光の行き先

梅田星子

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五話 ※性的表現あり

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「千紘、朝だよ…。起きて」
「ん…?」
「千紘…ん…」
「ふぁ…ん…彩人先輩?」
「ふふ、目覚めのキスで起きるなんてお姫様みたいだね」

千紘が起きないため彩人は優しくキスをした。千紘はぼーっとする頭を必死に覚醒させる。
(昨日…俺…彩人先輩に…)
昨日の出来事を思い浮かべる、彩人に散々セックスされた。最初は嫌だったのに途中から気持ち良すぎて身も心も彩人に堕ちていた。
彩人を見ると千紘を心配しているのかゆっくりと体を起こしてくれた。

「昨日シすぎちゃった。大丈夫?」
「はい…ちょっと腰が痛いですけど…」
「声も少し枯れてるね…ごめんね」
「大丈夫です。ん…」
「ふ…はぁ…ごめんね。またキスしちゃった。千紘が可愛すぎて止まんない」
「ふふ。彩人先輩…大好きです。」

千紘のキラキラした瞳は少し濁っていた。そんな千紘を彩人は引き寄せて額にキスを落とす。
可哀想な千紘…そう彩人は思うがそれでも千紘を手放すことなんて出来そうにない。

「千紘シャワー浴びてきていいよ。そのために少し早めに起こしたんだ」
「ん、ありがとうございます」
「タオルと着替えは置いたから」
「ありがとうございます。着替えはそのまま制服着ようかな」
「うん、それでもいいよ」

風呂場に案内された千紘は鏡に映る自分の姿に頬を染める。
(身体中にき…キスマークがある…あ、こっちは噛み跡)
昨日の行為の痕が残る体を見て、記憶が蘇る。

『ああん…んぉ…ぉ゙おお…ぉ゙ほぉ…イ゙グ…ッ…イグゥ…イクッ…お⚪︎んこイッちゃう~~ッ!!』
『可愛い…イクの?千紘またイッちゃうの?』
『ほぉ゙…んひぃ…あんッあんッイック…イック…』

(~~~お…俺)
昨晩のことを思い出して体が熱くなる。後の孔が疼き出した。触りたい、でも怖い。
とにかくシャワーを浴びようと風呂場に入る。お湯を出して昨日かいた汗を流す。彩人が体をある程度は綺麗にしてくれたようですごく気持ち悪いなんてことはなかったが。

「あ…ッ…」

シャワーが乳首を直撃する。
(な…気持ちい…こんなこと前までなかったのに…)
シャワー気持ちいい、ペニスにもあたりそれが少しづつ膨れ上がる。
(触りたい…触りたい…)

「あん…気持ちい…ひぅ…」

シコシコと自分のペニスを弄りだす。でも、一歩足りない…後ろが疼く…。
昨日だけで自分の体は作り変えられたのだと自覚する。
(俺…俺…あの昨日だけでこんな…)

『千紘の淫乱…』

彩人の言葉は間違いじゃなかった。自分はこんなにもいやらしい体をしていた。
今も朝から一人で卑猥なことをしている。
グチュグチュと風呂場に鳴り響く。自分の痴態が鏡に映る。

「千紘、遅いと思ったら何してるの?」
「あ…彩人先輩…た…助けて…」
「ふふ、いいよ。ただ学校があるから一回だけね」
「はぁ…はぁ…んぁ…」

彩人は服を脱ぎ捨てると千紘に壁に手をつけるようにと指示する。
お尻だけ突き出す姿勢に羞恥心がわく。でも挿れてもらえると思うと勝手に後がヒクヒクと彩人のものを受け入れようと準備している。

「ふふ、千紘昨日の夜だけでこんなになっちゃったんだ。才能あるな~」
「は、早く…早くください…あやとせん…ぱい…」
「はいはい、じゃあ挿れるよ」
「ん…」

にち…ぎちぎち…ドチュンッ…!!

