飛竜誤誕顛末記

タクマ タク

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第三章 将軍様はご乱心!

第9話 駄目だ、我慢できない

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「お持ちいたしました」
あぁ、お持ちされてしまった。

男に戯れのように弄られ息を上げていたら、陰気男が盆を片手に戻ってきた。
ヤコーミツとか何とか言うものだろう、盆の上には小さな椀とあと何故か細い紐が乗っている。
陰気男はその盆を垂れ下がる布の隙間からベッドの上に差し出してきた。
「ありがとう」
男が品よく礼を口にする。
やっている事はこんなに下品なのに。
「まずはさっきの乱暴な言葉のお仕置きだよ。私はああ言う言葉は好まないんだ。2度と口にしてはいけないよ」
そう言いながら細い紐を持ち上げたと思ったら、男はそれで俺の陰茎をキツく縛り上げやがった。
あー、なーるほどね。そういう使い方ねー。
マジ、クソ野郎だ。
後で、絶対もう一度言ってやろ。
「おやまぁ、可哀想に・・」
「あれで、夜香蜜を仕込まれるとは。キツい躾けをなさる人だ」
ベッドの周りで憐れむような言葉が囁かれるけど、誰も本当に憐れんでなんかいない。
むしろ期待するような好色な目が、布越しに俺に突き刺さってくる。
「きっと激しく乱れるだろうね。楽しみだ」
「あの白い体が赤く染まるのは綺麗だろうよ」
露骨な言葉も聞こえてきて、この情けない状態を大勢に見られているのだと嫌でも自覚する。
「皆様とても楽しみにしているみたいだよ。期待に応えないとね」
キツく縛られた陰茎を、撫でるように扱かれる。
「んーーっ!!」
クスリで敏感になっているソコに与えられた直接的な刺激に、一気に熱が集まる。
「ほら、気持ち良いでしょ?ちゃんと良い子に言う事を聞けたら、ご褒美に最後に解いてあげるから」
明らかに俺をイカせようとする手つきなのに、紐で縛られているから熱を外に出す事はできない。
溜まった熱の所為で陰茎が膨らんで、紐が更にキツく食い込んでくる。
いってぇぇぇっ!
マジで痛ぇぇーー。
「ふふ、泣きそうな目が可愛い」
男が満足そうに笑い、ベッドの周りからも笑い声が上がった。

「それじゃ、こっちもあげようね」
股間の痛みに身悶えていたら、男が盆の上の器に指を差し込み中身を掬った。
とろりとしたそれは赤いシロップのようなものだった。
「甘い物は好きかな」
そう言いながら、男が掬ったそれを指ごと俺の口に突っ込んできた。
途端、口の中にねっとりとした甘みと香りが広がる。
甘すぎて気持ちが悪い。
口から出したいのに、男の指がそのまま舌を摘みながら口内に塗り込んでくるから、吐き出すことができない。
「あがっ・・」
大量の唾液が出てきて、半分は喉の奥に、もう半分は口の外へと流れていく。
俺の喉が動いて飲み込んだのを確認し、男が指を引き抜いた。
「次はこちらに」
再び男が器からシロップを掬いだして、今度はそれを尻の方へと持っていく。
「こっちに入れると、直ぐに効くよ」
ネチャリと嫌な音を立てて、2本に添えられた指が中に入り込んできた。
散々男達に解されてしまったソコは、何の抵抗もなくその指を受け入れてしまう。
「ひっ・・・ひっ・・・」
シロップを塗り込むように、指が腸壁を捏ねあげる。
その刺激でもまた、股間に熱が集まって紐が俺に苦痛を与える。
「そろそろくるよ」
男の言葉に、何が来るんだと頭の中に疑問が浮かび。
次の瞬間、それが何なのか嫌でも思い知らされた。

