
美空は一瞬迷って、正直に答えた。
「……これ、前のほうが伝わると思います」
会議室に、わずかな静寂が落ちた。
すぐに誰かが笑って空気を戻した。
「美空ちゃんって、ちょっと“言い方キツい”よね」
笑い声。
軽い空気。
けれどその瞬間、美空はようやく、意味を持って言葉を発していた。
誰にも理解されなかったとしても。
——言葉わかるのに、意味わからない。
そう感じていた日々の中で、初めて“意味”を伝えようとした日だった。
第2話 「心配してるって、どういう意味ですか?」
深夜、オフィスに残っているのはもう二人だけだった。
プリンターの低い唸りと、蛍光灯の微かな音。
美空は資料の修正を終えたあと、目を閉じた。
肩の奥が、硬くなっている。
「もうこんな時間か……」
後ろから田島の声。
温和で、いつも誰にでも調子を合わせられる人。
部署では「気が利く」と評判だ。
「美空さん、帰らないの?」
「あと少しで終わります」
「無理しないで。大丈夫?」
“だいじょうぶ”。
その言葉を聞いた瞬間、美空は手を止めた。
「……何が、ですか?」
「え?」
「“大丈夫”って、何を指してるんですか?」
田島は一瞬戸惑い、笑ってごまかした。
「えーと……ほら、疲れてるかなと思って」
「疲れてます。でも、仕事だから」
「そういう意味じゃなくて、うん、なんか心配で」
“心配”。
それもまた、やさしい音でできた言葉だった。
でもその“やさしさ”の中には、何も入っていないように思えた。
美空は、彼の視線を避けながら言った。
「田島さん、いつも“優しい”ですけど、何を思ってるのか、わからないです」
「え……?」
「“大丈夫?”とか、“無理しないで”とか。
言われると、いつも、自分の何を見てそう言ってるのか考えてしまうんです」
田島は黙った。
空調の音が少し大きく聞こえた。
「……別に、変な意味じゃないんだよ」
「そうですね。きっと“変な意味”なんて、どこにもないんだと思います」
美空は笑った。
少し哀しい笑みだった。
正しい言葉しか通用しない場所では、“変な意味”が最初から禁止されている。
でも、そのせいで本当の“意味”まで消えていた。
田島は鞄を持ち、少しだけ間を置いて言った。
「……気にさせたなら、ごめん」
「いえ。私が、言葉に過敏なだけです」
二人のあいだに、透明な壁ができた。
破れないまま、静かに夜が終わった。
翌週、美空はプロジェクトの打ち合わせで発言を控えるようになった。
誰かが「この案件、難しいね」と言えば、彼女は「そうですね」とだけ答えた。
意味のない応答のほうが、衝突が少ない。
平和でいられる。
けれど、その“平和”はなぜか彼女を冷たくしていった。
仕事帰り、街角のカフェで一人になったとき、スマホが震えた。
〈今日も遅くまで頑張ってたね。無理しないで〉
田島からのメッセージ。
美空は少し指を動かしかけて、打つのをやめた。
> “無理しないで”の先に、何があるんですか?
その言葉を送信する代わりに、
“ありがとう”だけ打って、送信した。
画面の光が消え、夜の街の音が戻る。
ふと、美空は思った。
——“ありがとう”を使うたびに、自分の声が遠くなる。
でも、何も言わないと、人とのつながりが消えてしまう。
彼女はコーヒーを飲み干した。
カップの底に残った泡が、薄く波打っていた。
意味を持たない言葉たちが、自分の中でも泡のように消えていく。
> 言葉は届いている。
でも、何ひとつ伝わっていない。
静かな夜風が吹いた。
それでも彼女は、まだ言葉を信じようとしていた。
第3話 「沈黙のほうが伝わる日」
辞表を出したのは、春のはじまりだった。
理由は特に書かなかった。
上司の中谷は、「そっか、次も“前向き”に頑張ってね」と笑った。
それが最後の会話だった。
家に戻っても、急に時間が増えた。
何も予定のない昼。
窓から射す光が、やけに強く感じられる。
スマホにはまだ仕事用のグループチャットが残っていた。
〈ありがとう〉
〈おつかれさまでした!〉
〈新天地でも頑張ってください〉
どれも正しい言葉だった。
でも、どの文字を見ても、美空の胸は動かなかった。
しばらくして、上司の中谷から個別メッセージが届いた。
〈応援してるよ〉
“応援”。
優しいはずなのに、もう、響かない。
彼がどんな気持ちで書いたのか、考える気力もなかった。
その夜、美空はスマホを伏せて、照明を落とした。
カーテンのすきまから、春の風が入ってくる。
静けさの中で、初めて呼吸が深くなった。
——言葉がないのに、少しだけ生きてる感じがする。
翌日。
玄関のチャイムが鳴った。
ドアの向こうに立っていたのは、同僚の佐和子だった。
会社で一番“空気が読める人”と呼ばれていた女性だ。
「近くまで来たから」
「……ありがとう」
佐和子は手にコンビニの紙袋を持っていた。
中には温かい肉まんが二つ。
「言葉いらないでしょ、こういうとき」
そう言って笑い、ソファに腰を下ろした。
ふたりはしばらく黙って、肉まんを半分ずつ食べた。
蒸気のにおいが部屋に広がる。
会話はない。
でも、妙に心が落ち着いていく。
佐和子が口の端にソースをつけているのを見て、美空は少し笑った。
「なに?」
「いえ……」
その「いえ」に、たくさんの意味が詰まっていた。
佐和子は紙袋を折りたたみながら言った。
「職場、いまも“いい感じ”で回ってるよ」
「……“いい感じ”って、なんですかね」
「うーん、何も起きないってことかな」
ふたりはまた黙った。
その沈黙が、言葉よりもずっと正直だった。
夕暮れ、佐和子が帰ったあと、美空はノートを開いた。
会社で使っていたメモ帳の最後のページ。
そこに、少しだけ言葉を書き残した。
> 「“伝える”って、時と場合によっては、“話す”こととは限らない」
窓の外で、風がカーテンを揺らす。
その音を聞きながら、美空は目を閉じた。
言葉を失っても、人はつながれる。
沈黙の中に、ようやく“意味”があった。
> 言葉わかるのに、意味わからない。
でも、意味わかるときは、たいてい言葉がない。
―完―
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