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三代 春×高千代 祐
恋とはどんなものかしら(2)side.夏生
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「酷いよ~、なっちゃん! 俺、壊れたテレビじゃないし! 叩いても直んないよ? っていうか壊れてないし! どこもおかしくないし! 俺はただ、」
そこで意味ありげに言葉を切る。聞かなくても分かる。ウザいことを言うつもりだ。
「心の底から好きだと、愛しいと思える人に出逢えた。それだけのことだよ」
俺たち全員がものすごく面倒くさいものを見るような目で三代のことを見つめている。"あー……"とか"んー……"とか呟いたあとに秋さんが口を開いた。
「えーと、それで、その、あんたがそこまで言う相手ってどんな子なの? 馴れ初めとか教えてよ。告白とかしたわけ?」
「三代だぞ? 運命の相手とまで呼ぶやつを前にして何もしないとかありえねぇだろ」
「いやいや、分からんで。意外と本命童貞かもしれんし」
などと本人を前にして河嶋と好き勝手なことを言い合う。
「えっとねぇ。その人とは昨日、いつも行くライブハウスあるじゃん? そこの前で出逢ったの! 高千代さんって言うんだけどね。高千代さんが一人でスマホいじっててさ。それで顔あげた時に目が合ったの。ビビッときたね!! 逃しちゃダメだって本能で感じてさ。思わず告白しちゃったぁ」
「……目が、合った? それだけ? え、それだけで、ハルちゃん、告白、したの?」
秋さんがドン引きしている。河嶋と俺もあんぐりと口を開けたまま言葉を発せない。
「ん? したよ。"好き。俺と付き合って"って言っちゃった!」
「え、あ、と……そ、それで、相手は……?」
「嫁がいるから諦めろって言われたんだけどさぁ。そ・れ・が! 現実にいるお嫁さんじゃなくてゲームとかアニメに出てくる女の子っぽいんだよねぇ。ま、実際に奥さんがいても諦めるつもりなんてなかったけど!」
…………。
お嫁さん?
奥さん?
「……な、なぁ、三代。その、お前の運命の相手って、まさかとは思うんやけど、男か?」
「ん? 男だよ。左目の下にさぁ。泣きぼくろがあってさぁ。すっげーエロいんだよねぇ。あー、抱きたい。すっげー抱きたい」
マジか。いや、女と遊びまくってるのを見てて節操のない奴だと思ってはいた。思ってはいたが――まさかの男?
三代の顔はいわゆる甘いマスクとか言われていて、女だけではなくて、なんやっけ。ああ、そうだ。ネコ系の男からもモテていたが、いくら声をかけられようとも男は無理だと突っぱねていた。
そんな三代が惚れた相手が男……?
そこで意味ありげに言葉を切る。聞かなくても分かる。ウザいことを言うつもりだ。
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「えーと、それで、その、あんたがそこまで言う相手ってどんな子なの? 馴れ初めとか教えてよ。告白とかしたわけ?」
「三代だぞ? 運命の相手とまで呼ぶやつを前にして何もしないとかありえねぇだろ」
「いやいや、分からんで。意外と本命童貞かもしれんし」
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「えっとねぇ。その人とは昨日、いつも行くライブハウスあるじゃん? そこの前で出逢ったの! 高千代さんって言うんだけどね。高千代さんが一人でスマホいじっててさ。それで顔あげた時に目が合ったの。ビビッときたね!! 逃しちゃダメだって本能で感じてさ。思わず告白しちゃったぁ」
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「ん? したよ。"好き。俺と付き合って"って言っちゃった!」
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…………。
お嫁さん?
奥さん?
「……な、なぁ、三代。その、お前の運命の相手って、まさかとは思うんやけど、男か?」
「ん? 男だよ。左目の下にさぁ。泣きぼくろがあってさぁ。すっげーエロいんだよねぇ。あー、抱きたい。すっげー抱きたい」
マジか。いや、女と遊びまくってるのを見てて節操のない奴だと思ってはいた。思ってはいたが――まさかの男?
三代の顔はいわゆる甘いマスクとか言われていて、女だけではなくて、なんやっけ。ああ、そうだ。ネコ系の男からもモテていたが、いくら声をかけられようとも男は無理だと突っぱねていた。
そんな三代が惚れた相手が男……?
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