桜の下の約束

アオト★★

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第二十四話「雑貨屋さん」

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―桜の下の約束―

第二十四話「雑貨屋さん」

みちると千草は懐かしい雑貨店の中に入った

その間、渉には店には入らずに入口で待っててもらうことにした

お店の雰囲気は前に来た時と変わらなかった

「ここで買ったんだよね~」みちるも千草も懐かしさに心を躍らせた。

「そうそう、二人で買ったよね、あのガラス瓶まだ持ってる?」

「もちろん、ほら」そういってみちるはバックから取り出した。

ピンク色のガラス瓶が顔を出した。

そんなみちるを見て千草もまた笑顔が戻ってきていた。

「そうだ!ここで今度は私から千草に何かプレゼントしてあげる!

最後だもんね。何が欲しい?」・・・・最後・・・・

この言葉は千草にもみちるにも痛い言葉だ・・。

けれど、お互いを思っている限り決して最後なんかではない・・。

二人は心の中ではそう思っていた。

「それなら・・これがいいな」千草は一つの瓶を手に取った。

「千草それって・・それでいいの?もっと他にも色々あるのに」

そう驚いて聞いたみちるに千草は笑顔で言った

「ううん。これがいいの、みちるとお揃いだもの」



つづく



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