モブな俺とバグな彼女

結城あずる

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思いがけない演目

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人生とは与えられた役割を全うすることである。


これは物語を成り立たせる上で唯一で絶対のルールだ。


俺こと"影山 日陰"に与えられた役はいわゆるモブ。


物語の邪魔にならないよう立ち回り、かつ必要な時にストーリーにアクセントを加えるようにも務める。


基本はその他大勢の一人として話の成り行きを見守る事が多いが、場面の転換や何かしらのきっかけがほしい時にはモブが潤滑油としてアクションを起こしたりもする。


モブはどうでもいいように思えて割と立ち位置を見極めないといけないデリケートな存在であると自分でも思う。


それでも物語の全体で見れば都合のいい便利屋。それは間違いじゃない。


日は当たらないし当たってはいけない。それがモブの本質と言っても過言ではないと思う。


でも個人的にはそれに対して別に悪い気はしていない。


求められる役割があるというのはそれだけで生き甲斐を感じられるものだ。


そんな自分が今キャスティングされている舞台は個性豊かなキャラクター達が通うとある高校。設定は王道の『学園ラブコメ』だ。


カースト最下層にいる陰キャな主人公。容姿端麗で主人公とは対照的なリア充のライバル。そしてどこか訳アリ揃いのヒロイン達。


主要のメンバーの構成もベタで王道かもしれないが、中心を取り巻く周辺キャラクターからしたらこれほど安心で動きやすい構成はとても仕事がしやすい。


現にここまで主人公と各ヒロイン達との絡みも順当に進んでいるし、ライバルの乱入で起こるトラブルイベントも良い盛り上がりを見せている。


そして次のシーンは、学園祭イベントで高嶺の花と言われる才色兼備のヒロインがカップルコンテストに出場するために主人公を指名して自分の好意を示すという一つのターニングポイントになる重要なシーン。


ここはモブ仲間たちと一緒に絶妙な合いの手を入れていく腕の見せ所だ。


モブA
「では今年のカップルコンテストの出場者についてですが、我がC組からは西園寺くんと有栖川さんの美男美女カップルに決定します!」


モブB
「異議なし!!」


モブC
「文句のつけようもないわ」



「優勝間違いなしだな!」


モブD・モブE
「「羨ましいね~」」


西園寺
「みんなありがとう。この期待に応えられるようベストを尽くすよ。な?有栖川」


有栖川
「……」


西園寺
「どうかしたか?」


有栖川
「みんなには悪いけど私はベストを尽くせないと思う」


チームモブ
『ザワザワザワ』


西園寺
「どういうこと?」


有栖川
「これがただの学校行事だとしても、私の想いを別に向ける事なんてできない」


西園寺
「想いを別に向けるって、それじゃまるで他に好きな奴がいるみたいな……」


チームモブ
『ザワザワザワザワザワ』


西園寺
「誰だよ?お前が想いを向けてる奴って誰だよ!?」


有栖川
「私がずっと想ってるのは―――彼よ」


西園寺
「まさかあの地味で根暗な加藤―――じゃない……?」


素っ頓狂な声が教室に響き渡る。


主人公である加藤は窓際奥の席に座っている。誰もがシナリオに合わせてそっちに目線を向けたが有栖川の指は全然別の方を向いている。


そして。指された指先はなぜだかこっちに向けられていた。


有栖川
「私が想いを寄せているのは影山くんよ」


西園寺&チームモブ
『へ……?』


空気が固まった。
それは比喩ではなくて教室にいる誰もがに思考が止まってしまったからだ。


なんだ?なにが起きた?有栖川は今なんと言った?
ここではヒロインである有栖川が世間体を取っ払って主人公の加藤への好意を大々的に告白するはずだ。


そのはずなのに、有栖川は加藤の方を見ずにそれはもう堂々たる佇まいで真っ直ぐにこっちを見ている。


俺も状況が理解できていない。


西園寺
「ま、まさかあの有栖川がジョークをかますなんてな。意外過ぎて驚いちゃったぜ」


モブA
「有栖川さんにもそんな一面があったんだね!」


モブB
「こりゃ一本取られたぜ!」


モブD・モブE
「「だよね~」」


西園寺
「ジョークのくだりはここまでにして、本当に有栖川が想ってる人って誰なんだよ?」


有栖川
「本当も何も影山くんだけど?」


有栖川以外の全員
「……」


デジャヴのように固まる空気。


物語の登場人物がその場を仕切り直すなんて本来であれば絶対にあり得ないことだけど、西園寺のフォローに周りがすぐ同調してそれをカバーしたにも関わらずそれはあっさりと無に帰した。


現場は有栖川の言動で混乱をきたしている。


有栖川
「影山くん。返事をもらっていいかしら?」


「へ……?」


有栖川の声と視線が真っ直ぐに俺に刺さる。
それに釣られるように、どうしたらいいか分からない皆が一斉に俺の方へ視線を集める。


モブに日は当たらない。それがモブの摂理のはずなのに、現場の意識全てが今俺に注がれてしまっている。


なんだこれ……?なんだこれ?なんだこれ!?


思考も感情も自分の中にある全部の感覚がぐちゃぐちゃになって俺は衝動的に教室を飛び出した。


『走るべからず』の貼り紙に目もくれず、とにかく廊下を全力疾走で駆け抜ける。


もう途中でどこにいるのか分からなくなるくらいがむしゃらに走ったところで近くにあったトイレの個室に緊急避難する。


動揺による動悸と全力疾走の息切れで心臓が爆発しそうになっている。
こんなことモブ人生において初めてだ。


何でこんな事になったんだ……?


ストーリーは順調に進んでいたはず。シナリオ通りに役割通りにここまでやってきし、他のみんなも自分たちの役割を全うしていた。


有栖川だけがシナリオにない行動を取った。それは間違いない。


しかし。分かる事はこれだけだ。
そうなった原因も有栖川の言動の意図もさっぱり分からない。


俺はどうしたらいいんだ……。


♪♪♪♪♪♪


不意に鳴り響く電子音。絶賛パニック状態である俺は思わず跳ね上がるぐらい体がビクッとなってしまった。
音の出所を探してポケットをまさぐるとそれはスマホの着信音だった。


正直なところスマホなんてモブにとってはただの支給品でしかないから、そもそもこれが使われることなんてない。着信音だって今初めて聞いた。


存在すら忘れていたスマホの画面を確認するとそこには非通知の表示。
どうにも怪しさは拭えないが、タイミングがタイミングなだけに恐る恐る通話ボタンをタップした。


「もしもし……?」


『やぁこんにちわ。神様です』


「はい……?」


通話3秒で困惑状態に陥る。新手の新興宗教だろうか?


『新手の新興宗教じゃないよ』


「!?」


『これでも君らのことは生まれた時から知っているんだよ影山 日陰くん』


受話器越しのせいなのか男とも女ともとれない中性的な声色。でも、妙に頭に響く声だ。


それがとんでもなく得体の知れない感覚を覚えさせる。


『しかし。君の感情は手に取るように伝わって来るけど、生憎と懇切丁寧に説明してあげる時間はないんだよね』


「え?えっと……?」


『君が信じようと信じまいと、理解しようとしなかろうと、もうカウントダウンは始まってしまっているからやってもらうしかない。詳細はメールで送っておくから。じゃね』


「え!?ちょっと!!」


よく分からないことを言われるだけ言われて通話は無情に終了させられた。


どうにも煮え切らない気持ちに襲われている中、スマホから着信音とはまた別の電子音が発せられる。
ふと目をやると、操作もしてないのに画面がストップウォッチのような表示に切り替わっていた。


誤作動……じゃないのかこれ?


すでにこのストップウォッチは作動しているようだけど、俺の知っているものとは違って時間が増えていかずに減っていっている。


これじゃまるでカウントダウン……さっきの電話の主が言っていたのはもしかしてもしかしなくてもこれのことだろうか?


念のため画面をタッチしてみるも何の反応もなく操作は出来ない。


そんな状況に四苦八苦している俺のもとへ見計らったように一通のメールが送られてきた。
差出人は『神様』と書いてある。これ見よがし感は否めなかったが今のままではどうする事も出来ない俺はそのメールを息を飲んで確認する。


【モブの君へ。 
君には現在発生しているバグを修正して世界ストーリーを正常に戻してもらいたい。スマホに表示されているカウントダウンが文字通りタイムリミット。そのリミットを迎えれば世界ストーリーは崩壊するのでそのつもりで事に当たってほしい。
ちなみに。こっちも初めてのケースだから具体的な解決方法はないので自力でどうにか頑張ってほしいと思う。時間が無いのでこのメール読了後に現地へ飛ばすからあしからず。では健闘を祈る。神様より】


「え……?」


まさにそれが神の為せる技なのか、特に異変を感じることもなく文章を読み切るとすでに俺は教室のドア前に立っていた。


状況が突飛過ぎてとてもシンプルに驚愕している。


何をどう信じればいいのか正直全く分からなくなっている俺に、世界の命運を預けるどころか丸投げしてくるとは神様とやらは相当にクレイジーじゃないだろうか?


