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都会編
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奉納のあと、明彦がおずおずと挨拶に行くとメンバー達は驚き、大喜びした。
さっさと片付けて飲みにいかんと!と立川の声にみんなが賛同した。気がつけば松浦も一緒に居酒屋の暖簾をくぐった。
「いやー、まさか明彦が見に来とるとは思わんかったわー!」
立川が赤ら顔をして、明彦の背中をバンバン叩く。
「痛いっすよ!」
すっかり上機嫌になった明彦は、タコワサビを食べながら笑う。こうして大笑いしながら呑むのはいつぶりだろうか。松浦も、メンバーに気に入られてすっかり出来上がっている。まるで初対面とは思えない。大宴会は夜遅くまで続き、気づいたら終電近くまでになっていた。
メンバー達は近くのホテルまで徒歩で帰り、松浦は終電で帰ることとなった。明彦はと言うと、千鳥足で一人だと家にたどり着けそうもなかった。仕方ないなあ、と松浦は住所を書いたメモを大和に渡した。
「タクって東條の家に泊めてもらいなよ」
「…押し付けてませんか」
「まあそうとも言うね!よろしくー!元気でね」
手をヒラヒラ振ると駅へと向かっていく。
「なに、大和、またうち来るの」
明彦がぼんやりした顔で呟いた。
「悪いかよ」
千鳥足の明彦をなんとか支えながら、家の鍵を開けてようやく帰宅した。家に着いた途端、明彦はキッチンへと向かいコップ一杯の水を飲み干す。
そして大和の方へ振り向いた途端に、土下座した。
「大和、ごめん!」
「どうした急に」
「俺、逃げてばかりでごめん!あの日、大和にひどいこと言ったままこっちにきて。先週も自分の思いだけ言って逃げてばかりで」
捲し立てる明彦の頭を大和が2回、叩く。
「いってーな!」
顔を上げると大和の端正な顔が目の前にあって、明彦は驚く。近い、と思ったその顔が更に近づいて大和の唇が明彦の唇を塞いだ。
(…え…?!)
パニックになった明彦の身体を、大和が抱きしめる。
「俺も鈍いけど、お前も鈍いな。…俺はこの前のお前の気持ち聞いて気持ち悪いなんて思わなかった。むしろそういうことか、と気付いたんだ」
耳元で囁く大和に明彦の身体は硬直したまま動かない。そんな明彦を抱きしめたまま、大和は話始める。
「お前がいなくなって、ずっと寂しかったんだ。単純に親友がいなくなったから、とかそういうのかと思ってたけど…違ってた」
明彦に彼女がいるんじゃないかと噂になったときの胸の痛みだったり、そばにいて欲しいと思ってた気持ち。それはきっともう恋愛感情を持っていたのだろうと大和はのちに気づいたという。
「俺も、お前が好きだ。だからもう逃げんな」
大和のその言葉に、耳まで真っ赤になる明彦。恐る恐る、大和の顔を再度見る。すると大和もまた真っ赤になっていた。こんな可愛らしい大和は初めて見た。
力が抜けた明彦がふいに笑い出す。
「なんだよ、俺ら。両思いじゃんか」
大和の身体をギュッと抱きしめる。何と遠回りしたのか。この半年間もったいない事をした、と笑う。
「じゃあさ、とりあえず。携帯番号教えてくんない?」
その後、今までのすれ違いの時間を埋めるかのように、長くキスをした。お互い舌を絡めながら濃厚で甘いキスを重ね、気持ちをぶつけ合う。
「ん…」
大和の背中に腕を回し、何度もキスをする。ふいに大和が明彦の固くなっているそこに手を這わす。
ビクッと明彦の身体が揺れた。
「お前、男同士どうやるのか知ってんの」
「しらねぇよ!ただ触れたいだけ」
次、いつ会えるか分かんねえし!と言う大和に明彦は微笑んだ。
