15 / 16
第二幕 惑星アルメラードにて
└【アルフリードルート】3日目
しおりを挟む
気が付くと太陽が昇り始めていた。あまり眠れてはいなかったが、レイレンはゆっくりと体を起こし、辺りを見回す。
火は燃え尽きてしまっていたが、幸いなことに獣は入り込んでおらず、岩の部族に嗅ぎつけられた様子もない。それもそうだろう。あんな崖から落ちて生きているなんてこと、彼らの常識に照らせば有り得ないのだから。追手など掛けられてすらいないに違いない。
「……アルさん、傷の具合は?」
「見ての通り……俺は歩ける状態じゃねえな。坊ちゃんが一人で船に戻って、岩の部族のことを知らせてくれ。俺のことは後回しで良い」
生乾きの衣服に袖を通していたレイレンは、その言葉に顔を顰める。
「後回しなんてそんなこと出来るわけないだろう。……すぐに助けを呼ぶから。約束する」
「ははっ……じゃあ、期待しとくよ、坊ちゃん。ただ……優先順位を誤るな」
そう言って力なく笑うアルフリードの姿に後ろ髪を引かれる思いで、レイレンは身支度を済ませ洞窟を出た。
濁流に飲まれた時に傷付けたらしい足が痛む。しかし、立ち止まっている場合ではない。
草原の部族の命運も、アルフリードの命も自分にかかっているんだ。そう思うと、足は自然に前へ前へと進んだ。
太陽の方角と川の流れからおおよその位置を割り出す。大分流されたような気もしたが、この位置からバギーを隠した場所までは2㎞も離れていないだろう。
――急げ。急げ。急げ。
自分に言い聞かせながら、レイレンは真っ直ぐに歩き続ける。イルジニアではもう失われた眩い朝陽が、疲れた体に強く照り付けた。
体が重い。思うように足が上がらない。自分の体がまるで巨大な荷物のようだ。
――どうしてこんなことになっちゃったんだろう? こんなはずじゃなかった。
心の中で幾度も呟く。浮かぶのは彼の顔、だった。
父であるリーゼル・ファーラと自分を比べているアルフリード。レイレンはずっと、彼に一人前のキャプテンとして認めて欲しかった。
頼りになる大きな背中。いつも自分の後ろに父の影を見ている目。どうしたって子供扱いしかしてくれない人。
小さい頃から、彼はレイレンにとってもう一人の父のようで……いつからだろう。それが変わっていったのは。
見てはいけないものを、見てしまったからだろうか。
――記憶は遡る。
幼い頃、それがなんだかも解らずに、レイレンは見てしまった。靄がかかったように曖昧な、しかし忘れ難い記憶。
その日、レイレンは母を探して歩いていた。アルフリードが来ているということは知らなかった。知っていたらきっと、彼の到着と同時に飛び付いてそばを離れなかったに違いない。
普段優しく笑顔の眩しい母だったが、彼女の仕事中にうるさくすることについてだけは、いつも厳しく叱責する人だった。それもそのはず、彼女はイルジニアに存在する全データの坩堝、マザーコンピュータを管理する最高責任者であったのだから。母を探す時、声を立てずこっそりと行くことは、レイレンにとって普通のことだった。
その足が書斎に差し掛かった時、レイレンは声を聴いた。そっと覗いた書斎の向こうに二人の男――彼は、アルフリードは床に倒れ啜り泣くような声を立てていて、その上に跨った父は笑っていた。
アルフリードが虐められているのではないかと、一瞬レイレンは驚いたが、それよりも驚いたのは父がほとんど衣服を纏っていなかったことだ。なにか見てはいけないものを見ていることは、子供心にも解った。
『リーゼル、どうして……こんな……これは裏切りだ……』
『おまえは可愛いな。これは遊びだよ、アル。裏切りなんかじゃないさ』
リーゼルは子供にするようにアルフリードの頬を撫でる。その手はゆっくりと頤から鎖骨へと流れ、逞しく張り詰めた胸板を辿った。
『……遊びじゃ……俺は、遊びなんかじゃ……』
『馬鹿だね、俺は遊びにしてあげる、と言っているのに。遊びなんだよ。……これが遊びじゃなかったらなんだっていうんだ?』
『…………それを俺に言わせるのか。他でもないあんたが……あんたは……』
酷い男だと、絞り出すように恨み言を上らせながら、アルフリードは父の――リーゼルの体を掻き抱く。ぁ、と甘い声がした。聞いたことがないような、父の声。母と過ごしている時とは違う、子猫が甘えるような声。水っぽい音が響き、薄暗がりの中で二人の影が揺れる。
『ン……ッ、は…ぁ……ぁ、ぁっ…そう……いいこだ、アル』
