122 / 148
110.慣れれば
しおりを挟む
リスナー達を無視した俺は、正面に並ぶユファ婆さまや騎士達を見た。
ある程度の魔力操作と魔力量の調節が出来るようになった。ということで、今日からは次の段階として魔力放出に移る。からだろうか、みんなどこか緊張の面持ちだった。
「これから教える魔力放出というのは」
俺は手のひらを上に向けて魔力を5だけ放出して球の形にしたが、5しか使っていないのでビー玉ぐらいの大きさにしかならなかったけど。
これ以上大きくしようとすると霧散してしまうんだよね。
「こうやって魔力を体の外に出して形にすることだね」
『おぉ~』
みんなからは感嘆の声をあがったが、俺にとっては簡単なことなのでそこまで言われるようなことではない。
《ダジャレじゃねーぞ!》
〉おわっ!
〉なんだなんだ!
〉急にどうした!?
〉なぜ叫んだ!?
《すまんすまん。なんか一瞬「ダジャレ言ってるwww」って声が聞こえた気がしてな》
〉ダジャレなんか言ってたか?
〉いや、説明しかしてなかったよな?
〉しかもそんな声聞こえてこなかったし
〉どういうことだ?
ダジャレについては状況説明の言葉なのでリスナー達に聞こえるはずもないだろう。
そして、リスナー達には聞こえていなかったけど確かに笑い声が聞こえてきたのだ。
《俺にしか聞こえなかったってことは、まさかな》
〉どうした?
〉なにか思い当たることでもあったか?
〉なにか気づいたのか?
思い当たることというか一つの仮説は思いついたが、これを話すとリスナー達が変に盛り上がってウザそうなので黙っておこてユファ婆さま達への説明に戻ろう。
「魔力放出にあたって必要なのはイメージだよ。しっかりと手のひらに魔力を少し移動させて、球体になるようにイメージして放出する。この際イメージが弱いと魔力は球体にならずにただただ空中に放出されるだけになって霧散するからね。そのかわり、しっかりとイメージさえすれば」
俺は作り出した魔力球を自由自在に操って体の周りを飛ばした。
それから、アイテムボックスから取り出した木の板を放り上げて当ててみたが、魔力球は木の板を弾き飛ばしただけで割ることすら出来なかった。
思ったより威力がなかったし、実戦では使えないかな?なんて思ったが、
『おぉー!』
興奮したように声をあげるみんなを見ていると、案外使えるかもしれないとも思った。
「こんな風に、慣れれば自由自在に動かすことも出来るし、イメージさへ出来れば」
魔力球を再度作り出すと、それを火の玉に変えた。
「こうやって火の玉にも出来るようになるから、今日からは魔力放出の練習をするよ」
『はい』
ある程度の魔力操作と魔力量の調節が出来るようになった。ということで、今日からは次の段階として魔力放出に移る。からだろうか、みんなどこか緊張の面持ちだった。
「これから教える魔力放出というのは」
俺は手のひらを上に向けて魔力を5だけ放出して球の形にしたが、5しか使っていないのでビー玉ぐらいの大きさにしかならなかったけど。
これ以上大きくしようとすると霧散してしまうんだよね。
「こうやって魔力を体の外に出して形にすることだね」
『おぉ~』
みんなからは感嘆の声をあがったが、俺にとっては簡単なことなのでそこまで言われるようなことではない。
《ダジャレじゃねーぞ!》
〉おわっ!
〉なんだなんだ!
〉急にどうした!?
〉なぜ叫んだ!?
《すまんすまん。なんか一瞬「ダジャレ言ってるwww」って声が聞こえた気がしてな》
〉ダジャレなんか言ってたか?
〉いや、説明しかしてなかったよな?
〉しかもそんな声聞こえてこなかったし
〉どういうことだ?
ダジャレについては状況説明の言葉なのでリスナー達に聞こえるはずもないだろう。
そして、リスナー達には聞こえていなかったけど確かに笑い声が聞こえてきたのだ。
《俺にしか聞こえなかったってことは、まさかな》
〉どうした?
〉なにか思い当たることでもあったか?
〉なにか気づいたのか?
思い当たることというか一つの仮説は思いついたが、これを話すとリスナー達が変に盛り上がってウザそうなので黙っておこてユファ婆さま達への説明に戻ろう。
「魔力放出にあたって必要なのはイメージだよ。しっかりと手のひらに魔力を少し移動させて、球体になるようにイメージして放出する。この際イメージが弱いと魔力は球体にならずにただただ空中に放出されるだけになって霧散するからね。そのかわり、しっかりとイメージさえすれば」
俺は作り出した魔力球を自由自在に操って体の周りを飛ばした。
それから、アイテムボックスから取り出した木の板を放り上げて当ててみたが、魔力球は木の板を弾き飛ばしただけで割ることすら出来なかった。
思ったより威力がなかったし、実戦では使えないかな?なんて思ったが、
『おぉー!』
興奮したように声をあげるみんなを見ていると、案外使えるかもしれないとも思った。
「こんな風に、慣れれば自由自在に動かすことも出来るし、イメージさへ出来れば」
魔力球を再度作り出すと、それを火の玉に変えた。
「こうやって火の玉にも出来るようになるから、今日からは魔力放出の練習をするよ」
『はい』
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
男女比1:50の世界に転生したけど、前世の感覚で普通に接してたら幼馴染も姉妹もお嬢様もみんな沼にハマっていった件 ~ダンジョンにも潜ります〜
ベリーブルー
ファンタジー
男女比1:50――この世界で男は、守られ、大切にされ、穏やかに生きることを求められる存在。
だけど蓮は違った。
前世の記憶を持つ彼には、「男だから」という枷がない。女の子にも男の子にも同じように笑いかけ、距離を詰め、気負いなく手を差し伸べる。本人にとってはただの"普通"。でもこの世界では、その普通が劇薬だった。
幼馴染は気づけば目で追っていた。姉は守りたい感情の正体に戸惑い始めた。名家のお嬢様は、初めて「対等」に扱われたことが忘れられなくなった。
そして蓮はと言えば――。
「ダンジョン潜りてえなあ!」
誰も見たことのない深淵にロマンを見出し、周囲の心配をよそに、未知の世界へ飛び込もうとしている。
自覚なき最強のタラシが、命懸けの冒険と恋の沼を同時に生み出す、現代ダンジョンファンタジー。
カクヨムさんの方で先行公開しております。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる