殺人鬼との追いかけっこ

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殺人鬼との追いかけっこ

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会社帰りの深夜2時。いつもどうりの時間。まったく、ブラックにもほどがあるぜ。というのをいつも思い浮かべながら街灯だよりにコンビニにいく。「やっぱり週一ぐらい酒がないと頭狂っちまうぜ!」そう叫んでも夜の闇に虚しく吸い込まれるだけだった。今日のつまみは何にしようか迷っていると、ことは起こった。
「は~あ俺にも宝くじで一攫千金を貰えたらなぁ~って、は?こんな時間に子供...?...ん?刃物?それにそのコートについているのって...まさか......ギャァァァッッッ!!!?!」
あいつのコートについていたのは大量の返り血だった。黒いコートの半分以上が血で紅く染まっていた。説明するまでもない、あいつはやばいやつだ!!そうすべての思考をフル回転させながら全速力で走った。
このままでは体力が持たない。そう思っていても体はあいつを恐れている。走る以外ゆうことが聞かない。僕は走る。
クソッ、速いな。全速力でもなかなか引き離せない。ヤバイヤバイヤバイヤバイ!!!殺される殺されるヤバイヤバイッッッ!!...死...
「うおおおォォォォッッッ!!!!」怖い。あいつが怖い!でもあのブラックから出れずにいい思い出つくれずに死ぬのが怖いィィィ!
不屈の精神ッ!
昔剣道で精神を鍛えたのが役に立った。でもなくなった体力は増えない。クソ速いな...そう思って僕は少し速度を上げた。でもそんなに距離は変わらない。そういえばこの先は交番だ。あっちも勘付いただろう。俺はすべての体力を使う勢いで走った。あっちも速度を上げてきた。あと少しだ。あと少し...「はぁはぁはぁ。...この追いかけっこは...僕の...勝ちだ...。」そう言って、あいつは後片付けをする。これも誰かの日常。
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みんなの感想(1件)

花雨
2021.08.14 花雨

作品お気に入り登録しときますね(^^)

テレベル4
2021.08.14 テレベル4

ありがとうございます。次の作品もがんばります!

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