戦国武将異世界転生冒険記

詩雪

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Epi-logue

~世界の標~

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 野営陣地に戻った俺達は三日間の偵察任務を終え、ポーティマス冒険者ギルドへ足を運ぶ。冒険者登録間もないころ依頼の報告は俺が行っていたのだが、最近はシリュウのランクで受けた依頼はシリュウに報告させるようにしていた。

 シリュウは読み書きが苦手である。とくに文字を書くとなると非常におぼつかない。ドラゴニアの里では戦士として見込みのあったシリュウは、戦う事以外大して必要とされなかったらしい。次期長だった兄ガリュウは戦い以外の事も多く学んでいたというが、シリュウはからっきしだ。

 だが人間の地、こと冒険者ギルドではそうはいかない。

 ギルドの扉を開けると連絡板に人が集まりえらく騒がしいが、まずは依頼の報告だ。窓口近くの椅子に腰掛け、シリュウの報告の様子を伺う。

「おかねもらいに来た!」
「あらシリュウちゃん、おかえりなさい。依頼の報告ね?」
「そうだ!」

 受付嬢が差し出したのは依頼書と報告書の二枚。

 シリュウはいつも通りに依頼書をにらみつけるや『これだ!』といい、受付嬢に突き返す。依頼書は受けた依頼に間違いが無いかの確認だけなので、これは誰でもできるだろう。問題はここからだ。

・報告事項
 いちにちめ。すけるとんみえた。ぜんぶたおしたかったけどがまんした。
 ににちめ。すけるとんみえた。こっちにはしってきたやつをシィがたおした。
 さんにちめ。すけるとんみえた。さいごまでたいくつないらいだった。

・特記事項

「? なぁ、これなんてよむ。初めて見た」
「特記事項(とっきじこう)ね。報告とは別で特に気になった事を書く欄よ」

 特記事項欄は討伐や採取依頼には設けられていない欄である。今回のような調査や護衛依頼の報告書に設けられているもので、なぜ特記事項欄があるのかは聞いたことが無い。実は俺もそこに書いたことが無かったりする。

 だがシリュウは妙な所で律儀だ。何かしら書かなければならないと、頭を抱えている。

「う~~~ん」
「シリュウちゃん。なければ別に空欄でいいのよ?」
「いやだ。あきらめない」

 シリュウはポーティマス冒険者ギルドではちょっとした有名人なので、ギルドの職員もシリュウの事はよくわかっている。時間がかかりそうなことを察知した職員は、後ろで待っていた冒険者を呼び、別の窓口で対応を始める。

「おぅチビ…じゃなかった、シリュウ。相変わらずきったねぇ字だな」
「むっ、うるさい! シィは考えてる! 邪魔するな!」

 シリュウをからかうこの冒険者は過去、シリュウをチビ呼ばわりして吹っ飛ばされている。ギルド内は暴力沙汰はご法度だ。その時シリュウは初犯であり、さらに殴られた冒険者も職員の目の前でシリュウを馬鹿にしたので、次は無いと双方注意だけで済んだ。

 その後しばらく頭を抱えたシリュウだったが、ようやく出来上がった報告書を俺にもってくる。

 あめでしろがながされそうになった。

 特記事項にそう書かれた報告書に、俺は自分の名を入れた。一応シリュウのランクに合わせただけで俺も依頼を受けている。署名ついでに『状況変わらず 引き続き警戒すべし』とだけ書き、シリュウに手渡した。

 なお、共にいた冒険者パーティーが砦に向かって返り討ちに合った事や、鉄砲水に関しては彼らと口裏を合わせて無かった事にした。あまり褒められた事では無いが、砦の脅威度を調査するという依頼である以上、それに関係の無い報告はする必要が無いと俺は思っている。

 彼らも自分達の暴走を報告されるとギルドからの心証が悪くなるし、今後は絶対無謀な事はしないと誓ったので、目をつむる事にした。

「お師、お師。あいつが呼んでる」
「ん?」

 シリュウが報酬の入った金袋をひっさげ戻ってくる。

 あいつ呼ばわりはやめろと言いつつ待っておくように言うと、シリュウは生返事をして俺と入れ替わりに椅子に座り、嬉しそうに金袋から硬貨を取り出して数え始めた。

 シリュウも十五になると言う。人間の基準に当てはめるのは違う気がするが、人間の社会にいる以上、早く年相応の知識と立ち居振る舞いを学ばせなければと、少々焦る俺がいる。

「何か問題がありましたか?」

 受付の職員にそういうと、依頼は滞りなく終わったと言った。

「リカルド様。当ギルドマスターが執務室でお待ちです。お時間よろしいでしょうか?」
「え? あー、はい」

 ギルドマスターに呼び出されるのは慣れている。またシリュウかアジェンテ関連の話だろう。

「シリュウ。少しマスターに会ってくる。大人しくしてるんだぞ」
「お師! シィは子供じゃないです!」

 彼女が暴れたら私の名前を出して下さいと職員に言うと、大変ですね、と笑顔が返ってきた。

「おぅ。来たか。座ってくれ」

 促され、年季の入った革張りのソファに腰を沈める。

「で、今日はなんです? シリュウの件ですか?」
「つまらんヤツめ」

 シリュウの件でここ数ヶ月、何度この海賊の風体をしたマスターに会っている事か。雑談が長ったらしいことはもう知っているので、最近はさっさと本題に入るよう持って行くのが定番だ。

 だが今日のマスターは様子が少しおかしい。ふぅ、と息を吐いて立ち上がり、机の上に置いてあった手紙と箱を俺の前に差し出した。

「なんです? これ」
「光栄だよ。この瞬間に立ち会えることがな」
「はぁ」

 訳が分からないままマスターに手紙と箱を開けるよう言われ、まずは手紙を開いてみた。そこには直筆で、ごく短い文章がつづられていた。




 ジン・リカルド

 一天四海の標たらんこと ここにねがふ

              ヨル・イザナミ




「は…?」

 訳が分からなかった。内容が不十分だしヨルという人物も知らない。なんなら古い文字な上に達筆過ぎて全然頭に入ってこなかった。

「その手紙はグランドマスターのヨルさんからだ」
「!?」

 グランドマスターは西大陸ギルドの頂点ではないか! どういうことだ!?

「書いてある内容はお前だけのものだ。当然俺も知らん。胸にしまっておけ」
「いまいち、というか中身が全然ないのですが…」
「俺はギルドマスターに任命された時に一度お会いしただけだが、格が違うとだけ言っておこう。お前なら今後お会いする事もあるだろう」

 たしかグランドマスターは帝国の古都ディオスにいると聞いたことがある。北部に行く予定は今のところないのだが、それはまぁいい。

「ではこの箱は…」

 箱を手に取ると、海賊ギルドマスターは強くうなずいた。

 何かはわからないが、ただ事ではない様だ。

 緊張しつつ箱をゆっくりと開けると、そこには漆黒に光るプレートが一枚。

 見た事の無いギルドカードだった。


 ◇


「お師おそい…おなかへった…」

 受け取った報酬を眺め終えたシリュウは、なかなか戻ってこないジンを手持無沙汰に待っている。

 太ももで頬杖を突いてボーッとしていると、連絡板の前に集まっていた人混みの中から、昨日まで依頼を共にした冒険者達がシリュウに気が付き、慌てた様子で声をかけて来た。

「シ、シ、シリュウ! おまえっ、知ってるのか!?」
「ん? …なんだ死にかけ人間か…シィはいそがしい。どっかいけ」
「今のお前のどこが忙しいんだ!」

 ぎりぎり覚えていたリーダーの顔を見たシリュウは、気だるく手をひらひらさせる。ただでさえ人混みの喧騒にうんざりしていたので、ジンが遅い事もあり彼女の虫の居所は良くない。