「あ“あ”ぁぁっっ!!」
自分の意思とは関係なく、喉の奥から悲鳴が上がる。
熱い。
尻の奥から焼けるような熱が上がって、その熱が全身に回る。
赤い粒を入れられた時とは比べ物にならない衝撃だった。
あれは、全身の神経が敏感になって、尻の奥がたまらなく疼くと言った感じだったけど。
今俺が感じているのは、最早疼くとかそんなレベルの話ではない。
「ほうら、気持ちいいねぇ」
「い”あ“・・・あう”っ」
男が指を少し動かすだけで、熱の塊のような快感が脳にダイレクトに響いて腰が反り返る。
グチャグチャと卑猥な音を立てて、俺の中を男の指が好き勝手に暴れ回っている。
もう爛れてしまっているんではないだろうかと思うほど、そこがグズグズに溶けて熱い。
「ひうっ・・」
男が乱暴に指を引き抜くけど、その刺激にすら快感を感じてしまった。

男が痙攣する俺の両足を抱え上げて、腰を寄せてきた。
いつの間に出していたのか、男のそそり立つ陰茎が俺の股間の間から見えた。
此方の人間は、皆俺よりもガタイがいい。
股間にぶら下がるブツも然り。
ゾッとするようなサイズのものが、俺の尻の穴にピトリとくっつけられる。
そのまま穴をノックするように、男が腰を前後に動かし始める。
穴の奥は熱くて痒くてドロドロで、穴の縁だけを刺激している男のペニスを飲み込もうと蠢いている。
「ほら、奥までコレを挿れて欲しいでしょう」
後少しで入りそうなくらいの力加減で押し付けられたと思うと、ギリギリで腰を引かれる。
そのたびに、穴が物欲しげにひくついて、腹の奥が熱くうねる。
あのデカイので中をかき混ぜられたら、とても気持ち良いかもしれない・・・・。
「ふふ、物欲しそうな顔をして。欲しいなら可愛くおねだりしてごらん」
「はっ・・・はっ・・・」
「腰が動いているよ」
熱のこもった荒い息遣いが聞こえる。
俺のものなのか、男のものなのか、ベッドの周りにいる観客のものなのか、何が何だか分からない。
「挿れてくださいって言うだけだよ。そうしたら目一杯中を掻き回してあげるよ」
あぁ、駄目だ。
俺はここでケツのバージンを失うんだ。
25年間一緒に寄り添ってきた、貞淑なオケツが・・・。
でも、ごめんよ俺のオケツ。
俺はもう耐えられない。
諦めの気持ちに飲み込まれ、力の入らない口をパクパクと動かす。
「あぁ、声を出すのも難しいのかな」
男が期待に満ちた目で顔を寄せてくる。
「ほら、言ってごらん」
駄目だ、どうしても言うのを我慢できない。
あぁ、さよならバージン。

「ク・ソ・ヤ・ロー」

男の顔が驚愕に固まる。
その間抜け面に、熱に呑まれながらも思わず俺は笑ってしまった。
はっはー、ざまぁみろっ!言ってやった言ってやった。ペロペロペーだ!
俺がねだると確信してたんだろう、男が怒りからなのか目元をピクピクと痙攣させている。
誰がおねだりなんかするか。
自分からねだるくらいなら、力尽くで犯される方を選ぶ。
相手を怒らせれば、更に酷い目にあうことは分かっていたけど。
どうしても罵りの言葉を我慢できなかった。

「なるほど、素晴らしい。こんなに躾甲斐がある子は初めてだよ。そんなに乱暴なのが良いならご希望に応えよう」
男がむしろ楽しそうに笑い、俺の腰を乱暴に掴んできた。
尻に当てられたペニスの先に力が込められてグッと押し付けられる。
「奥まで一気に突き入れてあげるね」
「ふぅっ・・・うっ」
気持ちとは真逆に、身体は受け入れる準備が出来てしまっている。
あぁ、いよいよ犯されるのだと、唇を噛み締めて衝撃に備えた瞬間だった。

何処からか、物が倒れるような大きな音が聞こえた。
にわかに外が騒がしくなる。
乱暴に開けられる扉の音と、物々しい複数の足音、各所で上がる悲鳴。
ベッドの周りにいた人間たちが突然走り逃げていく。
何?何事?
俺の上にいた男も外の突然の異変に、狼狽えている。
「な、何だ」
男が外の様子を伺うように上体を起こした。
瞬間、その体がベッドの外へ吸い込まれるように消えていった。
本当にそう表現するしかない。
垂れ下がる布の隙間に吸い込まれていくように、ワイヤーアクションの如く後ろ向きのまま吹っ飛んでいった。
悲鳴すら聞こえなかった。
のしかかっていた男が突然消えて体が一気に軽くなるけど、体が軽くなったところで俺はもう自分の力じゃろくに動けない。
こんな無防備な状態で、騒然としている周囲の状況が分からないのはちょっと怖い。
周りの様子を伺うように、ベッドに倒れたままジッと息を潜めていたら

「ケイタッ」

よく知った重く低い声が、俺の鼓膜を震わせた。
こっちの世界で一番耳に馴染んでいるその声に、俺は情けないけど涙が出るほど安堵した。
強張っていた体から一気に力が抜ける。
「あ・・・バルギ・・・」
小さい声だけど、自然に名前が口から出た。
布を捲り上げて顔を出したバルギーが俺の姿を見て、目を見開く。
ハハ、これは恥ずかしいな。
ほんと知り合いに見られるにはキツすぎる状態だ。
誤魔化し笑いでもしようかと思ったけど、それより先にバルギーが傍にきて素早くマントを外すと俺の体を隠すようにかぶせてくれた。
やっぱりジェントルマンだなバルギーは。
「遅くなってすまなかった。怖かったな。よく耐えた偉いぞ」
優しい声と共に褒めるように頭をそっと撫でられて。
何時もは嫌なそれも、今は全く嫌には感じなかった。
むしろ酷くホッとする。
あとホッとついでに、撫でられた箇所から甘い熱が体に広がってちょっと焦る。
変態男がいなくなって最悪のピンチは逃れたけど、クスリに侵されている体の方の状況は変わらずだ。
正直、俺に触れてくる手や掛けてもらったマントの感触ですら刺激が強くてツライ。
でも、それをバルギーには知られたくなくて、俺は必死にマントの下で跳ねそうになる体を抑えた。
「大丈夫だケイタ。もう怖がらなくても良い」
過ぎた快楽に体が震えるけど、バルギーはそれを怯えからくる震えだと思ったらしく、宥めるように静かに声を掛けてくれる。
そう思ってくれているなら、俺としては都合がいい。
気持ち良過ぎて震えてるなんて、恥ずかしくて絶対バレたくないじゃん?

慰めるように俺の頭を撫でていたバルギーだったけど、俺の首に下がるチェーンに視線を落とした瞬間、目を厳しく吊り上げた。
粘土で固められた印と、新たにつけられていた印に気付いたらしい。
頭を撫でる大きな手は優しくて、身悶えながらも安心感を感じていたけど、
「イヴァン」
バルギーの出した声は、ゾッとするほど冷たかった。
「はっ」
ベッドの外からイバンの声が応える。
あ、居たんだ・・・。
目を凝らせば、薄布の向こうにイバン、カルシク、ハガンが立っている。
布の隙間から見えた中庭には、他の馬軍兵達もいた。
「従業員も客も誰1人逃すな」
「承知しております」
様子を伺っていれば、開かれた扉から従業員やら客やらが続々と連行されてくる。
中庭の中央に集められて、周りを馬軍兵がぐるりと囲んで見張っているみたいだ。
「ケイタ、少し待っていなさい。直ぐに終わる」
俺にかける声はやっぱり優しかった。

俺から離れたバルギーが、足側のベッドの端に腰を下ろす。
唯一天蓋の布が上げられているそこに体の大きなバルギーが座ると、外からはこちら側が見えなくなる。
多分、俺を隠してくれたんだと思う。
ありがとう、ジェントルマン。
まぁ、布が薄いから目を凝らせば見えるんだけどね。
でもそばに立っているイバン達は此方に背中を向けてて、決して振り向こうとはしない。
それが彼らの気遣いなんだろう。
「責任者は誰だ」
バルギーの言葉に、小さな悲鳴が広場から上がる。
「わ・・・私がここの主にございます・・」
あの髭男だろうか。
俺を品定めしていた時と同じ人物か疑わしい程、死にそうに弱々しい声だ。
「そうか。では、なぜ私の印をつけた人間がここで売りに出されていたのか説明を」
「はっ?!そ・・・・その様な恐れ多いこと、私共がする筈がございません」
「何故その様な嘘をつく。実際この寝台の中に私の庇護する者が居たのは、今私自身が直接確認した」
「ひっ・・・・そんな・・まさか・・」
髭男の他にも、広場の中心から死にそうな悲鳴がいくつか上がる。
多分、陰気男とか客の男達な気がする。
「私の印を隠した上に勝手に奴隷印をつけるとは、中々度胸がある」
ドレーイン・・・・・。
後で教えてもらおう。
「ち、違います!外から持ち込まれたのです!男達が買って欲しいと連れてきて、その時には既に印は隠されていて・・・」
「そもそも、印を隠して奴隷売買をすることは法で禁じられている筈だ。奴隷商のお前が知らない訳がないであろう」
「そ・・・その通りでございます・・・。それは認めます・・・。しかし馬将軍様の印持ちだと言うことは本当に知らなかったのです・・・」
髭男の声が震えている。
「・・・・持ち込んできた者達の素性は分かるのか」
「い・・・いえ。私は直接は会っておりませんので・・・、直接やりとりしていたのは執事です」
あの陰気男は執事だったのか。
髭男に言われて、陰気男もバルギーの前に引き出されたようだ。
「持ち込んできた者達とやりとりしたのはお前か」
「は、はい・・・。どうぞ、お許しくださいっ」
「男達の風体は分かるのか」
「はい・・はい・・覚えております」
「イヴァン、この者から取り調べろ。ケイタを売った者を決して逃してはならん」
「はっ。おい連れていけっ」
イバンに指示され、兵士が悲鳴をあげる陰気男を外へ引き連れて行った。
陰気男が連れて行かれれば、今度は集められていた従業員や客の男達が順番にバルギーの前に引き摺り出される。
その度にバルギーとイバンから厳しい言葉が言い渡されて、ソイツらは兵士達にどこかへと連れて行かれる。
あれだ。
時代劇で観る、お白洲みたいだな。
お奉行様や役人達に囲まれて、跪いた犯罪者達が震えながらお調べを受けて裁かれていく、あのお馴染みのシーン。
中庭は物凄く厳しい緊張感に包まれていて、誰1人無駄口を叩かず、息をするのすら躊躇われる空気だ。
間違えてもふざけた雰囲気など出せない。
そんな重苦しい状況の中、俺は1人緊張感の無い事で頭の中がいっぱいだった。

ちんちんが痛いよぅ・・・・・。

今だ紐でギチギチに縛られているソコは、もうパンパンに腫れている。
このまま紐で切り落とされてしまうんじゃ無いだろうかってくらい、力一杯締められている。
バルギー達が中庭に向かって厳しく取り調べをしている最中、俺はナマケモノの如く鈍くスローな動きでゆっくりと体を縮めていた。
何とか紐が取れないか、そこに震える手を伸ばしてみるけど、力の入らない手じゃ硬く縛られた紐を解く事が出来ない。
ってか、多分引っ張るとこ間違えて余計固く締め上げた気がする。
しかも、ちょっと触るだけで信じられないくらい気持ち良くなっちゃって、そのせいで余計に紐が食い込んで痛い。
強烈な快感と痛みが、俺の大切なジュニアを責めあげる。
中庭で男達が悲鳴を上げながら連行されていく中、俺も1人で違う種類の悲鳴をあげそうになっていた。
こんな事ならバレたく無いとか変な意地を張らずに、バルギーに言って紐を外して貰えば良かった。
あんなに必死に保っていた俺のプライドは、案外あっさりポキリと折れた。
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