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71.感じた魔力
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「大丈夫?キュリアス」
まさかそんな反応が返ってくるとは思っていなかったのでちょっと心配になる。
「は、はい。少しくすぐったかっただけですので」
そう言ってはにかむキュリアス。
くすぐったい、か。
〉くすぐったかったってホントになにしてるの?レイン
〉まさか………
〉女の子にいたずら?
〉最低………
〉まさか、レインがそんなことするはず………
〉ないこともないか………
〉あると言い切ろう!
相変わらず勝手なことを言いまくっているリスナー達は無視だ。
キュリアスがくすぐったいと言ったのは、俺が魔力を通したからだろう。
しかし、他人から魔力を注がれるとくすぐったいのか。まぁ、自分で自分に魔力を注いだことなんてないし、多分それをしたところでくすぐったくはないだろう。
と、それより、まずは確認しないとな。
「キュリアス。手のひらに何か感じる?」
「はい。何か入ってきたのはわかります」
「それが魔力だね」
やっぱり他人の魔力だからか、しっかりと魔力を感じることが出来たみたいだ。そして、いくら色を合わせて入るようにしても、他人の魔力は異物なのでくすぐったいという反応になるのだろうな。
「これが」
キュリアスは確かめるように俺の手をにぎにぎしてきた。
〉つまり、レインがキュリアスに突っ込んだ、と
〉無理矢理入れたんだな
〉何も言わずに入れるなんて
〉そりゃあキュリアスも叫んじゃうよね
〉鬼畜だな
〉ドSだな
〉変態だな
「ちょっと魔力を動かすよ」
また反応されたりすると、リスナー達が色々と言ってくるだろうからしっかりと聞く。
「はい」
キュリアスの返事を聞いて魔力を動かそうと思ったが、大きく動かくのは少し恐い。なので、魔力を細い糸状にして体の中心、キュリアスが本来持つ魔力に向かってゆっくりとキュリアスの様子を見ながら伸ばしていく。
まずは手から腕を通して肩へ。そこからキュリアスの体を見て心臓の場所の目星を付けてから肩から心臓へ。
おっ、あったあった。
心臓辺りに到達すれば、魔力の塊をすぐに見つけられたのでそこへ魔力を繋げてみる。
「今、キュリアスが本来持つ魔力に俺の魔力を繋げたんだけど、わかった?」
これでわからないとなると、また別の方法を考えないとな。などと思いながらキュリアスの返事を待った。
「はい。体の中心くらいに魔力の塊みたいなのがあるのを感じました」
嬉しそうに言うキュリアス。
〉おー!
〉キュリアスも魔力の塊を感じたか!
〉なぁレイン!
《なんだ?》
〉キュリアスの魔力の塊の場所もやっぱり心臓付近なのか?
《心臓付近だな》
〉やっぱりそうなのか!
〉心臓の近くだな!
〉やっぱり諦めきれねー!
〉うぉー!
〉集中!集中!
〉俺の中の魔力を感じるんだ!
またリスナー達が魔力の塊を探し始めたが、それについては放置する。
どうせ魔力なんて見つからないのにな。
しかし、これでわかったことがあるのだが、やっぱりこっちの世界の人は魔力があることが当たり前で無意識で使っているから気づいてないだけで、ちゃんときっかけさえ作ってあげれば魔力の存在を理解するわけだ。
あとは、その魔力を自在に操れるようになれば、俺のように魔力操作のスキルを覚えることが出来て、魔法の幅も広がると思う。はずだ。
まぁ、そこはこれからのキュリアスとの魔法研究でわかっていくことだろう。
「キュリアス。その感じた魔力を手のひらへ動かせる?」
魔力の塊を自覚出来たのなら、動かすことも出来るようになるだろう。
「やってみます!」
キュリアスが力強く言ったので、俺は自分の魔力を引っ込める。
〉キュリアスが魔力の操作をするのか?
〉いきなり出来るものなのか?
〉レインは出来たよな?
〉あのチート赤ちゃんは規格外だからな
〉チート赤ちゃんってwww
〉否定はしねーけどwww
〉確かに比べる相手としては間違ってるよなwww
〉チート赤ちゃんが相手だと誰もが凡人になるだろうなwww
〉これだからチート赤ちゃんはwww
《コメントに反応してないだけで見てるってこと忘れんなよ、リスナー共》
あまりにヒドいことを言ってくるので、しっかりと釘をうつことにする。
〉ハッ!
〉ヒッ!
〉フッ!
〉ヘッ!?
〉ホッ!?
まだまだ余裕があるリスナー共が変なことをやっているが、そこにはツッコむ気もないので放置してキュリアスの様子をうかがう。
キュリアスは目をつぶって集中しているが、手のひらにキュリアスの魔力は感じない。
「やっぱり難しい?」
「はい。少しは動かせるのですけど、手のひらまではいけません」
〉やっぱりレインが異常なんだな!
〉証明完了だな!
〉反論の余地などないだろ!
