異世界転移したけど、お金が全てってはっきりわかんだね

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第101話「テンション上がってきた!」

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「━━という訳なんだが、ナイアにはこれが何か分かるかね?」
 ナイアのお説教に誠意という名の土下座で応えた後、お怒りが落ち着いたタイミングで俺は問題のソレを見せながら質問をしてみたのだった。
 現在、俺の右手首にある魔道具を覆い隠すように存在している『ソレ』は、この地下室でいきなり襲ってきた存在だ。
 まぁ、直近での危機は感じていないが、警戒はして当然だろう。現代日本から来た一般人としては、異世界植物というだけで、身構えてしまうものである。
 不安の解消に御歳五百歳の大魔王様を頼ってしまうのも仕方がない話のはずだ。
「うーむ。結論から言うと、分からんのぅ」
 だがしかし。駄菓子菓子。世の中、そんなに甘くはない。
 軽く首を捻る大魔王様を前に、俺は不安の継続を余儀なくされるのであった。
「そうかー。ナイアでも分かんないか」
「いささか口惜しいがのぅ。これは恐らく妾の生まれより時代のあるモノじゃ。すまんがちょっと分からんのぅ」
「いやいや、ナイアが謝ることは何もないぞ。ただそうか、ナイアにも分かんないかー。……ちっと怖ぇな。なんか」
「いやいやいやいや。絶対に私の方が怖いですからね、ご主人。仮に『ソレ』が碑文の通りに『対女神の尖兵用の超兵器』なら、真っ先に死ぬの私ですし!?」
 そして、恐怖は伝染するものである。
 俺はそんなことを考えながら、呆れたため息を零し、この世界に来た際に女神様から与えられた<ユニークスキル>である黒猫へと話しかけるのであった。
「まぁ、落ち着けよ、ノワール。確かにコレが何かは分からん以上、焦る気持ちも分かるけど。……今のところは危険は感じないんだしさ」
「ご主人はそうでしょうよ! ソレについて書かれていた『碑文』からも『日本人』は大丈夫そうな気配がありましたからね!」
 そう言って、ふしゃーッ、っと実に猫らしく威嚇を行うノワールさん。
 いつにもなく余裕のない態度ではあるが、それも大魔王様のおかげであっさりと解決することになるのであった。
「まぁまぁ。落ち着くのじゃ、ノワール。もう少し安心しても大丈夫じゃぞ」
「え? そ……そうなんですか、ナイア?」
 軽くノワールを抱き抱え頬ずりをしながら語りかけるナイアに対して、毒気を抜かれた黒猫は困惑気味にそう返すのであった。
 ただまぁ、そのナイアの発言は俺からしても気になる内容であったので、俺もナイアへは質問を重ねることになった。
「ん? ナイア。それはどういう意味だ?」
「妾の言葉不足で心配をかけたのぅ。確かにノゾムに取り付いた『ソレ』の詳細や来歴は分からんが、読み取れた情報もあるのじゃ。少なくとも『ソレ』はノゾムやノワール、あとは妾には危害を加えることは無いはずじゃ」
 そこで一呼吸を置いて、頭の中で話す内容を整理するように軽く上を見つめながら彼女は説明してくれた。
 彼女曰くこの『枝』は━━

 ①.常に辺りの魔力を吸い取っている
 ②.この魔力とは『この世界を作った』女神様の魔力のことであり、ノゾムは魔力が無いため支障なし。
 ③.またノワールやナイアが有する魔力は『別』の魔力のため問題なし

