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第一章 将軍様を街までお届け!
第9話 可愛い出会い
しおりを挟む休憩を終えた後、日が暮れるまでにもう少し進みたいと再出発し。
バルギーの指示で、ずっと川沿いを進んでいる。
言葉を覚えるため、進んでいる間中ずっと俺はバルギーに話しかけた。
言葉が分からないなりにバルギーも色々と答えてくれて、目に付いたモノや簡単な単語を覚えていく。
教えてもらった単語は、忘れないようにすぐに使う。
『ワタシ、食べる、走り茸』
『・・っふ、アレを食べるのか?なら、次に見つけたら捕まえてやろう』
覚えた単語を繋げながら喋ってるだけだから内容に意味は無いけど、バルギーは楽しそうに答えてくれる。
『私、神島、行く』
『神島に人は入れない。ケイタ。神島に人は行けない。ダメだ』
『ダメ?神島、行く、ダメ?』
『あぁ、ダメだ。結界があって入れない』
どうやら、空の島には行けないらしい。
まぁ、行く手段が無いよな。あんな高い場所じゃ。
『私、大竜、見る、ダメ?』
『大竜を近くで見たいのか?・・・アレは滅多に降りては来ないからな』
バルギーが苦笑しながら首を振る。
ちっ、ドラゴンも駄目か。
『ん?・・・・ケイタ。そこの石をとってくれ』
『石?』
ふとバルギーが森の中を見た後、川砂利を指さす。
『石、コレ、大丈夫?』
『あぁ、これでいい』
言われるまま、適当な石を手渡す。
バルギーは茂みの中をしばらくジッと見ていたかと思うと、徐に石を指先で弾いた。
「あっ!走り茸!」
バルギーが弾いた石が、ちょうど茂みから飛び出した走り茸に命中した。
走り茸は、石を受けて顔面(?)から地面にスライディング気味に倒れ込んだ。
若干足が後ろに反る勢いの、顔面ダイブだ。
わぁ、痛そう!
盛大にコケた走り茸は、地面の上でブルブルと震えていた。
『ケイタ、捕まえないのか?逃げられるぞ』
捕まえてこいと言うように、バルギーが顎をしゃくったので、俺は倒れていた走り茸をそっと拾い上げた。
石礫の衝撃が強かったのか、転んだ衝撃が強かったのか、手の中で走り茸がちょっと内股で震えている。
・・・・可愛いかも。
形もサイズもエリンギそっくりだが、二股の足がなんとも間抜けで可愛い。
『それは毒のない種類だから、食べても問題ない。味は知らぬが』
愛着が湧きそうになっているところに、衝撃の発言。
『食べる?ダ、ダメ!食べる、ダメ!』
思わず、バルギーから隠すように走り茸を抱きこんでしまった。
『なんだ、食べたかったのではないのか?』
もしかして、さっき俺が適当に言った事を叶えようとしてくれたんだろうか。
いや、興味はあるけど、でもなんか可愛いとか思っちゃったから、もう無理だ!
「も・・森へお帰り」
手の中の走り茸を逃がそうと、地面に下ろしてやる。
だが、エリンギは何故かオネエ座りして項垂れたまま動こうとしない。
『少し弱っているな。石を強く当てすぎたか』
「あれ、動けないのか?大丈夫か?」
このままここに置いてって大丈夫か、こいつ。
他の生き物に食われたりしないか?
不安になって、再びエリンギを拾い上げる。
「元気になるまで保護しとくか。復活したら逃げていいからな」
俺はバルギーの横に、そっとエリンギを座らせた。
元気になれば、勝手に走り去るだろう。
『バルギー、走り茸、食べる、ダメ』
一応、手を出さないようバルギーには釘を刺しておく。
『私は、こんなもん食わん』
バルギーに苦笑されてしまった。
エリンギを拾ったあと、再び取り留めない会話を楽しみながら歩みを進め、日が暮れ始めた頃に、俺たちは川辺で休むことにした。
「あれ、お前まだ居たのか」
バルギーを下ろそうと荷台に回れば、バルギーの横でエリンギも大人しく体育座りしていた。
くそ、なんか可愛いな。
俺が近づくとエリンギはパッと立ち上がり、荷台の上をウロウロと走り出す。
「もしかして、自分じゃ降りれなかったのか」
優しく摘み上げて地面に下ろしてやると、エリンギは茂みにむかって元気に走り去っていった。
「はは、じゃーな。元気でなー」
憎めないやつだったな。
エリンギに手を振る俺を、後ろでバルギーが微笑ましい表情で見ていたことは知らなかった。
肌寒くなってきたので焚き火をしようと枯れ枝を集めてきたら、バルギーが4~5センチくらいの赤い石を取り出して、積んだ枝の側に置いた。
驚いたことに、バルギーが手をかざすと石を中心に枝に火がついた。
「すげぇっ、火ついた!何この石、超便利ー!」
マジックアイテムってやつか?
