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第1章:始まりの街と仲間たちとの出会い
第6話 水の街と幸運のジェラート
しおりを挟む森を抜けた瞬間、世界の色が塗り替えられた。
それまで頭上を覆っていた木々の葉が作る緑の天井が不意に途切れ、視界は暴力的なまでの青と白にジャックされる。目を細めなければ網膜が灼けるのではないかと錯覚するほどの、真夏の太陽が放つ純白の光。そして、その光を遠慮なく照り返す、どこまでも広がる空の青。
「うわ……」
誰かが、感嘆ともため息ともつかない声を漏らした。
風の匂いが変わった。湿った土と植物の青臭さが後退し、代わりに、からりとした塩気と、ほんのりと甘い花の香りが混じった、開放的な空気が肺を満たす。数日間に及んだ森での遭難まがいの行軍(その原因の九割九分は、今俺の隣で「一番乗りー!」とか叫びながら駆け出そうとしている女リーダーにあるのだが)で蓄積した、じっとりとした疲労が、その風に撫でられるだけで融けていくようだ。
目の前には、絵本の中から飛び出してきたかのような、信じがたい光景が広がっていた。
白亜の壁、と言うのだろうか。陽光を吸い込んで淡いクリーム色に輝く建物が、折り重なるようにして丘の斜面に立ち並んでいる。屋根は、アドリア海の空を切り取って貼り付けたかのような、鮮やかな青い瓦で統一されている。そして、その建物の間を縫うようにして、エメラルドグリーンの水路、運河が縦横無尽に走り、太陽の光をキラキラと乱反射させていた。時折、細く優美な船――ゴンドラ、というやつだろうか――が、オールを操る船頭の朗々とした歌声と共に、滑るように水面を進んでいく。
「すっごーい! きれいー!」
「おお……これは、壮観じゃのう」
「まるで、宝石箱の中に迷い込んだみたいです……!」
戦士サラ、老魔法使いのグラン爺、そしてドジっ子クルセイダーのセシリアが、それぞれ素直な感動を口にする。気弱な僧侶のカインは、言葉もなく、ただただ目を丸くしている。
(ふむ。悪くない。実に、悪くない)
俺、リヒトは、そんな仲間たちの様子を少し後ろから眺めながら、内心で深く頷いていた。
かつて魔王を倒し、世界を救い、神すら超える力を手に入れた俺が、今求めているのはただ一つ。「目立たず、騒がず、平穏に」。可愛い女の子を遠くから眺めては心の中でガッツポーズをし、美味いものを食っては「優勝」と呟く、そんな誰にも迷惑をかけないスローライフだ。
そして、この「水の街」とやらは、その俺のささやかな、しかし決して譲れない願いを叶えるための舞台として、満点、いや、百億満点のポテンシャルを秘めているように思われた。
なにせ、視界に入るすべてが美しい。建物、運河、空、そして何より――。
「あら、旅の方々? ようこそ、アクア・セレナへ!」
運河沿いのカフェのテラスから、花の刺繍が施されたエプロンをつけた看板娘が、人懐っこい笑顔で手を振ってくれた。その笑顔たるや、初夏の太陽が霞むほどの破壊力。俺の心臓が、ドクン、と不穏な音を立てる。
(はい、永住決定。ビザの申請はどこでできますか?)
心の中で光の速さで移住手続きを完了させた俺は、感動で硬直している仲間たちの背中を軽く押した。
「ほら、突っ立ってないで街に入るぞ。まずは宿を探さないと」
「お、おう! そうだな! よーし、この私に任せておけ!」
我に返ったサラが、バシン! と自分の胸を叩く。その手には、いつの間にか例の、彼女が絶大な信頼を寄せる地図が握られていた。
おい、やめろ。その地図は昨日、森のリスが巣の材料にしようとしていた古文書だ。なぜお前はそれを聖典のごとく信奉しているんだ。
俺の心の声が届くはずもなく、サラは自信満々に地図を広げた。そして、あろうことか、上下逆さまに。
「ふむふむ、なるほどな。この大通りをまっすぐ進んで、三つ目の角を右に曲がったところに、一番安くて飯の美味い宿があるらしい! 全員、俺に続けー!」
「「「おおー!」」」
グラン爺とカイン、そしてセシリアの、純粋でキラキラした信頼の眼差し。
ああ、もうダメだ。終わった。こいつらはもう、この世界という複雑怪奇なシステムが生み出したバグ、いや、サラという名の巨大なカタストロフィに巻き込まれる運命しか見えない。
物事の結末というものは、無数の原因と条件――すなわち「縁」――が複雑に絡み合って決まる。固定された「私」という主体が存在しないのと同様に、確定した「結果」などというものも本来は存在しない。
だが、こいつらに限っては違う。サラが地図を持った瞬間に、「道に迷う」という未来が、この世のどんな物理法則よりも強く、確定的に鋳造されるのだ。
俺は、これから始まるであろうドタバタ劇を思い、深く、ふかーくため息をついた。まあ、いい。これもまた、縁、か。少なくとも、この街の女の子たちが可愛いという事実は、俺にとっての唯一の救いだった。
***
案の定、であった。
サラが「こっちだ!」と指し示した方向は、街のメインストリートとは真逆の、地元民しか使わないような狭い裏路地だった。
「サラさん、なんだか道が狭くなってきましたね……」
「馬鹿者、カイン! これぞ近道というものだ! 常識に囚われるな!」
「しかしサラよ、この先は運河で行き止まりのように見えるが……」
「グラン爺、甘いな! 地図によれば、この先に幻の『水の橋』があるのだ! それを渡れば宿は目の前よ!」
(ない。そんなものはない。それはお前が逆さに見た地図のシミだ)
俺は心の中で冷静にツッコミを入れるが、もう手遅れだった。
サラは「おりゃー!」という雄叫びと共に、角を猛スピードで曲がっていく。その先にあるのは、穏やかなエメラルドグリーンの水面だけだ。
ザッッッッッッッッパーーーーーン!!!!!!!
盛大な水しぶきが、白亜の壁に見事な芸術的模様を描き出した。
一瞬の静寂。
運河を優雅に進んでいたゴンドラが、何事かと急停止する。船頭がポカンと口を開けている。カフェのテラスで談笑していたカップルが、フォークを口に運ぶ途中で固まっている。
やがて、水面から、ぷはっ、と元気よく顔を出したのは、髪の毛に海藻だか水草だかを絡ませた、我らがリーダーだった。
「ちくしょう! 橋が消えてる! さすがは幻の橋だ、一筋縄ではいかないな!」
違う。最初からなかっただけだ。
「はっはっは! しかし、どうだお前たち! 今日の陽気なら、水浴びも気持ちいいぞ!」
ずぶ濡れのサラは、何を思ったか、運河の中でバタ足を始めた。その姿は、絶望的なまでにポジティブで、ある種の神々しさすら感じさせた。
「さ、サラさーーーーんっ!!」
カインの悲鳴に近い叫び声が、水の都にこだました。
結局、俺たちが宿にたどり着いたのは、それから一時間後のことだった。騒ぎを聞きつけた街の衛兵に事情を説明し、びしょ濡れのサラを運河から引きずり出し、親切な(そして呆れ顔の)ゴンドラの船頭に正しい道を教えてもらい、ようやくのことだった。
宿は、サラが目指していた場所とは似ても似つかない、しかし、清潔で居心地のいい部屋だった。窓の外には運河が広がり、時折ゴンドラが通り過ぎていく。
ずぶ濡れのサラが、貸してもらったバスローブ姿でふんぞり返って言った。
「ふっ、私の言った通りだろう? 最高の宿じゃないか」
「お主が目指しとったのは、ここから三ブロック先の安宿じゃがの」
グラン爺が腰をさすりながら、的確なツッコミを入れる。
「まあまあ、結果オーライですよ! それより、お腹が空きました! この街の名物を食べに行きませんか?」
セシリアが、まるで今の騒動などなかったかのように、天使の笑顔で言った。彼女の胃袋は、そのドジっ子属性に反して、非常にたくましい。
その一言で、パーティの空気は一気に「食」へと舵を切った。
そう、それでいいのだ。過去(サラのダイブ)を悔やんでも仕方ない。未来(次のサラの奇行)を憂いても仕方ない。我々に許されているのは、「今、この瞬間」の空腹を満たすことだけなのだから。
「よーし、じゃあ、まずは街一番と評判のシーフードレストランに行くぞ!」
「賛成!」「異議なしじゃ!」
「あの、サラさん……地図は、もう見なくて大丈夫ですからね?」
カインの恐る恐るの進言に、サラは「失敬な!」と胸を張った。
「当然だ! 今度は匂いを頼りに行く!」
それも大概不安だ。
俺たちは、着替えを済ませて元気を取り戻したサラを先頭に、再び活気あふれる街へと繰り出した。
***
石畳の道は、午後の強い日差しを浴びて、じんわりと熱を帯びている。
すれ違う人々は皆、陽気で、その表情は明るい。運河の水面に反射した光が、建物の壁や人々の顔をゆらゆらと照らし、街全体が巨大な万華鏡の中にいるかのような、幻想的な雰囲気を醸し出していた。
シーフードのグリル、という看板を掲げた店先からは、食欲をそそる香ばしい匂いが漂ってくる。巨大なエビや、見たこともない魚介が串に刺されて、豪快に焼かれていた。
「うっひょー! これ絶対美味いやつじゃん! 親父さん、これ全部一本ずつくれ!」
「へい、毎度あり! 嬢ちゃん、威勢がいいねえ!」
サラは早速、両手に串を持ち、大きな口でかぶりついた。
「んんんー! ぷりっぷりで最高!」
俺たちもそれに倣い、思い思いの串を頬張る。新鮮な魚介の旨味と、絶妙な塩加減。旅の疲れが、腹の中から癒されていく。
「リヒト様、あちらにジェラート屋さんがありますわ!」
セシリアが、子供のように目を輝かせて指差した。その先には、パステルカラーの可愛らしい店構えのジェラートショップがあった。ショーケースの中には、色とりどりのジェラートが、まるで宝石のように並べられている。ストロベリーの赤、ピスタチオの緑、レモンの黄色、ラムネの青。
(これもまた、縁)
俺はシーフードの串をあっという間に平らげると、ジェラートショップへと向かうセシリアの後を追った。
「うわー、どれにしましょう……迷ってしまいますわ……」
真剣な表情でショーケースに顔を近づけるセシリア。その横顔は、神に祈りを捧げている時と同じくらい、真摯で、そして美しい。
(ピスタチオとミルクのダブルだな。間違いない)
俺が彼女の好みを勝手にプロファイリングしていると、セシリアは「決めましたわ!」と顔を上げた。
「私は、この一番大きな、トリプルにします! ラズベリーとマンゴーと、チョコレートで!」
欲張りか。だが、それもまた可愛い。
俺は無難に、しかし王道であるバニラを選んだ。
運河沿いに設置された白いベンチに腰掛け、俺たちは早速、冷たい宝石を味わい始めた。口の中に広がる、ひんやりとした甘さ。太陽に火照った体に、その冷たさが心地よく染み渡る。
「おいひいですわ、リヒトはん!」
口の周りにチョコレートをつけながら、セシリアが満面の笑みで言う。可愛い。百点満点だ。
「ああ、美味いな」
俺がそう答えた、まさにその瞬間だった。
「あっ!」
セシリアの短い悲鳴。
見ると、彼女の手からトリプルジェラートのコーンが傾き、重力というこの世で最も逆らいがたい法則に従って、スローモーションで落下していく。ラズベリー、マンゴー、チョコレートの三つの球体が織りなす、絶望の三重奏。
そして、その着地点は――よりにもよって、俺の真新しいシャツの、ど真ん中だった。
べちゃっ。
という、あまりにも無慈悲な音が響いた。
俺の胸に、赤と黄色と茶色の、見事な現代アートが花開く。ひんやりとした衝撃と、まとわりつく甘ったるい香り。
「あああああああああっ!!」
セシリアの絶叫が、先ほどのカインの悲鳴を上回るボリュームで、アクア・セレナの空に突き抜けた。
「も、も、も、申し訳ありません! リヒトさんっ! 私の、私の聖なるジェラートが、あなたの聖衣を……!」
「いや、これただのシャツだから」
聖衣じゃない。あと、お前のジェラートは聖なるものだったのか。
セシリアは、真っ赤な顔で立ち上がると、あたふたとポケットからハンカチを取り出した。そして、俺の前に跪くような体勢になると、
「お拭きします! すぐにお拭きしますから!」
と、その小さなハンカチで、俺の胸元を懸命に擦り始めた。
おい。
おい、待て。
それは、拭いている、というより、汚れを広範囲に塗り広げているだけだ。
そして何より、その、なんだ。近い。顔が。
必死なあまり、セシリアの上気した頬が、吐息が、すぐそこにある。シャンプーのフローラルな香りと、ジェラートの甘い香りが混ざり合って、俺の理性を直接殴りつけてくる。
シャツに触れる、彼女の指先の感触。
見下ろせば、必死に俺を見上げる、潤んだ瞳。
これは、一体なんのご褒美だ?
俺は救世主だった頃、こんな役得なイベントには一度もお目にかかったことがないぞ。世界を救うより、ジェラートをぶちまけられる方がよほど幸福度が高いとは、これいかに。
苦しみとは、本来「思い通りにならないこと」を指す。つまり、今のこの状況は、俺のシャツにとっては「苦」であろうが、俺の本体、特に下半身を伴う煩悩の集合体にとっては、紛れもない「楽」なのであった。
「せ、セシリア、もういい。大丈夫だ」
「いえ、ダメです! この御恩は、必ずや!」
なんの恩だ。
「あ、あの、セシリアさん、リヒトさん、大丈夫ですか……」
「がっはっは! リヒト、お前も災難だなあ! まあ、若いってこった!」
カインがオロオロし、サラが大声で笑う。グラン爺は、やれやれと首を振りながらも、その口元は楽しそうに歪んでいた。
***
夕暮れが、水の街をオレンジ色と紫色に染め上げていく。
運河の水面は、空の色を映して、燃えるようなグラデーションを描いていた。ゴンドリエーレたちの歌声も、昼間の陽気なものから、どこか哀愁を帯びたメロディに変わっている。
俺たちは、ジェラート事件の後、結局宿に戻って俺が着替えるのを待ち、再びぶらぶらと街を散策していた。俺のシャツは、セシリアの甲斐甲斐しい(そして絶望的に下手くそな)手洗いによって、見事にジェラートの染みを広げたまま、部屋の窓辺で悲しそうに揺れている。
「ふふっ」
隣を歩くセシリアが、不意に小さく笑った。
「どうした?」
「いえ、なんだか、とても楽しい一日だったな、と思いまして」
「そうか?」
サラは運河に落ち、俺はジェラートまみれになった。客観的に見れば、災難の連続だった気もするが。
「はい。サラさんがずぶ濡れになったのも、リヒトさんがジェラートでベトベトになったのも、ぜんぶ、みんなで笑い合えましたから。一人だったら、きっとただ悲しいだけだったと思います」
セシリアはそう言うと、幸せそうに目を細めた。
その言葉に、俺は少しだけ、虚を突かれた。
そうか。
そうかもしれない。
一人でいる平穏は、静かで、穏やかで、波一つ立たない澄んだ水面のようなものだ。俺はずっと、それを求めていた。外部からの刺激という名の石つぶてを避け、ただ静かに、凪いでいること。それが、俺の理想のスローライフだった。
だが、こいつらといる時間は、どうだ。
サラという予測不能な巨大台風。セシリアという、善意で周囲を巻き込む天然の落とし穴。グラン爺とカインという、常識的なツッコミ役がいるだけまだマシだが、全体として見れば、このパーティはもはや、秩序なきカオス。いつ何が起こるか分からない、荒れ狂う奔流そのものだ。
思い通りにならないこと(苦)の連続。面倒事のオンパレード。
それなのに。
夕陽に照らされた仲間たちの横顔を、俺は盗み見る。
豪快に笑うサラ。やれやれと首を振るグラン爺。安心したように微笑むカイン。そして、はにかむように笑うセシリア。
その、バラバラで、どうしようもなく不完全なパーツたちが、この美しい夕景の中で、奇妙な調和を生み出していた。
一人で眺める静かな水面もいい。
だが、この予測不能な奔流に身を任せ、どこに流されるか分からないまま、共に笑い、呆れ、怒る。
そんな時間も――。
「……悪くない、かもな」
ぽつりと、自分でも意識しないうちに、言葉がこぼれた。
「え? 何かおっしゃいましたか、リヒトさん?」
セシリアが、不思議そうに小首を傾げる。
「いや、なんでもない。腹が減ったな、と言っただけだ」
俺はそう言って、前を歩くサラの背中に向かって声を張った。
「おい、サラ! 今日の晩飯は、この街で一番高いレストランに連れて行け! ジェラートのお詫びだ、セシリアの奢りでな!」
「えええええっ!? わ、私ですかぁ!?」
素っ頓狂な声を上げるセシリアと、「よーし、任せとけ!」と、またしても間違った方向に走り出そうとするサラ。
その、どこまでも賑やかで、どこまでも面倒くさい光景を眺めながら、俺は、自分の口元が、知らず知らずのうちに、緩んでいることに気づいた。
どうやら、俺が求めていた平穏なスローライフは、もう少しだけ、お預けになりそうだ。
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