54 / 74
11月15日
しおりを挟む11月15日(金)
この日も特に検査はなし。
退院まであと2週間だね……と励ましあっていた所で問題が起きた。
日中、主治医が顔を出した時「良くなってるけど、もう少し………うん、退院は12月の始めだね」と、爆弾投下。
11月中には退院出来ると思っていた旦那はショックを受けたと同時に怒りに燃えた。
こちとら仕事中にも拘わらず、怒りLINEを立て続けに送ってきた旦那。
見事にご立腹。
当初2週間の予定が、1ヶ月となり、更には2ヶ月に延びて、また更に延長が決定。
病院にいてもやる事がないから、旦那にとっては地獄でしかない環境。
検査もないし。
体が元気だと余計に辛いと思う。
まぁ、焦って退院した所で、すぐ元通りに仕事も運転も出来るかといったら微妙だし、逆に振り返して悪化したら大変だ。
ここはお医者様の言う通りにしておくのが無難かと。
入院延長に納得がいかない旦那の血圧が怒りで一気に跳ね上がったらしい。
また退院が延びますがな……
入院は11月いっぱいと会社に伝えてあった為、旦那は急遽入院延長を伝える為に会社にTEL。
電話に出たのは、社長と常務の娘婿で、次期社長の部長。
常務から旦那の状態を聞いていた部長は、入院延長を聞き「分かったよ」と。
「仕事忙しくて大変だけど何とか回してるから大丈夫。焦らずしっかり治療してきな」
と、温かいお言葉を頂戴した。
ありがたい。
現場に戻りたい旦那に部長さんは「駄目だよ、現場は。嫌かもしれないけど内勤で働いて」と、窘めてくれた。
会社としても、無理されたくないのだろう。
旦那はどうしても複雑な業務の内勤より、現場で指示されながら働く方がいいらしいが、ここは素直に従うべきだと思う。
旦那の事だ、現場に出たらきっと無理してしまうだろう。
少しくらいの無理なら大丈夫だろう……が命取りになるかもしれない。
普通の企業なら見捨てられていたかもしれない所を見捨てないでくれ、更には資格も取らせてくれるというのだから、会社の厚意をありがたく受け入れて欲しい。
旦那の気持ちも分かるけれど、まずは自分の体の事を考えて貰いたい。
あと、家族の気持ちも。
この病気は無理とストレスは禁物らしい。
現代社会を生きるのにストレスは絶対だからどうなる事やら…
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
痩せたがりの姫言(ひめごと)
エフ=宝泉薫
青春
ヒロインは痩せ姫。
姫自身、あるいは周囲の人たちが密かな本音をつぶやきます。
だから「姫言」と書いてひめごと。
別サイト(カクヨム)で書いている「隠し部屋のシルフィーたち」もテイストが似ているので、混ぜることにしました。
語り手も、語られる対象も、作品ごとに異なります。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる