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幼少編
フェリエッタ(10才)と父の剣
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我は頑張った。
同族召喚の指輪を身に付けていた。オークとゴブリンをグレイプニルで縛り、引きずりながら障害物を蹴散らしながら辺境伯の馬車まできた。
そこでは何故か騎士達に跪かれたカエデに、素振りをしているグラムに、そのグラムをチラチラと見ながらブリュナークを磨いているレミィ、ウム、平常通りである。
「カエデ、済まぬが頼めるか?」
「うん、任せて『操りの種子』」
ツバキの樹木魔法は幅が広い。攻撃、防御はもちろん、回復、補助、強化、弱体化などなど特化した強さはないがほぼ欠点がない。そして、マリオネット・シードはかなりえげつない分類される魔法、魔法の種子を対象に寄生させ操る魔法。欠点は解除すると対象が廃人になる危険な魔法であるが今回なら問題ない。少々、暴れられると面倒ではあるが、更に縛るか。
「もう始めた?」
辺境伯に報告の為に馬車上がっていた父上が降りてきた。
「今からです。父上。カエデ、いけるか?」
「うん、任せて。語れ、お前達にジクロスの指輪を渡したのは誰か?」
その言葉にオークが口を開く
「女を連れたヘラヘラと…紅いロープの薄ら笑いのオ、オトコ、ゲブゲブ」
突然、苦しみだしのたうち回る。
「ツバキ!?」
「違う」
「二人とも、早くそいつを殺して!」
レミィがあわてて声を荒げる。
「なっ、くっこれは」
オーク達が黒い沼へと呑まれていく。
「抜かった、生け贄召喚を仕込まれていたか?」
「えっそれって禁呪? てことは外法召喚師がかかわっている?」
召喚術は使い手は少ないがそれだけに国の管理下にあるのが普通ではあるが、それから外れた法の外にいる召喚術師、そして、裏家業に生きる犯罪者それが外法召喚師、しかも上位存在を強制的に召喚するサクリファイスサモンを使うとはかなり厄介な…さてとなにがでて来るのやら。
「来るわよ」
「ケケケ、次はドンな奴か楽しみだぜ」
「グラムは、気を引き締めていかないと危ないよ」
すでに臨戦体制とは流石は我、友である。
━━ゴゴゴゴゴォ
沼から出てきたのは頭が二つに腕が四本の薄汚れた巨人。しかも禍々しい大剣に、髑髏の意匠が施された弓に悪趣味な金の腕輪に皮鎧か
「フム、エティンとは厄介である」
「フェリ、やべぇのか?」
グラムがワクワクしながら尋ねてきた。
「単純な強さならワイバーン程度、しかしながらあそこまで、装備を整えられると成龍クラスなら一対一なら負けんな」
我の見立てなら並みの装備でもないしな。
「フェリの言うとおり、エティンは粗暴で残忍な狩人よ。見た目はアレだけどそれなりに知能はあるから厄介な巨人なのよ」
レミィはブリュナークを構え魔力を練り上げる。
「『樹縛』」
おっとカエデが先制での行動阻害の魔法か確か、カエデは普段は頼りないが、事が起きた時の早さは随一だ。さてとエンタングル、樹木で相手を束縛する魔法なのだが…さすがにあの巨体、足と腕一つは絡め捕ったるのがやっとか…
「いいわよ。カエデ。穿て『炎槍ファイアジャベリン』」
放たれるは巨大な炎の槍、その槍は一直線に巨人を貫かんと突き進む。流石はレミィだ。あの火力なら、うん? 矢をつがえて何を…否、あの矢は、くっマズイ。巨人が放った矢がレミィの炎槍を呑み込み光輝き、そのままレミィを貫き燃え上がった。
「レミィ!!」
グラムは声を荒げる。
「大丈夫よ。フェリが助けてくれたからね」
グラムの背後から声をかけるレミィ。
ウム、スペルスの矢であったので我はとっさに『ミラーイメージ』でレミィの幻影を作り出し、対象を変更した。そうしなければレミィは死んでおった。しかし厄介、デカイから魔法の効果も薄い、単純な物理も利きにくいし
「さてと、三人とも、どうする? はっきり言って回りに被害を出してよいならなんとか為るが」
「却下ね。それでいいなら私たち全員、全力出せるでしょ?」
「じゃな」
くっ、こんな事なら先日、全力を試すためにダンジョンにて一暴れするのではなかった。あまりにも派手にやり過ぎて怒られたばかりここで地形を変えるようなことになれば母上に怒られる。
「じゃ、ここは僕がやろう」
父上?
「君の剣をかりるね?」
「へっ? あっ、あの」
若い騎士からするりと鞘から抜いて父上は剣を自然と構えた。
「巨人の君には恨みはないけど、まぁ、ごめんね」
父上はそう言って剣を上段の構えから振り下ろす。別にそれが特別というわけでなく、むしろ剣を習うものら一番最初に習う太刀筋。けど、その振るう姿は全ての剣士の理想型、その姿は何より美しく、そして、当たり前のようにエティンを両断し、剣も折れた。
「あっ、ごめん。折れちゃた」
その剣を受け取る青年騎士は震える手で剣を受け取ると全ての騎士が跪いた。
同族召喚の指輪を身に付けていた。オークとゴブリンをグレイプニルで縛り、引きずりながら障害物を蹴散らしながら辺境伯の馬車まできた。
そこでは何故か騎士達に跪かれたカエデに、素振りをしているグラムに、そのグラムをチラチラと見ながらブリュナークを磨いているレミィ、ウム、平常通りである。
「カエデ、済まぬが頼めるか?」
「うん、任せて『操りの種子』」
ツバキの樹木魔法は幅が広い。攻撃、防御はもちろん、回復、補助、強化、弱体化などなど特化した強さはないがほぼ欠点がない。そして、マリオネット・シードはかなりえげつない分類される魔法、魔法の種子を対象に寄生させ操る魔法。欠点は解除すると対象が廃人になる危険な魔法であるが今回なら問題ない。少々、暴れられると面倒ではあるが、更に縛るか。
「もう始めた?」
辺境伯に報告の為に馬車上がっていた父上が降りてきた。
「今からです。父上。カエデ、いけるか?」
「うん、任せて。語れ、お前達にジクロスの指輪を渡したのは誰か?」
その言葉にオークが口を開く
「女を連れたヘラヘラと…紅いロープの薄ら笑いのオ、オトコ、ゲブゲブ」
突然、苦しみだしのたうち回る。
「ツバキ!?」
「違う」
「二人とも、早くそいつを殺して!」
レミィがあわてて声を荒げる。
「なっ、くっこれは」
オーク達が黒い沼へと呑まれていく。
「抜かった、生け贄召喚を仕込まれていたか?」
「えっそれって禁呪? てことは外法召喚師がかかわっている?」
召喚術は使い手は少ないがそれだけに国の管理下にあるのが普通ではあるが、それから外れた法の外にいる召喚術師、そして、裏家業に生きる犯罪者それが外法召喚師、しかも上位存在を強制的に召喚するサクリファイスサモンを使うとはかなり厄介な…さてとなにがでて来るのやら。
「来るわよ」
「ケケケ、次はドンな奴か楽しみだぜ」
「グラムは、気を引き締めていかないと危ないよ」
すでに臨戦体制とは流石は我、友である。
━━ゴゴゴゴゴォ
沼から出てきたのは頭が二つに腕が四本の薄汚れた巨人。しかも禍々しい大剣に、髑髏の意匠が施された弓に悪趣味な金の腕輪に皮鎧か
「フム、エティンとは厄介である」
「フェリ、やべぇのか?」
グラムがワクワクしながら尋ねてきた。
「単純な強さならワイバーン程度、しかしながらあそこまで、装備を整えられると成龍クラスなら一対一なら負けんな」
我の見立てなら並みの装備でもないしな。
「フェリの言うとおり、エティンは粗暴で残忍な狩人よ。見た目はアレだけどそれなりに知能はあるから厄介な巨人なのよ」
レミィはブリュナークを構え魔力を練り上げる。
「『樹縛』」
おっとカエデが先制での行動阻害の魔法か確か、カエデは普段は頼りないが、事が起きた時の早さは随一だ。さてとエンタングル、樹木で相手を束縛する魔法なのだが…さすがにあの巨体、足と腕一つは絡め捕ったるのがやっとか…
「いいわよ。カエデ。穿て『炎槍ファイアジャベリン』」
放たれるは巨大な炎の槍、その槍は一直線に巨人を貫かんと突き進む。流石はレミィだ。あの火力なら、うん? 矢をつがえて何を…否、あの矢は、くっマズイ。巨人が放った矢がレミィの炎槍を呑み込み光輝き、そのままレミィを貫き燃え上がった。
「レミィ!!」
グラムは声を荒げる。
「大丈夫よ。フェリが助けてくれたからね」
グラムの背後から声をかけるレミィ。
ウム、スペルスの矢であったので我はとっさに『ミラーイメージ』でレミィの幻影を作り出し、対象を変更した。そうしなければレミィは死んでおった。しかし厄介、デカイから魔法の効果も薄い、単純な物理も利きにくいし
「さてと、三人とも、どうする? はっきり言って回りに被害を出してよいならなんとか為るが」
「却下ね。それでいいなら私たち全員、全力出せるでしょ?」
「じゃな」
くっ、こんな事なら先日、全力を試すためにダンジョンにて一暴れするのではなかった。あまりにも派手にやり過ぎて怒られたばかりここで地形を変えるようなことになれば母上に怒られる。
「じゃ、ここは僕がやろう」
父上?
「君の剣をかりるね?」
「へっ? あっ、あの」
若い騎士からするりと鞘から抜いて父上は剣を自然と構えた。
「巨人の君には恨みはないけど、まぁ、ごめんね」
父上はそう言って剣を上段の構えから振り下ろす。別にそれが特別というわけでなく、むしろ剣を習うものら一番最初に習う太刀筋。けど、その振るう姿は全ての剣士の理想型、その姿は何より美しく、そして、当たり前のようにエティンを両断し、剣も折れた。
「あっ、ごめん。折れちゃた」
その剣を受け取る青年騎士は震える手で剣を受け取ると全ての騎士が跪いた。
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