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第14話
此処にいる 3
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普段のレミーなら、暴れたり殴ったり出来た。焦るとレミーは手が出るから。お客さんと口論になっても負けはしないくらいに自分を過信していた。けれど、現実はそう簡単に行かない。
現にレミーはバーン伯爵に囚われて身動きが出来ない。それはハルーに会う為におしゃれしてしまった事も理由だし、伯爵がまさかこう出るとは思わなかったから油断して居たのだ。
そんなレミーをディラストもザティスも助けたくても動けない。バーネットは固まり立つ事すらご自慢の口を出す事すらできない。みんなが思っては居ない状況なのだ。そんな状況で唯一ハルーだけは違った。
最初こそ焦って居たが、レミーを見据え一言だけ呟いた。
「レミロア、"約束は果たされる"。」
「ハルー、何を!?」
ハルーは、自らの身体を伯爵の父の前へ晒した。そして全身の血からを使い伯爵にぶつかった。伯爵はハルーの行動に気をかけて居なかったのだろう。まさかハルーがぶつかってくるとは、思わずナイフをハルーに向けた。そのままハルーはレミーの代わりに貫かれた…
ハルーは、レミーを守る為自らを差し出したのだ…
現にレミーはバーン伯爵に囚われて身動きが出来ない。それはハルーに会う為におしゃれしてしまった事も理由だし、伯爵がまさかこう出るとは思わなかったから油断して居たのだ。
そんなレミーをディラストもザティスも助けたくても動けない。バーネットは固まり立つ事すらご自慢の口を出す事すらできない。みんなが思っては居ない状況なのだ。そんな状況で唯一ハルーだけは違った。
最初こそ焦って居たが、レミーを見据え一言だけ呟いた。
「レミロア、"約束は果たされる"。」
「ハルー、何を!?」
ハルーは、自らの身体を伯爵の父の前へ晒した。そして全身の血からを使い伯爵にぶつかった。伯爵はハルーの行動に気をかけて居なかったのだろう。まさかハルーがぶつかってくるとは、思わずナイフをハルーに向けた。そのままハルーはレミーの代わりに貫かれた…
ハルーは、レミーを守る為自らを差し出したのだ…
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