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気づけば部長会が終わっていた。
話が全く頭に入ってこなかった。
(終わった‥‥‥。絶対に嫌われた。初対面で初めての言葉がかわいいって‥‥‥)
幸いにも他の人には聞かれてないみたいだ。僕はさっきの言葉を後悔しながら資料を急いで片付けた。
とにかくこの場から離れたかった。
誰も会議室から帰ろうとしない中、僕はわざわざ遠回りして廊下に出た。
(あんなにかわいい子と今後関わることなんてないしもうなんでもいいや!)
そう考えたら気が楽になってきた。
(やっと一週間終わったし帰ったらなにしよう‥‥‥)
靴を履き替え、外に出た瞬間
「ちょっと待って、はぁ、、はぁ、少し話そ」
嫌な予感がした。さっきと全く同じ声が聞こえた。
(今度こそ別の人に話しかけているんだ。絶対振り返るな‥‥‥)
しかし、息を切らしている彼女のことを考えると無視するのは悪い気がした。
僕はもう一度靴を履き替え食堂に向かった。
ーーー
放課後の食堂は人が全くいないため2人で話すにはうってつけの場所だ。
話は向こうの自己紹介から始まった。
「はじめまして、私は五十嵐結衣です。サッカー部のマネージャーをしています。」
それに合わせて
「はじめまして、僕は中野貴大です。パソコン部の新部長です。‥‥‥さっきはすいませんでした!」
僕は机に手とおでこをつけて誤った。
しかし、結衣は
「実はね、あんなにまっすぐかわいいって言ってくれたの中野君が初めてなんだよ。だからすごく嬉しかったんだ」
僕は驚いた。結衣は誰が見てもかわいいと思うような美少女でサラサラの長い黒髪に、大きく開いた目、細くて綺麗な指など良いところを上げていったらキリがない
「そんなに見られたら恥ずかしいよ‥‥‥」
「ご、ごめん」
僕はとっさに誤った。
そこから僕たちはお互いの趣味や好きなことについて話した。
意外にも結衣はゲームやアニメが好きらしく僕の作ったRPGゲームをやらせた。
もちろんパソコン部部長として常にノートパソコンを持ち運んでいるよ!
そして、話題はサッカーの話になった。
あまり話す気にはなれなかったけど結衣の楽しそうな顔を見ると自然と話が弾んだ。
ちなみに結衣は国内リーグが好きらしいよ
遠くの方からチャイムが聞こえた
楽しい時間が過ぎるのは早く、学校から駅まで一緒に帰り解散した
この日から結衣とは時々話すようになった。時間が合えば一緒に帰った。
僕は学校に行くのが楽しみになっていた。それは間違いなく結衣のおかげだろう。
僕は結衣が好きだ!
僕は明日結衣に告白しようと決めた。
ーーー
久しぶりに結衣と2人で帰っていたが、緊張のせいでいつも通り話せなかった。
僕は人生初めての告白の勇気が出ないまま駅についてしまった。
でも、僕は勇気を振り絞って声を出そうとしたその時
「学校に忘れ物したからとってくるね。」
結衣は学校に戻ってしまった。
太陽は沈み、街灯の少ない暗い道を1人で歩かせるのは危ないと思ったが、
僕にはついていくことができなかった。
次に会った時は必ず告白しようと決めた。
僕は暗い電車の外を見つめていた。
しかし、それは突然おきた。
目の前が眩しい光で包まれた直後電車が大きく揺れた。僕はまだ慣れない目を必死に薄く開けた。
そこに広がっていたのは受け入れがたい現実だった。
話が全く頭に入ってこなかった。
(終わった‥‥‥。絶対に嫌われた。初対面で初めての言葉がかわいいって‥‥‥)
幸いにも他の人には聞かれてないみたいだ。僕はさっきの言葉を後悔しながら資料を急いで片付けた。
とにかくこの場から離れたかった。
誰も会議室から帰ろうとしない中、僕はわざわざ遠回りして廊下に出た。
(あんなにかわいい子と今後関わることなんてないしもうなんでもいいや!)
そう考えたら気が楽になってきた。
(やっと一週間終わったし帰ったらなにしよう‥‥‥)
靴を履き替え、外に出た瞬間
「ちょっと待って、はぁ、、はぁ、少し話そ」
嫌な予感がした。さっきと全く同じ声が聞こえた。
(今度こそ別の人に話しかけているんだ。絶対振り返るな‥‥‥)
しかし、息を切らしている彼女のことを考えると無視するのは悪い気がした。
僕はもう一度靴を履き替え食堂に向かった。
ーーー
放課後の食堂は人が全くいないため2人で話すにはうってつけの場所だ。
話は向こうの自己紹介から始まった。
「はじめまして、私は五十嵐結衣です。サッカー部のマネージャーをしています。」
それに合わせて
「はじめまして、僕は中野貴大です。パソコン部の新部長です。‥‥‥さっきはすいませんでした!」
僕は机に手とおでこをつけて誤った。
しかし、結衣は
「実はね、あんなにまっすぐかわいいって言ってくれたの中野君が初めてなんだよ。だからすごく嬉しかったんだ」
僕は驚いた。結衣は誰が見てもかわいいと思うような美少女でサラサラの長い黒髪に、大きく開いた目、細くて綺麗な指など良いところを上げていったらキリがない
「そんなに見られたら恥ずかしいよ‥‥‥」
「ご、ごめん」
僕はとっさに誤った。
そこから僕たちはお互いの趣味や好きなことについて話した。
意外にも結衣はゲームやアニメが好きらしく僕の作ったRPGゲームをやらせた。
もちろんパソコン部部長として常にノートパソコンを持ち運んでいるよ!
そして、話題はサッカーの話になった。
あまり話す気にはなれなかったけど結衣の楽しそうな顔を見ると自然と話が弾んだ。
ちなみに結衣は国内リーグが好きらしいよ
遠くの方からチャイムが聞こえた
楽しい時間が過ぎるのは早く、学校から駅まで一緒に帰り解散した
この日から結衣とは時々話すようになった。時間が合えば一緒に帰った。
僕は学校に行くのが楽しみになっていた。それは間違いなく結衣のおかげだろう。
僕は結衣が好きだ!
僕は明日結衣に告白しようと決めた。
ーーー
久しぶりに結衣と2人で帰っていたが、緊張のせいでいつも通り話せなかった。
僕は人生初めての告白の勇気が出ないまま駅についてしまった。
でも、僕は勇気を振り絞って声を出そうとしたその時
「学校に忘れ物したからとってくるね。」
結衣は学校に戻ってしまった。
太陽は沈み、街灯の少ない暗い道を1人で歩かせるのは危ないと思ったが、
僕にはついていくことができなかった。
次に会った時は必ず告白しようと決めた。
僕は暗い電車の外を見つめていた。
しかし、それは突然おきた。
目の前が眩しい光で包まれた直後電車が大きく揺れた。僕はまだ慣れない目を必死に薄く開けた。
そこに広がっていたのは受け入れがたい現実だった。
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