(なんだ、コイツの方がよほど俺に惚れてるじゃん)
そんな事を考えながらも熱くなっていく身体を、大和に委ねた。
さっさと片付けて飲みにいかんと!と立川の声にみんなが賛同した。気がつけば松浦も一緒に居酒屋の暖簾をくぐった。
「いやー、まさか明彦が見に来とるとは思わんかったわー!」
立川が赤ら顔をして、明彦の背中をバンバン叩く。
「痛いっすよ!」
すっかり上機嫌になった明彦は、タコワサビを食べながら笑う。こうして大笑いしながら呑むのはいつぶりだろうか。松浦も、メンバーに気に入られてすっかり出来上がっている。まるで初対面とは思えない。大宴会は夜遅くまで続き、気づいたら終電近くまでになっていた。
メンバー達は近くのホテルまで徒歩で帰り、松浦は終電で帰ることとなった。明彦はと言うと、千鳥足で一人だと家にたどり着けそうもなかった。仕方ないなあ、と松浦は住所を書いたメモを大和に渡した。
「タクって東條の家に泊めてもらいなよ」
「…押し付けてませんか」
「まあそうとも言うね!よろしくー!元気でね」
手をヒラヒラ振ると駅へと向かっていく。
「なに、大和、またうち来るの」
明彦がぼんやりした顔で呟いた。
「悪いかよ」
千鳥足の明彦をなんとか支えながら、家の鍵を開けてようやく帰宅した。家に着いた途端、明彦はキッチンへと向かいコップ一杯の水を飲み干す。
そして大和の方へ振り向いた途端に、土下座した。
「大和、ごめん!」
「どうした急に」
「俺、逃げてばかりでごめん!あの日、大和にひどいこと言ったままこっちにきて。先週も自分の思いだけ言って逃げてばかりで」
捲し立てる明彦の頭を大和が2回、叩く。
「いってーな!」
顔を上げると大和の端正な顔が目の前にあって、明彦は驚く。近い、と思ったその顔が更に近づいて大和の唇が明彦の唇を塞いだ。
(…え…?!)
パニックになった明彦の身体を、大和が抱きしめる。
「俺も鈍いけど、お前も鈍いな。…俺はこの前のお前の気持ち聞いて気持ち悪いなんて思わなかった。むしろそういうことか、と気付いたんだ」
耳元で囁く大和に明彦の身体は硬直したまま動かない。そんな明彦を抱きしめたまま、大和は話始める。
「お前がいなくなって、ずっと寂しかったんだ。単純に親友がいなくなったから、とかそういうのかと思ってたけど…違ってた」
明彦に彼女がいるんじゃないかと噂になったときの胸の痛みだったり、そばにいて欲しいと思ってた気持ち。それはきっともう恋愛感情を持っていたのだろうと大和はのちに気づいたという。
「俺も、お前が好きだ。だからもう逃げんな」
大和のその言葉に、耳まで真っ赤になる明彦。恐る恐る、大和の顔を再度見る。すると大和もまた真っ赤になっていた。こんな可愛らしい大和は初めて見た。
力が抜けた明彦がふいに笑い出す。
「なんだよ、俺ら。両思いじゃんか」
大和の身体をギュッと抱きしめる。何と遠回りしたのか。この半年間もったいない事をした、と笑う。
「じゃあさ、とりあえず。携帯番号教えてくんない?」
その後、今までのすれ違いの時間を埋めるかのように、長くキスをした。お互い舌を絡めながら濃厚で甘いキスを重ね、気持ちをぶつけ合う。
「ん…」
大和の背中に腕を回し、何度もキスをする。ふいに大和が明彦の固くなっているそこに手を這わす。
ビクッと明彦の身体が揺れた。
「お前、男同士どうやるのか知ってんの」
「しらねぇよ!ただ触れたいだけ」
次、いつ会えるか分かんねえし!と言う大和に明彦は微笑んだ。
(なんだ、コイツの方がよほど俺に惚れてるじゃん)
そんな事を考えながらも熱くなっていく身体を、大和に委ねた。
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