『リーゼル……リーゼル、…っ』
荒い呼吸。苦しげな、それでいて恍惚とした吐息が空気を揺らす。互いの名を呼び、肌を弄り合う指先。
リーゼルの肩に顔を埋めるようにして、アルフリードは今にもそこに噛みつきそうになるのを必死に堪えているようだった。野生の獣のような唸り、衝動を耐える姿は荒々しくも艶めかしい。
『これで……終わりにする……』
『終わりに?出来るのか、アル。おまえが、本当に?』
『もう……やめる、やめないといけないんだ……こんなこと、こんなこと――』
――それ以上は、見ていられなかった。
幼いレイレンは逃げた。逃げて……布団の中で丸くなって……忘れてしまおうとした。だけど、それが汚いものだとは思えなかった。ただ、うらやましかった。
彼に、アルフリードに、あんな風に抱きしめられて、求められている父が、うらやましかった。
(だから俺は、ずっと、父さんを超えたくて――俺を見て、ほしくて――それは多分……多分――この感情の名前は)
ほとんど無意識のまま、辿り着いたバギーに乗り込みエンジンをかける。通信回線を入れると、それはすんなりとアンビシオンに接続した。昨日の通信障害が嘘のように、あまりにもあっけなく。
『は~い、こちらアンビシオン。レンレン?朝帰りなんて予定外じゃないか、あの筋肉馬鹿はなにやってんの?まさかやらしいことでも――』
「ドクター、ごめん、遊んでる場合じゃない」
キン、と張り詰めた声音にスクリーンの向こうのチェリッシュが口を噤む。
そして初めて画面上のレイレンを見たのだろう、いつもの道化た調子を封じてコンソールに指を走らせるのが見えた。
『なんて格好だキャップ。……スーツがシステムエラーを吐いてる。モバイルも……ああ、こっちも、こっちもだっ……どうしてこんなひどいエラーがぼくに報告されていない!おい、おかしいだろう!?』
「時間が……無いんだ、ドクター。今すぐ、伽乱とニースを呼んで、リビオに伝えてください。岩の部族との会合には出ちゃいけない……内部に密通者がいるんだ、火を掛けるって……それから、アルを、助けない、と……」
仲間の顔を見て緊張が解れたのか、一気に体中の痛みと疲労がぶり返してくる。意識を失いそうになり、レイレンはぐたりとバギーのシートに体を預ける。
チェリッシュが叫ぶ声が聞こえた。
「わかった。わかったから!……通信回線フルオープン!緊急事態発生、緊急事態発生!――うるさい、いいからブリッジに集まれ!!」
薄れ行く意識の中で、レイレンは彼を思った。
――俺は間に合ったのかな?俺はキャップとして、勤めを果たせた?あの人の期待に応えられたのだろうか。
そうしてその時やっと、レイレンは気付いたのだ。
――そうだ、俺はずっと、何も知らなかった幼いあの時から――ずっと、あの人に恋してたんだ。
火は燃え尽きてしまっていたが、幸いなことに獣は入り込んでおらず、岩の部族に嗅ぎつけられた様子もない。それもそうだろう。あんな崖から落ちて生きているなんてこと、彼らの常識に照らせば有り得ないのだから。追手など掛けられてすらいないに違いない。
「……アルさん、傷の具合は?」
「見ての通り……俺は歩ける状態じゃねえな。坊ちゃんが一人で船に戻って、岩の部族のことを知らせてくれ。俺のことは後回しで良い」
生乾きの衣服に袖を通していたレイレンは、その言葉に顔を顰める。
「後回しなんてそんなこと出来るわけないだろう。……すぐに助けを呼ぶから。約束する」
「ははっ……じゃあ、期待しとくよ、坊ちゃん。ただ……優先順位を誤るな」
そう言って力なく笑うアルフリードの姿に後ろ髪を引かれる思いで、レイレンは身支度を済ませ洞窟を出た。
濁流に飲まれた時に傷付けたらしい足が痛む。しかし、立ち止まっている場合ではない。
草原の部族の命運も、アルフリードの命も自分にかかっているんだ。そう思うと、足は自然に前へ前へと進んだ。
太陽の方角と川の流れからおおよその位置を割り出す。大分流されたような気もしたが、この位置からバギーを隠した場所までは2㎞も離れていないだろう。
――急げ。急げ。急げ。
自分に言い聞かせながら、レイレンは真っ直ぐに歩き続ける。イルジニアではもう失われた眩い朝陽が、疲れた体に強く照り付けた。
体が重い。思うように足が上がらない。自分の体がまるで巨大な荷物のようだ。
――どうしてこんなことになっちゃったんだろう? こんなはずじゃなかった。
心の中で幾度も呟く。浮かぶのは彼の顔、だった。
