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第2章 赤ずきん編
75話 真夜中のおつかい
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「行ってくるね、お母さん!」
「気を付けてね!」
赤ずきんの母親と数人の村人に赤ずきんは見送られる。満月の夜、月が完全に上り切ったタイミングで赤ずきんは村の外へと踏み出した。
大人たちが今回のお使いが最後になると言っていたのを赤ずきんは耳にしていた。なぜ真夜中にという疑問はあったが、その理由はなんとなく聞かないようにしていた。
真夜中の森を歩くのはこれで二度目だった。一度目は勝手に一人で森の中へと遊びに出かけて迷子になった時である。
「あの時は怖かったなぁ……」
オオカミ達に怯えて森の中をひたすら逃げ走った。そしてその時にあの少年に出会った。
命を救ってくれた少年の事を思い出すと同時にガサガサと森の茂みが音を立てる。
なぜかそこにいるのが誰なのか、赤ずきんは分かったような気がした。
「ウル……いるんでしょ?」
「…………」
いつもなら名前を呼ぶとすぐに現れるはずの彼が中々姿を現さなかった。おかしいと感じた赤ずきんは音のした茂みの方に近づく。
「赤ずきん!」
茂みから彼女の名前を呼ばれる。その声は聞き覚えのあるウルの声だった。
「どうしたの、姿も現さないで……」
赤ずきんは茂みにさらに近づこうとする。
「来るな!」
ウルは先ほどよりもさらに強めの口調で赤ずきんを制止させる。その声に驚いた赤ずきんはぴたりと足を止める。
「な、何よそんな大声出して……」
「赤ずきん、今日の君の目的はなんだい?」
今度は優しい口調でウルは問いかけてくる。その言葉を聞いて赤ずきんははっとする。
「私は今からおばあちゃんの家にお使いに行かないといけないの!」
物語を進めるうえで役割の無い少年と同行するという筋書きは書かれていない。ウルがそのことを気遣ってくれたのかと思った赤ずきんは台本のようなセリフを返す。
「……そうだよな」
ウルの声が聞こえてくる。はじめに出会ったときは物語の事など一切考えようとしていなかった彼とは大違いだと赤ずきんは彼に驚くとともにその成長が自分事のように嬉しく感じた。
「……そういえば、あの丘に咲く花は今頃満開の状態だろう」
あの丘という単語を聞いて赤ずきんはすぐにどこかを理解する。
「今ならとても綺麗な花があそこにはある」
「それなら、私おばあちゃんにお土産として摘んでいくわ!」
赤ずきんはウルが気遣ってくれたのだと喜び、花を摘みに寄り道をすることに決める。
「それがいい……」
ガサガサと茂みが音を立てる。ウルは一向に姿を現そうとはしなかった。
「もう、いい加減顔くらいみせなさいよ!」
しびれを切らした赤ずきんは茂みの裏を除いた。しかし……
「あれ、いない……」
そこには誰もいなかった。
◇◇◇
「これでいい、これでいいんだ……」
ウルは赤ずきんを花畑へ誘導する言葉を言い終えるとすぐさまその場を離れて一人で駆け出した。
「はぁ……はぁ」
いつもならこの程度の走りで息を切らすことはなかった。
それでも呼吸が乱れるのは自身が動揺をしているからという事実を意識しない様に、森の中を全速力でかけることでごまかし続けた。
目指すのは赤ずきんの祖母がいる家。人間の姿になってから言葉や人間を知る為に何度も通い詰めた場所だった。
◇
暗い夜道でも彼の視界は研ぎ澄まされていた。ウルは迷うことなく一直線に目的地へとたどり着く。
「はぁ……はぁ……」
呼吸を整えようと深呼吸をする。ここから先の物語を失敗するわけにはいかなかった。
ウルは赤ずきん祖母のドアをゆっくりとノックする。数秒の沈黙の後、家の中から声が聞こえてくる。
「はいはい、どなたですか?」
深夜帯だというのに家の中にいる人間は起きていた。この日、物語が進むことを知っていたからか、それとも偶然なのかは彼には分らなかった。
できれば反応をしてほしくなかった、叶う事なら今日もそのままやり過ごしたかった。しかしそういうわけにはいかなかった。
「わたしよ、おばあちゃん、赤ずきんよ!」
声のトーンを上げて、少年の時に出せた声色で少女の声をまねる。
