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第二章雌雄決戦編
第三節カイザーたる所以
しおりを挟む河童たちは食い荒らされ廉師もまた、喰われた。
タルカスもどき「不味いな」
そういうとフルチ⚪︎のまま研究室の奥の方に消えていった。前園豪鬼はカイザータワーの27階で焚き火をしていた。27階は夜の海辺のフィールドであった。暗闇の波の奥の方から凄まじいアシカオトコがこちらに歩いてきた。
アシカオトコ「隣いいか?」
前園豪鬼「皮膚が乾くからやめといた方がいいドン。」
アシカオトコ「そうかい、気遣いありがとう。まぁ、少しくらいの熱なら大丈夫だから気するな。君名前は?」
前園豪鬼「前園豪鬼」
アシカオトコ「俺はアシカオトコのジンって言うんだ、浮かない顔だな。」
前園豪鬼「友達を殺しちまったからな。」
ジン「理由は?」
前園豪鬼「その友達は気づいてないが、夜な夜な別人格の狼になり人を食ってたんだドン。俺だけが気づいていて、やるしか無かったんだ。この異世界で能力を手に入れたからチャンスだった。これは俺がやらないといけない天命だと思ったドン。」
ジン「そうか、」
前園豪鬼「でも、その男を好きな人がいて、周りからの信頼も厚かった。何より圧倒的に強かった。憧れてたよ。狼人間の件を二人の人間に話したら、ありがとう、背負い込むなと言ってくれたよ。でもさ、俺は、これから何のために生きればいいかわからなくなったドン。」
ジン「そうか、カイザーに殺されに行くのか。」
前園豪鬼「そうさ。」
ジン「すまねぇな、こういう場面は30年生きてきて初めてだからよ」
前園豪鬼「年齢なんて関係ないさ、聞いてくれてありがとう。」
ジン「ああ」
そういうと一人は大海にもう一人は断頭台に向かって歩み始めた。
カイザーレオ「来たか、クソデブ。宝塚の橋の下で会った以来だな。」
前園豪鬼「俺じゃ、お前に勝てないドン。殺せ。」
カイザーレオ「つまらんな、お前みたいな雑魚に、俺がわざわざ手を下すまでもないな。お前の仲間のゴミクズを改造しといたから、お掃除にちょうどいいな。」
そういうと、タルカスもどきが頭半分河童に改造された状態で現れた。
タルカスもどき「豪鬼、その名前に関する記憶だけはある、しかし、魂は死んでるから俺は別人だ。だが、怒りの感情が湧き上がって来る、何でだ、何で何だあああああ苦しい、うおおおおおおお」
前園豪鬼「タルカス、うおおおおお、何でくそ、おいクソ野郎、死体を弄ぶとはどういう了見だドン!!」
カイザーレオ「おもちゃがあれば改造するだろ、そういう考えだ。」
前園豪鬼「貴様あああああ許さん、」
前園豪鬼はカイザータワーの武器庫からくすねた、オートクチュールと呼ばれるダマスカス鋼のようなぐちゃぐちゃの紋様が刻まれたナイフを取り出しカイザーの元に斬りかかろうとした。しかし
タルカスもどき「やめろ」
タルカスもどきの目から強烈な溶岩をエネルギーとした熱光線「タルカスブラスト」が放たれた。その瞬間肉体チェンジを使いタルカスの頭を爆発させた。
カイザーレオ「瞬殺か、思ったよりやるじゃないか。なら」
そういうと縮地を使い豪鬼が肉体チェンジを使うための時間を与える間に、人差し指と中指の第二関節まで曲げて鬼拳を喉に軽く1発放つと、首が紫色に腫れ脊椎が折れ、豪鬼は死亡した。瞬間決着だった。
エピローグ
あれから罪を償い、俺は都立桜華中学に入ることになった。風の噂で、親友が死んだことを聞かされた、俺にはやるべきことがある、そう思った。勝てるかどうかは分からない。
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