ツナマヨな娘

江上蒼羽

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ツナマヨな娘。2016…36

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ある日の会話。




「どっか旅行行きたいなぁ…」


「連れてってやりたいけど、金ねーしなー…」



家計管理ノートを眺めながら溜め息を吐く父母。


それを見かねてか、ツナマヨがニコニコしながら参加してきました。



ツナマヨ
「むちちゃんがまだ赤ちゃんのころにいった“ニュージーランド”、楽しかったからまた行きたいね」



父母は「は?」と、二人で首を傾げました。


何故なら、家族でニュージーランドに行った事なんて、一度もないから。


海外に行った事もなければ、パスポートを作りにいった試しもない。


え……何言ってんの?また妄想か?と、訝しげに娘を眺めると、彼女は目をキラキラさせながら…



ツナマヨ
「行ったじゃん!乗り物いっぱいあって、近くに水族館もあって……むちちゃんとアンパンマンの乗り物乗ったもん!」



まるで、家族の大事な思い出を忘れてしまったの?と言いたげに熱く訴えかけてくるツナマヨに、父は半笑いで言いました。




「………もしかして、富山のミラージュランド(遊園地)の事言ってんの?」

ツナマヨ
「?!」



ツナマヨの反応から、全てを察しました。


ニュージーランドとミラージュランド……


ランドしか合ってねぇ…



金欠で重たかった空気が、一気に和やかムードへと変わりました。


これ、ある意味、彼女の才能でしょうか?

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