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第1部
哀切懺悔・Ⅱ
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彼は、妻を甦らせてくれると言った。
その為に私の協力が必要だと言った。
それに必要な武器も与えてくれた。
私は、妻にもう一度会いたかっただけだ。その為ならどんな事だってできる。そう……この黒使の剣で、人を斬ることも出来たのだ。
「お前は……私を、愚かだと嘆いているか?」
白い十字架の立つ墓標が、無表情に私を見つめ返す。その肌にそっと触れても、指先には冷たい石の感触しか伝わらない。君に、この手は届かない。
「他に、どうしろと言うんだ! 君はこうでもしなけりゃ、戻ってこないっ」
傍らに突き刺した黒使の剣は、今日も血を求めて妖しく煌いている。私が獲物を刈るのを、待っているのだ。今日も明日も、ずっと永遠に。
「私は地獄に堕ちるのだろうな。それでも構わない。神が君を奪ったのなら、私は悪魔に身を任す」
頬をつたう涙を拭い、剣を掴んだ私の耳に、あの男の声が届いた。私に黒使の剣を与え、人を殺す事を命じ、妻を甦らせてくれると約束してくれたあの悪魔の声が。
「良い心がけですな。貴方のおかげで私も夕食に困らずにすみました」
「約束は必ず守るんだろうな」
「おや? わたくしが信じられませんか? では約束通り、彼女を甦らせて差し上げましょう」
男が指を鳴らすと同時に、妻の墓がぐらりと揺らいだ。その墓下から突き出したもの。それは、継ぎはぎだらけの青黒い腕。
「何しろ体はバラバラで、内臓に至ってはすべてなくなっていましたからね。でもおかげで腐敗は最小限に留めていますよ。継ぎはぎだらけの体は、少し見た目が悪いですが……申し分ないでしょう? これが貴方の愛した女性の今の姿ですよ」
くつくつと声を殺して笑う悪魔の声など、私の耳にはもう届いてはいなかった。目の前に現れた、変わり果てた妻の姿に言葉を失う。美しかった頃の面影は少しもない。
「――――やめろ」
「どうしてです? 貴方が望んだことじゃないですか? そして私は約束を叶えてあげた。これで私と貴方の契約は成立したのです」
「やめろっ! やめろっ、やめろぉぉっ!! 私が望んだのはこんな事じゃない。こんなっ」
放り投げた黒使の剣を拾い上げた悪魔が、黄色い歯を見せてにやりと卑しい笑みを浮かべた。
「貴方はよく働いてくれました。私の為にその手を汚して最高のディナーを用意してくれた。先月の若者も、数週間前の修道女もおいしかったですよ。……でも一番おいしかったのは、仕事で帰宅の遅い夫をたったひとり広い屋敷で待っていた、その女でしたね。美味なる内臓の味は、今でも忘れませんよ」
私の中で、すべてが壊れていく音が響く。
何も信じられない虚ろな瞳に映る、私の妻。
私の愚かな願いゆえに弄ばれた、愛しい亡骸。
「くっくっくっ。だから人間は愚かだというのだ。お前の魂は穢れた。浅はかな人間よ、失意のうちに死ぬがいい」
男の背中から漆黒の羽が現れた。蝙蝠に似た羽はあっという間に男を夜空の闇へ連れ去り、私は誰もいなくなった墓場にひとり取り残される。
「私は……私は一体……」
愚かな私を見て、妻が嘲るように笑ったような気がした。眼球のない窪んだ瞳の奥から白い涙がこぼれ落ち、地面に落ちて這い回る。
――――ダカラ言ッタノヨ。
「……許してくれ。君を闇に穢してしまった」
――――許ス? 私ガ?