「あら、こんな夜遅くに赤ずきんかい、どうしたんだい?」
家の中から赤ずきんの祖母の驚きの声が聞こえてくる。
「おばあさんに会いたくなったの、開けてもいいかしら?」
「えぇ、お入り」
赤ずきんの祖母の許可が下りる。家に普段から鍵が掛かっていないことを彼は知っていた。
改めて深く息を吸って、吐き出す。そしてオオカミ姿のウルは扉をゆっくりと開けた。
「…………あら」
赤ずきんの祖母は部屋に入ってきた大柄なオオカミの姿を見て一言だけ言葉を漏らした。
それはオオカミに怯えるわけでも驚いたわけでもない。ただその時が来たと運命を受け入れたかのような反応だった。
「……あんたを今から食べる」
「……そうかい」
赤ずきんの祖母はベッドの上でその言葉を聞くと布団をどかして目を閉じた。
「……丸呑みだから痛くはしない」
「あらあら、まさかオオカミに気を使われるとはね」
閉じていた目を開いてオオカミの方を見て赤ずきんの祖母は笑う。
「……最後に何か残したことはあるか?」
「そうだね、おやつに食べ忘れたクッキーぐらいかねぇ」
赤ずきんの祖母は笑いながらそう言った。
「そうか……」
オオカミはその言葉を聞いていつも赤ずきんの祖母が戸棚にしまっている茶菓子入れの皿を器用に取り出すと彼女の前に差し出した。
「これで悔いはないか?」
その様子を見て赤ずきんの祖母は目を見開いて驚いた。
「いったいどうしてお菓子の場所を……あなた、もしかして」
オオカミの正体に気が付いたのか赤ずきんの祖母は口を開いて一瞬沈黙する。
「そう……世界もいじわるなことをするもんだねぇ」
赤ずきんの祖母はそう言って今度はオオカミに微笑みかけた。
「あなたにはつらい役目を与えたかもしれない。それでも物語を進めてくれてありがとうね」
「…………!」
そのお礼のような言葉はオオカミの心に深く突き刺さった。今から食べられる側の人間が発する台詞では到底なかった。
「……さぁ、迷わないうちに」
赤ずきんの祖母に促されるままにオオカミは口を大きく開ける。そしてそのまま彼女を一口で食べ終えた。
もう後には決して戻れない。オオカミは膨れ上がった自身のお腹を見てそう思った。
◇◇◇
「綺麗……」
丘にたどり着いた赤ずきんの第一声は自然と漏れた。
満月の明りに照らされた丘は幻想的な雰囲気を醸し出し、風に色とりどりの花が揺れていた。
最初にこの場所に訪れた時は風景など楽しむよう余裕はとてもなかった。いまならこの美しさを十分に満喫することが出来た。
「少しだけ花を持っていくね……」
あまりにも荘厳な花畑に一瞬摘むことにさえ罪悪感を覚えた赤ずきんは誰でもなく花たちに一言謝罪するように話しかけながら花を丁寧に切り取った。
この場所で彼と出会った。花を摘みながら赤ずきんは少年の姿を思い浮かべた。
命の恩人であり、今となってはそれ以上に彼の事を思う自分がいることを赤ずきんは自覚していた。
「でもそれは……」
物語には関係ない。世界に与えられた役割には私情をはさんではいけない事ぐらい、少女である彼女でもわかっていた。
「それでも……」
少女の手がふと止まる。花を見るたびに彼の顔が思い浮かんだ。
灰色の髪の少年を思ったその時、赤ずきんの前に人影が現れる。少女は彼なのかと期待して顔を上げた。
「……グリムさん?」
目の前にいたのは少年ではなく、外の世界からやってきた銀色と黒色の髪の混じった青年だった。
「赤ずきん、君にとってウルという少年は大切かい?」
何故この場所に?と質問をするよりも先にグリムは赤ずきんに質問をしてくる。
「大切よ!」
赤ずきんは立ち上がり即答する。
自身がこんな大声を出せることもすぐに彼に向き合って話したことも、言い終えてから自分自身で驚き、恥ずかしくなった彼女は赤くなった顔を隠すようにフードを覆った。
「そうか……そうだよな」
グリムはそれだけ言うと何かを確かめ終えたかのような反応を見せながらその場を離れた。
「グリム……さん?」
声をかけようとすると強風が吹く。綺麗に咲き誇っていた花の花弁のいくつかが宙に舞い思わず目を閉じる。再び目を開けるとそこにはもう誰もいなかった。
「……そろそろ行かないと」
赤ずきんは自身に与えられた役割をこなすために花を摘み終えると花畑を後にする。