 ━━とのことである。
 ……ちょっと待って。情報量とツッコミどころが多過ぎる。
 俺は説明を終えて可愛いドヤ顔を決めている美少女魔王様を相手に、一度目頭を揉んで考えをまとめながら質問を返していくのであった。
「ちょっと待ってくれ、ナイア。……聞きたいことが一気に増えたんだが、まず一つ良いか?」
「うむ? 遠慮なくなんでも聞いてくれて構わんぞい?」
「ありがとう。……んじゃ、まず一つなんだが、これが魔力を吸い取ってるってのはどうして分かったんだ?」
「それは簡単じゃ。『ソレ』の周辺から魔力というか魔素マナが終始消えつづけておるからの。何のためにそうしているのかは分からんが、ソレが原因なのは間違いないじゃろうよ」
「そうか。……それじゃあ次だが、魔力を吸い取ってるモノってことはやっぱりマズいモノじゃ無いのか?」
「うむ。通常のこの世界の者であれば、自身の魔力を枯渇まで吸われるということは命にすら関わるモノじゃな。なんなら無機物ですら存在の危機じゃろうよ。━━しかしのぅ。<ステータス>を見ても分かる通り、『ノゾム』にとっては魔力0がデフォルトの状態じゃろ? この世界では例外的に魔力を全く持たないお主ならいくら触れていても問題は無い筈じゃ」
「まぁ、金の無いところに取り立ては来ないですよね。弱くて良かったですね、ご主人」
「泣かすぞ、ノワール。大丈夫だと分かった瞬間に元気になりやがって。……まったく。それじゃあ三つ目なんだが、ノワールやナイアが使っている魔力は別ってのは、どういうことなんだ?」
「それはそのままの意味じゃのぅ。妾もノワールもこの世界を生み出した女神とは別の存在によって生じてあるからのぅ。ノワールはノゾムの元いた世界━━日本じゃったか? とにかくそちらの女神様からの魔力で活動しておるし、妾の魔力は母である『月』からのモノじゃ」
「……『月』?」
「うむ。『月』じゃ」
 そう言って仁王立ちでかんらかんらと笑う魔王様。
 その笑顔を微笑ましいとは思うけれど━━
(……どうよ?)
(安心してください。さっぱりですよ)
 ━━俺は黒猫とアイコンタクトを交わしながら、一つため息を零すのであった。
 ……うん。
 もうこれ、わっかんねぇな。
 このナイアからの説明を受けた時点で、俺は詳細の理解を諦めてフィールで感じ取る方向へ方針を切り替えることにした。
 ナリカネ難しい話、マジ分かんない。
 そもそもここダンジョンだし、詳しいことは帰ってからだ。帰ってから。
「……オッケーだ、ナイア。よく分からんことが分かったよ。とりあえず重ねての確認で悪いんだが、危険は無いって認識で良いんだよな? これ?」
「うむうむ。それで良いぞい」
 頷きを二つ添えて、ナイアさんは笑う。
 それはいつもの楽しそうな笑みではなく、怯える赤子をあやすような、どこか母性を感じさせるような笑みであった。
 見た目は小学校高学年程度のナイアさんだが、バブみが凄い。
 だが、いかに母性に溢れていようとも、見た目が幼く見えようとも、彼女は大魔王であり、魔王というものは最後の最後に爆弾を投下するものだということを俺たちはこの後すぐに知ることになる。
「━━それから一つ補足というか予測なんじゃがの。そんなに心配せんでも、恐らくノゾム達が読んだという碑文にある『兵器』と『ソレ』は、別物だと思うぞい」

「「……はい?」」

 声を揃えて、息を揃えて、同じ角度で首をひねりながら困惑する俺とノワール。
 いや、それも仕方ないだろう。
 これまでの心配の全てを吹き飛ばすような威力の爆弾である。内容自体は喜ばしいことではあるが確認をしっかりとるのは大事な事のはずだ。
「……ちょい待ってくれ、ナイア。それは一体どういう事でせう?」
「ええ、詳しく教えてほしいです」
「うむ。まぁ、そんなに難しい話じゃあないんじゃがの。其奴は確かに魔素を吸収するという珍しい特徴を持ってはいるが、その速度は著しく遅いのじゃ。今のところその『魔道具』から魔素を取り入れてるらしいが、このペースだと終えるまでに七日はかかる筈じゃ」
 そこまで話して『分かったじゃろ?』的な顔でこちらを伺うナイアさん。
 美少女の期待に応えてこその漢だとは思うのだが━━
「……なるほど。分からん」
「同じく、です」
 ━━所詮は中卒の俺と生後数ヶ月の黒猫にはちと難しい話であった。
 