「んほぉ…おお゙ぉ…あん…あ…あや…とせんぱい…っ…気持ちいぃ…!!イク!!ああ~~ッッ!!い、いきなり…お…おぐ…」
「ふふ、学校があるんだから最初から飛ばしていかないとね…千紘は何されても大丈夫そうだからっと」
「ん…もぉ…ッッ…もうらめ…い…イ゙ぎゅ…」
「出すよ…」
「き…きて…あやと…せんっぱい……~~~っいグ…~~!!!」

ビュルルル~!ドピュっ…

「はぁ…はぁ…ほら…千紘、中掻き出してあげるからこっち」
「んぉ…」

彩人は自分の出したもの綺麗にしようと千紘の中に指をいれる。しかしそれにすら千紘は感じるようで小さく声を漏らしていた。

「はい、これでいいかな」
「うう…彩人先輩ご…ごめんなさい」
「何が?」
「彩人先輩に迷惑かけちゃったから」
「こんなの迷惑じゃないよ、それに千紘をこんな身体にしたのは僕だし。責任取らせてよ」
「あ…彩人先輩…好き…」




そのあと彩人が少し焦げたけどと言いながら弁当を渡してくれた。それに千紘は嬉しくなる。

「今日は一緒にお昼食べようね」
「はい」
「あ…他の人間に触れさせないでよ。千紘は僕だけの千紘なんだから」

そう言って彩人は千紘にキスをする。




教室に入ると壮吾が駆け寄ってきた。

「千紘!!」
「どうしたの?」

千紘を見た壮吾は一瞬言葉を失った。
千紘の眩しいほどキラキラした瞳が少し濁っていたから、純真無垢だった空気が気だるげに色気が纏うものになっていたから。

「竹谷先輩とは…」
「彩人先輩?」
「何かあったのか?」
「彩人先輩に愛を教えてもらったんだ。もう俺あの人なしでは…」
「千紘!!」

壮吾が叫んだ。教室は静まりかえり注目される。

「くっ。ちょっとこっち…」
「え…」

壮吾は千紘を連れて人気のないところまでやってきた。

「壮吾…俺戻らなきゃ…。彩人先輩に怒られちゃう」
「なんで竹谷先輩に怒られるんだ?」
「彩人先輩が二人きりになるなって…ちゃんとできたら沢山褒めてくれるって…」
「~ッ。千紘!騙されてる!」
「僕は何も騙してないよ」

後ろから彩人の声が聞こえてきた。彩人は千紘と壮吾の間に入ると壮吾を睨む。

「騙すなんて人聞きの悪いこと言わないでよ」
「先輩…千紘に何したんだよ…」
「ん、なんだと思う?」

彩人は壮吾を挑発するように笑う。壮吾は思わず掴みかかるが彩人は気にした様子もなく払い除けた。
思ったより彩人の力が強くて驚いたが壮吾はすぐに言葉を発した。

「お前な!!」
「壮吾…どうしたの?なんでそんなに彩人先輩に怒ってるんだ?」
「千紘!お前…」
「俺、確かに彩人先輩が怖いと一瞬怖いと思ったけど…でもすぐにそんな思い消えて」

昨日の出来事を思い出しながら言葉を紡ぐ。

「今では…俺、身も心も幸せなんだ。だから、壮吾安心して?」
「…千紘。でも…」
「ねえ、千紘がこう言ってるんだからいい加減黙ってくれない?」
「お前…」
「壮吾…俺、大丈夫だよ」

千紘の瞳が濁る。壮吾はどうしてあの時彩人の家にいくと言った千紘を止めなかったのか、どうしてちゃんと家に帰ったか確認しなかったのか…後悔ばかりが押し寄せる。
(ああ、俺…千紘の事が…好きなのか…。だからこんなにも苦しいし、竹谷のことが憎い)
壮吾は千紘への恋心を自覚した。どうしてもっと早く気づかなかったのだろう…そうしていれば千紘は…。

「千紘…俺に、しないか?」
「?」
「俺…千紘が…好き…なんだ」
「え…壮吾?」

壮吾は今自覚したばかりの気持ちを千紘へと告白した。千紘は戸惑いを隠せないようで彩人と壮吾を交互に見つめる。

「ねえ、梅沢くん。千紘はさ…」

壮吾の告白を黙って見ていた彩人は千紘を引き寄せ見せつけるように千紘に触れた。
千紘の顎を掴んで唇を奪う。

「ん…。あ…ん、あ…やと…せんぱっ…」
「!!」

突然のことに壮吾は言葉を失った。千紘の表情は今まで見たことのないくらいにとろけて、男を欲情させる。
そのまま彩人の手は千紘の服の下に入っていく。千紘の表情はどんどん扇情的ものへと変わる。
彩人の手は千紘の胸に触れているようで千紘が甘い声をピクピクと身体を震わせながら漏らす。

「ん…ぁ…」
「ねえ、千紘…一晩でこんなにいやらしい身体になったこと友達に見せてあげようか」
「や…は、恥ずかしい…」
「ねえ、梅沢…ほんとは見せたくないけど…同じ人を好きになったよしみで千紘のエッチなところ見せてあげる」
「…!や…やめ…ろ」

壮吾の顔色が悪くなるがそんなことお構いなしに彩人は千紘に触れる。

「あ…ぁん…あや…とせんぱいっ…だ…だめ…ひゃ…」
「千紘…可愛い…こっちも触るね」

そう言って彩人は千紘のズボンのファスナーを下げズボンを少し下げた。そして下着に手を入れると後孔へと手を伸ばした。
そして…

「やぁ…あん…ん…だ…だめ…そこは…」
「ちーひろっ、気持ちいんでしょ。友達に見られて興奮してる」
「ち、ちがっ…ああ゙あ…んぉ…はぁ…や…やめ…はひぃ…」
「ち…ちひろ…」

壮吾は千紘の痴態に驚いて名前を呟くことしかできない。目は見開き開いた口は塞がらずただ友が先輩に犯されそうになっているのを見つめることしかできない。
(千紘…千紘…!)

「ねえ、千紘。梅沢の顔見てみなよ」
「…?」
「ほら…」
「!?」

千紘は壮吾が蒼白な顔をしてこちらを見つめていることに気づいた。
(ああ…壮吾、俺のこと…引いてる…。やっぱり、俺おかしいんだ)
千紘は自分が汚いもののように思えて、そんな自分を受け入れてくれるのはやはり彩人だけだと思ってしまう。
彩人の言葉だけが正しい…彩人だけの言葉が優しい、自分を包んでくれるようなそんな気がする。
(ああ、俺の世界には彩人先輩がいたらいいんだ…変わってしまった俺を受け入れてくれるのは彩人先輩だけなんだ)
千紘の思考は一気に鈍る。

「ぉ…あん…あ…彩人先輩…学校終わったら…」
「ん。いいよ…いっぱい可愛がってあげる」
「嬉しい…んぁ…う…嬉しいぃ…お、俺には彩人先輩だけ…」
「ふふ…はは…あははは…だって梅沢、お前はいらないみたいだよ」
「…ッ」

彩人の言葉に壮吾はどうしていいかわからずその場から逃げてしまった。
千紘は走り去っていく壮吾を見てやっぱり引かれたんだ、とショックを受けた。
絶望している千紘を見て彩人は口角をあげる。
(あいつバカだな~、驚いただけだろうに。逃げたせいで千紘はあいつから拒絶されたと勘違いしちゃった。もうあいつとは…)
彩人はおかしくて笑いそうになるのを必死に堪えた。

「千紘、大丈夫?」
「彩人先輩…うう…」
「よしよし…大丈夫…僕は絶対に千紘を大切にするよ…だってどんな千紘も愛してるから」
「彩人先輩…彩人先輩!!俺…俺…」

千紘は彩人に泣きながら抱きつく。こんな自分を見たら誰だって逃げる、友達も…家族だって…もう自分には彩人しかいない、そう思った。
こんなふうに千紘をおかしくしたのは彩人だというのに…。

「彩人先輩…教室に戻るのが怖い…」

千紘は震える身を押さえつけながら彩人に訴える。また拒絶されたら…そう思うと怖くて仕方ない。

「大丈夫、どんなに拒絶されても僕がいるよ」
「うん」
「ほら、服も直したから…教室行こうか」
「彩人先輩…」
「頑張ったら今日の放課後たーくさん可愛がってあげるからね」

そう言って千紘を送り出した彩人は人の気配がないことを確認して笑った。

「あははは!おかしい。梅沢のやつほんとバカなやつ。千紘可哀想に。でも千紘の心がさらに僕のものになったからいいんだけど」
 
彩人の狂気に塗れた笑いが響く。

「千紘も可哀想に…こんな僕に愛されて。梅沢に愛される方が幸せだっただろうね。でも安心して…その分沢山可愛がってあげるから…」


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