ここから先の展開は彼女自身分かっている。怖くないと言えば噓になるが、この世界の物語を進める為にも歩みを止めるわけにはいかなかった。
「気を付けてね!」
赤ずきんの母親と数人の村人に赤ずきんは見送られる。満月の夜、月が完全に上り切ったタイミングで赤ずきんは村の外へと踏み出した。
大人たちが今回のお使いが最後になると言っていたのを赤ずきんは耳にしていた。なぜ真夜中にという疑問はあったが、その理由はなんとなく聞かないようにしていた。
真夜中の森を歩くのはこれで二度目だった。一度目は勝手に一人で森の中へと遊びに出かけて迷子になった時である。
「あの時は怖かったなぁ……」
オオカミ達に怯えて森の中をひたすら逃げ走った。そしてその時にあの少年に出会った。
命を救ってくれた少年の事を思い出すと同時にガサガサと森の茂みが音を立てる。
なぜかそこにいるのが誰なのか、赤ずきんは分かったような気がした。
「ウル……いるんでしょ?」
「…………」
いつもなら名前を呼ぶとすぐに現れるはずの彼が中々姿を現さなかった。おかしいと感じた赤ずきんは音のした茂みの方に近づく。
「赤ずきん!」
茂みから彼女の名前を呼ばれる。その声は聞き覚えのあるウルの声だった。
「どうしたの、姿も現さないで……」
赤ずきんは茂みにさらに近づこうとする。
「来るな!」
ウルは先ほどよりもさらに強めの口調で赤ずきんを制止させる。その声に驚いた赤ずきんはぴたりと足を止める。
「な、何よそんな大声出して……」
「赤ずきん、今日の君の目的はなんだい?」
今度は優しい口調でウルは問いかけてくる。その言葉を聞いて赤ずきんははっとする。
「私は今からおばあちゃんの家にお使いに行かないといけないの!」
物語を進めるうえで役割の無い少年と同行するという筋書きは書かれていない。ウルがそのことを気遣ってくれたのかと思った赤ずきんは台本のようなセリフを返す。
「……そうだよな」
ウルの声が聞こえてくる。はじめに出会ったときは物語の事など一切考えようとしていなかった彼とは大違いだと赤ずきんは彼に驚くとともにその成長が自分事のように嬉しく感じた。
「……そういえば、あの丘に咲く花は今頃満開の状態だろう」
あの丘という単語を聞いて赤ずきんはすぐにどこかを理解する。
「今ならとても綺麗な花があそこにはある」
「それなら、私おばあちゃんにお土産として摘んでいくわ!」
赤ずきんはウルが気遣ってくれたのだと喜び、花を摘みに寄り道をすることに決める。
「それがいい……」
ガサガサと茂みが音を立てる。ウルは一向に姿を現そうとはしなかった。
「もう、いい加減顔くらいみせなさいよ!」
しびれを切らした赤ずきんは茂みの裏を除いた。しかし……
「あれ、いない……」
そこには誰もいなかった。
◇◇◇
「これでいい、これでいいんだ……」
ウルは赤ずきんを花畑へ誘導する言葉を言い終えるとすぐさまその場を離れて一人で駆け出した。
「はぁ……はぁ」
いつもならこの程度の走りで息を切らすことはなかった。
それでも呼吸が乱れるのは自身が動揺をしているからという事実を意識しない様に、森の中を全速力でかけることでごまかし続けた。
目指すのは赤ずきんの祖母がいる家。人間の姿になってから言葉や人間を知る為に何度も通い詰めた場所だった。
◇
暗い夜道でも彼の視界は研ぎ澄まされていた。ウルは迷うことなく一直線に目的地へとたどり着く。
「はぁ……はぁ……」
呼吸を整えようと深呼吸をする。ここから先の物語を失敗するわけにはいかなかった。
ウルは赤ずきん祖母のドアをゆっくりとノックする。数秒の沈黙の後、家の中から声が聞こえてくる。
「はいはい、どなたですか?」
深夜帯だというのに家の中にいる人間は起きていた。この日、物語が進むことを知っていたからか、それとも偶然なのかは彼には分らなかった。
できれば反応をしてほしくなかった、叶う事なら今日もそのままやり過ごしたかった。しかしそういうわけにはいかなかった。
「わたしよ、おばあちゃん、赤ずきんよ!」
声のトーンを上げて、少年の時に出せた声色で少女の声をまねる。
「あら、こんな夜遅くに赤ずきんかい、どうしたんだい?」
家の中から赤ずきんの祖母の驚きの声が聞こえてくる。
「おばあさんに会いたくなったの、開けてもいいかしら?」
「えぇ、お入り」
赤ずきんの祖母の許可が下りる。家に普段から鍵が掛かっていないことを彼は知っていた。
改めて深く息を吸って、吐き出す。そしてオオカミ姿のウルは扉をゆっくりと開けた。
「…………あら」
赤ずきんの祖母は部屋に入ってきた大柄なオオカミの姿を見て一言だけ言葉を漏らした。
それはオオカミに怯えるわけでも驚いたわけでもない。ただその時が来たと運命を受け入れたかのような反応だった。
「……あんたを今から食べる」
「……そうかい」
赤ずきんの祖母はベッドの上でその言葉を聞くと布団をどかして目を閉じた。
「……丸呑みだから痛くはしない」
「あらあら、まさかオオカミに気を使われるとはね」
閉じていた目を開いてオオカミの方を見て赤ずきんの祖母は笑う。
「……最後に何か残したことはあるか?」
「そうだね、おやつに食べ忘れたクッキーぐらいかねぇ」
赤ずきんの祖母は笑いながらそう言った。
「そうか……」
オオカミはその言葉を聞いていつも赤ずきんの祖母が戸棚にしまっている茶菓子入れの皿を器用に取り出すと彼女の前に差し出した。
「これで悔いはないか?」
その様子を見て赤ずきんの祖母は目を見開いて驚いた。
「いったいどうしてお菓子の場所を……あなた、もしかして」
オオカミの正体に気が付いたのか赤ずきんの祖母は口を開いて一瞬沈黙する。
「そう……世界もいじわるなことをするもんだねぇ」
赤ずきんの祖母はそう言って今度はオオカミに微笑みかけた。
「あなたにはつらい役目を与えたかもしれない。それでも物語を進めてくれてありがとうね」
「…………!」
そのお礼のような言葉はオオカミの心に深く突き刺さった。今から食べられる側の人間が発する台詞では到底なかった。
「……さぁ、迷わないうちに」
赤ずきんの祖母に促されるままにオオカミは口を大きく開ける。そしてそのまま彼女を一口で食べ終えた。
もう後には決して戻れない。オオカミは膨れ上がった自身のお腹を見てそう思った。
◇◇◇
「綺麗……」
丘にたどり着いた赤ずきんの第一声は自然と漏れた。
満月の明りに照らされた丘は幻想的な雰囲気を醸し出し、風に色とりどりの花が揺れていた。
最初にこの場所に訪れた時は風景など楽しむよう余裕はとてもなかった。いまならこの美しさを十分に満喫することが出来た。
「少しだけ花を持っていくね……」
あまりにも荘厳な花畑に一瞬摘むことにさえ罪悪感を覚えた赤ずきんは誰でもなく花たちに一言謝罪するように話しかけながら花を丁寧に切り取った。
この場所で彼と出会った。花を摘みながら赤ずきんは少年の姿を思い浮かべた。
命の恩人であり、今となってはそれ以上に彼の事を思う自分がいることを赤ずきんは自覚していた。
「でもそれは……」
物語には関係ない。世界に与えられた役割には私情をはさんではいけない事ぐらい、少女である彼女でもわかっていた。
「それでも……」
少女の手がふと止まる。花を見るたびに彼の顔が思い浮かんだ。
灰色の髪の少年を思ったその時、赤ずきんの前に人影が現れる。少女は彼なのかと期待して顔を上げた。
「……グリムさん?」
目の前にいたのは少年ではなく、外の世界からやってきた銀色と黒色の髪の混じった青年だった。
「赤ずきん、君にとってウルという少年は大切かい?」
何故この場所に?と質問をするよりも先にグリムは赤ずきんに質問をしてくる。
「大切よ!」
赤ずきんは立ち上がり即答する。
自身がこんな大声を出せることもすぐに彼に向き合って話したことも、言い終えてから自分自身で驚き、恥ずかしくなった彼女は赤くなった顔を隠すようにフードを覆った。
「そうか……そうだよな」
グリムはそれだけ言うと何かを確かめ終えたかのような反応を見せながらその場を離れた。
「グリム……さん?」
声をかけようとすると強風が吹く。綺麗に咲き誇っていた花の花弁のいくつかが宙に舞い思わず目を閉じる。再び目を開けるとそこにはもう誰もいなかった。
「……そろそろ行かないと」
赤ずきんは自身に与えられた役割をこなすために花を摘み終えると花畑を後にする。
ここから先の展開は彼女自身分かっている。怖くないと言えば噓になるが、この世界の物語を進める為にも歩みを止めるわけにはいかなかった。
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