彩香スペシャル~三姉妹監禁志願 小説自動生成ソフト七度文庫が自動生成したシナリオを元に書き下ろした長編小説

七度柚希

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ロボットダンスコンテストで優勝したが、故障で動かない。記者会見には有紀と彩香ちゃんと江実矢くんがロボットの振りをして出ておおはしゃぎ

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あらすじ
 ロボットダンスコンテストで勇二君の研究室が作ったロボットが優勝した。だけど記者会見の前に故障して動かない。彩香ちゃんと有紀と江実矢君がロボットの振りをして記者会見にでると大騒ぎに。

 次の日曜日に代々木に体育館でロボット大会の本戦があるというので、勇二君に誘われて見に行くことにした。
 彩香ちゃんと江実矢君と有紀の三人が地下鉄で渋谷駅まで行ってハチ公前で勇二君と待ち合わせをした。
 勇二君に案内されて大通りを登っていくと代々木公園にでた。
 広い公園の奥にあるちょっと変わった屋根の建物が代々木体育館だ。
 代々木公園の体育館に入るとなかはすごく広くて中学校の体育館の何十倍もある。
 中央の板張りの床の周りをぐるりと観客席が取り囲んでて数え切れないほどの座席だ。
 勇二君はロボットの準備があるので、他の研究室の男の子が居る場所に戻った。
 彩香ちゃんと有紀は江実矢君と観客席から応援することにした。
 何処に座ろうかと思ったが観客はまだ殆ど誰もいなくて何処でも好きな場所に座っていいみたい。
 中央の一番良い席に三人で座ると有紀は会場を見まわした。
 すぐ目の前のロボット大会の会場には大勢の学生が集まっていてみな真剣な顔付き。
 参加してるのは大学や高専などの研究室で開発してるロボットばかり。
 アルミの骨組みに、電線がいっぱい絡みついていてオモチャのロボットとは大違いだ。
 テレビ中継のカメラも会場内の様子を撮影してるのでうっかり欠伸もできない。
 しばらくしてテレビカメラのスタッフが忙しそうに動き始めた。
 会場の正面のマイクの前に司会のアナウンサーが立つといよいよ開会式だ。
 来賓の挨拶のあと開会宣言があってさっそく競技が始まった
 最初はロボット格闘技戦で、色んなロボットが対戦を始めた。
 中には動き出したと思ったらすぐ止まっちゃうロボットや、自分で勝手に転んで起きあがれないロボットも居る。
 次第に上位チームの対戦が始まるとどれも熱戦ばかり。
 どこのチームが勝ってもおかしくない大接戦だ。
 負けたチームはがっかりして悔しがってるけど、ちょうどテレビ番組では都合がいいシーンらしい。
 テレビのカメラが負けたチームをしつこく撮影してるので、中には怒り出すチームもいて随分と騒がしい。
 格闘技部門の決勝も終わったらしくて、次は正面のステージでダンス部門の競技が始まった。
 学生達はみなステージの横に集まって出場の順番を待ちながら準備に忙しい。
 ダンス部門は審査員がダンスの審査をして採点する方式で、ステージでロボットが演技を始めた。
 最初のチームは目玉がきょろきょろと動く変な顔のロボットだけど踊りは結構上手だ。
 まるで操り人形みたいに巧みに音楽に合わせて手足を動かしてる。
 その次にでてきたロボットは顔も形も本物の人間そっくりだけど、やっぱり動きがぎこちない。
 いよいよ勇二君の大学のロボットが登場してきて、彩香ちゃんはびっくりして目を丸くした。
 三人組で可愛らしいフリフリのピンクのゴスロリメイド服を着たロボットは、彩香ちゃんと有紀、それに江実矢君そっくりだ。
 彩香ちゃんと有紀のロボットがメイド服を着てるのは判るけど、江実矢君のロボットまでワンピースのメイド服なのを見て有紀はびっくりした。
 やっぱり勇二君は江実矢君の事をずっと女の子だと思いこんでるらしい。
 音楽が鳴り出すと最初にポーズを作って決めた後、「虹色ラブソング」を歌いながら踊り出した。
 口もちゃんと動いて、表情も歌いながら曲に合わせて笑顔を作ってる。
 手や足の動きもなめらかで、とてもロボットが踊ってるようには見えない。
 学園祭の時に見たロボットは顔の表情もないし動きもぎこちなくてロボットだとすぐ判ったけど今度のロボットは本当に人間そっくりの動きだ。
「ふんわか、ふわりん、ふんわか、ふわりん」と歌う声は、研究室で録音した三人の音声を使ってるはず。
 この間の学園祭で聞いたときの歌と比べても滑らかで自然な声になってる。
 彩香ちゃんのFカップの巨乳もそのままそっくりに再現されていて、踊るたびに上下に大きく弾んで揺れてる。
 彩香ちゃんは目を丸くしたままじっとロボットのダンスを見つめて動かない。
 三次元スキャナーで測定してからたった一週間しか経っていないのにこんなに凄いロボットを作っちゃうなんて勇二君の研究室は本当に凄い。
 広い代々木体育館の観客席からもびっくりして声にならないため息の音があちこちから聞こえてきた。
 ロボット三姉妹が最後まで歌を歌い終わるとシーンと静まり返っていた観客席から一斉に大きな拍手が沸き上がった。
 もしかしたらこの勇二君の研究室が作ったロボット三姉妹が優勝するかもしれないと有紀は胸が高鳴った。
 ようやく次のチームのロボットが登場すると彩香ちゃんは有紀に「凄いわね、もうびっくりしちゃって」と言うと大きく息を吐き出した。
 一通りロボットの踊りが済むと、審査委員が別室で協議をするために席を立った。
 有紀が見た限りでは勇二君の研究室が作ったロボットが一番凄かった。
 歌も踊りも本物の虹色天使そっくりで、そのままテレビの歌番組に出演できるくらい完璧だ。
 だけど審査員はまた別の視点から採点するかもしれないので、勇二君が賞を取れるかは判らない。
 しばらく待っていると勇二君が観客席の三人に向いて手を振ってる。
 席をたって勇二君の居る一階の競技会場に降りていくとロボットはもういない。
 勇二君が三人を奥の控え室に案内してくれた。
 倉庫みたいな薄暗い部屋には、競技に参加したロボットが運び込まれてきてすぐ裏手の駐車場から運び出す準備を始めてる。
 さっき「虹色ラブソング」を歌った三体のロボットは充電中で床に寝かされていた。
 彩香ちゃんは恐る恐る自分のロボットの顔を覗き込んだ。
 確かにロボットは彩香ちゃんそっくりで、どこが違うのか見ても判らないし本人でも区別が付かないくらい似てる。
 運営係の人が部屋に入ってくると勇二君にそっとなにか耳打ちした。
 勇二君は急に顔を綻ばせて嬉しそうな口調で「やったぜー」と叫んだ。
 ダンス部門で優勝したのは勇二君の研究室で作った三人姉妹のロボットだと決まったらしい。
 表彰式があるというので、彩香ちゃんと江実矢君と有紀は勇二君と一緒に会場に戻った。
 参加チームが一列に並んで整列をしてるので、三人も勇二君と一緒に並んだ。
「では審査結果の発表を行います」とアナウンスがあって最初は敢闘賞が発表された。
 受賞したチームは大喜びで飛び上がってはいるけど優勝を逃したとがっかりしてる。
 最後にダンス部門の優勝チームが発表された。
 優勝したのは勇二君のチームだ。
 優勝したと知っていたのは勇二君だけらしくて、他の電子機械工学研究室の学生達は大喜びで両手を上げて万歳してる。
 優勝のトロフィーを勇二君が受け取るとき、勇二君が彩香ちゃんと江実矢君と有紀に一緒に表彰台にあがるように薦めた。
 彩香ちゃんはきっとロボットのモデルが自分たち三人だからそれで一緒に表彰台にあがるんだと思ったみたい。
 三人が勇二君と並んで表彰台に上がると、会場から歓声とため息が沸き上がった。
 彩香ちゃんは嬉しそうな顔で微笑むとまた会場に驚きの歓声が沸き上がった。
 どうやら自分たちがさっきのロボット三姉妹だと思われてるらしいと有紀は気が付いた。
 表彰式が終わると、三人の周りに他の参加者が集まってきて身動きができなくなった。
 他の参加者も三人がロボットだと思ったらしくて、近くに寄ってよく見ようとして集まってきてるらしい。
 研究室の男の子達が慌てて「近寄らないで下さい」と大声をだして三人を取り囲んで控え室まで連れ戻った。
 ロボットを梱包し直して運び出そうと準備を始めたときしたとき頭にヘッドホンとマイクを付けた男性が勇二君に近づいてきた。
 男性はテレビ局のディレクターらしくてこれから急遽記者会見をすると勇二君と相談してる。
 ディレクターが「すぐ記者会見が始めるから、プレスルームにロボットを持ってきて」と言ってるのが聞こえて来た。
 テレビ番組でロボットダンスコンテストを取り上げるので、記者会見の場面も欲しいらしい。
 勇二君が慌ててロボットのスイッチを入れたけど動かない。
「いまロボット動かないんです、充電が上手くいかなかったらしくて、きっと電圧が足りないんですよ」と勇二君が言い訳をした。
「いや、すぐなんとかしてくれ、すぐ動かすんだ。記者会見で大評判。いや凄い番組になるよ」とディレクターが言い張って譲らない。
 勇二君がロボットのスイッチを何度も押したけど動く気配はない。
 彩香ちゃんが勇二君の側に近づいて「やっぱり動かないんですか」と心配そうに声をかけた。
 ディレクターが彩香ちゃんの方に振り向くと彩香ちゃんの顔とロボットを見比べてびっくりした顔をしてる。
「ロボットのモデルはこの子たちなんですよ、三次元スキャナーで測定したんです。そっくりでしょう」と勇二君が自慢げに説明した。
 ディレクターは彩香ちゃんと江実矢君それに有紀の顔を何度もロボットの顔と見比べていたけど、なんだか納得できなくて不思議そうな顔をしている。
 急にディレクターが彩香ちゃんをモデルにしたロボットの胸を触りながら「胸の大きさもそっくり同じに作ってあるのかね、いやこれは凄い」と勇二君に聞いている。
「だから言ったじゃないですか、三次元スキャナーで測定したって、全身を三次元スキャナーで測定したから胸だって同じ大きさですよ」と勇二君が説明したけどディレクターは「三次元スキャナー」が何のことか判ってないらしい。
「それでどうやって、胸まで同じ大きさに作ったんだ、いや良くできてるね、手触りもそっくりだ」とロボットの胸を握りしめて撫で回し始めた。
 彩香ちゃんはまるで自分の胸を揉まれてるような気分になって「止めて下さい、セクハラですよ」と大声をだした。
 ディレクターは彩香ちゃんの方に振り返ると急に思い立ったように「そうだその三人に記者会見にでてもらおう、そう、それがいい。何でも良いからともかく記者会見に出てくれればいいんだ。そうしよう」と素っ頓狂な声をだした。
 勇二君もロボットのモデルになった三人が記者会見にでれば話しが丸く収まると思ったらしい。
「君たち記者会見にでてくれると、とってもありがたいんだけど、出てくれるよね」と勇二君にも言われて断れない。
 とりあえず記者会見に出るだけだからと、彩香ちゃんと有紀と江実矢君の三人は勇二君と一緒に部屋をでてテレビ局が用意したプレスルームのテーブルの前に座った。
 すぐ目の前には新聞記者やテレビの報道記者らしい姿が大勢並んでいてテレビカメラもある。
 カメラのフラッシュが続けて光るとまぶしくて目が開けていられない。