いちモブの俺に背負わせるには絶対荷が重すぎる案件だと声を大にして言えるが、手元のカウントダウンは有無も言わさずその数を減らしていっている。


気付けばもう10分を切っていた。


これを事実として受け入れないといけないならば完全にもう時間がない。


なんの覚悟も決まらないまま時間に急かされるだけの理由で、あのカオスとなった教室のドアを恐る恐る開いた。


「こ、これは……」


ドアを開くとそこには四つん這いで項垂れる西園寺を筆頭に、まるでここが葬式会場と言わんばかりの悲壮感をクラスにいる誰もが醸し出していた。


加藤
「戻って来たのか……」


「ぬおっ!?」


そこに佇む亡霊かのごとくドアを開いたすぐそこにこの物語の主人公である加藤が立っていた。
元々陰キャ設定であるが、醸し出すどんより感があまりにも凄まじくて亡霊という比喩がぴったりと当てはまってしまっている。


とにかく空気が一変した教室を改めて見渡してみると教室には打ちひしがれたクラスメイトがそこかしこにいる中で、まるで覇者のごとく渦中の有栖川が一人教室のど真ん中で腕を組んで立っていた。


ここは世紀末かなにかか……?


そんな面食らう俺に加藤がか細い声で話しかけて来る。


加藤
「……君が教室を飛び出してからも僕らは僕らで状況を元に戻そうと色々試みていたんだ。既定のセリフじゃないまさにアドリブで。西園寺が率先してアプローチをかけ続けたし、僕もキャラが崩れない範囲でアクション起こしてみたりした。周りもそれを必死でフォローした。でも……見ての通りだよ。彼女は、有栖川はことごとく僕らが立てようとしてるフラグを叩き折って……一人、また一人とメンタルごとノックアウトしていった」


「なんかみんなが真っ白な灰になったボクサーに見える……」


加藤
「精魂尽き果ててしまったんだ……。僕らにはもう戦う力は残っていない。あとは、君だけだ」


なんか歴戦の戦士みたいな物言いになってしまっているけど、それだけみんなで軌道修正をしようとした結果なんだろうなと思う。


でも世界ストーリーを無視した有栖川の暴走は止められなかった。それはこの世紀末化がありありと物語っている。


この状況を総合的に考察して判断するなら、モブごとき俺一人がここで立ち回ったところで焼き石に水いや……マグマにスポイトで水くらいどうすることも出来ないんじゃないだろうか?


時間の問題はあれども、ここは一旦戦略的撤退をした方が……。


有栖川
「影山くん。待ってたわ」


踵を返そうと思ったその瞬間を見極めたかのようにあっけなく有栖川に呼び止められてしまう。


死屍累々とした周りなど一切気にも留めずに、真っ直ぐこっちに凛としたその視線を送ってくる有栖川にもう背は向けられないような気がした。


「……待ってたって何を?」


有栖川
「もちろんさっきの返事」


「ちょっと待ってくれ。さっきは咄嗟の事で混乱して逃げてしまったけどそもそも色々おかしい!俺達はキャラクターだ。キャラクターとは役割を与えられてそれを全うする存在のはずだ。それは世界ストーリーの定義なんだ。だからよーく聞いてくれ。君はヒロインで俺はモブ。本来この間柄にエピソードなんて生まれない。今のこの状況は明らかにイレギュラーなんだよ!」


有栖川
「そう。それは大変ね。じゃあ返事を聞かせてもらってもいいかしら?」


「あれ!?話聞いてた!?」


有栖川
「役割とか定義って言われてもよく分からない。だって私は私だもの。そんなよく分からないものよりも影山くんの返事を聞くことの方が私には大事よ」


「ぐぬ……」


有栖川には一切の葛藤も迷いも無い。そう思わされるくらい強い言葉と眼差しだ。


これはマズイ。有栖川にはこっちの意図が届かない。それだけ有栖川一人だけが俺らのいる所から


みんなが軒並みやられてしまったのもこれはうなずける。


気付けば手元のスマホに表示されるカウントダウンは5分台に入っていた。


残りたった5分で今のこの状況をどうすればいいって言うんだ。
刻々と追い込まれていく実感が焦燥感を煽ってそれが体中を駆け巡っている。


それを知ってか知らずか、有栖川がこっちのパーソナルスペースを無視した位置まで近付いて来た。


有栖川
「そろそろいい?」


「oh……」


物理的にも精神的にもそして時間的にも退路がもう無い。


これは俺はどうすればいいんだ?どうしたら正解なんだ?


