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第8章 勇者の覚悟 ラルトside
始まる夜
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ザルと話した後彼は自分の部屋に戻った。
ザルの背を見送ったラルトはしみじみて感じた。
(ザルは、正直に話してくれた。だからザルは信用に足る人物だ)
他のメンバーを信用していない訳では無いけれど、ミーラが魔族だと知っている自分は魔族の味方ではないけれど…
少なくとも”ミーラの味方”でありたい。
だからこそ、人間の味方である彼らとは相容れない可能性があった。
「俺がミーラの魔族の味方だと知られたら…と思ったけれど…」
少なくともザル以外に気付かれてはいけないかもしれない。とラルトは思いながらも自分は、どのくらいザル、アミラ、ダットの三人とまだよく分からないバルンと関わっていけばいいのかを悩んでいた。
「何も知らなけれもっと気楽に居れたかもしれない。」
この日ラルトは、一人部屋の中でゆっくりと息を吐きベッドに潜り込む。この独りの空間だけは、気を抜いてしまいたい。考えなきゃいけない事はたくさんある。ただミーラを探すだけではダメなのかもしれない。この先にどんな事があって俺はどうする事が正しいのか、考えても仕方ない事ばかりかもしれない。だけど…
(明日から始まる魔族を討伐する為の旅。俺にとってはミーラを探す為の旅。 ミーラを見つけた先に何があるかは分からない。けれど探して話しをしなくてはいけない…それ程までに俺達はお互いを知らなすぎる。)
そう、ラルトは思いながら目を瞑る。
明日はバルンと合流するかもしれない。だからこそ明日は今日より気を引き締めなければならない。
ラルトは、1日の疲れと不安を睡眠で無理やり打ち消そうとするのであった。
宿屋の前には不思議な影があった。
影はラルトの部屋を外から見上げ呟いた。
”勇者よ、救われぬ者を救いたまえ”
そう呟いた者は、闇夜に紛れ消えてゆく。
そして、かの者の気配に気付く者はまだ居ない。
ーーその翌日。
何も知らぬラルト達は、最後の仲間バルンと出会う。
ザルの背を見送ったラルトはしみじみて感じた。
(ザルは、正直に話してくれた。だからザルは信用に足る人物だ)
他のメンバーを信用していない訳では無いけれど、ミーラが魔族だと知っている自分は魔族の味方ではないけれど…
少なくとも”ミーラの味方”でありたい。
だからこそ、人間の味方である彼らとは相容れない可能性があった。
「俺がミーラの魔族の味方だと知られたら…と思ったけれど…」
少なくともザル以外に気付かれてはいけないかもしれない。とラルトは思いながらも自分は、どのくらいザル、アミラ、ダットの三人とまだよく分からないバルンと関わっていけばいいのかを悩んでいた。
「何も知らなけれもっと気楽に居れたかもしれない。」
この日ラルトは、一人部屋の中でゆっくりと息を吐きベッドに潜り込む。この独りの空間だけは、気を抜いてしまいたい。考えなきゃいけない事はたくさんある。ただミーラを探すだけではダメなのかもしれない。この先にどんな事があって俺はどうする事が正しいのか、考えても仕方ない事ばかりかもしれない。だけど…
(明日から始まる魔族を討伐する為の旅。俺にとってはミーラを探す為の旅。 ミーラを見つけた先に何があるかは分からない。けれど探して話しをしなくてはいけない…それ程までに俺達はお互いを知らなすぎる。)
そう、ラルトは思いながら目を瞑る。
明日はバルンと合流するかもしれない。だからこそ明日は今日より気を引き締めなければならない。
ラルトは、1日の疲れと不安を睡眠で無理やり打ち消そうとするのであった。
宿屋の前には不思議な影があった。
影はラルトの部屋を外から見上げ呟いた。
”勇者よ、救われぬ者を救いたまえ”
そう呟いた者は、闇夜に紛れ消えてゆく。
そして、かの者の気配に気付く者はまだ居ない。
ーーその翌日。
何も知らぬラルト達は、最後の仲間バルンと出会う。
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