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96.第2第3の
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お祖母様達はお風呂へ突っ込んでアルに任せた俺達は、工房の方へと来ていた。
「今日も合金を作るの?」
いつもの定位置でお茶を飲みながら聞いてきたユファ婆さま。
「ううん。今日は別のモノを作ろうと思ってるね」
というのも、リスナー達と話していて思ったのだけど、そういえばせっかく作った訓練場を全くといっていいほど活用出来ていない。
本来ならユファ婆さま達だけではなく騎士達にも魔法を教え、その練習をするために訓練場を作ったはずなのに。
しかし、これもリスナー達に言ったのだけど、魔力について教えることが出来るのが俺だけなので仕方ないことでもあるのだ。
あるのだけど、だからといってそれを理由にこのまま騎士達に魔力のことを教えれず、訓練場を活用出来ずにいるのは当然ながら間違っているので、今回はそれをどうにかするための道具を作ろうと思っている。
というわけで、ビー玉サイズの魔法石を作り、まずは全てのビー玉に魔力吸収を付与。それからそれぞれにサーチ、魔力同化、魔力回路と付与していく。
ちなみに、魔力回路はユファ婆さま達に魔力の流れを教えている時にふと、「こういう流れをアニメとかでは魔力回路って言ったりするよな~」なんて思っていたらついたスキルだったりする。
そして、今回も1つアニメの方法を使わせてもらおう。
「トレースオン」
俺の呟きの意味を理解出来ないユファ婆さま達は首を傾げていたが、意味を理解出来るリスナー達はというと、
〉それは!
〉まさか!
〉お前!
〉体は剣で出来てるのか!?
〉無限の剣を作り出せるのか!?
〉アンリミテッドなのか!?
まぁ騒ぎ出すよな。
この言葉は、聖杯を巡る戦いに巻き込まれた主人公がモノの力の流れなどを見る時とかに呟いている言葉なので、魔力回路を作り出すとかとはちょっと違うのだけど、今回はアレンジして魔力回路を魔力の源まで伸ばすという意味のスキルにした。
とりあえずはこの4つで試してみるか。
合金を取り出して半球にして4つのビー玉を少し離して埋め込み、その中心には野球のボールサイズの魔力吸収を付与した魔法石を埋め込む。
その野球のボールサイズの魔法石にはプログラミングをする要領で、魔力を感じたら相手の魔力の源の場所と色をサーチして同化し、魔力回路をトレースオンで調べた魔力の源の場所の近くまで伸ばす、という一連の流れをプログラミングし、合金で作った番線を回路として繋いでからもう半球で挟んでつなぎ目をなくして1つの球体にした。
あとは、この球体を土台に固定すれば完成、と。
もちろん完成したからといって終わりではなく、当然テストしないといけないので試しに手を置いて魔力を流してみる。
すると、少ししてから球体から魔力の源の近くまで魔力回路が伸びてきた。
しかし、完全にくっついてしまっては練習にならないと思ったので、くっついてから少し離れるように調整し直してから再度魔力を流す。
すると、1度完全にくっついてから少し離れたのでそこに向かって魔力を伸ばし、魔力回路が繋がったので魔力を球体まで送る。
魔力が球体に届いたことをわかりやすくするために、球体を魔法石で覆って光るようにする。
3度目のテストのためにまた魔力を流して魔力回路を繋いで魔力を球体まで流すと球体が光った。
ちゃんと作動したし、あとは使いながら不具合が出てこないか見るしかないかな。
というわけで同じモノを20個作成して、
「よし。完成!」
俺がそう言うと、当然ながらユファ婆さま達は興味津々で近づいてくるわけで、
「レイン。それは何?」
「これは今日までユファ婆さま達とやって来た魔力の練習方法を元に作った、同じ練習が出来る魔道具だね」
「同じ練習が出来る魔道具」
「そうだよ。この球体を触りながら魔力を込めれば球体からその人の魔力の源の近くまで魔力回路が伸びるんだ」
「へぇ~」
関心しながら早速魔道具に触り、魔力を込めるユファ婆さま。
「確かに魔力回路が伸びてきたね」
「でしょ」
ユファ婆さまが使ってもちゃんと作動したことに内心ではガッツポーズをしていた。
「伸びてきた魔力回路に自力で魔力回路を繋げて魔力を球体まで流せれば球体が光るから、光ったらOKだね」
俺の説明を聞きながらユファ婆さまは魔力を球体に流したので球体が光った。
「つまり、これがあればレインが居なくても魔力の使い方の練習が出来るというわけだね」
「そうだよ。流石に騎士団全員の練習を俺1人では見きれないからね」
「それもそうよね」
〉だからって
〉またなんてモノを作ってるんだよ
〉そうして魔力の使い方を覚えていった騎士団は
〉レインと同じような化け物集団になっていくのか
〉これが第2第3のレインが生まれる始まりなんだな
〉恐ろしや~
《いや、これで練習を始めたからといって俺みたいになるわけじゃないからな?》
〉そうなのか?
〉ホントに?
