気がついたらトイレが存在しない世界線に転移していた?!

漏楼月時雨

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1.トイレの無い世界

1.夢の終わり、悪夢の始まり

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「さぁ 今日の宿題も終わらせないとね~」
ある日の夜、一人の少女が机に向かっていた
その少女の名を雨夜あまや 里依紗りいさといった
「今日の算数難しかったからなぁ」
因みに小6である

それから30分ほど経った
「ふわぁ~ 流石にこの時間は眠いなぁ」
里依紗はうとうとしながら宿題をこなしていた
だがそれがマズかった
そのまま里依紗は睡魔に負けて寝てしまったのだ
しかも寝る前にトイレに行かずに
里依紗はあまり膀胱が大きい人間ではない
むしろ小さいほうだ
つい先日も下校中に我慢できなくなり、茂みの中でしてしまっていた
それほどに小さかった
だが里依紗はそのまま完全に寝てしまった

それを見ていた神(?)は
『このが良さげじゃのう』
と里依紗を何かに選択したようだった
さらには謎の力を使った
すると里依紗は宙に浮かび上がり光り出した
そしてパッと消えてしまった


「ん~ 何か変な夢を見たする~」
里依紗は眠い眼を擦りながら時計を見た
「え゙ もうこんな時間?!」
昨日の夜遅くまで宿題をやっていたのがここで裏目に出てしまった
里依紗は目の前に広がっていた昨日の宿題などをランドセルにぶち込んだ
そして食卓に置かれていた玉子焼きを数個口に入れ
「行ってきまーす!」
そして里依紗は家を出る直前に何か違和感を感じた気がした
さらには何かを忘れている気がしたがそんな時間などなかったので急いで外へ出た

外はとても心地の良い晴天だった
だが里依紗にそんなこと考えている暇などない
里依紗は学校まで無我夢中で走った
そしてその道中で何を忘れていたかに気付いた
『ヤバい すごいトイレに行きたい!』
『昨日寝る前にトイレに行かなかったもんなぁ』
『まぁ着いてから学校ですればよいでしょ』
『そんなことより今は遅刻するかどうかの方が問題だから!』

里依紗は走って門をくぐり
走って土間まで行き
早歩きで教室まで行った
そして教室に入った瞬間に予鈴が鳴ってしまった
『まぁまた後でもトイレは行けるもんね』
だがHR~授業が始まるまでにトイレに行く時間はなかった
そして一時間目が始まった
「はーい じゃあ今から算数の小テストを始めます」
『あ ヤバい忘れてた』
『小テスト中じゃあ 時間もないしトイレいけないじゃん』
因みに現在の里依紗の膀胱:270/330 波:弱
『ちょっとヤバいかもだけど まぁ大丈夫でしょ』
その判断は後に苦痛を招くこととなった

「それじゃあはじめ!」
の合図があった瞬間
里依紗は突然トイレに行きたくなり始めたのだ
膀胱:290/330 波:中
『あ これヤバいやつかもしれん』
里依紗は左手で少し強めに押さえながら問題を解いていった
案の定テストがまともに受けれたはずもなく
点数の予想は17/30くらいとなっていた
「次に宿題の提出です では集めてきてください」
里依紗は一番後ろの席なので、後ろから昨日やった算数の宿題を集める
『結構ヤバい… 』
里依紗はノートで隠しながら左手で結構強めに押さえていた
『回収が終わったらトイレに行かせてもらおう…』
だが宿題が回収し終わると先生が話を始めた
「最近、特に算数の宿題の出が悪いです」
『あ これ途中離脱したらマズいやつ…私結構限界近いのに…』
膀胱:310/330 波:強
もう既に里依紗は両手で強めに押さえてしまっていた
『早く終わって…』
里依紗は強く念じた
「それで今日宿題を出していない人は居残りにします!」
クラスの全員が驚嘆の声を上げる
「さぁ 出していない人素直に起立しなさい!」
『私は出してるし無関係…それよりも早くトイレに行きたい…!』
『…出してる?』
出すという言葉が里依紗の脳内中を駆け巡る
その瞬間
ジュッ
「あっ」
里依紗は少しちびってしまった
『ダメダメダメ!』
ジュジュッ
里依紗の小さなダムは彼女の思いとは相反して少しずつ漏れだしてしまっている
膀胱:310(-15)/330 波:強
『言うなら今…?』
里依紗は勇気を振り絞り席を立とうとした
そのとき
「出してない奴全員立てって言ってるだろ!!!」
ジョジョッ
先生が大きな声を出す
里依紗はそれに驚き結構な量をちびってしまった
ジュッ
『あぁもう無理…!』
ジュジュッ
ジョッ
ジョジョッ
『………』
『一旦落ち着いた…?』
膀胱:280(-55)/330 波:中
波は一旦落ち着いたものの
それで終わるわけではない
だがそんなことを考えるほど里依紗の頭は回っていない
里依紗はふと自分のスカートを見てみた
するとどうだろうか
制服の紺色のスカートはよく見たらわかるほどに濡れてしまっていた
『え…?こんなにちびっちゃってたの?』
そのとき
膀胱:290(-55)/330 波:特大
『アッ ヤバいヤバいヤバい さっき落ち着いてる間に行けばよかった…!』
里依紗は本気で押さえた
だがもう時すでに遅し
ジュッ
ジョジョッ
そして先生が追い打ちをかける
「こっちは全部わかってんだ! はやく出てこい!」
と大きな声で怒鳴った
膀胱:260(-85)/330 波:限界××××
ジョジョジョッ
ジョッ
里依紗は掌が温かくなる感覚を覚えた
ジョジョッ
ジョボジョボジョボジョボジョボ
椅子から自分のおしっこが流れるのもわかった
『あ 詰んだ…』
里依紗は力を抜く
ジョボジョボジョボジョッ
ジョジョジョジョッ
『………』
だが何ということだろう
クラスの誰一人として顔色一つ変えずにいた
『???』
里依紗はそれが不思議で堪らなかった
そしてそのまま全員がそのタイミングで立つことはなく
個別で呼び出されることとなった

そして休み時間になった
里依紗はずっとおしっこに浸かったままでいた
そのとき
「あ さっきのやっぱリサだったのね」
話しかけてきたのは友人の高嶺たかみね 愛莉あいりだった
「ん? 何?」
と言いながら里依紗は気付いた
愛莉もおしっこを漏らしてしまったようだった
「じゃあさ 一緒に行こっ!」
『え 何処に? 保健室?』
里依紗は内心大焦り

と向かった先は教室を出てすぐのいつもトイレがある場所だ
『ん? 何かトイレじゃない…?』
愛莉が謎の部屋のドアを開ける
するとそこには数個の個室が並んでいた
「里依紗はあの一番奥ね わたしはその隣に行くから」
里依紗は愛莉が指定した場所へ向かう
そして個室のドアを開けた
するとそこは簡易的な下半身ぐらいなら洗えそうな浴槽的なのと
数着の着替えと何かを入れるのであろう籠が置いてあった
とりあえずここは着替える場所なのだろう
そう思った里依紗はとりあえず下裸になり下半身を洗った
「リサ~ あの先生マジ面倒じゃない?」
突然愛莉が話しかけてくる
「そうだね そのせいでトイレに行けなかったし」
「…リサ、トイレって何?」
「…え? あ あ今の忘れて夢の中の話」
「え リサ寝てたの?」
「う うんちょっとね」
「珍しいね」
「そんなことないと思うけど…」
そんなことを話し合っているうちに里依紗は洗い終わったので
置いてあった着替えのスカートを履く
因みにスカート以外の着替えはないっぽいので
パンツは軽く洗ってからもう一度履いた
「あ もう終わったの?」
「うん 先戻ってるね」
「わかった」
その日里依紗は確かめたいことが色々あったので帰りのHRが終わった後すぐに帰宅した

里依紗は家のドアをカギで開ける
「ただいま~」
もちろん家には誰もいない
里依紗は『まさかね~』なんて思いつつ
いつもトイレがある位置へと移動した
「?!」
何とトイレはただの窓になっていた
里依紗は急いで着替えて近くのコンビニへと向かった

「嘘だ…」
コンビニもいつもトイレがある位置は学校にあった小さい浴槽みたいなのしかなかった
里依紗はその後もトイレがありそうだったところを回ったが
どこにもトイレはなかった
そのとき里依紗は今日の夢を思い出す
『まさか』
『私』
『トイレのない世界に転移しちゃった?!』
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