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第31章|アデル、真実を探す
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夜の見回りは、静けさを拾う仕事だ。
足音の乱れ。
扉の開閉。
灯りの数。
いつもと違う匂い。
そして――いつもと違う沈黙。
アデルは巡回路の角で足を止め、薄く息を吐いた。
石の回廊は冷たい。鎧の内側の汗が、今はやけに冷える。
訓練場の“事故”から数日。
セシリアの謹慎から数日。
王宮は表向き、何事もなかった顔をしている。
それが、怖い。
(火が消えた顔をしてるだけだ)
火は消えていない。
消されたのでもない。
ただ、燃え方が変わっただけだ。
アデルは腰の剣の位置を確かめた。
肩の包帯の下が、まだ少し痛む。
その痛みが、あの日の瞬間を何度も呼び戻す。
矢の音。
セシリアの白い顔。
自分の腕の中の軽さ。
そして――王太子の暗い瞳。
――彼女に触れるな。
あの命令は、規律のためだけではない。
護衛の動きを制限するには不自然だった。
あれは、護衛ではなく“男”の声だった。
(殿下は、彼女を……)
考えかけて、アデルは首を振る。
想像で物語を作れば、王宮の噂と同じになる。
自分は噂を追うのではなく、真実を追う。
アデルは歩き出した。
目指すのは近衛詰所――ではない。
もっと影に近い場所。
密偵の出入口。
王宮の裏側のさらに裏側。
そこには「知らないふりで見る」人間がいる。
小さな扉の前で、アデルは二度だけ合図を叩いた。
コン、コン。
短く。
規則。
言葉にしない約束。
扉がわずかに開き、暗い目が覗いた。
「……護衛騎士が何の用だ」
低い声。
密偵騎士シュナイダー。
アデルは周囲を確認し、静かに言った。
「頼みがある。――記録を追いたい」
シュナイダーの目が細くなる。
「何の記録だ」
アデルは迷わず答えた。
「婚約破棄の夜から、今まで。
侍女セシリアに関わる“動き”の記録。噂じゃない、実際の動きだ」
シュナイダーが短く笑った。
「……噂を追う騎士は嫌いだ」
「噂は追わない。矢が飛んだ。写真が出た。謹慎になった。
ここまで“偶然”が重なるのは、おかしい」
アデルの声は穏やかだったが、芯は硬い。
「彼女は狙われている。
そして、殿下は何かを隠している」
最後の言葉は危険だった。
だが、危険を言わなければ始まらない。
シュナイダーは数秒沈黙し、それから言った。
「……面白いことを言う」
扉が開く。
暗い室内。紙の匂い。インクの匂い。
蝋の匂い。
アデルは一歩中へ入った。
シュナイダーは椅子に座り、指先で机を叩いた。
「協力してやってもいい。だが理由がいる。
“護衛騎士がなぜそこまで侍女に肩入れする”」
アデルの喉が鳴った。
守りたい。
それだけでは、王宮では理由にならない。
アデルは正直に言った。
「……彼女が悪いわけじゃないのに、燃やされている」
言葉にした瞬間、胸の奥が痛んだ。
セシリアが泣くのを見た。
泣かないように噛み殺す顔を見た。
誰にも触れられない孤立を見た。
それでも働こうとする姿を見た。
「それを見過ごすのが、騎士の矜持に反する」
シュナイダーは目を細めた。
「矜持……ね」
皮肉にも聞こえる。
だがシュナイダーの声は、どこか柔らかかった。
「……よし。ではこちらも条件を出す」
アデルが頷く。
「調査は“証拠”だけ。推測は禁止。
そして、得た情報を誰に渡すかは慎重に選べ。
王太子に渡すのか、侍女長に渡すのか、王妃に渡すのか――間違えれば死ぬ」
死ぬ。
その単語が、アデルの背筋を冷たくした。
(やはり、命に関わる)
アデルは息を吸い、言った。
「……分かった」
シュナイダーは引き出しから薄い束を取り出し、机に置いた。
「まず、火種の一覧だ。
婚約破棄の夜の式次第。
聖女候補の入城記録。
枢機卿バルドの動き。
宮廷魔術師長オスカーの“禁域”出入り」
アデルの目が止まった。
「オスカー……」
魔術師長。
祈祷室の紋章。
発作。
封印契約――そんな言葉を、医官が飲み込んだのを思い出す。
シュナイダーは淡々と続ける。
「そして、例の“写し絵”の出所。
紙の質、インクの匂い、封蝋。
この手のものは印刷所では作れない。
……宮廷魔術部の“光写し”だ」
光写し。
やはり、ただの写真ではない。
アデルは拳を握った。
「改竄できるのか」
「できる。
改竄というより、“都合のいい一瞬を切り取る”」
それは噂より残酷だ。
噂は言い換えられる。
だが“見えるもの”は、人の思考を止める。
アデルは歯を食いしばった。
「……誰が作った」
「まだ断定できない。だが、印がある」
シュナイダーは紙片を一枚差し出した。
