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鉱石編
123.ダリアの魔眼
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結局入り口は諦めた。
それから億を目指して突き進む4人は、まとまって行動していた。
しかし、当然というかモンスターがいる。
「錬成! 燃やせ」
ダリアは剣に炎を灯した。
しかし流石と言うか、無詠唱を心掛けている。この数週間で眼の使い方を習ったらしい。
「そこだ!」
ダリアは剣を突きつけた。
相手の弱点となるウィークポイントに剣の切っ先を叩き込み、炎を内部に燃やす。
内側から発せられた高温の炎がモンスターを焼き払った。
「ダリア凄いね。それも教えてもらったの?」
「はい。外側が駄目なら、内側を攻めろって言われたんです」
「そうなんだ。上手いね」
「ありがとうございます。えへへ」
ルカはダリアの頭を撫でた。
子供のように喜んでくれて嬉しいが、1つだけ聞きなることがある。
ダリアの目が真っ赤に燃えていた。
「ダリア、目の奥大丈夫? 炎が漏れてるよ」
「えっ!? スカーレットの血が騒いでいるんでしょうか?」
「うーんどうだろう。女王陛下は如何なの?」
「昔はこういうこともあったそうです。眼の使い方がなってないんでしょうか?」
ダリアは悲しんだ。眼を閉じると炎が消える。
これがスカーレット家の人間の持つ特異的な魔眼。それを受け継いだダリアは魔術を唱えなくても、炎の魔術が使える。もっともこれは魔法に起因するものなので、実際は魔法だ。
そのことを知っているのは、ルカのような千年前の魔法使いぐらいのもので、シルヴィアたちにも秘密だ。そもそも魔眼はあまり知られない方がいい。
「いいダリア。眼だけに頼らずに、魔術もちゃんと練習して」
「精進してます。でもなかなか上手くはいかなくて……」
「うーん、先天的な力を使った方がいいもんね……」
それこそ気持ちは十分にわかる。
ルカの眼は魔眼ではないが、魔眼持ちを何度も見てきた。やはりと言うか、魔眼持ちは魔眼の力を行使した方がいい。他の魔法や魔術を使うにしても、扱いに困るのは仕方のないことだ。
「じゃあダリア。今度教えてあげるよ」
「えっ!? いいんですか。2人っきり……」
「ううん。シルヴィアとライラックも誘って」
「あっ、は、はい……」
何だかがっかりしたらしい。
どうしてなのか。ルカはわからないが、もう少し頭を撫でてあげることにした。
「あはは、ごめんね。でも、炎の魔術は教えてあげるから」
「本当ですか……じゃ、じゃあルカさんの家に行ってみたいです」
「私の家? いいけど、何もないよ」
「大丈夫です。私はルカさんの家に行ってみたいんです」
そんな中、話を聞いていたシルヴィアたちも話に割り込む。
「へぇー、ルカの家に入ってみたいわね」
「だねー。ルカってどんな生活してるのか気になるかなー」
別にいいとは思った。
だけどルカは2人に尋ねる。
「私は2人の生活が気になるかな。家に行ってみたいかも」
「別にいいわよ。でも大して面白くもないわよ」
「だよねー」
「それは自分の家だからだよ。大抵自分の住んで居るところは慣れ親しんで面白くないのが普通でしょ」
そんなくだらない会話を続ける最中、ルカ達は次々に襲って来るモンスターを薙ぎ払っていた。
大量のモンスターにも全く怯む様子はなく、まさに異質。
それもそのはずルカはそのことを予見していたし、ダリアたちは強い。だから何も心配いらない。
モンスターたちをさばき切り、4人はもう少し先を目指した。
徐々に降りている気がするのは気のせいだと言いつけながら、気が付くと眩しいぐらいに明るい場所に出た。外かもしれないと思ったものの、如何やら違うらしく、ルカ達は落胆した。