この世界、ほんとファンタジーだな。
魔法とかあるのかな。ありそうな気がするな。
てか、この石がもう魔法だわ。トイレの時の石とかな。
石自体は熱くないのか、枝に火がついたのを確認してバルギーがあっさりと拾いあげる。
「バルギー、それ見せてくれ!」
期待いっぱいに手を差し出すと、バルギーは俺の手の平にそっと石を置いてくれた
赤茶色の石は特に特別な感じもなく、見た目はただの石だ。
まったく熱くもない。
「どうやって使うんだ?」
バルギーの真似をして手をかざしてみても、何も起こらない。
『魔力を通さなければ発動はしないぞ・・・これの使い方も知らないとは。いや、そもそも魔法石自体しらないのか?本当に、どんな環境で育ってきたのだ・・』
何やらバルギーがブツブツ言っているが、はしゃぐ俺に呆れているのかもしれない。
ちょっと恥ずかしくなって、押し返すように石をバルギーの手に戻しておいた。
適当に非常食を選んで食事を済ます。
バルギーはやっぱり珍しそうにしたり、満足そうに味わったりと、楽しそうだ。
食事を終えて、俺は寝る準備を始める。
砂利の上に直接寝るのは流石に痛そうだし寒そうなので、荷台の荷物を整理して段ボールの箱を2つ程解体した。
コレを敷けば、若干はマシだろう。
バルギーが寝れるように段ボールを敷いて、毛布を渡してやる。
俺は毛布がないからなるべく焚き火の近くで寝ようと、自分の分の段ボールを持って場所取りをしようとしたら、バルギーに手を引かれた。
『これはケイタが使いなさい。私は必要ない』
なんだと振り返れば、渡した毛布を押し付けられる。
・・・いやいやいや、どう考えても使うのはバルギーの方だろ。
長袖の繋ぎを着た俺に対し、バルギーは上半身を包帯で巻いているだけだ。
ほぼ半裸だ。しかも怪我人だ。
これで俺が毛布を使ったら、ただの人でなしだろ。
『コレ、バルギー。ワタシ、大丈夫』
『ダメだ、これはお前が使いなさい。これくらいの気温ならば、私は問題ない』
毛布を押し返すが、バルギーも受け取ろうとしない。
俺達の間で、しばらく毛布の押し付け合いが続いた。
「あー、もう!いいから、使えって!」
埒があかなくって、強めに毛布を押し付けてから、決して受け取らないぞと両手を上に挙げる。
俺のその様子に、バルギーが呆れたようにため息を吐いて、毛布を手に取った。
お、諦めたか?
『・・・仕方ない』
バルギーが毛布を受け取った事に満足して、俺も寝ようと足を踏み出そうとした瞬間。
「うぉっ?!」
物凄い力で腕を引かれ、気がついたらバルギーに抱き込まれていた。
呆然とする俺をよそに、バルギーは俺ごと毛布に包まってさっさと横になる。
「え、ちょっと!何してんの?!」
『これなら、お前も寒くないだろう』
バルギーの腕の中から抜け出ようとするが、ガッチリとホールドされていて全く身動きできない。
怪我も気になるから、本気で暴れる事も出来ないし。
『ケイタ、寝ろ』
「えぇ・・・・マジかよ」
バルギーは俺の抵抗など全く気にせず、さっさと目を閉じてしまった。
しばらく抵抗していたが、俺の腹に回された太い腕は押しても引いても微動だにしない。
ダメだ、力で勝てる訳がねぇ・・。
結局、俺は早々に抵抗を諦めた。
あったかいよ?確かにあったかいけどさぁ!
男に抱き込まれているという、この状況が薄ら寒いわ!
バルギーが完全に寝たら、そっと抜け出そうと考えながら目を閉じ。
・・・あっさりと、俺は眠りに落ちた。
仕方ないだろ?正直疲れてたんだもん・・・。
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