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第百三十七話 ファンのやんちゃ姫
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あいとセイは領主の牢獄の前にいた。
重罪人のあいとセイは、別々の牢に入れようとする、衛兵達から暴行を受けていた。
あいからどうしても離れようとしないセイを、あるものは棒で打ち付け、あるものは蹴り飛ばし、又あるものは拳で殴り飛ばした。
目の前で痛めつけられるセイを見ても、あいはまゆ一つ動かさず、ボーーと突っ立ったままだった。
あまりの暴力の為流石のセイも、力が弱まりあいから引き剥がされた。
その途端、セイは泣き叫び暴れ出す。
「おかーーさまーー」
「おかーーさまーー」
セイの悲しい悲鳴のような叫びは、セイの体を笑いながら棒で殴っていた者達の心までえぐった。
「これ、なにをしておる」
「離してやれ」
ここに領主がやってきた。
「お前達は聞いていないのか」
「頭の潰れた主従を見つけたら届け出よ」
「これは、王命であるぞ」
「しかし、このもの達は、何の罪も無い村人を五人も殺したのですよ」
「この者達を見よ、本当にそんな事をするように見えるのか」
「村人の訴えでは、この二人が、村人を拐かし廃屋に連れ込み惨殺したと」
「もしそうなら、お前達はとっくに惨殺されておるのー」
「見ておられたのですか」
「ふふふ、お前達の暴行に対してどういう行動をとるのか、そこの影で見ておった……」
「とても殺人鬼とは思えんのー」
「時として善良な村人も、魔が差すこともある」
「村人が、すべて真実を言っているとも思えぬ」
「そして、この者達は東の村で、村の子供達を救った者達の特徴と酷似している」
「なんと呼ばれているか知っているか」
衛兵達は、首を振る。
「聖女様だ」
「以後丁重に扱え」
ファン国、国王シアンは、困っていた。
貧乏な国に熱病がはやり、老人や小さな子供が大勢死んでいる。
なんとか手を打ちたいのだが、解決策が何も無かった。
そんなとき、聖女が現れ熱病に苦しむ村人を、全員全て瞬時に治したと。
聖女の、特徴がすごかった、そんな人間がこの世に存在するのか、耳を疑った。
頭が右目まで半分つぶれ血を流す女を、おか様と呼び大切に扱い、白い姿をしていると。
国中の役人にその様な者を見たら、丁重に扱い王の前に連れてくるように厳命した。
そんな者がいるとも思えなかったが、藁をも掴む思いで命じた。
「陛下!!」
「どうした、聖女様が見つかりました」
「何!!」
「直ぐに会いに行く」
「護衛に準備させろ」
「魔道士ビビも一緒に来るように伝えよ」
「はは!」
国王シアンは急ぎ最北の領地へ移動魔法で飛んだ。
「こちらです」
案内されたのは、領主の屋敷の地下牢だった。
「何故このような場所に」
牢獄の片隅に頭が半分潰れ血だらけの女が小さくなって座っている。
それを包み込むように抱きしめる女。
抱きしめる女は灰色がかってはいるが白くも見える。
「ぎゃああーーーー」
「なにこのふたりーーー」
「ビビ、どうしたのですか」
「シアン様、この二人を直ぐに牢から出して下さい」
「二人供聖女様です」
「頭の無い人の方が強い魔力を感じます」
「ビビあなたよりもですか」
「私の魔力など、この二人に比べれば無いに等しいです」
どうやら、ビビという魔道士は相手の魔力が見えるらしい。
「陛下、この二人は罪人です」
「危険です」
「だーーーはっはっは」
「この二人が悪いことをする気なら、既に全員死んどるわ」
「いいから牢から出せ」
「そして王城へ来ていただくぞ」
こうして、セイとあいはファンの王城へ案内された。
王城の一室で国王シアンと、王国魔道士ビビ、そしてあいとセイの四人だけで話し合いを始めた。
国王シアンは金髪美女で、二十八歳、二人の娘の母。
ビビは赤毛で国王と同じ位の年齢に見える、魔道士である。
