その冷たいまなざしで

ココ

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紗奈7.5ー3

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仕事中だから当たり前よね と思いつつ
興味深々で覗き見る。

あんまりしっかり見ていたので視線を感じたのか
速水さんと目が合ってしまった。 

私は見つかった時 驚いてあたふたと隠れようとして。

その瞬間速水さんが目を見開き
「紗奈!」とよんだ。

凄く格好悪かったと思う。
かなりばつが悪かったけど
逃げる訳にもいかず。

渋々 社会人の顔を作って速水さんに近づく。

ちらりと見ると 

速水さんの同行者と目が合った。
速水さんより少し若いみたい。

無視する訳にいかず さっきの事がなかった様に
にっこり笑って挨拶した。
「こんにちは。」むこうは私を見て固まっている。

この反応じゃ...速水さんに 似合わないってことなのかな。
 落ち込みかけた時

「山田 すぐ戻る。先に行ってて。」
 
と 速水さんは私を後ろに隠した。

速水さんまでそんな扱いして。
まあ まだ仕事中だし関わらせたくないのかも。
でも と恨めしく思い 少し睨んだ。

彼はもう一度目を見開いて

「こら 誘惑しない。おとなしく待ってて。」

と頬っぺたを大きな右手で捕まれた。

ゆ 誘惑って えっ?

混乱してる私を置いてけぼりにして
必然的に私の唇は突きだし アヒルみたいに変な顔になった。

それを見て 速水さんは嬉しそうに笑い

事もあろうか左手で隠してキスをした。

呆気にとられた私を置いて

「ごめん なるべく早く済ませる。」

と 片手を挙げて 去っていった。
 

この甘さ どうする?
湯気が出そうだった。
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