角の小さな刻印。
花と星が重なるような紋。
アデルはそれを見て、息を呑んだ。
「……祈祷室の壁の紋章と似てる」
シュナイダーが頷く。
「気づいたか。
つまり、侍女セシリアに起きていることは、“噂”ではなく“古い契約”に触れている可能性が高い」
古い契約。
アデルの胸が冷える。
「それが“婚約破棄の裏”に繋がる?」
シュナイダーは少しだけ笑った。
「繋がるかもしれないし、繋がらないかもしれない。
だが一つだけ確かなのは――」
声が低くなる。
「王太子が、彼女の周囲で起きる火を全部、握り潰している」
アデルは沈黙した。
王太子が冷たいのは、嫌悪ではないのか。
守るための冷たさなのか。
――それなら、なぜ彼女を泣かせる。
矛盾が胸を刺す。
シュナイダーが言う。
「お前が追うべきは“誰が悪いか”じゃない。
誰が、何を狙っているかだ」
アデルは頷いた。
「……狙いは、セシリア」
「そう。彼女は鍵だ」
鍵。
その言い方が、怖い。
(彼女は人だ。鍵じゃない)
思わず反論しかけて、飲み込んだ。
ここでは感情は邪魔になる。
まず証拠だ。
シュナイダーがもう一枚、紙を出す。
「副隊長セドリックが、訓練場の“風で流れた矢”に疑問を持っている。
弓兵の位置、風向き、矢の角度――不自然だ」
アデルの胸が熱くなる。
「協力してくれるのか」
「セドリックは現場主義だ。
“事故で片づけるな”というタイプ。お前と相性はいいだろう」
アデルは紙を受け取り、深く息を吐いた。
胸の奥で、何かが決まった。
もう、見過ごさない。
噂に飲まれない。
彼女が燃えるなら、火の元へ行く。
アデルは静かに言った。
「……調べます。
婚約破棄の夜から、全部繋げてみせる」
シュナイダーが目を細める。
「命を張る覚悟があるのか」
アデルは迷わなかった。
「騎士として、既に張っている」
言い切った瞬間、肩の包帯の下がずきんと痛んだ。
あの日の矢の痛み。
でも、その痛みは誓いの印にもなる。
シュナイダーは扉を開け、アデルを外へ出した。
暗い廊下に戻ると、王宮の灯りが遠く見える。
表側の煌めきが、今は嘘に見える。
アデルは足を止めず、巡回路へ戻った。
――守るために。
けれどその守りは、今までと違う。
ただ盾になるのではなく、
刃の向こう側へ手を伸ばす守りだ。
そしてアデルはまだ知らない。
この調査が、王太子の嫉妬と恐怖をさらに刺激し、
次の大きな爆発を呼ぶ導火線になることを。
足音の乱れ。
扉の開閉。
灯りの数。
いつもと違う匂い。
そして――いつもと違う沈黙。
アデルは巡回路の角で足を止め、薄く息を吐いた。
石の回廊は冷たい。鎧の内側の汗が、今はやけに冷える。
訓練場の“事故”から数日。
セシリアの謹慎から数日。
王宮は表向き、何事もなかった顔をしている。
それが、怖い。
(火が消えた顔をしてるだけだ)
火は消えていない。
消されたのでもない。
ただ、燃え方が変わっただけだ。
アデルは腰の剣の位置を確かめた。
肩の包帯の下が、まだ少し痛む。
その痛みが、あの日の瞬間を何度も呼び戻す。
矢の音。
セシリアの白い顔。
自分の腕の中の軽さ。
そして――王太子の暗い瞳。
――彼女に触れるな。
あの命令は、規律のためだけではない。
護衛の動きを制限するには不自然だった。
あれは、護衛ではなく“男”の声だった。
(殿下は、彼女を……)
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想像で物語を作れば、王宮の噂と同じになる。
自分は噂を追うのではなく、真実を追う。
アデルは歩き出した。
目指すのは近衛詰所――ではない。
もっと影に近い場所。
密偵の出入口。
王宮の裏側のさらに裏側。
そこには「知らないふりで見る」人間がいる。
小さな扉の前で、アデルは二度だけ合図を叩いた。
コン、コン。
短く。
規則。
言葉にしない約束。
扉がわずかに開き、暗い目が覗いた。
「……護衛騎士が何の用だ」
低い声。
密偵騎士シュナイダー。
アデルは周囲を確認し、静かに言った。
「頼みがある。――記録を追いたい」
シュナイダーの目が細くなる。
「何の記録だ」
アデルは迷わず答えた。
「婚約破棄の夜から、今まで。
侍女セシリアに関わる“動き”の記録。噂じゃない、実際の動きだ」
シュナイダーが短く笑った。
「……噂を追う騎士は嫌いだ」
「噂は追わない。矢が飛んだ。写真が出た。謹慎になった。
ここまで“偶然”が重なるのは、おかしい」
アデルの声は穏やかだったが、芯は硬い。
「彼女は狙われている。
そして、殿下は何かを隠している」
最後の言葉は危険だった。
だが、危険を言わなければ始まらない。
シュナイダーは数秒沈黙し、それから言った。
「……面白いことを言う」
扉が開く。
暗い室内。紙の匂い。インクの匂い。
蝋の匂い。
アデルは一歩中へ入った。
シュナイダーは椅子に座り、指先で机を叩いた。
「協力してやってもいい。だが理由がいる。
“護衛騎士がなぜそこまで侍女に肩入れする”」
アデルの喉が鳴った。
守りたい。
それだけでは、王宮では理由にならない。
アデルは正直に言った。
「……彼女が悪いわけじゃないのに、燃やされている」
言葉にした瞬間、胸の奥が痛んだ。
セシリアが泣くのを見た。
泣かないように噛み殺す顔を見た。
誰にも触れられない孤立を見た。
それでも働こうとする姿を見た。
「それを見過ごすのが、騎士の矜持に反する」
シュナイダーは目を細めた。
「矜持……ね」
皮肉にも聞こえる。
だがシュナイダーの声は、どこか柔らかかった。
「……よし。ではこちらも条件を出す」
アデルが頷く。
「調査は“証拠”だけ。推測は禁止。
そして、得た情報を誰に渡すかは慎重に選べ。
王太子に渡すのか、侍女長に渡すのか、王妃に渡すのか――間違えれば死ぬ」
死ぬ。
その単語が、アデルの背筋を冷たくした。
(やはり、命に関わる)
アデルは息を吸い、言った。
「……分かった」
シュナイダーは引き出しから薄い束を取り出し、机に置いた。
「まず、火種の一覧だ。
婚約破棄の夜の式次第。
聖女候補の入城記録。
枢機卿バルドの動き。
宮廷魔術師長オスカーの“禁域”出入り」
アデルの目が止まった。
「オスカー……」
魔術師長。
祈祷室の紋章。
発作。
封印契約――そんな言葉を、医官が飲み込んだのを思い出す。
シュナイダーは淡々と続ける。
「そして、例の“写し絵”の出所。
紙の質、インクの匂い、封蝋。
この手のものは印刷所では作れない。
……宮廷魔術部の“光写し”だ」
光写し。
やはり、ただの写真ではない。
アデルは拳を握った。
「改竄できるのか」
「できる。
改竄というより、“都合のいい一瞬を切り取る”」
それは噂より残酷だ。
噂は言い換えられる。
だが“見えるもの”は、人の思考を止める。
アデルは歯を食いしばった。
「……誰が作った」
「まだ断定できない。だが、印がある」
シュナイダーは紙片を一枚差し出した。
角の小さな刻印。
花と星が重なるような紋。
アデルはそれを見て、息を呑んだ。
「……祈祷室の壁の紋章と似てる」
シュナイダーが頷く。
「気づいたか。
つまり、侍女セシリアに起きていることは、“噂”ではなく“古い契約”に触れている可能性が高い」
古い契約。
アデルの胸が冷える。
「それが“婚約破棄の裏”に繋がる?」
シュナイダーは少しだけ笑った。
「繋がるかもしれないし、繋がらないかもしれない。
だが一つだけ確かなのは――」
声が低くなる。
「王太子が、彼女の周囲で起きる火を全部、握り潰している」
アデルは沈黙した。
王太子が冷たいのは、嫌悪ではないのか。
守るための冷たさなのか。
――それなら、なぜ彼女を泣かせる。
矛盾が胸を刺す。
シュナイダーが言う。
「お前が追うべきは“誰が悪いか”じゃない。
誰が、何を狙っているかだ」
アデルは頷いた。
「……狙いは、セシリア」
「そう。彼女は鍵だ」
鍵。
その言い方が、怖い。
(彼女は人だ。鍵じゃない)
思わず反論しかけて、飲み込んだ。
ここでは感情は邪魔になる。
まず証拠だ。
シュナイダーがもう一枚、紙を出す。
「副隊長セドリックが、訓練場の“風で流れた矢”に疑問を持っている。
弓兵の位置、風向き、矢の角度――不自然だ」
アデルの胸が熱くなる。
「協力してくれるのか」
「セドリックは現場主義だ。
“事故で片づけるな”というタイプ。お前と相性はいいだろう」
アデルは紙を受け取り、深く息を吐いた。
胸の奥で、何かが決まった。
もう、見過ごさない。
噂に飲まれない。
彼女が燃えるなら、火の元へ行く。
アデルは静かに言った。
「……調べます。
婚約破棄の夜から、全部繋げてみせる」
シュナイダーが目を細める。
「命を張る覚悟があるのか」
アデルは迷わなかった。
「騎士として、既に張っている」
言い切った瞬間、肩の包帯の下がずきんと痛んだ。
あの日の矢の痛み。
でも、その痛みは誓いの印にもなる。
シュナイダーは扉を開け、アデルを外へ出した。
暗い廊下に戻ると、王宮の灯りが遠く見える。
表側の煌めきが、今は嘘に見える。
アデルは足を止めず、巡回路へ戻った。
――守るために。
けれどその守りは、今までと違う。
ただ盾になるのではなく、
刃の向こう側へ手を伸ばす守りだ。
そしてアデルはまだ知らない。
この調査が、王太子の嫉妬と恐怖をさらに刺激し、
次の大きな爆発を呼ぶ導火線になることを。
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