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第三十六話「サッカー選手の夢」
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第三十六話「サッカー選手の夢」
木下は続けた
「だから、俺はは犯罪者なんだよな・・あの時廃部にさせられていた方が
もしかしたら良かったのかもな」木下は言った。 本当に悲しそうに・・
木下がふと湊の方をみて言った
「雨宮・・本当に愚かなのは俺の方なのかもしれない。
だからもし廃部になってしまったら俺を恨んでいいからな?」
湊はその言葉に何も言葉を返せずにただ泣いていた・・・。
木下はその夜あの頃を思い出していた
二人でサッカー選手になる夢。それはまだずっと幼い日の出来事・・・
「兄ちゃん、一緒にサッカーしようぜ」まだ両親が離婚する前・・
洋平といつもテレビ
見るサッカー観戦・・・。
「俺もあんな選手になりたいな~」「お前には無理だよ~もっと強くならなくちゃ」
「兄ちゃんの意地悪!」そう言っていつも目を輝かせてテレビに夢中だった洋平
いつも学校から帰ってくると二人でテレビでサッカー観戦をしていたっけ・・・
サッカーボールで二人で遊んでいた思い出が木下の脳裏に過った。
「洋平もっと練習して上手くなったらいつか一緒にサッカー選手に
なろうな!!」「うん、絶対だよ!約束」
それなのに洋平は俺のせいで変わってしまった・・。
施設に預けられてから、俺達家族だけじゃなくて大好きだったサッカーすら
恨むようになってしまった。
どうしたらアイツはまたサッカーを好きになってくれるのだろうか・・・
どうしたらサッカー部を廃部にしなくて済むのだろうか・・・
木下は真剣に悩んでいた。手っ取り早い方法は部員を増やすことだ
でも俺の起こした暴力事件や、雨宮が罪をきせられた窃盗事件。
部員も減りサッカー部は悪い印象の部活だとみんなに印象付けてしまった。
それは全て俺のせいかもしれない
木下はため息をつきながら今後のことを考えていた
つづく
木下は続けた
「だから、俺はは犯罪者なんだよな・・あの時廃部にさせられていた方が
もしかしたら良かったのかもな」木下は言った。 本当に悲しそうに・・
木下がふと湊の方をみて言った
「雨宮・・本当に愚かなのは俺の方なのかもしれない。
だからもし廃部になってしまったら俺を恨んでいいからな?」
湊はその言葉に何も言葉を返せずにただ泣いていた・・・。
木下はその夜あの頃を思い出していた
二人でサッカー選手になる夢。それはまだずっと幼い日の出来事・・・
「兄ちゃん、一緒にサッカーしようぜ」まだ両親が離婚する前・・
洋平といつもテレビ
見るサッカー観戦・・・。
「俺もあんな選手になりたいな~」「お前には無理だよ~もっと強くならなくちゃ」
「兄ちゃんの意地悪!」そう言っていつも目を輝かせてテレビに夢中だった洋平
いつも学校から帰ってくると二人でテレビでサッカー観戦をしていたっけ・・・
サッカーボールで二人で遊んでいた思い出が木下の脳裏に過った。
「洋平もっと練習して上手くなったらいつか一緒にサッカー選手に
なろうな!!」「うん、絶対だよ!約束」
それなのに洋平は俺のせいで変わってしまった・・。
施設に預けられてから、俺達家族だけじゃなくて大好きだったサッカーすら
恨むようになってしまった。
どうしたらアイツはまたサッカーを好きになってくれるのだろうか・・・
どうしたらサッカー部を廃部にしなくて済むのだろうか・・・
木下は真剣に悩んでいた。手っ取り早い方法は部員を増やすことだ
でも俺の起こした暴力事件や、雨宮が罪をきせられた窃盗事件。
部員も減りサッカー部は悪い印象の部活だとみんなに印象付けてしまった。
それは全て俺のせいかもしれない
木下はため息をつきながら今後のことを考えていた
つづく
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