男子取扱説明書がバレて、私の青春が大炎上してるんですけど!?

月下花音

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第8話 190cmのキリンが豆腐メンタル

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 放課後、私は体育館で、麒麟寺空を見ていた。

 空が、バスケ部の練習をしている。

 身長190cm。

 高身長イケメン。

 でも、説明書には「メンタル豆腐」って書いてある。

 本当かな?

「こころ、何見てるの?」

 撫人が聞いてくる。

「空くんの練習」

「ああ、麒麟寺か。あいつ、身長高いよな」

「うん、190cmだって」

「すげえな。でも、あいつ、メンタル弱いんだよな」

 撫人が小さく言う。

「え、本当?」

「ああ。試合前とか、めっちゃ緊張してる」

 撫人が教えてくれる。

 やっぱり、説明書通りだ。

 練習が終わって、空が私のところに来た。

「桜井さん、見てくれてたんですか?」

 空が嬉しそうに聞いてくる。

「うん、見てたよ」

「ありがとうございます……」

 空が嬉しそうに微笑む。

 でも、その顔が、ちょっと暗い。

「空くん、どうしたの?」

「……俺ってモテないよな…」

 空が突然落ち込んだ。

 え。

 急に何?

「え、空くん、モテないって……」

「だって、俺、身長高すぎて……女子に怖がられるし……」

 空が小さく言う。

 その顔が、すごく落ち込んでて。

「空くん、そんなことないよ」

「本当ですか……?」

「本当だよ。空くん、かっこいいよ」

 私がそう言うと、空は「……本当ですか?」と目をキラキラさせた。

「本当だよ。背高いの好きだよ」

 私がそう言うと、空の顔が一気に明るくなった。

「本当!?」

 空が目をキラキラさせる。

 その顔が、すごく嬉しそうで。

 可愛い。

「うん、本当だよ」

「やった!!」

 空がガッツポーズする。

 そして、私の前にしゃがみ込んだ。

「桜井さん、頭撫でてください」

 空が首を曲げて、頭を差し出す。

 完全にキリン。

「空くん、可愛い」

 私が頭を撫でると、空は「えへへ」と嬉しそうに笑った。

 その笑顔が、すごく可愛くて。

 私の心臓が、ドキンと跳ねた。

 やばい。

 空くん、可愛すぎる。

「桜井さん、明日、試合があるんです」

 空が小さく言う。

「試合?」

「はい。バスケの試合です。来てくれますか?」

 空が目をキラキラさせて聞いてくる。

「うん、行くよ」

「本当ですか!?」

 空が嬉しそうに言う。

 その顔が、すごく嬉しそうで。

 私の心臓が、また跳ねた。

 翌日、私は体育館で、空の試合を見ていた。

 空が、コートに立っている。

 でも、その顔が、すごく緊張してて。

 身体が、小さく震えてる。

「空くん、大丈夫かな……」

 私が心配そうに見ていると、空が私を見つけた。

 そして、小さく手を振る。

 私も手を振り返す。

「空くん、頑張って!」

 私が声をかけると、空の顔が一気に明るくなった。

 そして、試合が始まった。

 空が、シュートを決める。

「やった!」

 私が喜ぶと、空が私を見て、ニコッと笑った。

 その笑顔が、すごく嬉しそうで。

 私の心臓が、ドキンと跳ねた。

 試合が終わって、空が私のところに来た。

「桜井さん、見てくれてありがとうございました」

 空が嬉しそうに言う。

「空くん、かっこよかったよ」

「本当ですか!?」

 空が目をキラキラさせる。

「本当だよ」

「やった!!」

 空がガッツポーズする。

 その顔が、すごく嬉しそうで。

 私の心臓が、また跳ねた。

「桜井さん、これから一緒に帰りませんか?」

 空が聞いてくる。

「うん、いいよ」

「やった!」

 空が嬉しそうに言う。

 そして、私たちは一緒に帰り始めた。

 でも、10分くらい歩いたところで、空が立ち止まった。

「……あれ?」

 空が周りを見回す。

「空くん、どうしたの?」

「……ここ、どこですか?」

 空が小さく聞いてくる。

 え。

 迷子?

「空くん、ここ、学校の近くだよ」

「……そうですか?」

 空が不安そうに周りを見回す。

 完全に迷子。

「空くん、方向音痴なの?」

「……はい」

 空が小さく答える。

 その顔が、すごく恥ずかしそうで。

 可愛い。

「空くん、可愛い」

 私が思わず言うと、空は「か、可愛くないです!」と否定した。

 でも、顔が真っ赤。

「空くん、私がいるから大丈夫だよ」

「……本当ですか?」

「本当だよ」

「……ありがとうございます」

 空が小さく微笑む。

 その笑顔が、すごく優しくて。

 私の心臓が、また跳ねた。

「桜井さん、君にそう言ってもらえると、自信持てる」

 空が小さく言う。

 その声が、すごく優しくて。

 私の心臓が、また跳ねた。

 やばい。

 空くん、好きかも。

「空くん、これからも一緒に帰ろうね」

 私がそう言うと、空は「本当ですか!?」と目をキラキラさせた。

「本当だよ」

「やった!!」

 空がガッツポーズする。

 その顔が、すごく嬉しそうで。

 私の心臓が、また跳ねた。

「桜井さん、俺、君のこと……」

 空が何か言いかけたとき、熊猫ゲンが現れた。

「こころちゃん! 一緒にゲームしよ!」

 ゲンが目をキラキラさせて言う。

「ゲン、今は……」

「今すぐ! 新作出たんだよ!」

 ゲンが私の手を引っ張る。

「ちょ、ちょっと!」

 私が慌てると、空が「桜井さん……」と寂しそうに言った。

「空くん、ごめん! また明日!」

 私がそう言うと、空は「……はい」と小さく答えた。

 その顔が、すごく寂しそうで。

 私の胸が、チクリと痛んだ。

 空くん、ごめん。

 私の青春、どんどん動物園になっていく。

 でも、すごく楽しい。

(第8話 完)

 次回予告
 熊猫ゲンが「一緒にゲームしよ!」と誘う。こころが推しキャラのコスプレをすると、ゲンが「結婚してください!!」とプロポーズ。「君が一番の推し」と言いながらフィギュア棚の前に並べようとする。新作ゲーム発売日にこころが話しかけても「……(無反応)」。ゲンが「君が一番の推し」と本気で告白。こころが「可愛いのはゲンくんだよ」と言うと、ゲンが幸せそうに微笑む。次回、第9話『パンダゲーマーのプロポーズ』。オタク男子、推しへの愛が重い。

 #ラブコメ #逆ハーレム #動物男子 #男子図鑑 #学園ラブコメ #コメディ
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