しかしシルヴィアだけは別の意味でテンションが高く、ルカを除いた面々も上がっている。
それから億を目指して突き進む4人は、まとまって行動していた。
しかし、当然というかモンスターがいる。
「錬成! 燃やせ」
ダリアは剣に炎を灯した。
しかし流石と言うか、無詠唱を心掛けている。この数週間で眼の使い方を習ったらしい。
「そこだ!」
ダリアは剣を突きつけた。
相手の弱点となるウィークポイントに剣の切っ先を叩き込み、炎を内部に燃やす。
内側から発せられた高温の炎がモンスターを焼き払った。
「ダリア凄いね。それも教えてもらったの?」
「はい。外側が駄目なら、内側を攻めろって言われたんです」
「そうなんだ。上手いね」
「ありがとうございます。えへへ」
ルカはダリアの頭を撫でた。
子供のように喜んでくれて嬉しいが、1つだけ聞きなることがある。
ダリアの目が真っ赤に燃えていた。
「ダリア、目の奥大丈夫? 炎が漏れてるよ」
「えっ!? スカーレットの血が騒いでいるんでしょうか?」
「うーんどうだろう。女王陛下は如何なの?」
「昔はこういうこともあったそうです。眼の使い方がなってないんでしょうか?」
ダリアは悲しんだ。眼を閉じると炎が消える。
これがスカーレット家の人間の持つ特異的な魔眼。それを受け継いだダリアは魔術を唱えなくても、炎の魔術が使える。もっともこれは魔法に起因するものなので、実際は魔法だ。
そのことを知っているのは、ルカのような千年前の魔法使いぐらいのもので、シルヴィアたちにも秘密だ。そもそも魔眼はあまり知られない方がいい。
「いいダリア。眼だけに頼らずに、魔術もちゃんと練習して」
「精進してます。でもなかなか上手くはいかなくて……」
「うーん、先天的な力を使った方がいいもんね……」
それこそ気持ちは十分にわかる。
ルカの眼は魔眼ではないが、魔眼持ちを何度も見てきた。やはりと言うか、魔眼持ちは魔眼の力を行使した方がいい。他の魔法や魔術を使うにしても、扱いに困るのは仕方のないことだ。
「じゃあダリア。今度教えてあげるよ」
「えっ!? いいんですか。2人っきり……」
「ううん。シルヴィアとライラックも誘って」
「あっ、は、はい……」
何だかがっかりしたらしい。
どうしてなのか。ルカはわからないが、もう少し頭を撫でてあげることにした。
「あはは、ごめんね。でも、炎の魔術は教えてあげるから」
「本当ですか……じゃ、じゃあルカさんの家に行ってみたいです」
「私の家? いいけど、何もないよ」
「大丈夫です。私はルカさんの家に行ってみたいんです」
そんな中、話を聞いていたシルヴィアたちも話に割り込む。
「へぇー、ルカの家に入ってみたいわね」
「だねー。ルカってどんな生活してるのか気になるかなー」
別にいいとは思った。
だけどルカは2人に尋ねる。
「私は2人の生活が気になるかな。家に行ってみたいかも」
「別にいいわよ。でも大して面白くもないわよ」
「だよねー」
「それは自分の家だからだよ。大抵自分の住んで居るところは慣れ親しんで面白くないのが普通でしょ」
そんなくだらない会話を続ける最中、ルカ達は次々に襲って来るモンスターを薙ぎ払っていた。
大量のモンスターにも全く怯む様子はなく、まさに異質。
それもそのはずルカはそのことを予見していたし、ダリアたちは強い。だから何も心配いらない。
モンスターたちをさばき切り、4人はもう少し先を目指した。
徐々に降りている気がするのは気のせいだと言いつけながら、気が付くと眩しいぐらいに明るい場所に出た。外かもしれないと思ったものの、如何やら違うらしく、ルカ達は落胆した。
しかしシルヴィアだけは別の意味でテンションが高く、ルカを除いた面々も上がっている。
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