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第十章
SS 老婆になったエリシャの過去 ④
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※推奨読了話数149話までくらいです。
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自称ハイエルフが六人そろってからは、とても順調に物事が進んでいた。
若者を中心に多くのエルフからの支持を得るようになっていき、権力者も契約で縛ることで、裏から支配し始めている。
けれどもそんなティニアたちの行動は、中央と呼ばれるエルフの首都で問題になっていた。
だがしかし昔ながらのエルフは排他的だが、同じエルフということでどこか危機感に疎く、ティニアたちへの対策が遅れてしまう。
結果気がつけば、簡単に排除できないレベルで問題が広がってしまったのである。
またその頃にはティニアたちは妖精の森に拠点を築き、これまでクイーンフェアリーが管理していた国境門も開いたことで、活用し始めた。
この国境門は基本的にクイーンフェアリーが配下を使って防衛等をしており、難しい場合はエルフに援軍要請などをして、これまで管理していたのである。
しかしそのクイーンフェアリーがいなくなったことで、その管理は実質的にティニアへと移っていた。
そしてティニアはこの国境門を使い、貿易をすることを思いついたのである。
更にはエルオの固定化が国境門にも上手く発動して、閉じることが無くなった。
これにより妖精の森の価値が上昇したことで、ティニアはこの地を自称ハイエルフの拠点にすることを決めたのである。
そして拠点にするに際して、何か象徴となる物を欲した。
結果ティニアは、ハイエルフと妖精の森という単語から、ユグドラシルの大樹を連想したのである。
幸いエリシャの神授スキルであれば、ユグドラシルを創り出すことも難しくはないと考えていた。
故にティニアは、エリシャにユグドラシルを創り出すことを命じたのである。
最初はそこまで深く考えず、エリシャはそれに頷いた。けれども次第にこれがとても難しいことであり、実現するには自身の命をかける必要があることを理解してしまう。
なのでエリシャは、そのことをティニアに告げて、ユグドラシルを創ることを諦めてもらおうとした。
このまま続けて無理にでも創ろうとすれば、自分の命が危ないことも当然伝えている。
だがそんなティニアの回答は、無慈悲にも続行を命じるものだった。しかも契約を発動させて、強制的にユグドラシルを創り出すことを命じたのである。
それによりエリシャは自身の意思とは反して、神授スキルを発動させた。その結果として、この大陸にユグドラシルが誕生したのである。
しかしその代償として、エリシャの容姿は老婆となり果ててしまい、寿命も残り僅かになってしまう。
またユグドラシルを創り出す際には、とてつもない苦痛が伴い、エリシャの精神はズタボロになってしまった。
そんなことがあったこともあり、エリシャのティニアに対する感情は完全に裏返り、憎悪へと変わってしまったのである。
けれどもエリシャには、ティニアをどうにかする力は残されていなかった。
それに強制されたとはいえ、自身の生命力を使って創り出したユグドラシルに対して、エリシャは母性のような愛情が芽生えていたのである。
なのでエリシャは、自ら進んでユグドラシルの管理を名乗り出た。
また表面上は引き続き、ティニアへの忠誠を誓っていたのである。いつの日か、ティニアを葬ることを夢に見ながら。
そんな中で唯一信用できるのは、もはやルフルフだけである。
ボンバー、カルトス、エルオは、エリシャが老婆になったことで、態度が一変していた。
肝心のティニアといえば、エリシャへの態度こそ変わらないものの、出会った頃とは全く違う、堕落した生活を送り始めている。
若いエルフの男を自室に招いては、毎晩交わっていた。更にこれまでは自ら動くことが多かったのが嘘のように、他人まかせになっている。
重要なことには流石に動くものの、もはやあの頃エリシャがお姉ちゃんと呼んで尊敬していたティニアは、もうどこにも存在してはいない。
エリシャは何故こうなってしまったのだろうと悩みながら、自称ハイエルフの一員として働き続けた。
そしてしばらく経った頃、運命の日が訪れる。ティニアを倒してくれる存在が、とうとう現れたのだ。
しかしそれは同時に、また新たな悲劇に繋がることを、この時のエリシャはまだ知らなかった。
何かが違っていれば、エリシャは平穏な生活を送っていただろう。
もしかしたら、幸せに繋がる出会いがあったかもしれない。
ティニアと出会わず、自らの意志で村に行っていれば……。
けれどもそれは、単なるたらればである。
実際の運命とは残酷なものであり、エリシャの手からは、ことごとくそれは零れ落ちていった。
結果としてエリシャはユグドラシルに取り込まれて、永遠に魔力を供給する存在へとなってしまったのである。
不幸中の幸いなのは、自我がほとんど消えていることだろう。だが同時に、完全に消えたわけでもなかった。
ユグドラシルの中で、エリシャはときよりぼんやりとした意識の中で、幸せだったあの頃を思い出している。
エリシャがティニアとルフルフとの三人で、冒険者として活動していたあのときだ。その頃がエリシャにとって、最も幸せだった頃である。
またそのときは不思議と、負の感情や痛みなどはない。夢心地で、穏やかな状態だった。
ある意味エリシャはこのとき、様々な苦痛から解放されていたのである。
そうしてユグドラシルが健在であり続け、エリシャを何らかの理由から解き放つことがない限り、エリシャはユグドラシルと共にあり続けるだろう。
永遠にエリシャは、こうして幸せな夢を見続けるのである。
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自称ハイエルフが六人そろってからは、とても順調に物事が進んでいた。
若者を中心に多くのエルフからの支持を得るようになっていき、権力者も契約で縛ることで、裏から支配し始めている。
けれどもそんなティニアたちの行動は、中央と呼ばれるエルフの首都で問題になっていた。
だがしかし昔ながらのエルフは排他的だが、同じエルフということでどこか危機感に疎く、ティニアたちへの対策が遅れてしまう。
結果気がつけば、簡単に排除できないレベルで問題が広がってしまったのである。
またその頃にはティニアたちは妖精の森に拠点を築き、これまでクイーンフェアリーが管理していた国境門も開いたことで、活用し始めた。
この国境門は基本的にクイーンフェアリーが配下を使って防衛等をしており、難しい場合はエルフに援軍要請などをして、これまで管理していたのである。
しかしそのクイーンフェアリーがいなくなったことで、その管理は実質的にティニアへと移っていた。
そしてティニアはこの国境門を使い、貿易をすることを思いついたのである。
更にはエルオの固定化が国境門にも上手く発動して、閉じることが無くなった。
これにより妖精の森の価値が上昇したことで、ティニアはこの地を自称ハイエルフの拠点にすることを決めたのである。
そして拠点にするに際して、何か象徴となる物を欲した。
結果ティニアは、ハイエルフと妖精の森という単語から、ユグドラシルの大樹を連想したのである。
幸いエリシャの神授スキルであれば、ユグドラシルを創り出すことも難しくはないと考えていた。
故にティニアは、エリシャにユグドラシルを創り出すことを命じたのである。
最初はそこまで深く考えず、エリシャはそれに頷いた。けれども次第にこれがとても難しいことであり、実現するには自身の命をかける必要があることを理解してしまう。
なのでエリシャは、そのことをティニアに告げて、ユグドラシルを創ることを諦めてもらおうとした。
このまま続けて無理にでも創ろうとすれば、自分の命が危ないことも当然伝えている。
だがそんなティニアの回答は、無慈悲にも続行を命じるものだった。しかも契約を発動させて、強制的にユグドラシルを創り出すことを命じたのである。
それによりエリシャは自身の意思とは反して、神授スキルを発動させた。その結果として、この大陸にユグドラシルが誕生したのである。
しかしその代償として、エリシャの容姿は老婆となり果ててしまい、寿命も残り僅かになってしまう。
またユグドラシルを創り出す際には、とてつもない苦痛が伴い、エリシャの精神はズタボロになってしまった。
そんなことがあったこともあり、エリシャのティニアに対する感情は完全に裏返り、憎悪へと変わってしまったのである。
けれどもエリシャには、ティニアをどうにかする力は残されていなかった。
それに強制されたとはいえ、自身の生命力を使って創り出したユグドラシルに対して、エリシャは母性のような愛情が芽生えていたのである。
なのでエリシャは、自ら進んでユグドラシルの管理を名乗り出た。
また表面上は引き続き、ティニアへの忠誠を誓っていたのである。いつの日か、ティニアを葬ることを夢に見ながら。
そんな中で唯一信用できるのは、もはやルフルフだけである。
ボンバー、カルトス、エルオは、エリシャが老婆になったことで、態度が一変していた。
肝心のティニアといえば、エリシャへの態度こそ変わらないものの、出会った頃とは全く違う、堕落した生活を送り始めている。
若いエルフの男を自室に招いては、毎晩交わっていた。更にこれまでは自ら動くことが多かったのが嘘のように、他人まかせになっている。
重要なことには流石に動くものの、もはやあの頃エリシャがお姉ちゃんと呼んで尊敬していたティニアは、もうどこにも存在してはいない。
エリシャは何故こうなってしまったのだろうと悩みながら、自称ハイエルフの一員として働き続けた。
そしてしばらく経った頃、運命の日が訪れる。ティニアを倒してくれる存在が、とうとう現れたのだ。
しかしそれは同時に、また新たな悲劇に繋がることを、この時のエリシャはまだ知らなかった。
何かが違っていれば、エリシャは平穏な生活を送っていただろう。
もしかしたら、幸せに繋がる出会いがあったかもしれない。
ティニアと出会わず、自らの意志で村に行っていれば……。
けれどもそれは、単なるたらればである。
実際の運命とは残酷なものであり、エリシャの手からは、ことごとくそれは零れ落ちていった。
結果としてエリシャはユグドラシルに取り込まれて、永遠に魔力を供給する存在へとなってしまったのである。
不幸中の幸いなのは、自我がほとんど消えていることだろう。だが同時に、完全に消えたわけでもなかった。
ユグドラシルの中で、エリシャはときよりぼんやりとした意識の中で、幸せだったあの頃を思い出している。
エリシャがティニアとルフルフとの三人で、冒険者として活動していたあのときだ。その頃がエリシャにとって、最も幸せだった頃である。
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ある意味エリシャはこのとき、様々な苦痛から解放されていたのである。
そうしてユグドラシルが健在であり続け、エリシャを何らかの理由から解き放つことがない限り、エリシャはユグドラシルと共にあり続けるだろう。
永遠にエリシャは、こうして幸せな夢を見続けるのである。
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