倒したモンスターをカード化!~二重取りスキルで報酬倍増! デミゴッドが行く異世界旅~

乃神レンガ

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第十一章

398 やり残したことを処理していく

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 神属性のスキルを習得するには、神力と創神力が必要らしい。意識してみれば、そのことがわかった。

 どちらも節約したいというのもあるが、特に創神力はとても貴重だ。なので簡単に神属性スキルの習得とは、いかないみたいである。

 まあ既に自分自身をかなり強化できたわけだし、神属性スキルの習得は、また今度でいいだろう。

 一応やり方や必要なコストも理解できたし、問題は無い。ただどうしても神属性スキルの習得が必要な時は、優先的に習得することにしよう。

 それに神属性がすぐ必要な場合は、レフと融合すれば神猫の心得にあるゴッドネイルが使用できる。

 先ほど加護の付与により、レフとは一月に一日だけだが、リスク無しで融合が可能になったわけだしな。

 正直ジフレになるのは抵抗を覚えるが、もしものときは仕方がない。俺はためらわずに融合を行うだろう。

 そういう訳で神属性のスキルの習得に関しては、今回は見送ることにした。

 さて、これでやれることも、だいぶ減ってきたはずだ。他にやることは、何かあっただろうか?

 するとそのとき、あることを思い出す。

 ああ、神授石で大陸を超えても、召喚維持に必要な魔力が通常と同じになったわけだし、グインに魔力を供給することにしよう。

 グインはラギウスという者に連れられて、嵐属性の魔王の元へと旅立っている。その間は俺に負担をかけないために、俺からの魔力供給を断ち、維持コストを外部から自力で得ているらしい。

 召喚の維持コストを自身でまかなうのは、グインにとっては大きな負担になっていることだろう。

 なので繋がりを通じて、維持コストが普段と変わらなくなったことを伝えると、再びグインへと魔力の供給を再開した。

 ちなみに元帥や心技体同一のおかげか、以前よりもスムーズに意思疎通が可能になっている。

 なのでグインとの大陸を超えてのやりとりも、上手くいった。眠りから覚めた直後では、単純な意思疎通しかできなかったので、これは大きな進歩である。

 また金目と銀目による神授スキルの拡張が済んだら、グインにも加護の付与ができるか試してみようと思う。

 大陸を超えて可能であれば、これはグインへの大きな助けになることは間違いない。むしろ嵐属性の魔王候補として、大きく前進するだろう。

 確か嵐属性には、水属性だけではなく風属性も必要なはずである。

 グインはこのうちの水属性しか所持していなかったので、風属性の獲得が今後の改題だったことは間違いない。

 というか加護による属性の選択は、上位属性自体を選ぶことも可能なのだろうか? もしそうなら、普通にぶっ壊れである。

 レフとアロマにも、一応その可能性について教えておいた。選ぶなら希少属性や、上位属性などがおススメである。

 そうしてグインへの魔力供給も再開できたので、次に俺はストレージから、ある物を取り出した。

 ふむ。やはり反応は無さそうだな。

 そう思いながら見つめるのは、ゴルフボールほどの大きさをした、四つの球体。そう、導きの宝珠である。

 塔、城、沼、船の四種類であり、本来の役割は、赤い煙の居場所を見つけるものだった。

 しかし赤い煙が勇者パーティと共に城へと乗り込んできてしまったため、その役割を失ったアイテムでもある。

 おそらく本来は四つ集めることで、赤い煙がいるダンジョンへと、光で方角を指して導いてくれたのだろう。

 それか赤い煙がいる場所へのゲートを、直接開いてくれた可能性もある。

 だがもしそうだとしても、もはやそれを知るすべはない。

 なぜなら赤い煙は自身を強化するために、城のダンジョンを除くすべてのダンジョンと、配下のモンスターたちを生贄に捧げてしまったからだ。

 ちなみにモンスターで例外だったのは、レッドアイだけだろう。

 またそれには自身のダンジョンも、含まれていたと思われる。仮に残されていたとしても、カード化したので既に崩壊をしているはずだ。

 それとカード召喚術の真の効果でカード化した赤い煙だが、今はおとなしくしている。いや、逆に何もできないのかもしれない。

 真の効果でカード化した場合、召喚にはランクに応じたカードを捧げる必要がある。それを捧げるまでは、赤い煙の召喚は一切できない。ある意味これは、封印状態とも言えるだろう。

 赤い煙の力が必要になる時など、果たして来るのだろうか? けれどもカード化される際に、赤い煙は必ず自分を頼るはずだろうと笑っていた。

 どこからその自信が来たのかは不明だが、可能性はゼロではない。他の属性の魔王や、属性の勇者、更にはまだ見ぬ転移者たちがいるのである。

 この五年の間に、今の俺では手に負えない状況におちいることもあるかもしれない。

 そのときにもしかしたら、赤い煙を召喚する可能性は十分にあった。

 一応赤い煙を召喚するために必要な生贄には、不完全な勇聖ゆうせいなる冥戦めいせんのフレッシュゴーレムがある。

 力の差では天と地ほども違うが、ランク的には同じだった。なのでやろうと思えば、即座に赤い煙を召喚することも可能なのである。

 超直感を通じて金目と銀目からも、それができるというお墨付きを得ていた。

 まあ赤い煙を召喚するのは、あったとしても当分先のことだろう。今はこのまま、おとなしく封印させておくことにする。

 とりあえずはこれで、現状できることはたぶんもう無いはずだ。もしあったとしても、他は特に思い出せない。

 仮にあったとしても、現状そこまで重要なことではないのだろう。それにそのときは、またそのときに対処をすればいい。

 そうしてやることを終えた俺はしばらくの間、城のダンジョンで平和な日々を送るのだった。

 城内や城下町を再度観光したり、ギルンやエンヴァーグたちとの手合わせ、また配下たちの召喚を行う。

 更にはアロマやルルリア、他の配下たちを大陸中に派遣したり、五年間召喚しっぱなしだったアサシンクロウやレイス、ハイレイスなどの配下を一度回収したりもした。

 ちなみにアサシンクロウやレイス、ハイレイスは進化の兆しは無かったものの、個がある程度芽生えており、生贄や融合素材にするのは出来なくなってしまう。

 一応生贄などには実際のところ可能だが、心情的に俺は、それを良しとしなかったのだ。

 なので個が芽生えているアサシンクロウやレイス、ハイレイスたちは、そのまま城のダンジョンに譲渡することにした。

 五年間城のダンジョンなどで働いていたことにより、アサシンクロウやレイス、ハイレイスたちがそれを望んだというのもある。

 それにより召喚していなかったのを除いて、アサシンクロウは59枚から12枚になってしまい、レイスは129枚から32枚に、ハイレイスは50枚から16枚になってしまう。

 どれも47枚、97枚、34枚と中途半端だったので、50枚、100枚、40枚と枚数を揃えて譲渡し直した。

 その結果手持ちのアサシンクロウは9枚、レイスは29枚、ハイレイスは10枚にまで減少してしまう。

 しかし俺はそれについて、特に後悔はしていなかった。また旅を再開すれば、同じ種族をカード化する機会もあることだろう。

 それに配下が自分の意思で道を切り開いたなら、それを尊重するべきである。俺はこれでも、配下のそうした成長を楽しみにしていた。

 なのでアサシンクロウやレイス、ハイレイスたちには、これからも城のダンジョンで頑張ってもらいたい。

 ちなみに譲渡した相手は、女王とアルハイドである。内訳はどうするか話し合った結果、半々になった。状況に応じて、お互いに派遣し合うらしい。

 また譲渡はしたが、ユメリカのレイちゃんのように、特殊な進化をすることはなかった。たぶんだが、進化条件を満たしていなかったのだろう。

 ユメリカとレイちゃんの関係を思えば、なんとなくその条件が見えてくる。

 一応その考察について教えると、アルハイドはとても興奮していた。逆に女王は俺の信者ではないので、他の条件を満たして譲渡をし直したところで、アサシンクロウたちが進化をすることは無いだろう。

 アルハイドの方は条件を満たすために、色々と頑張るかもしれない。もしそれが実現したら、俺としてもその条件が確定するので、決して悪いことではなかった。

 それと女王にもこの機会に、俺の加護を与えている。どうやら配下や信者ではなくとも、加護は一応与えられるらしい。

 ただ消費神力は通常の十倍で、なおかつ効果は少し低かった。そんな加護の内容は、こんな感じである。


 名称:ジンジフレの加護(未)
 効果
 ・ランダムに属性適性か装備適性を一つ得る。
 ・信者になった際に、信者スキルを獲得する条件が緩和される。
 ・この加護は信者になり、信者スキルを獲得することで更新される。


 信者スキル関連の効果は消えているが、適性関連は変わらずそのままだ。

 また信者になった際に、信者スキルを獲得する条件が緩和されるらしい。

 だとしたら信者になってほしい人に渡す、お試し版の加護という感じだろうか。

 しかしそれでも、属性適性か装備適性のどちらかをリスク無しで手に入れられるのは、それだけで異常らしい。

 ちなみに女王は俺のことを仲間だと思っているので、信者になることはないようだ。アルハイドは必死に勧誘をしていたが、それを断っているらしい。

 ただ表向きは、女王もジンジフレ教の信者とのこと。それはジンジフレ教がこの国の国教であり、加えて大陸を救った実話で、なおかつ国を団結させる神話であるからだ。

 色々と、そういった複雑な事情があるらしい。

 そうしてその後は城で日々を過ごしながら、世話になった人や気になる人にも、加護を少しずつ与えていった。

 無駄にばらまくつもりはなかったが、この国では様々な関りがあったので、結果的に増えてしまったのである。

 ついでに守護者の指輪についても、先に女王へと返していた。俺の維持コストが異次元レベルで上昇しているので、城のダンジョンには負担が大きすぎるのだ。

 眠っている間はその状態を利用することで、俺自身の維持コストについては、ほとんどかからないようにしていたらしい。

 かかっていたのは、召喚されていた俺の配下たちの分だけのようだった。

 しかしこうして俺が目覚めてしまった以上、今後はそうもいかないだろう。俺がいるだけで、一日の収支が大きくマイナスになるらしい。

 なので俺は、城の守護者を辞したのである。少し寂しい気持ちだが、これはもう仕方がない。

 それに俺から切り出さなければ、女王は何も言わなかった可能性がある。どうにか黒字にするために、奔走ほんそうすることになったのは間違いない。

 俺も女王に負担をかけるのは、本意ではなかった。これまで苦労してきたのだから、今後はもう少し安らかな日々を送ってほしい。

 なにより今でも、大陸の復興で忙しくしているのだ。俺自身が負担になる訳にはいかなかった。

 しかしこうして守護者ではなくなっても、城のダンジョンに何かあれば、これまで通り助けるつもりでいる。

 それにこの国は俺を神として崇めているので、ある意味俺は、この国全体の守護神であるかもしれない。

 なので旅に出た後も、俺が抜けた穴埋めについては、何かしら考えようと思う。

 そんなことを思いながらも、平穏な日々が何日か過ぎていく。

 するとそれと同時に、ようやく金目と銀目から、神授スキルの拡張が完了したことを告げられたのであった。
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