「ちなみに。ちなみになんだけど、有栖川は断られたらどうするおつもりで……?」


有栖川
「もちろん。振り向いてもらうまで努力し続けるわ」


「oh…………」


現状をまとめてみよう。


有栖川の告白にOKする→ストーリー破綻。THE END。
有栖川の告白にNOする→ストーリー破綻。THE END。


え?もうどうやっても詰んでない?2択しかないないのにどっちもENDルートとか嫌がらせ以外のなにものでもないよね?


そもそもモブに選択肢なんて与えられたことなんてないんだ。役割以外のことを考えて命運を委ねられることだってあり得なかったことなんだ。


その時点で俺に出来る事なんて限られている。いや、ほとんどない。


なのにこの状況。もう泣きそう……いやキレそうだ。


なんで俺なんだよ。なんでこんなことになってるんだよ。なんでこんなこと考えなきゃいけないんだよ。


俺は真っ当にモブとしての役割を全うしていきたいだけなのに。本当になんなんだ。


♪♪♪♪♪♪


こんなタイミングで神様からメールが届く。内容は―――
【もう1分を切っているよ。どうにかしないと世界は終わるので意地を見せてほしい】


おうおうおうおう。言ってくれますじゃないですか。


そうですか。あーそうですか。いいですよ、やってやりますよ。


託し方も託す相手も絶対間違っていると思うけど、俺の中にあるモブとしての意地ってやつを見せてやりますとも!


「よし。分かった。有栖川の気持ちは十分に分かった」


有栖川
「それは良かったわ。じゃあ返答は?」


「君の気持ちに応えよう」


クラス一同
「「「「「「ザワッ!!??」」」」」」


「ただし条件がある!!」


有栖川
「条件?なにかしら?」


「俺と賭け勝負をしてもらう」


有栖川
「賭け勝負?」


「学際のカップルイベント。そこに有栖川が出場して優勝できたら告白を甘んじて受ける!優勝できなければこっちの要求を一つ飲んでもらう!」


有栖川
「なんでそんな事をしなくちゃいけないのかしら?」


「それはえーっと……そっちの方が盛り上がるんじゃないかなァ!!」


クラス一同
(((((それは無理あるんじゃないかな……)))))


有栖川
「いいわ。受けましょう」


クラス一同
「「「「「受けるの!?!?」」」」」


有栖川
「たかが学校の行事の一つだけど、その栄冠を手にして影山くんをわたしのものにしてみせるわ」


「よし約束だぞ!さぁカップル決めの続きをしようじゃないか!」


クラス一同
「「「「「お、おーーー!!」」」」」


湧き立つクラスを後にしてそろりと廊下へ出る。
すぐさまスマホのカウントダウン表示を確認すると終始俺を急かし続けたカウントダウンは残り5秒を残したところで止まっていた。


「ハァ~~~~~~~~~~~。上手く……いったのかこれ?」


力が抜けて壁にもたれたままその場にしゃがみ込む。


神様からのメールが来てからヤケクソとなにくその気持ちだけで勢いのままに突っ走ってしまったけど、自分でも驚くほどのパワープレイだった気がする。


それでも、YESを出してもNOを出してもダメならその選択肢を保留にして次の展開に答えを先延ばしにする。


そうする事で今迫り来ている危機だけはどうにかすることが出来るんじゃないかとそう思った。


これが正解だったかどうか問われると、もちろん付け焼刃だと思う。でもあの瞬間それしか俺には思いつかなかった。


俺が出来るもう一つの選択肢の作り方がこれだったんだ。


正直上手くいったのは奇跡だと思う。


でも、どうにかなった。なんとかはなったんだ。


♪♪♪♪♪♪


そしてここで神様からまたメール。
【延命おめでとう。ひとまずは最悪の事態を回避できたようで何より。でも待ち受ける結果は何も変わっていないので引き続きバグを修正して世界ストーリーを正常に戻すよう尽力してもらいたい。立場上わたしから直接手を出す事は出来ないのでこちらからのサポートは期待しないように。ではこれからの健闘を祈る。神様より】


余韻にも浸らせない神様からの業務命令のようなメールに俺のモチベーションが一気に冷める。


一難去らずさらなる一難。


自分のモブ人生に脅威を伝える警笛をどこからともなく聞きながら、またあの日々に戻れるよう有栖川の優勝を全力で阻むための準備をしようと俺は静かに一人教室に戻ったのだった。
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