父であるリーゼル・ファーラと自分を比べているアルフリード。レイレンはずっと、彼に一人前のキャプテンとして認めて欲しかった。
頼りになる大きな背中。いつも自分の後ろに父の影を見ている目。どうしたって子供扱いしかしてくれない人。
小さい頃から、彼はレイレンにとってもう一人の父のようで……いつからだろう。それが変わっていったのは。
見てはいけないものを、見てしまったからだろうか。
――記憶は遡る。
幼い頃、それがなんだかも解らずに、レイレンは見てしまった。靄がかかったように曖昧な、しかし忘れ難い記憶。
その日、レイレンは母を探して歩いていた。アルフリードが来ているということは知らなかった。知っていたらきっと、彼の到着と同時に飛び付いてそばを離れなかったに違いない。
普段優しく笑顔の眩しい母だったが、彼女の仕事中にうるさくすることについてだけは、いつも厳しく叱責する人だった。それもそのはず、彼女はイルジニアに存在する全データの坩堝、マザーコンピュータを管理する最高責任者であったのだから。母を探す時、声を立てずこっそりと行くことは、レイレンにとって普通のことだった。
その足が書斎に差し掛かった時、レイレンは声を聴いた。そっと覗いた書斎の向こうに二人の男――彼は、アルフリードは床に倒れ啜り泣くような声を立てていて、その上に跨った父は笑っていた。
アルフリードが虐められているのではないかと、一瞬レイレンは驚いたが、それよりも驚いたのは父がほとんど衣服を纏っていなかったことだ。なにか見てはいけないものを見ていることは、子供心にも解った。
『リーゼル、どうして……こんな……これは裏切りだ……』
『おまえは可愛いな。これは遊びだよ、アル。裏切りなんかじゃないさ』
リーゼルは子供にするようにアルフリードの頬を撫でる。その手はゆっくりと頤から鎖骨へと流れ、逞しく張り詰めた胸板を辿った。
『……遊びじゃ……俺は、遊びなんかじゃ……』
『馬鹿だね、俺は遊びにしてあげる、と言っているのに。遊びなんだよ。……これが遊びじゃなかったらなんだっていうんだ?』
『…………それを俺に言わせるのか。他でもないあんたが……あんたは……』
酷い男だと、絞り出すように恨み言を上らせながら、アルフリードは父の――リーゼルの体を掻き抱く。ぁ、と甘い声がした。聞いたことがないような、父の声。母と過ごしている時とは違う、子猫が甘えるような声。水っぽい音が響き、薄暗がりの中で二人の影が揺れる。
『ン……ッ、は…ぁ……ぁ、ぁっ…そう……いいこだ、アル』
『リーゼル……リーゼル、…っ』
荒い呼吸。苦しげな、それでいて恍惚とした吐息が空気を揺らす。互いの名を呼び、肌を弄り合う指先。
リーゼルの肩に顔を埋めるようにして、アルフリードは今にもそこに噛みつきそうになるのを必死に堪えているようだった。野生の獣のような唸り、衝動を耐える姿は荒々しくも艶めかしい。
『これで……終わりにする……』
『終わりに?出来るのか、アル。おまえが、本当に?』
『もう……やめる、やめないといけないんだ……こんなこと、こんなこと――』
――それ以上は、見ていられなかった。
幼いレイレンは逃げた。逃げて……布団の中で丸くなって……忘れてしまおうとした。だけど、それが汚いものだとは思えなかった。ただ、うらやましかった。
彼に、アルフリードに、あんな風に抱きしめられて、求められている父が、うらやましかった。
(だから俺は、ずっと、父さんを超えたくて――俺を見て、ほしくて――それは多分……多分――この感情の名前は)
ほとんど無意識のまま、辿り着いたバギーに乗り込みエンジンをかける。通信回線を入れると、それはすんなりとアンビシオンに接続した。昨日の通信障害が嘘のように、あまりにもあっけなく。
『は~い、こちらアンビシオン。レンレン?朝帰りなんて予定外じゃないか、あの筋肉馬鹿はなにやってんの?まさかやらしいことでも――』
「ドクター、ごめん、遊んでる場合じゃない」
キン、と張り詰めた声音にスクリーンの向こうのチェリッシュが口を噤む。
そして初めて画面上のレイレンを見たのだろう、いつもの道化た調子を封じてコンソールに指を走らせるのが見えた。
『なんて格好だキャップ。……スーツがシステムエラーを吐いてる。モバイルも……ああ、こっちも、こっちもだっ……どうしてこんなひどいエラーがぼくに報告されていない!おい、おかしいだろう!?』
