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優人side17
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野田はスマホを操作し出して
「真美 今いい?体調は?」
そんな会話を少しした後
「紗奈ちゃんだけど 何か聞いてる?」
真美が何か喋っている。
野田は うん うん と相づちを打ち ちらりとたまに俺を見る。
俺は内心焦りながら 何なんだ 早く教えてくれて と目で伝えた。
「要は何かあるらしい。」
「なんだ それは」
雲を掴むような話に苛立つ。
「まあ 良かったな。男じゃ無いって。」
その言葉に 心底安心し
深く息をした。
「それで?」
続きを聞き出そうとすると
「まあ続きは紗奈ちゃんに聞けって。嫁さんから。」
至極当然の事を言われ野田に礼を言い 店を後にした。
野田も一緒に店を出て 駅で別れ
その間も紗奈に電話をかけ続けた。
何に意地を張っていたんだ。俺は。
紗奈と居ることが大切な事なのにそれを自ら遠ざけるなんて。
紗奈を失うなんて考えられないのに。
取り敢えず 紗奈の家に行こう。
紗奈の両親にまだ会いもしてないが
別に正式な挨拶じゃなくても 偶然を装って軽い挨拶からすれば。
もしも 俺の事を紗奈の親が気に入らなければ
長期戦になる訳だし会うなら早い方がいい。
紗奈の家に近くなって もう一度電話した。
今度はすぐに紗奈につながり 思わず言葉に詰まる。
「優人さん?」
もう一度
「優人さん? 何かあったの?」
少し焦った声だった。
久し振りに聞くその声に俺は全てを投げ出したくなり。
完敗だった。
とうに負けてたけど改めてそう思う。
紗奈になら 負ける事だって 嬉しかった。
その事実に俺は浮足だった。
「紗奈 きちんと話がしたい。紗奈の話が聞きたい。」
紗奈が受け入れてくれるよう願いながら丁寧に告げる。
少しためらう空気の後
「はい」
と しっかりした口調で紗奈が言った。
結局ご両親への挨拶は叶わず
夜遅くまで開いている駅前のファストフード店に入った。
向かいに座る紗奈を見て初めて会った時を思い出す。
俺にとっては あの衝撃的な出合い。
心が震えて 紗奈に関わりたくて。
今やっとここまで関われる事に喜びを感じる。
改めて紗奈への気持ちを噛み締めながら
紗奈の手を力強く握った。
「真美 今いい?体調は?」
そんな会話を少しした後
「紗奈ちゃんだけど 何か聞いてる?」
真美が何か喋っている。
野田は うん うん と相づちを打ち ちらりとたまに俺を見る。
俺は内心焦りながら 何なんだ 早く教えてくれて と目で伝えた。
「要は何かあるらしい。」
「なんだ それは」
雲を掴むような話に苛立つ。
「まあ 良かったな。男じゃ無いって。」
その言葉に 心底安心し
深く息をした。
「それで?」
続きを聞き出そうとすると
「まあ続きは紗奈ちゃんに聞けって。嫁さんから。」
至極当然の事を言われ野田に礼を言い 店を後にした。
野田も一緒に店を出て 駅で別れ
その間も紗奈に電話をかけ続けた。
何に意地を張っていたんだ。俺は。
紗奈と居ることが大切な事なのにそれを自ら遠ざけるなんて。
紗奈を失うなんて考えられないのに。
取り敢えず 紗奈の家に行こう。
紗奈の両親にまだ会いもしてないが
別に正式な挨拶じゃなくても 偶然を装って軽い挨拶からすれば。
もしも 俺の事を紗奈の親が気に入らなければ
長期戦になる訳だし会うなら早い方がいい。
紗奈の家に近くなって もう一度電話した。
今度はすぐに紗奈につながり 思わず言葉に詰まる。
「優人さん?」
もう一度
「優人さん? 何かあったの?」
少し焦った声だった。
久し振りに聞くその声に俺は全てを投げ出したくなり。
完敗だった。
とうに負けてたけど改めてそう思う。
紗奈になら 負ける事だって 嬉しかった。
その事実に俺は浮足だった。
「紗奈 きちんと話がしたい。紗奈の話が聞きたい。」
紗奈が受け入れてくれるよう願いながら丁寧に告げる。
少しためらう空気の後
「はい」
と しっかりした口調で紗奈が言った。
結局ご両親への挨拶は叶わず
夜遅くまで開いている駅前のファストフード店に入った。
向かいに座る紗奈を見て初めて会った時を思い出す。
俺にとっては あの衝撃的な出合い。
心が震えて 紗奈に関わりたくて。
今やっとここまで関われる事に喜びを感じる。
改めて紗奈への気持ちを噛み締めながら
紗奈の手を力強く握った。
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