「やっぱりシリュウちゃん知らないんだ! こっち来て!」

 リーダーが口をパクパクさせているのを見て、間抜けな顔だと笑うシリュウの手を細剣士フェンサーの女が引いて行く。

 リーダーは連絡板の前に群がっている人を一喝して道を開けさせ、笑いながら手を引かれたシリュウは、皆の注目の的となっているある掲示物の前に立たされた。

「大人しくしないとお師におこられる」
「そのお師さんの事だよ!」

 と、掲示物を指差すリーダー。シリュウは目線から少々高い位置に貼ってあるその掲示物にムッとしつつ見上げた。

「シィに読めない文字はない! ん~、ほうほう…」



 以下の者 Sランクに認定されしことをここに記す

 ジン・リカルド

 称号 王竜殺しドラゴンキラー
    救世主ハイラント
    風霊の呼人シルヴェストル
    古に並び立つ者エンシェンダー



「ほ~う、ふ~む、なるほど」
「……お前、読めないんだな?」
「……お師のなまえは読める!」


 まさかあの人だかりが俺の事だったとは…

 俺は執務室を出て深く溜息をついた。どうやら俺の名と、アルバニアで得た称号、そして獣人国ラクリと風人の里エーデルタクト、そして新たに帝国領となった旧ジオルディーネ王国王都イシュドル改め、エレ・ノアから送られた四つの称号が公表されてしまったらしい。

 出身、年齢、性別や姿の公表は一切されないので、道行く人に指を差される心配は無いようだが、それでも冒険者の間で『ジン・リカルドはSランクである』という事を知らぬ者はいなくなると、海賊ギルドマスターに言われた。

 先程まで何も知らずに階下にいたが、別に普段と変わらなかった。堂々としていれば逆にバレないという話もある。ここはごく自然にギルドを後にすべきだろう。

 だが階下の様子を伺うと、俺の作戦はすでに崩れ去っているようだった。

「お前この人の弟子なのか!!」
「紹介してくれっ、滅多に会える人じゃない!」
「シリュウちゃん、ジン様に恋人はいるの~!?」
「こんなド田舎ギルドにSランクとか信じらんねぇよ!」

 なぜこうなっているんだ…さっきと全然違うじゃないか…

 窓から逃げ出すことも考えたが、シリュウに待ってろと言った手前、放って帰るのも薄情か。

 だがよく見ると、人混みの中心で仰け反りすぎて今にもひっくり返りそうなシリュウが高笑いをあげていた。

「なーっはっはっは! おそれいったか人間ども! シィのお師はえすなのだ! お師のいちばん弟子のシィもいずれえすになるのだ!」

 シリュウっ…!

 俺がカツと階段を降りると、真っ先に気が付いたシリュウがブンブンと手を振り、人混みをかき分ける。

「お師、お師! やっぱりお師はシィのお師です!」

 興奮のあまり何が言いたのかさっぱりわからないが、まるで自分の事のように喜ぶシリュウに目をつむってしまいそうになる。

 しかし俺は心を鬼にして浮足立つシリュウをたしなめなければならない。シリュウの後ろに群がる人達もやんややんやの大騒ぎだ。

「―――竜の威圧シリュウ
「ひゃいっ!?」

 俺の威圧でシリュウの背筋がはちきれんばかりに伸びあがる。

 直接威圧を受けた訳では無いが、騒いでいた者達も冒険者である。ジンが強力な無属性魔法を放ったのを感じ取り、瞬時に静まり返った。

(もうジンさんが何をしても驚かねぇぞ、俺は)
(空気が重くなった…)
(強化魔法を…撃った…? いやいや聞いたことない)
(やっぱり元々Aランクだったんだ)

 依頼を共にした四人に去来したものは、『納得』だった。

 俺は威圧をやめ、出来る限り優しい表情で一段下にいるシリュウの頭に手を置いた。

「俺の事で喜んでくれてありがとな」
「シ、シィはまた悪いことした、ですか…?」

 優し気な言葉の裏にある俺の怒りを察知して、シリュウが不安そうな顔を向けてくる。

 …甘いんだろうな、俺は。どうにも怒る事ができない。

 少しずつ、少しずつ、彼女に気付いていってもらおう。

「腹減ったなぁ」

 ジンが普段どおりに戻ったと、シリュウの表情がパツと明るくなる。

「へったです! ボーボー鳥がいいです!」

「よし決めた。今日は奮発してボーボー鳥の気分だ。ほれ、取り分」

 俺は依頼の報酬の半分を、チャリンとシリュウの掌にのせた。

「これでボーボー鳥食べるです!」

 全然足りないけどな。



 静まり返ったままのギルド

 キィキィと 小気味よい扉の音がする





■■■■■■■■


 あとがき

 戦国武将異世界転生冒険記、いかがでしたでしょうか。

 最新話を追いかけて下さる読者様がいるのはとても励みになりました。本当にありがとうございました!

 今後、アルファポリス様での活動は未定ではありますが、縁がありましたらまた詩雪をよろしくお願い申し上げます。

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