《はいはい。ないですよ》
リスナー達を適当にあしらいつつ、落ち込んでいるキュリアスの頭を撫でた。
やっぱりそう簡単にはいかないか。
まさかそんな反応が返ってくるとは思っていなかったのでちょっと心配になる。
「は、はい。少しくすぐったかっただけですので」
そう言ってはにかむキュリアス。
くすぐったい、か。
〉くすぐったかったってホントになにしてるの?レイン
〉まさか………
〉女の子にいたずら?
〉最低………
〉まさか、レインがそんなことするはず………
〉ないこともないか………
〉あると言い切ろう!
相変わらず勝手なことを言いまくっているリスナー達は無視だ。
キュリアスがくすぐったいと言ったのは、俺が魔力を通したからだろう。
しかし、他人から魔力を注がれるとくすぐったいのか。まぁ、自分で自分に魔力を注いだことなんてないし、多分それをしたところでくすぐったくはないだろう。
と、それより、まずは確認しないとな。
「キュリアス。手のひらに何か感じる?」
「はい。何か入ってきたのはわかります」
「それが魔力だね」
やっぱり他人の魔力だからか、しっかりと魔力を感じることが出来たみたいだ。そして、いくら色を合わせて入るようにしても、他人の魔力は異物なのでくすぐったいという反応になるのだろうな。
「これが」
キュリアスは確かめるように俺の手をにぎにぎしてきた。
〉つまり、レインがキュリアスに突っ込んだ、と
〉無理矢理入れたんだな
〉何も言わずに入れるなんて
〉そりゃあキュリアスも叫んじゃうよね
〉鬼畜だな
〉ドSだな
〉変態だな
「ちょっと魔力を動かすよ」
また反応されたりすると、リスナー達が色々と言ってくるだろうからしっかりと聞く。
「はい」
キュリアスの返事を聞いて魔力を動かそうと思ったが、大きく動かくのは少し恐い。なので、魔力を細い糸状にして体の中心、キュリアスが本来持つ魔力に向かってゆっくりとキュリアスの様子を見ながら伸ばしていく。
まずは手から腕を通して肩へ。そこからキュリアスの体を見て心臓の場所の目星を付けてから肩から心臓へ。
おっ、あったあった。
心臓辺りに到達すれば、魔力の塊をすぐに見つけられたのでそこへ魔力を繋げてみる。
「今、キュリアスが本来持つ魔力に俺の魔力を繋げたんだけど、わかった?」
これでわからないとなると、また別の方法を考えないとな。などと思いながらキュリアスの返事を待った。
「はい。体の中心くらいに魔力の塊みたいなのがあるのを感じました」
嬉しそうに言うキュリアス。
〉おー!
〉キュリアスも魔力の塊を感じたか!
〉なぁレイン!
《なんだ?》
〉キュリアスの魔力の塊の場所もやっぱり心臓付近なのか?
《心臓付近だな》
〉やっぱりそうなのか!
〉心臓の近くだな!
〉やっぱり諦めきれねー!
〉うぉー!
〉集中!集中!
〉俺の中の魔力を感じるんだ!
またリスナー達が魔力の塊を探し始めたが、それについては放置する。
どうせ魔力なんて見つからないのにな。
しかし、これでわかったことがあるのだが、やっぱりこっちの世界の人は魔力があることが当たり前で無意識で使っているから気づいてないだけで、ちゃんときっかけさえ作ってあげれば魔力の存在を理解するわけだ。
あとは、その魔力を自在に操れるようになれば、俺のように魔力操作のスキルを覚えることが出来て、魔法の幅も広がると思う。はずだ。
まぁ、そこはこれからのキュリアスとの魔法研究でわかっていくことだろう。
「キュリアス。その感じた魔力を手のひらへ動かせる?」
魔力の塊を自覚出来たのなら、動かすことも出来るようになるだろう。
「やってみます!」
キュリアスが力強く言ったので、俺は自分の魔力を引っ込める。
〉キュリアスが魔力の操作をするのか?
〉いきなり出来るものなのか?
〉レインは出来たよな?
〉あのチート赤ちゃんは規格外だからな
〉チート赤ちゃんってwww
〉否定はしねーけどwww
〉確かに比べる相手としては間違ってるよなwww
〉チート赤ちゃんが相手だと誰もが凡人になるだろうなwww
〉これだからチート赤ちゃんはwww
《コメントに反応してないだけで見てるってこと忘れんなよ、リスナー共》
あまりにヒドいことを言ってくるので、しっかりと釘をうつことにする。
〉ハッ!
〉ヒッ!
〉フッ!
〉ヘッ!?
〉ホッ!?
まだまだ余裕があるリスナー共が変なことをやっているが、そこにはツッコむ気もないので放置してキュリアスの様子をうかがう。
キュリアスは目をつぶって集中しているが、手のひらにキュリアスの魔力は感じない。
「やっぱり難しい?」
「はい。少しは動かせるのですけど、手のひらまではいけません」
〉やっぱりレインが異常なんだな!
〉証明完了だな!
〉反論の余地などないだろ!
《はいはい。ないですよ》
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やっぱりそう簡単にはいかないか。
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