〉レインが言うことだからな
〉信用出来ないな
〉信用ないレインってwww
〉だって異常者だからな
《はいはい》
もうめんどくさくなったので、リスナー達は無視して同じモノをあと29個作っていくことにした。
「今日も合金を作るの?」
いつもの定位置でお茶を飲みながら聞いてきたユファ婆さま。
「ううん。今日は別のモノを作ろうと思ってるね」
というのも、リスナー達と話していて思ったのだけど、そういえばせっかく作った訓練場を全くといっていいほど活用出来ていない。
本来ならユファ婆さま達だけではなく騎士達にも魔法を教え、その練習をするために訓練場を作ったはずなのに。
しかし、これもリスナー達に言ったのだけど、魔力について教えることが出来るのが俺だけなので仕方ないことでもあるのだ。
あるのだけど、だからといってそれを理由にこのまま騎士達に魔力のことを教えれず、訓練場を活用出来ずにいるのは当然ながら間違っているので、今回はそれをどうにかするための道具を作ろうと思っている。
というわけで、ビー玉サイズの魔法石を作り、まずは全てのビー玉に魔力吸収を付与。それからそれぞれにサーチ、魔力同化、魔力回路と付与していく。
ちなみに、魔力回路はユファ婆さま達に魔力の流れを教えている時にふと、「こういう流れをアニメとかでは魔力回路って言ったりするよな~」なんて思っていたらついたスキルだったりする。
そして、今回も1つアニメの方法を使わせてもらおう。
「トレースオン」
俺の呟きの意味を理解出来ないユファ婆さま達は首を傾げていたが、意味を理解出来るリスナー達はというと、
〉それは!
〉まさか!
〉お前!
〉体は剣で出来てるのか!?
〉無限の剣を作り出せるのか!?
〉アンリミテッドなのか!?
まぁ騒ぎ出すよな。
この言葉は、聖杯を巡る戦いに巻き込まれた主人公がモノの力の流れなどを見る時とかに呟いている言葉なので、魔力回路を作り出すとかとはちょっと違うのだけど、今回はアレンジして魔力回路を魔力の源まで伸ばすという意味のスキルにした。
とりあえずはこの4つで試してみるか。
合金を取り出して半球にして4つのビー玉を少し離して埋め込み、その中心には野球のボールサイズの魔力吸収を付与した魔法石を埋め込む。
その野球のボールサイズの魔法石にはプログラミングをする要領で、魔力を感じたら相手の魔力の源の場所と色をサーチして同化し、魔力回路をトレースオンで調べた魔力の源の場所の近くまで伸ばす、という一連の流れをプログラミングし、合金で作った番線を回路として繋いでからもう半球で挟んでつなぎ目をなくして1つの球体にした。
あとは、この球体を土台に固定すれば完成、と。
もちろん完成したからといって終わりではなく、当然テストしないといけないので試しに手を置いて魔力を流してみる。
すると、少ししてから球体から魔力の源の近くまで魔力回路が伸びてきた。
しかし、完全にくっついてしまっては練習にならないと思ったので、くっついてから少し離れるように調整し直してから再度魔力を流す。
すると、1度完全にくっついてから少し離れたのでそこに向かって魔力を伸ばし、魔力回路が繋がったので魔力を球体まで送る。
魔力が球体に届いたことをわかりやすくするために、球体を魔法石で覆って光るようにする。
3度目のテストのためにまた魔力を流して魔力回路を繋いで魔力を球体まで流すと球体が光った。
ちゃんと作動したし、あとは使いながら不具合が出てこないか見るしかないかな。
というわけで同じモノを20個作成して、
「よし。完成!」
俺がそう言うと、当然ながらユファ婆さま達は興味津々で近づいてくるわけで、
「レイン。それは何?」
「これは今日までユファ婆さま達とやって来た魔力の練習方法を元に作った、同じ練習が出来る魔道具だね」
「同じ練習が出来る魔道具」
「そうだよ。この球体を触りながら魔力を込めれば球体からその人の魔力の源の近くまで魔力回路が伸びるんだ」
「へぇ~」
関心しながら早速魔道具に触り、魔力を込めるユファ婆さま。
「確かに魔力回路が伸びてきたね」
「でしょ」
ユファ婆さまが使ってもちゃんと作動したことに内心ではガッツポーズをしていた。
「伸びてきた魔力回路に自力で魔力回路を繋げて魔力を球体まで流せれば球体が光るから、光ったらOKだね」
俺の説明を聞きながらユファ婆さまは魔力を球体に流したので球体が光った。
「つまり、これがあればレインが居なくても魔力の使い方の練習が出来るというわけだね」
「そうだよ。流石に騎士団全員の練習を俺1人では見きれないからね」
「それもそうよね」
〉だからって
〉またなんてモノを作ってるんだよ
〉そうして魔力の使い方を覚えていった騎士団は
〉レインと同じような化け物集団になっていくのか
〉これが第2第3のレインが生まれる始まりなんだな
〉恐ろしや~
《いや、これで練習を始めたからといって俺みたいになるわけじゃないからな?》
〉そうなのか?
〉ホントに?
〉レインが言うことだからな
〉信用出来ないな
〉信用ないレインってwww
〉だって異常者だからな
《はいはい》
もうめんどくさくなったので、リスナー達は無視して同じモノをあと29個作っていくことにした。
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