「時間が……無いんだ、ドクター。今すぐ、伽乱とニースを呼んで、リビオに伝えてください。岩の部族との会合には出ちゃいけない……内部に密通者がいるんだ、火を掛けるって……それから、アルを、助けない、と……」
仲間の顔を見て緊張が解れたのか、一気に体中の痛みと疲労がぶり返してくる。意識を失いそうになり、レイレンはぐたりとバギーのシートに体を預ける。
チェリッシュが叫ぶ声が聞こえた。
「わかった。わかったから!……通信回線フルオープン!緊急事態発生、緊急事態発生!――うるさい、いいからブリッジに集まれ!!」
薄れ行く意識の中で、レイレンは彼を思った。
――俺は間に合ったのかな?俺はキャップとして、勤めを果たせた?あの人の期待に応えられたのだろうか。
そうしてその時やっと、レイレンは気付いたのだ。
――そうだ、俺はずっと、何も知らなかった幼いあの時から――ずっと、あの人に恋してたんだ。
0
あなたにおすすめの小説
強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない
砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。
自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。
ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。
とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。
恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。
ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。
落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!?
最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。
12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。
彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!
恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする
愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ!
月、水、金、日曜日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
囚われた元王は逃げ出せない
スノウ
BL
異世界からひょっこり召喚されてまさか国王!?でも人柄が良く周りに助けられながら10年もの間、国王に準じていた
そうあの日までは
忠誠を誓ったはずの仲間に王位を剥奪され次々と手篭めに
なんで俺にこんな事を
「国王でないならもう俺のものだ」
「僕をあなたの側にずっといさせて」
「君のいない人生は生きられない」
「私の国の王妃にならないか」
いやいや、みんな何いってんの?
病み墜ちした騎士を救う方法
無月陸兎
BL
目が覚めたら、友人が作ったゲームの“ハズレ神子”になっていた。
死亡フラグを回避しようと動くも、思うようにいかず、最終的には原作ルートから離脱。
死んだことにして田舎でのんびりスローライフを送っていた俺のもとに、ある噂が届く。
どうやら、かつてのバディだった騎士の様子が、どうもおかしいとか……?
※欠損表現有。本編が始まるのは実質中盤頃です
【完結】気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件
白井のわ
BL
雄っぱいが大好きな俺は、気が付いたら大好きなblゲーの主人公になっていた。
最初から好感度MAXのマッチョな攻略対象達に迫られて正直心臓がもちそうもない。
いつも俺を第一に考えてくれる幼なじみ、優しいイケオジの先生、憧れの先輩、皆とのイチャイチャハーレムエンドを目指す俺の学園生活が今始まる。
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる