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第六章
201 動き出す状況
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「教会の魔法陣に酷似した模様ですか? あれは、勇者召喚の魔法陣でございます」
「勇者召喚の魔法陣?」
表の城に戻ってきた俺は、さっそくシャーリーに教会にあった魔法陣について訊いてみた。
するとその内容は、驚くことに勇者召喚の魔法陣だという。
「はい、もちろん模したものですが、実際に存在した魔法陣になります。
大昔に現れた魔王を討伐するために、創造神様が教会を通じて召喚したのが勇者様です。その時に残った魔法陣を模して、各地の教会に描いているのです」
「なるほど」
この世界にはどうやら、勇者や魔王が存在していたらしい。
魔王と聞くと、ゲヘナデモクレスのような存在が思い浮かぶ。
もし敵対するようなことがあれば、今の俺でも勝てるか分からない。
仮に今後勇者や魔王、どちらかと遭遇した際には、十分に注意をした方がいいだろう。
それともしかして、俺たち転移者は勇者召喚となにか関係があるのだろうか?
この世界に現れた魔王的な存在を倒すことが、転移者をこの世界に呼んだ理由の可能性もある。
転移者同士が殺し合うように誘導しているのは、蟲毒的な意味があったのかもしれない。
毒虫たちを喰い合わせて、最強の一匹を作り出す的な感じだ。
一つの可能性として、これは覚えておこう。
とりあえず教会にあった魔法陣については、知ることができたので良しとしておく。
その後は適当な会話を交わしたあと、俺は与えられた客室に戻った。
表の城下町であったことは、現状シャーリーにも秘密にしておく。
誰かに話していい事かも分からないし、俺の直感のエクストラもその方がいいと告げている気がした。
そうして俺が部屋に戻ってから、何事もなく三日間が過ぎる。
スキルオーブの仕分けをしたり、配下たちと交友を深めているとあっという間だった。
レフも俺が与えた疾風のバンダナに、大変満足している。
緑色をベースに、風を表現した白色の線がいくつも描かれている一品だ。
レフがグレイウルフの頃に着けていた、赤いバンダナを思い出す。
あれは進化の時に失われてしまったので、次の進化では外すかどうかその前に考えておく必要があるだろう。
ちなみに指輪やバングルなどは、レフには与えていない。
理由は縮小を普段使いしているレフが元のサイズに戻った際に、おそらくはじけ飛ぶからだ。
なのでサイズが自動的に調整される物でないと、安易に与えられないのである。
また大きな出来事といえば、ようやく女王からダンジョンの外に出る許可が出された。
これで、他の宝珠を手に入れられる。
既に二か所とも場所は判明しており、召喚転移で近くに移動することが可能だ。
加えて準備についてもこの三日間で十分に整えているので、何も問題は無い。
女王たちにも話は通してあるし、何かあれば守護者の繋がりから女王が知らせてくれるだろう。
「ジン君なら大丈夫だと思うけど、気をつけてね」
「ジン殿の活躍を、是非帰ってきた時に聞かせてくだされ!」
「僕もジン君が帰ってくるまでに、アレを仕上げておくよ!」
「ジン様、いってらっしゃいませ」
そんな風に、女王たちから見送りの言葉をもらう。
「ああ、行ってくる」
「にゃにゃん!」
俺とレフは軽く返事をすると、召喚転移を発動するのだった。
◆
そしてやってきたのは、どこまでも続く沼地。
毒々しい色の泥沼を見ると、ボコボコと気泡がいくつも発生しては割れていく。
周囲を見渡すと枯れた木々が沼に埋まるようにして、直立している。
あとはまるで島のように、土の陸地が無数にあった。
そのうちの一つに、俺とレフはいる。
「これは、思った以上に臭いな」
「うにゃにゃっ」
毒々しい色の泥沼、その汚泥の悪臭に、つい愚痴をこぼしてしまう。
レフもこれには困ったように、顔をしかめる。
この沼地は、ゾンビで出汁でもとっているのだろうか?
そう考えてしまうほどに、強烈な悪臭が鼻腔を刺激する。
はぁ、これは鼻が麻痺するのを待つしかなさそうだ。
まったく、嫌な場所に来てしまったな。
しかし、この先に宝珠の一つがあることは間違いない。
この沼地は、塔とは違いフィールド型のダンジョンのようだ。
階層は浅層、中層、深層と大雑把に分けると三つとなるらしい。
ダンジョンの情報は、話せる範囲で女王から聞いていた。
他のダンジョンの情報を話すのにも制限があるようで、流石にどのようなボスがいるかまでは聞けていない。
まあ、そもそも女王は他のダンジョンの詳細をそこまで知らないらしく、制限が無くても関係なかったが。
ただダンジョンを運営していることもあり、大雑把な内容からでもある程度の推測はできるみたいである。
上記の情報についても、そうした推測を元に教えてもらった感じだ。
ちなみにアサシンクロウを飛ばして先へと向かわせたとしても、自動的に外側へと戻される。
……そう思っていたのだが、普通に行けてしまった。
フィールド型ダンジョンの場合、そうした穴を突けるみたいである。
なので行こうと思えば、召喚転移で深層まで移動することは可能だ。
沼地のダンジョンは、想像以上に広い。
普通に歩いて向かうとすれば、大変な労力と時間を要するだろう。
だがそうだとしても、すぐには向かわない。
せっかく来たダンジョンなので、ある程度は探索をしようと思う。
初見のモンスターもいるだろうし、配下の戦闘経験を積むのにちょうどいい敵も現れるかもしれない。
なので俺は、沼地のダンジョンの浅層から探索することを決める。
レフはこの悪臭から早く解放されたいみたいで、さっさと攻略して欲しいみたいだが、そこは諦めてもらう。
そういう訳でさっそく探索を始めたいところだが、この毒々しい汚泥に足を踏み入れるのは勇気がいる。
とりあえず実験で、召喚したゴブリンに入らせることにした。
「すまないが、行ってくれ」
「ごっぶ!」
俺の命令を喜んで聞いたゴブリンが、沼地へと入っていく。
特に身体に異常は無いようで、見た目に反して毒沼ではないらしい。
そうしてしばらくは問題なく進んでいたが、突如として異変が発生した。
「ごぶがぁ!?」
ゴブリンがモンスターによって、泥沼の中へと引きずり込まれる。
一瞬鋏のようなものが見えたので、俺はもしやと思い鑑定を発動させた。
種族:ボーンクラブ
種族特性
【生命探知】【鋏強化(小)】
【闇属性耐性(小)】
「ボーンクラブ……?」
俺はゴブリンがやられる前にカードへと戻し、レフのダークネスチェインでボーンクラブを引き上げさせる。
鎖の中で藻掻くボーンクラブは、ぱっと見はあのマッドクラブとそっくりだった。
茶色い小型犬サイズのカニであり、強烈な臭いを発しているものの、そこは生活魔法の清潔を発動すれば問題なさそうである。
だが俺は何となく、このボーンクラブという種族名に嫌な予感がしていた。
しかし確かめてみなければ分からないと自分に言い聞かせて、双骨牙を抜くと、俺はボーンクラブの足を斬り飛ばす。
「……まあ、そうだよな……」
そして斬り飛ばした足の断面を見ると、中は空洞だった。
念のため胴体を半分に斬ってみるが、同様に何も無い。
つまりボーンクラブというのは、外骨格だけのカニなのだ。
当然、食べることのできる身があるはずもない。
「なんという、がっかりマッドクラブ……」
俺は思わず膝をついて、軽く落ち込んだ。
ここで数が残り僅かになったマッドクラブを補充できるかもしれないと、一瞬思っただけに落胆してしまう。
「にゃにゃん」
俺が落ち込んだのを見て、レフが慰めの言葉を送ってくれる。
「はぁ、まあ無い物は仕方がない。諦めよう」
俺はがっかりマッドクラブ、ボーンクラブを一応カード化した。
これでも、初見のモンスターであることには変わりない。
使えないモンスターでも、最低十枚ほど集めるのが俺のポリシーだ。
故にボーンクラブも、見つけ次第あと九匹はカード化をする予定である。
さて、沼に毒が無いことは判明したし、配下を何体か召喚しよう。
気持ちを切り替えて、俺はダンジョン探索へと舵を切る。
今回は、沼地という動きづらいことを考慮した布陣にしなければいけない。
なので下半身がグリーンキャタピラーと同じであるジョンや、動きが遅いトーンはやめておこう。
できれば沼地の影響をあまり受けない、飛行できる個体がいいと思われる。
浅層という事も配慮して、数もそんなには必要無い。
であれば今回召喚するのは、こいつらにしよう。
そう判断を下した俺は、この場に適した配下を召喚するのだった。
「勇者召喚の魔法陣?」
表の城に戻ってきた俺は、さっそくシャーリーに教会にあった魔法陣について訊いてみた。
するとその内容は、驚くことに勇者召喚の魔法陣だという。
「はい、もちろん模したものですが、実際に存在した魔法陣になります。
大昔に現れた魔王を討伐するために、創造神様が教会を通じて召喚したのが勇者様です。その時に残った魔法陣を模して、各地の教会に描いているのです」
「なるほど」
この世界にはどうやら、勇者や魔王が存在していたらしい。
魔王と聞くと、ゲヘナデモクレスのような存在が思い浮かぶ。
もし敵対するようなことがあれば、今の俺でも勝てるか分からない。
仮に今後勇者や魔王、どちらかと遭遇した際には、十分に注意をした方がいいだろう。
それともしかして、俺たち転移者は勇者召喚となにか関係があるのだろうか?
この世界に現れた魔王的な存在を倒すことが、転移者をこの世界に呼んだ理由の可能性もある。
転移者同士が殺し合うように誘導しているのは、蟲毒的な意味があったのかもしれない。
毒虫たちを喰い合わせて、最強の一匹を作り出す的な感じだ。
一つの可能性として、これは覚えておこう。
とりあえず教会にあった魔法陣については、知ることができたので良しとしておく。
その後は適当な会話を交わしたあと、俺は与えられた客室に戻った。
表の城下町であったことは、現状シャーリーにも秘密にしておく。
誰かに話していい事かも分からないし、俺の直感のエクストラもその方がいいと告げている気がした。
そうして俺が部屋に戻ってから、何事もなく三日間が過ぎる。
スキルオーブの仕分けをしたり、配下たちと交友を深めているとあっという間だった。
レフも俺が与えた疾風のバンダナに、大変満足している。
緑色をベースに、風を表現した白色の線がいくつも描かれている一品だ。
レフがグレイウルフの頃に着けていた、赤いバンダナを思い出す。
あれは進化の時に失われてしまったので、次の進化では外すかどうかその前に考えておく必要があるだろう。
ちなみに指輪やバングルなどは、レフには与えていない。
理由は縮小を普段使いしているレフが元のサイズに戻った際に、おそらくはじけ飛ぶからだ。
なのでサイズが自動的に調整される物でないと、安易に与えられないのである。
また大きな出来事といえば、ようやく女王からダンジョンの外に出る許可が出された。
これで、他の宝珠を手に入れられる。
既に二か所とも場所は判明しており、召喚転移で近くに移動することが可能だ。
加えて準備についてもこの三日間で十分に整えているので、何も問題は無い。
女王たちにも話は通してあるし、何かあれば守護者の繋がりから女王が知らせてくれるだろう。
「ジン君なら大丈夫だと思うけど、気をつけてね」
「ジン殿の活躍を、是非帰ってきた時に聞かせてくだされ!」
「僕もジン君が帰ってくるまでに、アレを仕上げておくよ!」
「ジン様、いってらっしゃいませ」
そんな風に、女王たちから見送りの言葉をもらう。
「ああ、行ってくる」
「にゃにゃん!」
俺とレフは軽く返事をすると、召喚転移を発動するのだった。
◆
そしてやってきたのは、どこまでも続く沼地。
毒々しい色の泥沼を見ると、ボコボコと気泡がいくつも発生しては割れていく。
周囲を見渡すと枯れた木々が沼に埋まるようにして、直立している。
あとはまるで島のように、土の陸地が無数にあった。
そのうちの一つに、俺とレフはいる。
「これは、思った以上に臭いな」
「うにゃにゃっ」
毒々しい色の泥沼、その汚泥の悪臭に、つい愚痴をこぼしてしまう。
レフもこれには困ったように、顔をしかめる。
この沼地は、ゾンビで出汁でもとっているのだろうか?
そう考えてしまうほどに、強烈な悪臭が鼻腔を刺激する。
はぁ、これは鼻が麻痺するのを待つしかなさそうだ。
まったく、嫌な場所に来てしまったな。
しかし、この先に宝珠の一つがあることは間違いない。
この沼地は、塔とは違いフィールド型のダンジョンのようだ。
階層は浅層、中層、深層と大雑把に分けると三つとなるらしい。
ダンジョンの情報は、話せる範囲で女王から聞いていた。
他のダンジョンの情報を話すのにも制限があるようで、流石にどのようなボスがいるかまでは聞けていない。
まあ、そもそも女王は他のダンジョンの詳細をそこまで知らないらしく、制限が無くても関係なかったが。
ただダンジョンを運営していることもあり、大雑把な内容からでもある程度の推測はできるみたいである。
上記の情報についても、そうした推測を元に教えてもらった感じだ。
ちなみにアサシンクロウを飛ばして先へと向かわせたとしても、自動的に外側へと戻される。
……そう思っていたのだが、普通に行けてしまった。
フィールド型ダンジョンの場合、そうした穴を突けるみたいである。
なので行こうと思えば、召喚転移で深層まで移動することは可能だ。
沼地のダンジョンは、想像以上に広い。
普通に歩いて向かうとすれば、大変な労力と時間を要するだろう。
だがそうだとしても、すぐには向かわない。
せっかく来たダンジョンなので、ある程度は探索をしようと思う。
初見のモンスターもいるだろうし、配下の戦闘経験を積むのにちょうどいい敵も現れるかもしれない。
なので俺は、沼地のダンジョンの浅層から探索することを決める。
レフはこの悪臭から早く解放されたいみたいで、さっさと攻略して欲しいみたいだが、そこは諦めてもらう。
そういう訳でさっそく探索を始めたいところだが、この毒々しい汚泥に足を踏み入れるのは勇気がいる。
とりあえず実験で、召喚したゴブリンに入らせることにした。
「すまないが、行ってくれ」
「ごっぶ!」
俺の命令を喜んで聞いたゴブリンが、沼地へと入っていく。
特に身体に異常は無いようで、見た目に反して毒沼ではないらしい。
そうしてしばらくは問題なく進んでいたが、突如として異変が発生した。
「ごぶがぁ!?」
ゴブリンがモンスターによって、泥沼の中へと引きずり込まれる。
一瞬鋏のようなものが見えたので、俺はもしやと思い鑑定を発動させた。
種族:ボーンクラブ
種族特性
【生命探知】【鋏強化(小)】
【闇属性耐性(小)】
「ボーンクラブ……?」
俺はゴブリンがやられる前にカードへと戻し、レフのダークネスチェインでボーンクラブを引き上げさせる。
鎖の中で藻掻くボーンクラブは、ぱっと見はあのマッドクラブとそっくりだった。
茶色い小型犬サイズのカニであり、強烈な臭いを発しているものの、そこは生活魔法の清潔を発動すれば問題なさそうである。
だが俺は何となく、このボーンクラブという種族名に嫌な予感がしていた。
しかし確かめてみなければ分からないと自分に言い聞かせて、双骨牙を抜くと、俺はボーンクラブの足を斬り飛ばす。
「……まあ、そうだよな……」
そして斬り飛ばした足の断面を見ると、中は空洞だった。
念のため胴体を半分に斬ってみるが、同様に何も無い。
つまりボーンクラブというのは、外骨格だけのカニなのだ。
当然、食べることのできる身があるはずもない。
「なんという、がっかりマッドクラブ……」
俺は思わず膝をついて、軽く落ち込んだ。
ここで数が残り僅かになったマッドクラブを補充できるかもしれないと、一瞬思っただけに落胆してしまう。
「にゃにゃん」
俺が落ち込んだのを見て、レフが慰めの言葉を送ってくれる。
「はぁ、まあ無い物は仕方がない。諦めよう」
俺はがっかりマッドクラブ、ボーンクラブを一応カード化した。
これでも、初見のモンスターであることには変わりない。
使えないモンスターでも、最低十枚ほど集めるのが俺のポリシーだ。
故にボーンクラブも、見つけ次第あと九匹はカード化をする予定である。
さて、沼に毒が無いことは判明したし、配下を何体か召喚しよう。
気持ちを切り替えて、俺はダンジョン探索へと舵を切る。
今回は、沼地という動きづらいことを考慮した布陣にしなければいけない。
なので下半身がグリーンキャタピラーと同じであるジョンや、動きが遅いトーンはやめておこう。
できれば沼地の影響をあまり受けない、飛行できる個体がいいと思われる。
浅層という事も配慮して、数もそんなには必要無い。
であれば今回召喚するのは、こいつらにしよう。
そう判断を下した俺は、この場に適した配下を召喚するのだった。
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