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プロローグ
しおりを挟む波打つ長い髪は切れ落とされ、
とても綺麗に輝いていた銀色の髪は、くすんだ灰色にへと変わっていた。
そして白いはずだった肌は汚れと傷に覆われている。
少し力をいれれば折れそうな腕は、骨ばっていて頼りない。
―――誰の目からでも私はみすぼらしく映るでしょう。
それでも―――。
私の目から映る景色は、とても綺麗な空色だった。
今まで見てきた空より聡明で、残酷なまでに。
―――ここまで本当に、長かったなぁ…。
今までの思い出を胸に密かに微笑む。
階段を上がった先。
王家の象徴である黄金の髪の男性と淡い桃色の髪をした女性が目に映る。
彼らに向けて、唇を動かす。
「―――――。」
その瞬間、私は―――
二度と空を見ることは無かった。
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