 その後、再度ナイアから話をまとめてもらった結果が下記の通りである。
 曰く、この『枝』が魔力を吸う性能は決して高いものでは無く、また『コイツ』の為にこれだけ広い部屋を用意することも考えにくいということであった。
「言われてみれば確かに」
「めっちゃ広いですからね、ここ」
 そうして俺たちは辺りを見渡した。
 一面の闇に包まれていた謎の地下部屋だったが、現在はナイアの魔法により隅から隅まで照らされている。
 その結果、判明したことだがこのやたら広いだけの部屋は壁も床も天井も『鉛』で出来ており、上の部屋のような『碑文』や『オリハルコン』などは欠片も存在していなかった。
「恐らく、ノゾムたちの読んだ『碑文』の通り此処が『武器庫』であったことは間違いないじゃろうが、ここを見る限りその謎の『兵器』とやらは既に持ち出された後じゃろうよ」
 そんなナイアの台詞に、俺もノワールも成る程と相槌を入れて肩の力を抜いた。
 『チート』を取り逃がしたという事に失望がないと言えば嘘になるが、過ぎたる『力』はやはり怖いものである。
 限界を超えて人体発火現象とか、100%を超えたひずみとか、人間の限界なんて軽快に超えて良いものではないのだから。
 ……まぁ、ついでにノワールの安全も確保されたなら、なによりじゃあないですかね。
「そかそか。……悪いな、ナイア。こっちの不安解消に長々と付き合わせて」
「ありがとうございました、ナイア」
「かかかっ。構わんぞい。まだ不安なら『ソレ』も力づくで剥がしても良いんじゃが━━」
「お、ほんとか? 出来るならお願いしようかな」
「━━今の位置じゃとノゾムの腕ごと取れるかも知らんからのぅ」
「無理は良くないな、うん」
 秒で言葉を撤回した俺を見て、かんらかんらと笑う魔王様。貫禄よなぁ。
「まぁ、勿体ない話ではあるがの。『ソレ』もルーエからもらったその『魔道具』の魔力を吸い尽くせば、また何処ぞへ移動するであろうよ。それまでの辛抱じゃ」
 そういうとナイアは指で『枝』をピンと弾いた。俗に言うデコピンである。
 あまり『コレ』を刺激して欲しくは無いのだが、さっまでの話だと害は無いのだろうし、俺も重く考えないようにしよう。
 ……希少な『魔道具』を壊してしまう事について、ルーエさんには謝り方を考える必要があるだろうが。
「まぁ、色々と解決できてよかったよ。さて、となると最後の問題は一つだな」
「ええ、ご主人。後はアレだけですね」
「ううむ。コレばかりは妾としても難問じゃのぅ」

 そうして、俺らは視線を移動させて、ソレを見た。

「……『女神大戦』。『サンキ伝説』は事実で……歴史は確かに……『兵器』の地下室……『日本語』ってなに……もぉぉぉぉ!!!! 嬉しいけど意味が分からなすぎてわかんなーい!!!!」

 自身の夢であった『考古学』の解明を、意味☆不明のスピード特急で進められたメグさんの姿を。

「……うわぁお。アレって一周回って感情の処理が出来てない状態だよな?」
「ううん。我々が此処を見つけた事に原因があると思えば、罪悪感が湧きますね」
「のぅのぅ。やはり妾は『碑文』を読み解かん方が良かったのかの?」
 
 テンションが上がってきて、荒ぶる級友を前に震えながら俺たちはその後の対応を考えるのであった。


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