あいは椅子に座って相変わらずどこかを見つめている。
セイはそんなあいを後ろから抱きしめて離さない。
「あなた達は、何故、村人を殺したのですか」
「……」
国王シアンが質問するが、二人は何も答えなかった。
「ビビ、言葉が通じないのでしょうか」
「どうやら怯えているみたいです」
「もっと簡単な質問から始めないと」
「では、名前を教えて下さい」
「……セイとおかあ様」
こうして、シアンはゆっくり慌てず優しくセイとあいに接した。
話して行くうちに、セイのことがだんだんわかってきた。
セイの見た目は大人で少し吊り目の美女だが、見た目と違い中身は幼女だった。
大人に不信感と恐怖心を持ち、怯えている。
おおよそ悪意を持たず、とても優しい人物だと言うのがわかった。
そして、あいは、頭の半分を失い、ほとんど何もわからない状態であることがわかった。
「ビビ、すごい人達ですね」
「でもこの出会いはとてもファンにとって幸せな出会いかもしれません」
「そうですね」
「セイ女様、子供達が、病気で苦しんでいます」
「どうか助けてはもらえませんか」
シアンがセイに本題を切り出した。
「はい」
セイは躊躇無く嬉しそうに返事をした。
返事をすると、あいの手を引っ張り
「さあ行きましょう」
直ぐに行こうとした。
これには、シアンもビビも驚いた。
まさか、これほどあっさり引き受けるとは思っていなかった。
シアンとビビは、相当汚い二人を風呂に入れ、茶色いローブと白いローブを着せて、深いフードとマスクで顔がわからないようにした。
あいに茶色のローブ、セイに白いローブを着せた。
あいを茶色にしたのは、血がにじんでも目立たないようにする為と、ファンの国色が茶色だったためだ。
病人は、大きな神殿の様な建物に集められていた。
この中に入るとセイは、患者の体に少しだけ触れると、次々治していった。
アイと手をつなぎ次々患者を治していると、セイの魔力は一向に減らなかった。
元気になった子供達は、セイとアイの周りに集まり、大人達は笑顔になり感謝をしていた。
シアンとビビは、この光景を見てあごが外れそうなくらい口を開き驚いていた。
疲れを見せず次々治癒魔法を使うセイに、シアンもビビも、心奪われていた。
最初村人を殺したと聞いて、不安もあったが、恐らく殺された村人にも、問題があったとしか思えなかった。
「セイ女様今日はこれで最後です」
「お疲れ様です」
シアンとビビの声がそろっていた。
「あのー」
あってから初めてセイの方から声をかけられた。
シアンとビビはセイに初めて心を開いてもらえた気がして、感動していた。
「なんですか」
シアンが震える声でセイにこたえる。
「私とおかあ様は子供と一緒にいたいです」
シアンとビビはまた感動していた。
「これだけのことをして、要求が子供と一緒に過ごしたい」
「まさにセイ女様です」
二人のつぶやきは重なった。
セイとあいは王宮に連れてこられた。
国王シアンの子供達の部屋だ。
国王シアンには二人の娘がいる。
シオンとシエンの二人、傲慢で我が儘な誰もが手を焼く問題児。
この問題児をおか様とセイ女様に任そうというのだ。
「ぎゃーーー」
「なにこの馬鹿女、ベッドに血を付けやーがりましたわ」
「ビビ様、なんでこんな奴と一緒にいないといけないのですか」
「やかましーー」
「国王陛下からの命令だ」
「今日からこの部屋で」
「四人で過ごしてもらいます」
「わかりましたね」
「言うこと聞かんと私の魔法で焼き殺すぞ」
「ですわ」
ビビはセイ女とおか様に二人を任せて部屋を出た。
シオンとシエンは急に決まった、共同生活に腹を立てていた。
おか様ことあいはこれが子供部屋かーというような、豪華な広い部屋の入り口から、一番遠い角にちんまり座り込んだ。
セイ女はそのおか様に抱き付きずっとじっとしている。
「な、なにこの人たち」
二人は面食らっていた。
「お、おねー様、この人達本当になんなんですかーー」
「恐すぎて一緒にいたくありませーーん」
王宮に二人の大声が響いていた。
重罪人のあいとセイは、別々の牢に入れようとする、衛兵達から暴行を受けていた。
あいからどうしても離れようとしないセイを、あるものは棒で打ち付け、あるものは蹴り飛ばし、又あるものは拳で殴り飛ばした。
目の前で痛めつけられるセイを見ても、あいはまゆ一つ動かさず、ボーーと突っ立ったままだった。
あまりの暴力の為流石のセイも、力が弱まりあいから引き剥がされた。
その途端、セイは泣き叫び暴れ出す。
「おかーーさまーー」
「おかーーさまーー」
セイの悲しい悲鳴のような叫びは、セイの体を笑いながら棒で殴っていた者達の心までえぐった。
「これ、なにをしておる」
「離してやれ」
ここに領主がやってきた。
「お前達は聞いていないのか」
「頭の潰れた主従を見つけたら届け出よ」
「これは、王命であるぞ」
「しかし、このもの達は、何の罪も無い村人を五人も殺したのですよ」
「この者達を見よ、本当にそんな事をするように見えるのか」
「村人の訴えでは、この二人が、村人を拐かし廃屋に連れ込み惨殺したと」
「もしそうなら、お前達はとっくに惨殺されておるのー」
「見ておられたのですか」
「ふふふ、お前達の暴行に対してどういう行動をとるのか、そこの影で見ておった……」
「とても殺人鬼とは思えんのー」
「時として善良な村人も、魔が差すこともある」
「村人が、すべて真実を言っているとも思えぬ」
「そして、この者達は東の村で、村の子供達を救った者達の特徴と酷似している」
「なんと呼ばれているか知っているか」
衛兵達は、首を振る。
「聖女様だ」
「以後丁重に扱え」
ファン国、国王シアンは、困っていた。
貧乏な国に熱病がはやり、老人や小さな子供が大勢死んでいる。
なんとか手を打ちたいのだが、解決策が何も無かった。
そんなとき、聖女が現れ熱病に苦しむ村人を、全員全て瞬時に治したと。
聖女の、特徴がすごかった、そんな人間がこの世に存在するのか、耳を疑った。
頭が右目まで半分つぶれ血を流す女を、おか様と呼び大切に扱い、白い姿をしていると。
国中の役人にその様な者を見たら、丁重に扱い王の前に連れてくるように厳命した。
そんな者がいるとも思えなかったが、藁をも掴む思いで命じた。
「陛下!!」
「どうした、聖女様が見つかりました」
「何!!」
「直ぐに会いに行く」
「護衛に準備させろ」
「魔道士ビビも一緒に来るように伝えよ」
「はは!」
国王シアンは急ぎ最北の領地へ移動魔法で飛んだ。
「こちらです」
案内されたのは、領主の屋敷の地下牢だった。
「何故このような場所に」
牢獄の片隅に頭が半分潰れ血だらけの女が小さくなって座っている。
それを包み込むように抱きしめる女。
抱きしめる女は灰色がかってはいるが白くも見える。
「ぎゃああーーーー」
「なにこのふたりーーー」
「ビビ、どうしたのですか」
「シアン様、この二人を直ぐに牢から出して下さい」
「二人供聖女様です」
「頭の無い人の方が強い魔力を感じます」
「ビビあなたよりもですか」
「私の魔力など、この二人に比べれば無いに等しいです」
どうやら、ビビという魔道士は相手の魔力が見えるらしい。
「陛下、この二人は罪人です」
「危険です」
「だーーーはっはっは」
「この二人が悪いことをする気なら、既に全員死んどるわ」
「いいから牢から出せ」
「そして王城へ来ていただくぞ」
こうして、セイとあいはファンの王城へ案内された。
王城の一室で国王シアンと、王国魔道士ビビ、そしてあいとセイの四人だけで話し合いを始めた。
国王シアンは金髪美女で、二十八歳、二人の娘の母。
ビビは赤毛で国王と同じ位の年齢に見える、魔道士である。
あいは椅子に座って相変わらずどこかを見つめている。
セイはそんなあいを後ろから抱きしめて離さない。
「あなた達は、何故、村人を殺したのですか」
「……」
国王シアンが質問するが、二人は何も答えなかった。
「ビビ、言葉が通じないのでしょうか」
「どうやら怯えているみたいです」
「もっと簡単な質問から始めないと」
「では、名前を教えて下さい」
「……セイとおかあ様」
こうして、シアンはゆっくり慌てず優しくセイとあいに接した。
話して行くうちに、セイのことがだんだんわかってきた。
セイの見た目は大人で少し吊り目の美女だが、見た目と違い中身は幼女だった。
大人に不信感と恐怖心を持ち、怯えている。
おおよそ悪意を持たず、とても優しい人物だと言うのがわかった。
そして、あいは、頭の半分を失い、ほとんど何もわからない状態であることがわかった。
「ビビ、すごい人達ですね」
「でもこの出会いはとてもファンにとって幸せな出会いかもしれません」
「そうですね」
「セイ女様、子供達が、病気で苦しんでいます」
「どうか助けてはもらえませんか」
シアンがセイに本題を切り出した。
「はい」
セイは躊躇無く嬉しそうに返事をした。
返事をすると、あいの手を引っ張り
「さあ行きましょう」
直ぐに行こうとした。
これには、シアンもビビも驚いた。
まさか、これほどあっさり引き受けるとは思っていなかった。
シアンとビビは、相当汚い二人を風呂に入れ、茶色いローブと白いローブを着せて、深いフードとマスクで顔がわからないようにした。
あいに茶色のローブ、セイに白いローブを着せた。
あいを茶色にしたのは、血がにじんでも目立たないようにする為と、ファンの国色が茶色だったためだ。
病人は、大きな神殿の様な建物に集められていた。
この中に入るとセイは、患者の体に少しだけ触れると、次々治していった。
アイと手をつなぎ次々患者を治していると、セイの魔力は一向に減らなかった。
元気になった子供達は、セイとアイの周りに集まり、大人達は笑顔になり感謝をしていた。
シアンとビビは、この光景を見てあごが外れそうなくらい口を開き驚いていた。
疲れを見せず次々治癒魔法を使うセイに、シアンもビビも、心奪われていた。
最初村人を殺したと聞いて、不安もあったが、恐らく殺された村人にも、問題があったとしか思えなかった。
「セイ女様今日はこれで最後です」
「お疲れ様です」
シアンとビビの声がそろっていた。
「あのー」
あってから初めてセイの方から声をかけられた。
シアンとビビはセイに初めて心を開いてもらえた気がして、感動していた。
「なんですか」
シアンが震える声でセイにこたえる。
「私とおかあ様は子供と一緒にいたいです」
シアンとビビはまた感動していた。
「これだけのことをして、要求が子供と一緒に過ごしたい」
「まさにセイ女様です」
二人のつぶやきは重なった。
セイとあいは王宮に連れてこられた。
国王シアンの子供達の部屋だ。
国王シアンには二人の娘がいる。
シオンとシエンの二人、傲慢で我が儘な誰もが手を焼く問題児。
この問題児をおか様とセイ女様に任そうというのだ。
「ぎゃーーー」
「なにこの馬鹿女、ベッドに血を付けやーがりましたわ」
「ビビ様、なんでこんな奴と一緒にいないといけないのですか」
「やかましーー」
「国王陛下からの命令だ」
「今日からこの部屋で」
「四人で過ごしてもらいます」
「わかりましたね」
「言うこと聞かんと私の魔法で焼き殺すぞ」
「ですわ」
ビビはセイ女とおか様に二人を任せて部屋を出た。
シオンとシエンは急に決まった、共同生活に腹を立てていた。
おか様ことあいはこれが子供部屋かーというような、豪華な広い部屋の入り口から、一番遠い角にちんまり座り込んだ。
セイ女はそのおか様に抱き付きずっとじっとしている。
「な、なにこの人たち」
二人は面食らっていた。
「お、おねー様、この人達本当になんなんですかーー」
「恐すぎて一緒にいたくありませーーん」
王宮に二人の大声が響いていた。
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