「どうか私を殺してくれ。君の手で……罰してくれ。お願いだ」
頬をつたう涙は止まらない。歪んだ視界に映った君が、ゆっくりと継ぎはぎだらけの手を振り上げた瞬間に、私は静かに目を閉じる。
重すぎる罪を背負って生きていく自信はない。
君のいない世界を生きる気力もない。
ならばどうか、どうか愛する君の手で愚かな私を罰して欲しい。もう何もかもを、忘れさせてくれ。
「死んだ者に罪を着せるのですか?」
冷ややかな声と共に、風がざわめいた。
はっと目を見開いた私の前で愛しい妻の体が、糸の切れた人形のように崩れ落ちる。その向こうに立っていたのは、血塗られた貴公子――キール=ウィグリード。
「彼女が貴方を殺せば、彼女の魂まで穢れてしまいますよ。それでは悪魔の思うつぼです。あの悪魔は、貴方がこうする事を計算していた。下等魔物にしては頭が働きますね」
「そんな……」
「言ったはずですよ。悪魔がどんなものか、……死んだ者は戻らないと言うことも」
「……会いたかっただけだ。その為にはどんな事だって出来た。それがこんな……」
力なく首を振って、私は目の前に崩れ落ちた妻の体に手を伸ばした。熱はなく、冷たく腐り逝く感触だけが指先に伝わる。
「これ以上生きることは許されない。妻の手によって死ぬことも叶わない。……これが私に課せられた罰というのか」
「私は悪魔の気配がしたからここへ来ました。そこで貴方と出会った。けれどすべてが手遅れだと知っていて、貴方を救うほど私は出来た人間ではありません」
静かに呟いた彼は、ふいに視線を後ろに向けて彼女の名を呼んだ。
「イヴ」
呼ばれて闇から現れたのは、血のように真っ赤なワンピースを来たあの少女だった。その手に握られた大きな黒十字が月光に反射して鈍く光る。
「あの悪魔が言ったように、貴方の魂は穢れています。死んでも光を求めることになるでしょう。辛い人生を生きる間、貴方が失った彼女を追い求めたように、死んでからもその苦しみは続く。それが、悪魔に魅入られたものの末路」
「……妻は?」
「彼女には救いが待っているはずです。貴方を殺すことなく逝けたのですから」
「妻を、助けてくれてありがとう」
悲しみに身を任せ、あのまま妻の手によって死んでいたのなら、妻も同じように死んでからも苦しみ続けたに違いない。それを彼は救ってくれた。愚かな私の罪から、解放してくれたのだ。
「最期に私の懺悔を聞いてくれないか」
「……」
「妻にもう一度会えるなら、私は神にだって叛く事が出来た。けれど今ではもう神も悪魔も私の中には存在しない。私の真実……私の想いは、彼女の為にだけある。それは死んでも変わらない」
ゆっくりと瞳を閉じた私が最後に見たのは、大きな赤い満月に浮かび上がる、深い慈悲の黒十字だった。
「貴方は罪だと思われるか? 愛しい人にもう一度会いたいと願う、この思いを」
闇に浮かび上がる真白い墓標に、まだ熱を持つ真紅の薔薇が手向けられた。
† † † †
「どうして殺してあげたの?」
大きいソファーに身を預けていた彼が、少女の問いにふっとかすかな笑みを零した。
「イヴ、君は彼の最期の言葉をどう思う?」
「よく、わからない」
感情のない顔を向けて、イヴが小さく首を傾げた。その白い頬を掌で包み込んで、キールは彼女の漆黒の髪に口付ける。
「私と彼は似ていた。……それだけだよ」
神が君を奪ったのなら、私は悪魔に身を任す
望んだのは愛しい人の微笑み。それが戻るなら、この身は闇に堕ちても構わない。
「愛する者のいない世界に生きる事がどれほど辛いか、わからないだろう」
囁くように呟いて、イヴを強く抱きしめる。その腕の中にあってなお、イヴの目は虚ろに輝くだけだった。
『貴方は罪だと思われるか? 愛しい人にもう一度会いたいと願う……この思いを』
その為に私の協力が必要だと言った。
それに必要な武器も与えてくれた。
私は、妻にもう一度会いたかっただけだ。その為ならどんな事だってできる。そう……この黒使の剣で、人を斬ることも出来たのだ。
「お前は……私を、愚かだと嘆いているか?」
白い十字架の立つ墓標が、無表情に私を見つめ返す。その肌にそっと触れても、指先には冷たい石の感触しか伝わらない。君に、この手は届かない。
「他に、どうしろと言うんだ! 君はこうでもしなけりゃ、戻ってこないっ」
傍らに突き刺した黒使の剣は、今日も血を求めて妖しく煌いている。私が獲物を刈るのを、待っているのだ。今日も明日も、ずっと永遠に。
「私は地獄に堕ちるのだろうな。それでも構わない。神が君を奪ったのなら、私は悪魔に身を任す」
頬をつたう涙を拭い、剣を掴んだ私の耳に、あの男の声が届いた。私に黒使の剣を与え、人を殺す事を命じ、妻を甦らせてくれると約束してくれたあの悪魔の声が。
「良い心がけですな。貴方のおかげで私も夕食に困らずにすみました」
「約束は必ず守るんだろうな」
「おや? わたくしが信じられませんか? では約束通り、彼女を甦らせて差し上げましょう」
男が指を鳴らすと同時に、妻の墓がぐらりと揺らいだ。その墓下から突き出したもの。それは、継ぎはぎだらけの青黒い腕。
「何しろ体はバラバラで、内臓に至ってはすべてなくなっていましたからね。でもおかげで腐敗は最小限に留めていますよ。継ぎはぎだらけの体は、少し見た目が悪いですが……申し分ないでしょう? これが貴方の愛した女性の今の姿ですよ」
くつくつと声を殺して笑う悪魔の声など、私の耳にはもう届いてはいなかった。目の前に現れた、変わり果てた妻の姿に言葉を失う。美しかった頃の面影は少しもない。
「――――やめろ」
「どうしてです? 貴方が望んだことじゃないですか? そして私は約束を叶えてあげた。これで私と貴方の契約は成立したのです」
「やめろっ! やめろっ、やめろぉぉっ!! 私が望んだのはこんな事じゃない。こんなっ」
放り投げた黒使の剣を拾い上げた悪魔が、黄色い歯を見せてにやりと卑しい笑みを浮かべた。
「貴方はよく働いてくれました。私の為にその手を汚して最高のディナーを用意してくれた。先月の若者も、数週間前の修道女もおいしかったですよ。……でも一番おいしかったのは、仕事で帰宅の遅い夫をたったひとり広い屋敷で待っていた、その女でしたね。美味なる内臓の味は、今でも忘れませんよ」
私の中で、すべてが壊れていく音が響く。
何も信じられない虚ろな瞳に映る、私の妻。
私の愚かな願いゆえに弄ばれた、愛しい亡骸。
「くっくっくっ。だから人間は愚かだというのだ。お前の魂は穢れた。浅はかな人間よ、失意のうちに死ぬがいい」
男の背中から漆黒の羽が現れた。蝙蝠に似た羽はあっという間に男を夜空の闇へ連れ去り、私は誰もいなくなった墓場にひとり取り残される。
「私は……私は一体……」
愚かな私を見て、妻が嘲るように笑ったような気がした。眼球のない窪んだ瞳の奥から白い涙がこぼれ落ち、地面に落ちて這い回る。
――――ダカラ言ッタノヨ。
「……許してくれ。君を闇に穢してしまった」
――――許ス? 私ガ?
