お嬢様に仕えてます

宮さん

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昔の友達

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下校の車に向かう途中
零鬼「それでな……」
?「あっ!れいちゃん!」とこっちに向かってくる
唯「お知り合いですか」零鬼「あ、あぁ」
制服は違うようだがどうやら知り合いのようだ
しかし呼び方がちゃん付け…大体お嬢様には様やさんを友達でも使う

?「れいちゃんそっちの子は」零鬼「友達の唯…だ」
?「そっかれいちゃんの友達か!私はさとみ!昔れいちゃんと同じ小学校で今 村中高校通ってるんだ」
村中高校……言い方は悪いが偏差値も最底辺で学費も最底辺のため貧乏とバカが通う学校だ、なんでそんな人がお嬢様と同じ小学校に?お嬢様は小学校から私立の鬼女小学校のはずだが(鬼城女学園小学校)

零鬼「さとみちゃん…ごめんちょっと」と私をつれ
さとみと呼ばれる人から離れて話を聞く

零鬼「あの子は私が色んな学校を回った時になった友達だ」唯「なるほど」零鬼「あの子が私を姫だと知らない唯一の友達だからお前も私の事友達として扱え」
と言われたあと友達のところにもどる

さとみ「久しぶりにあったし南岡の公園いこー」
とお嬢様の手を引く
零鬼「あ、歩いていくの?」さとみ「そうだよー」
私は運転手と護衛に隠れて着いてくるように指示をした。



40分後
零鬼「ま…だつかいないの」さとみ「あともう20分くらいー」零鬼「っ……」お嬢様も普段車で通学しているせいか体力の限界だった
唯「零鬼さ…零鬼ちゃーん」零鬼「ん……」
唯「そろそろ帰っこいだって~」零鬼「ああ…さとみちゃんごめん今日は帰る」さとみ「えーわかった!また今度ね」零鬼「あ…ぁそうだね」と見えなくなるまで見送る


零鬼「っ……」姿が見えなくなった瞬間お嬢様は座り込んだ 唯「だ、大丈夫ですか近くにお車止めてもらってますのでそこまでおぶりますね」近くのコンビニまでお嬢様をおぶって車に乗り込む

唯「横になって大丈夫ですよ」零鬼「……」
横になって1分も立たないくらいで眠ってしまった

30分後
唯「お嬢様御屋敷つきましたよあるけますか」
と触れると暑かったのでおでこを触るとあきらかに熱があった。唯「(体調崩すとは思ってたけど早いな)」
唯「おぶりますね」

部屋についてベッドに寝かせて熱を測る 38度もあった
唯「う…やはりすぐ切りあげれば良かった」
零鬼「んぅ…唯」唯「お嬢様…」零鬼「明日…大事な会議があるんだ」唯「14時からですよね、そこまでに熱下がるといいのですが」零鬼「何度でも行く…」
唯「今日は熱下げれるためにやれること全部やりましょうお嬢様はしっかり休んでくださいね」


だが翌日
唯「っ…昨日よりあがってる…39.2」
とりあえず医師を呼んで薬を入れてもらう

零鬼「んぅ…ダルい吐きそう」唯「吐き気あるんですか…トイレいきましょうね」わに連れていくと吐く 唯「その会議は休めませんか…」零鬼「ん…んん…おえ」
唯「その様子だと倒れてしまう可能性が高いですし会議中だと私何もできないので…付き人としては行って欲しくないです」零鬼「ん…これは…大事な会議なんだ」と真っ青な顔でいう
唯「まだ時間あるのでそこまで横になってましょえ」
フラフラした体を支えベッドまで戻るが………


零鬼「っ……お腹痛い」唯「トイレですか?」零鬼「ああ…」すぐにUターンする 
唯「トイレ冷えるので私のコートを」とコートせる

零鬼「…っ辛い辛い辛い」
唯「大丈夫ですか!?」トイレの外から声掛けてくる
零鬼「もう…やだ」唯「!!お嬢様!開けてください」ガチャと開く
唯「大丈夫ですか!!大丈夫じゃないですよね…顔色酷いので救急車呼びましょうか」零鬼「そこ…までではないが…」唯「お腹まだ落ち着きませんか」零鬼「ん……ん」顔真っ青でガクガクと震えている
唯「お腹大丈夫ですか、部屋に戻れますか……」
零鬼「…おちつ…いた」唯「おぶりますね」

おぶってベッド横にさせる
零鬼「うう…」本当に辛そうだった
すると王様が入ってきた

王「おい零鬼く……どうしたんだ」 
唯「お、王様実はお嬢…零鬼様昨日から体調酷く崩してて…」王「零鬼くん、今日は大事な会議があるといったろ」零鬼「すみ…ませ……」王「…今日はもういいしっかり休め付き人君」唯「は、はい」王「これ以上悪化させるな」と言い残して部屋を出る

そして服を着替えさせて病院に連れていき点滴を打つ
やっと薬が効いてきたようでゆっくりと眠っている
医師「とりあえず落ち着いて良かったですがなんかあったのですか」唯「実は…」と会ったことを話す

医師「零鬼様が小さな頃から見てますが相変らずお身体弱いですね」唯「ええ…もう少し強くなればお嬢様の時間も増えていいんですが」
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