「受賞おめでとうございます」とアナウンサーのインタビューが始まった。
 勇二君が嬉しそう「ありがとうございます」と答えるとまずは受賞の感想や苦労話などのインタビューが続いた。
 三人は勇二君の横に座って話しを聞いているだけだったけど記者会見の雰囲気が変だ。
 彩香ちゃんが少し微笑んだり、手を組み替えたりするだけで驚きの声が会場から聞こえるのが判った。
「こっちを見て下さい」と誰かの声が聞こえたので彩香ちゃんは声のした方を見た。
 すると「すごい言葉が分かるんだ、こっち向いたぜ。言ってることが判るんだ」とすっかり感心しきった声が聞こえてきた。
「好きなタイプの男性は」とまた別の記者らしい声が聞こえた。
 彩香ちゃんは困った顔をしたけど「優しくて、男らしい人です」と答えた。
「おい、今の顔見たか、困ってるぜ、すごい表情だ。困った顔ができるロボットなんてのはまったく凄い」とまた誰か別の記者が言うのが聞こえた。
 三人ともロボットだと思われてるのに気がついたけどもう遅い。
 彩香ちゃんはすっかり調子に乗ってロボットらしい身振りで手を振った。
 記者の視線が一斉に彩香ちゃんの手の動きに注目してカメラのフラッシュが光った。
 彩香ちゃんが指先をゆっくりと動かすと記者の視線が今度は彩香ちゃんの指に集まった。
「すごい指が一本づつ動くぜ、これはすごい」とまた誰かが驚いた声で言うのが聞こえた。
「みなさん今日は」とロボットみたいな変な口調で彩香ちゃんが言うと「やっぱりロボットだぜ、これは本当に、すごいロボットだ」と誰かがもっともらし口調で呟いた。
 勇二君もいまさら三人がロボットのモデルになった生身の人間だとは言えなくて困った顔をしてる。
 記者会見も済んで会場から記者らしい人影がなくなると、さっきのディレクターが勇二君に近づいてきた。
 てっきり叱られるんだと思って勇二君は下を向いて眼をそらせた。
 記者会見で彩香ちゃんがふざけてロボットの真似をしたのが不味かったらしいと彩香ちゃんも浮かない顔で下を向いた。
 ディレクターには今度のテレビ局の番組にロボットを主演させて欲しいと言われて勇二君は困ってる様子だ。
 原因は分からないけど肝心のマイクロプロセッサーが壊れてしまったらしくて、ロボットが動かない。
 最新型のマイクロプロセッサーなのど、すぐには替わりの部品を手に入れるのはむりらしい。
 せっかくのチャンスなのに勇二君の研究室のロボットをテレビで宣伝する機会を見逃すなんて手はない。
 それならロボットの替わりに、彩香ちゃんと有紀と江実矢君の三人にテレビ番組に出たらいいとディレクターが提案した。
 さっきの記者会見で彩香ちゃんがロボットの振りをして大受けだった。
 テレビ番組でも三人ともロボットの振りをすればきっと大評判になるはず。
 ディレクターはすっかり乗り気になってるけど、そんな嘘を番組で放送するなんていいんだろうか。
 いきなり勇二君が彩香ちゃんの目の前で土下座して頭を下げて「お願いします、一生のお願いです、ロボットの真似をするだけでいいんです」と頼み込んだ。
 勇二君にそこまで頼まれたらしょうがないので三人はテレビ番組に出る事にした。
 だけどテレビ番組でインチキをするなんて本当にそれでいいんだろうか。
 彩香ちゃんが「本当にそれでいいんですか」とディレクターに食ってかかった。
 テレビ局のディレクターは顔色一つ変えずに平気な顔をしてる。
 番組作りではその位の嘘は演出の範囲で、全然問題ないというので有紀はびっくりした。
 テレビ番組は「将来の日本」という随分堅苦しい名前の番組で、放送は前もって全部録画しておくという話しだった。
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