「どうか私を殺してくれ。君の手で……罰してくれ。お願いだ」
頬をつたう涙は止まらない。歪んだ視界に映った君が、ゆっくりと継ぎはぎだらけの手を振り上げた瞬間に、私は静かに目を閉じる。
重すぎる罪を背負って生きていく自信はない。
君のいない世界を生きる気力もない。
ならばどうか、どうか愛する君の手で愚かな私を罰して欲しい。もう何もかもを、忘れさせてくれ。
「死んだ者に罪を着せるのですか?」
冷ややかな声と共に、風がざわめいた。
はっと目を見開いた私の前で愛しい妻の体が、糸の切れた人形のように崩れ落ちる。その向こうに立っていたのは、血塗られた貴公子――キール=ウィグリード。
「彼女が貴方を殺せば、彼女の魂まで穢れてしまいますよ。それでは悪魔の思うつぼです。あの悪魔は、貴方がこうする事を計算していた。下等魔物にしては頭が働きますね」
「そんな……」
「言ったはずですよ。悪魔がどんなものか、……死んだ者は戻らないと言うことも」
「……会いたかっただけだ。その為にはどんな事だって出来た。それがこんな……」
力なく首を振って、私は目の前に崩れ落ちた妻の体に手を伸ばした。熱はなく、冷たく腐り逝く感触だけが指先に伝わる。
「これ以上生きることは許されない。妻の手によって死ぬことも叶わない。……これが私に課せられた罰というのか」
「私は悪魔の気配がしたからここへ来ました。そこで貴方と出会った。けれどすべてが手遅れだと知っていて、貴方を救うほど私は出来た人間ではありません」
静かに呟いた彼は、ふいに視線を後ろに向けて彼女の名を呼んだ。
「イヴ」
呼ばれて闇から現れたのは、血のように真っ赤なワンピースを来たあの少女だった。その手に握られた大きな黒十字が月光に反射して鈍く光る。
「あの悪魔が言ったように、貴方の魂は穢れています。死んでも光を求めることになるでしょう。辛い人生を生きる間、貴方が失った彼女を追い求めたように、死んでからもその苦しみは続く。それが、悪魔に魅入られたものの末路」
「……妻は?」
「彼女には救いが待っているはずです。貴方を殺すことなく逝けたのですから」
「妻を、助けてくれてありがとう」
悲しみに身を任せ、あのまま妻の手によって死んでいたのなら、妻も同じように死んでからも苦しみ続けたに違いない。それを彼は救ってくれた。愚かな私の罪から、解放してくれたのだ。
「最期に私の懺悔を聞いてくれないか」
「……」
「妻にもう一度会えるなら、私は神にだって叛く事が出来た。けれど今ではもう神も悪魔も私の中には存在しない。私の真実……私の想いは、彼女の為にだけある。それは死んでも変わらない」
ゆっくりと瞳を閉じた私が最後に見たのは、大きな赤い満月に浮かび上がる、深い慈悲の黒十字だった。
「貴方は罪だと思われるか? 愛しい人にもう一度会いたいと願う、この思いを」
闇に浮かび上がる真白い墓標に、まだ熱を持つ真紅の薔薇が手向けられた。
† † † †
「どうして殺してあげたの?」
大きいソファーに身を預けていた彼が、少女の問いにふっとかすかな笑みを零した。
「イヴ、君は彼の最期の言葉をどう思う?」
「よく、わからない」
感情のない顔を向けて、イヴが小さく首を傾げた。その白い頬を掌で包み込んで、キールは彼女の漆黒の髪に口付ける。
「私と彼は似ていた。……それだけだよ」
神が君を奪ったのなら、私は悪魔に身を任す
望んだのは愛しい人の微笑み。それが戻るなら、この身は闇に堕ちても構わない。
「愛する者のいない世界に生きる事がどれほど辛いか、わからないだろう」
囁くように呟いて、イヴを強く抱きしめる。その腕の中にあってなお、イヴの目は虚ろに輝くだけだった。
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