前向き時々後ろ向き

江上蒼羽

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11月17日

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11月17日(日)


旦那がここ最近、看護師が朝の血圧を測りに来るのが遅いとぼやいている。

他の患者さんの場合、朝食の前後にその日の日勤看護師が「今日の担当です」と挨拶がてら血圧と体温を測りに来るのだそう。

しかし旦那の場合は、朝食が終わっても一向に顔を出す気配がないのだとか。

大体10時過ぎくらいに来るという。

因みに今日は、11時過ぎに血圧を測りに来たらしい。

朝じゃなくて昼ですがな。

仕方がないから、朝起きてすぐ自分で1階フロアにある血圧計まで血圧を測りに行っているそう。

そこで出た数値と看護師に測って貰う血圧を照らし合わせて、差をチェックしているらしい。

ご苦労様です。

介助が必要なお年寄りが多いから看護師さん達も大変なんだという事を旦那も理解してはいるみたいだけれど、いつもいつも後回しにされるのは嫌なんだろうな…

文句タラタラ(笑)



昼間、歩数を増やすために売店まで買い物に行ってきたそう。

子供達用にお菓子やパンをいくつか購入し、エレベーターで病室まで戻ろうとした時、偶々当直だったのか、出勤してきた主治医と鉢合わせ。

調子はどうですか?的な話から退院の目処の話になり……


「取り敢えず、12月の一週、様子見ましょう。そこでまた退院考えます」


と言われたそう。

薬を40にして、様子見て退院。

2週間後にまた検査してみて、調子良ければまた更に薬を減らして様子を見る。

ただ、そこから先が長いらしい。

簡単には薬を減らせなくなるという事なんだろうか?

そんな話をしている最中、主治医は頻りに旦那の手にぶら下がっている売店の袋を見ていたらしい。

減塩食選択しておきながら、何食ってんだ……とでも言いたかったのかもしれない。

何か言われたら「可愛い娘達のおやつです」と言い返す気でいたらしいけれど、特に何も咎められなかったそう。



というか、あれ………12月初旬の退院も怪しくないか?

また長引きそうな気配が……

それにしても、当初2週間から1ヶ月程度で終わると思っていたこの闘病記をここまで書き続けると思わなかったな。

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