明楽日生

江上蒼羽

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7月18日(日)

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梅雨が明けて気温が一気に上昇した。

夏だなぁ……と、青空を見上げながら沁々思う。

汗っかきな身としては暑さは苦手。

でも夏は好きな季節だ。

夏の青い空に浮かぶ真っ白い雲に青々繁った木々。

何もかもがくっきりと色彩を主張しているもんだから、妙に心を擽られる感じというか何というか。

上手く説明出来ない(笑)


実家の畑仕事を汗だくになりながら手伝い、艶々で瑞々しい野菜をカゴいっぱいに収穫している時の充実感といったら幸せの一言に尽きる。

父の畑は宝箱のよう。

トマトにキュウリにナス、ピーマン、しし唐辛子、そして枝豆。

夏野菜、大好きなのよね。

「こんなに沢山どうすんだ」と呆れ顔の父に「大丈夫、ウチなら消費出来る」と得意気に言い返して、たんまり持ち帰った。

早速調理して食べた野菜の美味しいこと美味しいこと。

特に父が力を入れて作ったトウモロコシの甘さに感動。

娘達と「うんまーい!」と絶賛しながら夢中でかぶり付いた。

枝豆も実がふっくらしていて最の高!

父に感謝しながら美味しく頂いた。

大量に持ち帰った野菜類は、冷凍出来る物は冷凍し、キュウリ等の水分の多い野菜は漬物や佃煮等に加工して保存。

下処理に手間が掛かるけれど、その手間すら楽しく思える。

娘達に種取りを手伝って貰えたし。

スーパーに行っても、野菜はあるから肉魚や牛乳、卵のみの購入で済むので食費が凄く浮いて助かる。


父は70歳を過ぎているので、暑い中の畑仕事はとても心配。

手伝える時はなるべく父を手伝いたいと思う。

おとん、いつもありがとね。

 
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