352 / 396
番外編20 季節ものSS
おまけ 一 タガが外れたお二人
しおりを挟む
「散歩、どこに行こうかな……」
仙台の街。駅のほうへ歩いている。
道幅が広くて自然豊かで気候がいい。景観が良く、ほどよく都会、清潔そうで住みやすそうな街だ。
和臣さんと並んで歩く。
肩が触れるたび、先程シャワー室で準備がてらいじられたところがじくじくと熱く疼く。
乳首立ったままじゃないかな。半袖シャツが擦れて、刺激が……。感じてしまいそうで、恥ずかしい。バレないだろうかとひやひや。
シャワー室で、腰を掴まれた。肩や、尻も。
和臣さんの骨ばった大きな手で、長い指で開かれて、ローションを垂らして、指がなかに入ってきた。
和臣さんの太いあれが入るようにとじっくり慣らされて、指の腹で弱いところを押された。
和臣さんのをフェラして、昨晩あんなにエッチしたのに、ばきばきで、口の中に収まらなかった。
だから、そろそろ入れるよって囁かれて、大人しく頷いて、タイルの壁に手を突いて待っていたのに……。
「あのタイミングはないよね」
はっ。
顔をあげる。
「思ったより時間経ってたのかな。早かったね、みんなが帰ってくるの」
「ですね……」
見上げた和臣さんの横顔はやや赤い。まつげ長いな。
アラフォーなのに、なんでこんな綺麗なままなんだろ。
和臣さんのまつげで少し陰っている潤んだ目が、俺を見下ろす。
どき、と胸が鳴った。
そんな目で見られると……。
和臣さんの手がするりと俺の手首に触れる。めちゃくちゃ熱い。
どうしよう。熱いって。体温高いよ。なんでこんなに。
肌同士が触れ合うと、温度を分かち合いたくなる。もっと熱くなって、この熱を発散したい。
シャワー室の続きをしたい……。今すぐ貫いてほしい。
「多紀くん?」
耳元に唇を寄せ、吐息にのせて名前を呼ばれ、俺は立っていられない。
限界。
「……はい」
「今日、暑いね」
「……はい」
「行きたいところはある? どこでも連れていってあげる」
行きたいところ……ふたりきりになれるところ。
裸になれるところ。
性欲剥き出しで貪ってもらえるところ。
「…………」
「多紀くん?」
路地裏に入り、和臣さんが立ち止まり、俺も立ち止まる。
見下されて、見上げて、目が合ったらもうだめ。
和臣さん、真っ赤。興奮した目で、睨むみたいに見てくる。
「どうする?」
「……したいです」
「……何を?」
顔近いし。人通りはないとはいえ、こんな真っ昼間なのに。
和臣さんの指が俺の顎を掴む。上を向かされて口づけ寸前。
息がかかる。熱いって。こんなの、キスしてるの同然じゃん。しかも、軽いものじゃない。肉体関係みたいなキス。
「多紀くん」
低い声で呼ばれたら、もう落ちた。腰が抜けそう。和臣さん、なんで服着てるのさ。布一枚はがした凶悪な中身を俺は知ってるのに。
この猛犬に食べられてしまいたい。
「和臣さん……したい」
気づくと、俺のほうから縋りついておねだりしていた。
仙台の街。駅のほうへ歩いている。
道幅が広くて自然豊かで気候がいい。景観が良く、ほどよく都会、清潔そうで住みやすそうな街だ。
和臣さんと並んで歩く。
肩が触れるたび、先程シャワー室で準備がてらいじられたところがじくじくと熱く疼く。
乳首立ったままじゃないかな。半袖シャツが擦れて、刺激が……。感じてしまいそうで、恥ずかしい。バレないだろうかとひやひや。
シャワー室で、腰を掴まれた。肩や、尻も。
和臣さんの骨ばった大きな手で、長い指で開かれて、ローションを垂らして、指がなかに入ってきた。
和臣さんの太いあれが入るようにとじっくり慣らされて、指の腹で弱いところを押された。
和臣さんのをフェラして、昨晩あんなにエッチしたのに、ばきばきで、口の中に収まらなかった。
だから、そろそろ入れるよって囁かれて、大人しく頷いて、タイルの壁に手を突いて待っていたのに……。
「あのタイミングはないよね」
はっ。
顔をあげる。
「思ったより時間経ってたのかな。早かったね、みんなが帰ってくるの」
「ですね……」
見上げた和臣さんの横顔はやや赤い。まつげ長いな。
アラフォーなのに、なんでこんな綺麗なままなんだろ。
和臣さんのまつげで少し陰っている潤んだ目が、俺を見下ろす。
どき、と胸が鳴った。
そんな目で見られると……。
和臣さんの手がするりと俺の手首に触れる。めちゃくちゃ熱い。
どうしよう。熱いって。体温高いよ。なんでこんなに。
肌同士が触れ合うと、温度を分かち合いたくなる。もっと熱くなって、この熱を発散したい。
シャワー室の続きをしたい……。今すぐ貫いてほしい。
「多紀くん?」
耳元に唇を寄せ、吐息にのせて名前を呼ばれ、俺は立っていられない。
限界。
「……はい」
「今日、暑いね」
「……はい」
「行きたいところはある? どこでも連れていってあげる」
行きたいところ……ふたりきりになれるところ。
裸になれるところ。
性欲剥き出しで貪ってもらえるところ。
「…………」
「多紀くん?」
路地裏に入り、和臣さんが立ち止まり、俺も立ち止まる。
見下されて、見上げて、目が合ったらもうだめ。
和臣さん、真っ赤。興奮した目で、睨むみたいに見てくる。
「どうする?」
「……したいです」
「……何を?」
顔近いし。人通りはないとはいえ、こんな真っ昼間なのに。
和臣さんの指が俺の顎を掴む。上を向かされて口づけ寸前。
息がかかる。熱いって。こんなの、キスしてるの同然じゃん。しかも、軽いものじゃない。肉体関係みたいなキス。
「多紀くん」
低い声で呼ばれたら、もう落ちた。腰が抜けそう。和臣さん、なんで服着てるのさ。布一枚はがした凶悪な中身を俺は知ってるのに。
この猛犬に食べられてしまいたい。
「和臣さん……したい」
気づくと、俺のほうから縋りついておねだりしていた。
433
あなたにおすすめの小説
過保護な父の歪んだ愛着。旅立ちを控えた俺の身体は、夜ごとに父の形で塗り潰される
中山(ほ)
BL
「パックの中、僕の形になっちゃったね」
夢か現か。耳元で囁かれる甘い声と、内側を執拗に掻き回す熱。翌朝、自室で目覚めたパックに、昨夜の記憶はない。ただ、疼くような下腹部の熱だけが残っていた。
相談しようと向かった相手こそが、自分を侵食している張本人だとも知らずに、パックは父の部屋の扉を開く。
このお話はムーンライトでも投稿してます〜
「大人扱いしていい?」〜純情当主、執務室で策士な従兄の『相性確認』にハメられる〜
中山(ほ)
BL
「ルイン、少し口開けてみて」
仕事終わりの静かな執務室。
差し入れの食事と、ポーションの瓶。
信頼していた従兄のトロンに誘われるまま、
ルインは「大人の相性確認」を始めることになる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる